わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月9日

千葉ロッテ4−11東北楽天(千葉マリン)

楽天が2試合連続今季3度目の先発全員安打、今季最多の17安打で4月30日以来の2位タイに浮上。楽天は1回にフェルナンデスのタイムリー二塁打で2点を先制すると、4回以降も加点、9回には聖澤のプロ初打点となる犠飛で11点目を挙げた。先発・岩隈は8回135球9安打3失点、防御率は1.66で2位に下がるが、リーグトップタイの5勝目。ロッテは今季2度目の5連敗で06年終了時以来の借金5。先発・小野は4回2/3を10安打、自己ワーストタイとなる8失点。自身の楽天戦の連勝は8で止まり対楽天初黒星で今季2敗目。

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東北楽天20042200111
千葉ロッテ0000030014

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2年ぶり借金5、11失点で5連敗[千葉日報]

千葉ロッテは投打がかみ合わなかった。先発小野は4回までに6点を失い、後の投手陣も失点を重ねた。打線は6回、金澤のプロ初安打など5連打で3点を奪い、9回にも1点を返したが及ばず。楽天は先発全員の17安打。先発岩隈は05年9月以来のロッテ戦7連勝で5勝目。

◇小野5回もたず

千葉ロッテの小野が、今季自己最短の5回途中8失点で2敗目。ストライク先行の投球だったが甘く入ったところを連打された。「先発として最低限の仕事ができれば、仲間達が助けてくれると信じている」と話していたものの4回には三塁打を浴びるなど一挙4点を許した。楽天戦はこれまで12試合に登板し8勝負けなし。相性の良い相手に黒星をつけられ「試合をつくれず申し訳ない。それだけ」と下を向いた。

◇ボールの鋭さ欠く

バレンタイン監督
「小野はリズムよく投げられていなかったし、球自体も鋭さを欠いていた。(4回の守備でバントが左前打について)守りのタイミングがずれていた。本来ならダブルプレーが取れるかたちだ。」

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ロッテ負傷者続出捕手受難…5連敗借金5[ニッカン]

ロッテが「泣きっ面にハチ」の状況に陥った。開幕から攻守にチームを引っ張った橋本が4番捕手で先発したが、初回の守備で負傷交代。2死二塁から、右前打でホームに突っ込んできた楽天フェルナンデスをブロックした際に右足首を捻挫した。右ひじ痛のため2日に離脱した里崎に続き、田中雅がこの日、右肋骨骨折で登録抹消されたばかり。12球団でも捕手の充実ぶりを誇ったチームを予期せぬアクシデントが襲った。

バレンタイン監督は「橋本が早い段階で戻ってこれればと思っている。小野は金沢とあまりバッテリーを組んだ経験がないから楽に投げられなかったかもしれない」と、4回2/3で8失点降板の敗因を指摘した。今季2度目の5連敗で借金は最多の5に膨らんだ。この日を含め最近11試合で勝ったのはルーキー唐川の2勝だけ。10日は4勝目を狙う清水で連敗を阻止する。

◇橋本代役堂々、金澤初登録即出場、初安打!初打点!

この日初めて1軍登録された金澤が、プロ初出場で初安打、初打点をマークした。1回の守備で橋本が走者と本塁で激突して右足首を負傷して退場。急遽2回からマスクをかぶったが、動じることなくベテラン投手陣をリード。打っても6回2死一、二塁から左前へポトリと落ちる適時打を放った。「橋本さんがああいう形になって、いきなり試合に出たので緊張する間もなかった。ヒットが出たことは素直に嬉しい」と話した。

楽天野村監督
「ここのファンはいいなぁ。オレはキムタク以上だな。」(球場を出た際、ファンからの大歓声に)

◇離脱

ロッテ田中雅彦捕手(26)が右肋骨骨折で1軍選手登録を抹消された。6日のオリックス7回戦(京セラドーム大阪)で一塁へヘッドスライディングした際に右脇腹を痛め、8日に横浜市内の病院で検査を受けていた。

◇途中交代

ロッテ橋本将捕手(32)が楽天戦(千葉マリン)の1回守備で楽天フェルナンデスと激突し、右足首を負傷して交代した。千葉・習志野市内の病院で検査の結果、骨には異常なく右足首捻挫と診断された。10日の出場は当日の様子を見て決める。

◇唐川唐揚げ

ルーキー唐川侑己投手(18=成田)に好物の「唐揚げ」が差し入れされた。楽天7回戦前にレストラン波奈海浜幕張店の早野社長からニワトリ6羽、背番号と同じ19キロ分の唐揚げがプレゼント。11日の楽天戦で田中と投げ合う予定の唐川は「唐揚げを食べて体力をつけて頑張ります。相手投手は気にしないけど、やるからには勝ちたい」と頼もしく話した。また波奈では唐川にちなみ「唐唐カラ揚げ」をメニューに加え、唐川が勝つ度に唐揚げの差し入れも検討している。

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バレンタイン監督も不運を強調…ロッテ、ドタバタ5連敗[サンスポ]

1回に小野が2失点した上に橋本が負傷交代。金沢がプロ初出場でマスクをかぶるなどドタバタだった。4回無死一、二塁では山下のバントがシフトの間を抜けて左前に転がる適時打に。この回に4点を奪われ、バレンタイン監督は「(併殺を取れる)望ましい強いバントが転がったが、結果は望んだものにならなかった」と不運を強調した。

◇から揚げ王子誕生

デビューから2戦2勝のルーキー、唐川(成田高出)が千葉市内の飲食店で球場にも出店している「波奈」から、から揚げの差し入れを受けた。姓の「唐」つながりで、背番号と同じ19キロ(6羽分)もの差し入れにビックリ。「から揚げを食べて体力をつけて頑張りたい」と、昨年の新人王、田中との対決が有力な11日の楽天戦へ気持ちを新たにしていた。

◇橋本が右足首捻挫

橋本が楽天7回戦(千葉マリン)の1回の守備でフェルナンデスの体当たりを受けて右足首を負傷、そのまま退いた。千葉県内の病院で「捻挫」と診断され、10日以降の試合出場は様子を見て決める。

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捕手がいない!ロッテ、ドタバタ5連敗[スポニチ]

ロッテは連敗を5で止めたと思ったら、また5連敗。1回に小野が2失点した上、橋本が負傷交代。急遽、金沢がプロ初出場でマスクをかぶるなど、ばたばたの対応だった。

これが守りのリズムに悪影響を及ぼしたのか、4回無死一、二塁から楽天・山下のバントがシフトの間を抜けて左前に転がる適時打に。この回に4点を奪われ、バレンタイン監督は「(併殺を取れる)望ましい強いバントが転がったが、結果は望んだものにならなかった」と不運を強調した。

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ロッテ5連敗2年ぶり借金5[報知]

ロッテは5連敗で2年ぶりの借金5となった。1回に小野が2失点した上、橋本が負傷交代。急遽、金沢がプロ初出場でマスクをかぶるなど、落ち着かない試合となった。これでリズムを失ったのか、4回無死一、二塁から楽天・山下のバントがシフトの間を抜けて左前に転がる適時打に。この回に4点を奪われ、バレンタイン監督は「(併殺を取れる)望ましい強いバントが転がったが、結果は望んだものにならなかった」と不運を強調した。

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橋本が負傷交代…ロッテ[報知]

ロッテの橋本が1回の守備でフェルナンデスの体当たりを受けて右足首を負傷、そのまま退いた。千葉県内の病院で「ねんざ」と診断され、10日以降の試合出場は様子を見て決める。

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千葉でロッテ・唐川フィーバー!11日にはマー君と対決[サンスポ]

初登板から2連勝の新人、ロッテ・唐川の人気が高まっている。登板が予想される11日は再び地元での試合で、田中(楽天)と対決する可能性が高い。天気予報は芳しくないが、前売り券の売れ行きは好調だ。

この日の試合前には名前に便乗して、唐川に「空揚げ」を贈る地元飲食店も。本人は高まる注目度にやや戸惑いつつも、次回登板には「相手投手は気にしないようにしているが、やるからには勝ちたい」と意気込みを見せた。

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プロ野球選手会がFA補償金減額要求[デイリー]

日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は9日、日本プロ野球組織(NPB)から提案されているFA改革案に対し、補償金をさらに減額するなどの要求をNPB側に伝えた。

NPB側の提案は、現行9年のFA権取得期間を国内移籍に限り8年、昨秋ドラフト会議以降の入団選手は大学・社会人は7年、高校生は8年に短縮するもの。補償金は年俸ごとに3段階に設定し、FA流出選手が獲得選手を上回った球団は支配下選手登録枠、出場選手登録枠を1つ増やす案も示している。

選手会は期間短縮は評価したが、補償金についてはさらなる減額を求め、登録枠拡大については拒否する考え。宮本会長は「方向性は見えているので、もう最終段階にはきている。慌てずに交渉していきたい」と話した。

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選手会、NPBにFAで旧球団への補償金引き下げを要求[サンスポ]

日本プロ野球選手会は9日、東京都内で日本プロ野球組織(NPB)から提示されているフリーエージェント(FA)制度改革案に対し、FA移籍による旧球団への補償金のさらなる引き下げを要求した。また、旧球団の救済策として、条件によって支配下選手登録と出場選手登録の枠を拡大する案は拒否することも伝えた。松原徹事務局長は「1軍が28人と29人のチームで試合をやるのは、そもそもおかしい」と説明した。

NPBは現行9年のFAを、国内移籍に限り今季入団選手から高校生は8年、大学生・社会人は7年に短縮する案を提示している。宮本慎也会長(ヤクルト)は「方向性は見えているので、もう最終段階にはきている。慌てずに交渉していきたい」と話した。

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[マリーンの風]唐川侑己投手[朝日新聞]

「こんなものかなあと思いました」。3日の西武戦。プロ2試合目の登板で、初めて地元・千葉のマウンドに上がった唐川侑己投手(18)は、10奪三振の無四球完投で2勝目を挙げた。試合後の記者会見。「入る前と今でプロの印象は変わりましたか?」と記者から問われ、冒頭のように答えた。

会見後、ロッカーに戻った唐川に尋ねた。「会見で1ヶ所だけ、気になったコメントがあったけど、分かる?」。彼は即答した。「はい。『こんなものかなあ』という発言ですよね。思っていることが口に出ず、つい簡単に答えてしまった。言い直せばよかったと、反省しています」。この返事を聞いた時、安心したのと同時に、高校を卒業したばかりだが、このことを理解していたことに感心した。

「プロのレベルは、自分が想像していたものと、今も変わりはありません」と答えたかったはずだ。ところが、言葉が出なかった。記者によっては「プロとはしょせん、こんなものか」と見下す発言として解釈することができる。

言葉による誤解がイメージダウンにつながり、マスコミ不信になった選手を山ほど見てきた。それだけにこの初々しい新人の会見での問題点を指摘させてもらった。そして、本人も敏感に察知して悔いていたことに感心した。

唐川は元々、マスコミから「取材での受け答えがしっかりしている」と高い評価を頂いている。両親のしつけが厳しかったのと、成田高校の教育のたまものだと分析する。そしてなにより、本人自身の自覚によるものだと思う。

こんなことがあった。「尊敬するアスリートは?」と尋ねた時、「フィギュアスケートの浅田真央さん」と答えた。意外な回答に笑ってしまったが、その理由を聞いて思わず納得してしまった。

「注目されている中で、いつも結果を出している。プレッシャーに負けない。インタビューを聞いていてもしっかりしていて芯が通っている。分野が違うし、男性、女性の違いもあるけど、色々な意味で尊敬しています」。

日本中の注目を一身に背負いながら、結果を出す精神力。カメラの前で見せる、これぞプロというマスコミ対応。唐川は浅田さんを見るたびに刺激を受け、そのようにありたいと思っている。

その気持ちが、さらなる高みへと成長させてくれるに違いない。将来が楽しみな選手が入団した。これからは千葉の子供達から目標とされるような成績と姿勢を見せて欲しい。地元が生んだヒーローとして、その義務がある。

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