オリックスが昨年9月17日ロッテ戦以来のサヨナラ勝ちで今季初の3連勝。オリックスは1点を追う8回下山のタイムリーで同点、10回大引が自身初のサヨナラ打となるタイムリーを放ち今季2度目の5点差逆転勝ちで借金8、今季初の同一カード3連勝、ロッテ戦3タテは06年5月以来。先発・小松は3回2/3を7安打4失点。5人目・加藤は昨年6月17日ヤクルト戦以来の白星。ロッテは昨年8月10日楽天戦以来の5点差逆転負けで今季3度目の4連敗、借金は06年以来の4。先発・渡辺俊が6回0/3を8安打4失点、5人目・荻野が2敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 1x | 7x |
打っても勝てなかった。5点リードを守れず、延長の末にサヨナラ負け。打線も延長10回無死一、三塁の好機に、全てボール球に手を出して3者連続三振を喫した。9連戦を1勝8敗で終わり、バレンタイン監督は「この9連戦はひどい試合が続いた。ただ、どのチームにも悪い時期はあり、うちは先に出たと受け止めたい」。試合中は帽子を取り、頭をかきむしるシーンもあった。「明日(8日)が休みでよかった」。本拠地へ戻り、立て直しを図りたいところだ。
ロッテは5点差をひっくり返されて今季3度目のサヨナラ負け。バレンタイン監督は「非常にいいチャンスがあって、相手も同じ形になった。向こうはヒットが出たということだ」。延長10回に無死一、三塁としながら後続が3者連続三振。その裏、同じ無死一、三塁から荻野がサヨナラ打を浴びた。今回の9連戦はルーキー唐川の1勝だけで終了。今季3度目の4連敗で借金も2年ぶりの4。指揮官は「どのチームにも悪い時期はある。ウチはそれが先に来たんだと思う」と力なく話した。
一時は5点のリードをつける楽勝ムードだったが、延長10回にサヨナラ負け…。無死一、三塁から大引にサヨナラ打を浴びたロッテ・荻野は「球(フォーク)が高めにいった」と悔やんだ。4月29日からの9連戦は1勝8敗。借金は今季最多の4に膨らみ、バレンタイン監督は「ひどい試合が続いた」と険しい表情だった。
一時は5点のリードを奪うも3試合連続で逆転負け。4連敗で今季最多の借金4にロッテのバレンタイン監督は「明日が休みで良かった」と話した。リリーフ陣がリードを守れず、荻野がサヨナラ打を浴びる直前にはオーティズの失策も絡んだ。バレンタイン監督は「悪い時期はどのチームにもある。うちにはそれが先にやってきた」と話したが、継投と守備の不安定という問題点の解消には時間が掛かるかもしれない。
ロッテは5点差をひっくり返され、3試合連続で逆転負け。バレンタイン監督は「明日が休みで良かった」と言うのがやっとだった。「YFK」が抜けた救援陣は終盤、リードを守れなかった。さらに荻野がサヨナラ打を浴びる直前にはオーティズの失策も絡んだ。指揮官は「悪い時期はどのチームにもある。うちにはそれが先にやってきた」と言ったが、継投と守備の不安定というチームが抱える根深い問題で敗れただけに、1敗以上のダメージがあった。
ロッテ今江敏晃内野手(24)の猛打も、勝利につながらなかった。4打数4安打3打点。4回の適時打で4月22日以来となる打点も挙げた。「今まで、なかなか得点圏で打てなかったので、めちゃくちゃ嬉しい」。
6回に4月20日以来となる2号2ランを放つと「地元の関西でバットの感触を取り戻しつつあることは嬉しい。今日は完勝したい」と、気分上々だった。だが、サヨナラ負けを喫し、試合後には「勝ちたかった」と元気がなかった。チームは9連戦を1勝8敗で終えた。
ロッテ西岡剛内野手(23)が同点打を放った。1点を追う3回表無死一塁から左中間を抜く二塁打。西岡は「自分で送りたいと思ってバントしたけど失敗しているので、気持ちを切り替えた」。前日まで2試合連発も勝利に結び付いていなかっただけに「今日こそ勝って千葉へ帰りたい」と気合を込めた。さらに4回にも追加点を奪う適時打を放ち「無心で打った。それだけ集中していたんですね」と話していた。
日本プロ野球選手会が、日本プロ野球組織(NPB)から提示されたFA(フリーエージェント)移籍に伴う補償案について、さらに改善を求めることが7日、分かった。
NPB案では球団ごとに年俸順で1〜3位をA、4〜10位をB、11位以下をCランクと金銭補償を分類しているが、選手会はNPBが旧年俸の60%としたBランクの補償金の引き下げを求める。全選手を対象にしたアンケートで意見を集約した結果で、9日にNPBに文書を提出する。
日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は7日、今年度の選手会所属日本人選手の年俸調査の結果を公表した。開幕時に支配下選手登録された日本人選手(742人)の平均年俸は3631万円で、前年より78万円増え、2.2%の微増。巨人は4年ぶりに年俸がアップし、球団別平均年俸でも14年連続で1位を保った。
昨年は調査開始以降、最大の年俸ダウンとなったが、今季はわずかに回復。それでも一昨年の水準には戻らなかった。選手会の松原事務局長は「若い選手も出てきている。ただ各球団が外国人補強に頼る傾向は変わらず、国内の選手の年俸に充てられていない」と分析した。
球団間の格差はさらに拡大した。中日、阪神、ソフトバンクが初めて平均年俸5000万円の大台を突破。9年連続の巨人と合わせて4球団で“勝ち組”を形成している。昨年は前年4位と低迷して大幅ダウンとなった巨人は、リーグ優勝効果で4年ぶりに平均年俸がアップした。今回の金額には6人の外国人は含まれておらず、それも合わせれば50億円を超える。
一方で黒田が米大リーグのドジャースに、新井が阪神にFA移籍した広島は2000万円を割り込んだ。1993年のFA制導入以前の水準に逆戻りしたことになる。昨年参入3年目で4位と躍進した楽天は、4年目で初のアップとなり、平均年俸でも“最下位脱出”となった。
労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)が7日、今季の年俸調査結果を発表した。開幕日に練習会に所属する支配下選手742人を対象(外国人選手や育成選手は含まない)に調査し、平均年俸は3631万円となり昨年から78万円(2.2%)上がった。 球団別に見ると、支配下選手の平均は巨人が5510万円で14年連続の1位。昨年は中日が1位だった年俸総額、開幕日の1軍選手平均でも巨人が1位(総額34億1633万円、1軍平均1億1239万円)で、2年ぶりに「3冠王」に返り咲いた。また3部門で昨年まで2年連続最下位だった楽天が、広島を抜いて11位に浮上。広島は黒田、新井のFA流出で平均年俸が2000万円を割った。
球団別平均年俸(万円) | |||
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順位 | 球団名(昨年) | 平均 | 1軍平均 |
1 | 巨人(1) | 5510 | 11239 |
2 | ソフトバンク(2) | 5450 | 6715 |
3 | 阪神(4) | 5277 | 10922 |
4 | 中日(3) | 5056 | 10265 |
5 | ロッテ(5) | 3423 | 5220 |
6 | 横浜(8) | 3201 | 5753 |
7 | 西武(7) | 3026 | 5062 |
8 | 日本ハム(10) | 2951 | 5347 |
9 | ヤクルト(6) | 2781 | 4527 |
10 | オリックス(9) | 2559 | 3378 |
11 | 楽天(12) | 2365 | 3793 |
12 | 広島(11) | 1948 | 3437 |
セ・リーグ | 3955 | 7700 | |
パ・リーグ | 3301 | 4894 | |
全球団 | 3631 | 6297 |