わたしはかもめ2008年鴎の便り(4月)

便

4月22日

千葉ロッテ8−1埼玉西武(千葉マリン)

ロッテが2連勝で貯金は1、首位西武とのゲーム差を1.5とした。ロッテは1回に里崎のタイムリーで1点を先制。同点にされ迎えた5回、大塚が05年9月23日以来となる1号ソロで勝ち越しに成功。その後は毎回得点を重ね合計8点を奪った。先発の渡辺俊は毎回安打を許すも6回2/3を1失点で3勝目。西武は毎回の13安打を放つも11残塁で3回に中島のタイムリーで挙げた1点のみ。西武・先発石井一は6回3失点で負け投手、開幕からの連勝は3でストップ、移籍後初黒星。西武は千葉マリンで去年の8月15日から6連敗。

123456789R
埼玉西武0010000001
千葉ロッテ10001141x8
大塚
「何も考えずにバットを振ったら当たりました。ホームランはたまたまです。本当に久し振りのホームランだったので、ダイアモンドを回っている時少し恥ずかしかったです。でも、いい所で打てたのは本当に嬉しいです。これからも一生懸命頑張っていきます。」(2005年9月以来のホームラン)

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ロッテ、投打かみ合い快勝[毎日新聞]

投打がかみ合ったロッテが快勝。同点の5回、大塚の左越えソロで勝ち越した。7回には今江の適時二塁打などで4点を挙げた。先発の渡辺俊は緩急を生かした投球で3勝目。バレンタイン監督は「渡辺俊にはいいガッツを見せてもらった」。西武は拙攻が目立った。

バレンタイン監督
「渡辺俊は安打を許しながら、とても落ち着いた投球をしてくれた。」
西武・渡辺監督
「ヒットは出たが、連打にならなかった。石井一はボール自体はよく、もったいないというところがあった。」

◇ボビー采配、的中大塚、決勝弾…3年ぶり一発

ロッテのバレンタイン監督がベンチを飛び出した。6回1死満塁だ。今江の打球は二塁後方への飛球となり、前進守備を敷いていた二塁の片岡はバックしたが、捕球できない。だが、直前に審判はインフィールドフライを宣告したので今江はアウトに。そこでバレンタイン監督は「判定は間違い」と猛抗議。一度はベンチに帰ったが、ルールブックらしきものを片手に再び抗議した。

ロッテは首位・西武との直接対決に並々ならぬ意気込みで臨んでいた。バレンタイン監督は1軍に復帰したばかりの福浦を早速3番に据え、9番にはプロ15年目のベテラン大塚を12日の日本ハム戦以来の先発に起用。この采配が的中した。

特に目立ったのが大塚だ。5回1死で、石井一の2球目、内角高めの直球をたたき、3年ぶりの一発となる勝ち越し本塁打を放った。勝負にけりをつけた7回の4点も大塚の中前打が打線に火を付けた。

大塚は冗談交じりにこう振り返った。「本塁打は事故(みたいなもの)ですね。石井一さんもまさか僕に打たれるとは思っていなかったでしょ」。しかしバレンタイン監督は「大塚の活躍が大きい」とたたえた。

徐々に戦力が戻りつつあるロッテ。指揮官は「アグレッシブな姿勢でやっている。それが最後までできた」と、手応えを感じていた。

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大塚決勝弾、3年ぶり貴重な一発[千葉日報]

千葉ロッテは後半に加点し快勝した。里崎の適時打で先制し、同点とされたが5回に回に大塚の3年ぶりとなる1号ソロで勝ち越し。7回には打者9人で4点を奪い突き放した。先発渡辺俊が3勝目。西武は毎回の13安打を放ったが3併殺の拙攻。先発石井一は今季初黒星。

高々と上がった打球は左翼席中段に飛び込んだ。大塚の2005年9月23日(楽天戦)以来の一発が決勝打。「まぐれです。事故ですね」と茶目っ気たっぷりに笑った。

1−1で迎えた5回の第2打席。「インコースのスライダーが来て次に高めのストレートが来た。どうしようかと思って振ったら、たまたま当たった」。1ボールからの135キロの球をとらえ勝ち越しの1号ソロとなった。

チームは同点とされた直後の3回の攻撃で、1死一、三塁の場面に一走早川、三走西岡が重盗を試みたが本塁憤死。先発渡辺俊が毎回安打されるなど、試合の流れが相手に傾いてもおかしくない状況で貴重な一発となった。

キャンプ中に腰を痛め、今月4日に1軍に合流したが3安打しただけで主に守備固めでの出場だった。「石井さんもまさか僕にホームランを打たれると思っていなかったはず。一生懸命野球をやっていたら、いいことがあるということです」。

28日で33歳になるプロ15年目のベテランが、ここまで無敗の相手左腕に黒星をつけた。

◇唐川が1軍で練習

ルーキー唐川が22日、開幕後初めて1軍で練習を行った。西武戦試合前にバレンタイン監督から「楽しんで下さい」と声を掛けられ、小宮山ら投手陣に交じりランニングやキャッチボールで汗を流した。16日の2軍戦では、力のある直球で7回無失点11奪三振の快投。出場登録はまだだが「いつ投げてもいいように準備はしている」と、1軍での登板は近そうだ。

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ロッテ渡辺俊“西武特急”足止め!緩急で手玉[夕刊フジ]

◇バレンタイン監督も絶賛「いいガッツ見せてもらった」

まさにしてやったりの心境だろう。ロッテの緩急王・渡辺俊が西武重量打線を寸断した。

「今日は(勝ちを)拾ったという形。勝てたことは大きいですね」。22日の千葉マリン。降板した7回2死まで毎回走者を出し、9安打を浴びながら、許したのは3回に中島に喫した適時二塁打での1点だけ。首位を走る西武を足止めしてゲットした3勝目に安堵のため息だ。

西武打線といえば12球団ダントツの26本塁打。総得点数も110点でリーグ2位。三振を恐れずガンガンと振ってくる。しつこさも粘りもあり、さらに足攻も絡めてくる。だが、千葉のサブマリンには、1つの確信があった。

1勝2敗とロッテが負け越した今月8日〜10日の西武ドームでの3連戦。登板のなかった渡辺俊はベンチ脇で戦況を見つめていた。「西武打線の状態がいいのは分かってました。しつこいし粘ってくる。簡単にはアウトは取れないな、と。でも今日はそのイメージ通りだったのが、良かったかもしれない」。

渡辺俊がそう警戒していた西武打線は「変化球はミートポイントを前にして強くたたけ」が基本線。強振することで投手にプレッシャーを与える効果も狙っている。だが、その一方で打者は球を捕らえようと前に出る意識が強い。ならば自分の持ち味である120キロ台の直球と90キロ台の変化球で緩急をつければ、おのずと道は開けてくる。

今回の粘投でチームも貯金1、単独3位に浮上した。バレンタイン監督も「ヒットは打たれたが、必要なところでアウトを取れたし、併殺も取ってピンチを切り抜けられた。落ち着いたマウンドだった。いいガッツを見せてもらったよ」と絶賛。まさに、重量打線封じのお手本だ。

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ボビー猛抗議が猛攻呼んだ、ロッテ連勝[ニッカン]

ロッテ・バレンタイン監督の猛抗議が、猛攻を呼んだ。右手の拳を高々と掲げて抗議のポーズ。さらには1度ベンチに戻りルールブックを持って再度、審判に詰め寄った。当然ながら判定は覆らなかったものの、監督の闘志がナインに伝わったのか、次の7回には打者一巡で4点を挙げるビッグイニングとなった。首位西武を破り、再び貯金生活に突入した。

問題のシーンは、1点リードで迎えた6回裏に起きた。1死満塁で、今江の打球は一塁ベース後方に上がった。審判はインフィールドフライを宣告。だが、風にも流され、二塁手の片岡は捕球できなかった。記録上は二塁手に失策がついて1点が入ったものの、打者はアウト。試合後、バレンタイン監督は「前進守備でもあり、ルールにある『通常の守備行為』に当たらないはず。納得できない」と語った。ルールブック持参については「興奮すると文言が出てこないので正確に伝えようと思った」と説明した。

もちろんヒーローは監督ではない。先発した渡辺俊が毎回の9安打を浴びながら、7回途中まで1失点でしのいだ。スタメン起用した大塚が3年ぶりの本塁打で勝ち越し。西岡に続いて福浦も戻り、ロッテが「いい形」になってきた。

◇「風吹き難しい」混乱ジャッジ

バレンタイン監督の抗議に、林球審は「誰が先刻したのかという確認でした。ジェスチャーを見てなかったのだと思う」と冷静に対処した。鈴木一塁塁審は「片岡選手が捕球体勢に入ったのを見て、インフィールドフライを宣告しました。私の判断ですが、風がある千葉は難しい部分もある」と説明した。ただし宣告後に、一塁をオーバーランした今江が送球のタッチを受けた時に「セーフ」とジャッジ。アウトにしたはずの打者へ判定したことも、混乱を招く結果になった。

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渡辺俊、耐えるピッチングで3勝目[デイリー]

ロッテ・渡辺俊が指揮官の猛ゲキに応える好投だ。「調子は良かったけど、ゴロを打たせようと小細工しすぎた」と毎回の9安打を浴びる内容だった。だが、6回の攻撃でインフィールドフライの判定をめぐって、バレンタイン監督がルールブックを手に猛抗議。渡辺俊は「あれで、負けられない試合になった」と、6回2/3を1失点で切り抜け3勝目。「勝てたのは大きい」と笑顔で話していた。

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ロッテ・バレンタイン監督「ルールブック」片手に猛抗議![サンスポ]

ものすごい剣幕でバレンタイン監督が審判団にまくし立てた。その手には野球規則の本。2−1の6回1死満塁から、判定へ猛抗議した場面だった。

今江の打球は一塁後方への飛球。風にも流され、二塁の片岡が捕球できず、三塁走者が生還した。押せ押せになるかと思われたが、一塁塁審はインフィールドフライを宣告し、今江はアウトになった。

「内野は前進守備で、後ろで捕球しないといけなかった。通常の動きで(捕れる打球で)はなかった。間違った宣告だと抗議した」と同監督。判定は覆らなかったが、指揮官の激情が流れを変えたかのように、打線は続く7回に4得点で大勢を決めた。

この回に口火を切る安打を放った大塚は「(抗議は)選手には嬉しい。相手にもプレッシャーになる」と、指揮官の熱い行動に乗せられていた。

◇渡辺俊、余裕3勝

渡辺俊が、毎回の9安打を浴びながら6回2/3を1失点でまとめ3勝目。「状態はよかったので走者を出してもピンチという感じはしなかったです。(7回途中で)降板したときもまだいけるという感じはありましたよ」と余裕の表情で自身の“快投”を振り返っていた。

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大塚久々1発は「照れくさかった」[スポニチ]

守備のスペシャリストが打で魅せた。ロッテの大塚が5回、左越えに勝ち越しの1号ソロ。05年9月23日楽天戦以来の一発に「ダイヤモンドを一周するのは照れくさかった」と照れた。打線は12安打8点と大爆発。火をつけたのはバレンタイン監督の猛抗議だ。6回1死満塁、今江が放った一塁後方への飛球は風に流され、二塁・片岡が捕球できず三塁走者が生還した。しかし判定はインフィールドフライで、今江はアウトに。「内野は前進守備で、後ろで捕球しないといけなかった。通常の動きで捕れる打球ではない。間違った宣告と抗議した」と同監督。判定は覆らなかったが、その思いはナインに伝わった。

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ロッテが石井一に“パ初黒星”つけたー[スポニチ]

ロッテは1−1の5回、大塚のソロ本塁打で勝ち越し、6回には失策から1点を追加。7回に大松、今江の適時打などで4点を奪った。渡辺俊は7回途中まで1失点で3勝目。西武は3併殺など拙攻が目立った。石井一は初黒星。

◇ボビーの迫力で“勝った!”

ものすごい剣幕でロッテのバレンタイン監督が審判団にまくし立てた。その手には野球規則の本。2−1の6回1死満塁から、判定へ猛抗議した場面だった。

今江の打球は一塁後方への飛球。風にも流され、二塁の片岡が捕球できず、三塁走者が生還した。押せ押せになるかと思われたが、一塁塁審はインフィールドフライを宣告し、今江はアウトになった。

「内野は前進守備で、後ろで捕球しないといけなかった。通常の動きで(捕れる打球で)はなかった。間違った宣告だと抗議した」と同監督。判定は覆らなかったが、指揮官の激情が流れを変えたかのように、打線は続く7回に4得点で大勢を決めた。

この回に口火を切る安打を放った大塚は「(抗議は)選手には嬉しい。相手にもプレッシャーになる」。このチームは良くも悪くも、指揮官の影響力が大きいということか。貯金は1となった。

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ボビーの猛抗議が流れ変えた!ロッテは貯金1に[サンスポ]

ものすごいけんまくでロッテのバレンタイン監督が審判団にまくし立てた。その手には野球規則の本。2−1の6回1死満塁から、判定へ猛抗議した場面だった。

今江の打球は一塁後方への飛球。風にも流され、二塁の片岡が捕球できず、三塁走者が生還した。押せ押せになるかと思われたが、一塁塁審はインフィールドフライを宣告し、今江はアウトになった。

「内野は前進守備で、後ろで捕球しないといけなかった。通常の動きで(捕れる打球で)はなかった。間違った宣告だと抗議した」と同監督。判定は覆らなかったが、指揮官の激情が流れを変えたかのように、打線は続く7回に4得点で大勢を決めた。

この回に口火を切る安打を放った大塚は「(抗議は)選手には嬉しい。相手にもプレッシャーになる」。このチームは良くも悪くも、指揮官の影響力が大きいということか。貯金は1となった。

渡辺俊
「(走者を背負っても)ピンチという感じはなかった。調子が良かったので切り抜けられた。」(7回途中1失点で3勝目)
里崎
「打席にしっかり集中してチームに貢献できるようにしたい。」(先制打)
大塚
「石井一さんもまさか僕に打たれるとは思っていなかったはず。事故ですね。」(5回に3年ぶりの本塁打)

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俊介7回途中1失点で3勝[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(31)が3勝目を挙げた。9安打を浴びながら6回3分の2を1失点でしのいだ。

7回2死一塁の場面で交代となったが、渡辺俊は「(コーチがベンチから)出てきたときは、あれっと思ったけど。球数を聞いたら119球というし、あれだけ打たれて、これだけ投げれば仕方ないかなと思った。体力的には余裕あったんですけどね」と淡々と語った。バレンタイン監督は「ヒットは打たれたが、要所で併殺を取るなど何とか切り抜けてくれた。落ち着いた投球だった」と評価していた。

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里崎が先制打[ニッカン]

ロッテ里崎が先制適時打を放った。1回裏2死二塁から、しぶとく右前へ運び、二塁走者の西岡をホームへ迎え入れた。里崎は「打ったのはストレート。最近チャンスで打てていないのでよかった。今は打つことでしかチームに貢献できないので、1打席ごとにしっかり集中している」と話していた。里崎は右ひじに違和感を覚えているため指名打者での出場が続いている。

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