わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月19日

得意の交流戦で浮上期す[千葉日報]

投手陣がおぼつかない。先発陣は立ち上がりに大量失点し、救援陣は1点を守り切れず接戦でもろさを露呈している。借金6、5位に低迷している大きな要因となっている。

バレンタイン監督が「多くのけが人が出ていいプレーが出来ていない」と嘆くように、3捕手と“つなぎの4番”だったサブローの離脱も影響していることは確かだ。この苦境を、20日から始まる交流戦で打開したい。

昨年の交流戦は13勝10敗1分けで4位に終わったが、過去2度優勝。セ球団に強さを発揮してきた。また、約2ヶ月も白星から遠ざかっている小林宏が、復調の気配を見せていることも好材料。

交流戦初戦は巨人。初登板からの4連勝に期待がかかる唐川の先発が有力。上位浮上へのきっかけとなる一戦を18歳右腕に託すのは本来は酷なのかもしれない。だが、今の状況を考えれば適任者は唐川しかいない。

◇唐川、自然体で「初戦」へ

体の中心線に意識を集めていた。千葉ロッテの新人唐川が本拠地のブルペンで43球を投げ込んだ18日のことだった。先発が予想される20日の巨人戦(千葉)に向けて最終調整し「軸をぶれさせないのが1番。そこを意識すると自然にリリースポイントも安定してくる」と狙いを明快に説明した。

初登板からの3連勝中は計24回で1四球。驚異的な制球力の根幹に絞った調整に「自分の感覚を大事にしている」。もう何年もローテーションを守っている投手のような説得力があった。

交流戦初戦で、注目度が高い相手。しかもチームは敗れると、4年ぶりの単独最下位もあり得るが「今までと何も変える必要はない。精一杯自分の仕事をするだけです」。平常心を保とうと自らに言い聞かせているのではなく自然にそう思える、そんな口調だった。

一発を警戒すべき打線との対決にも「自信があるとかではなく、打者(というもの)はそう簡単に本塁打は打てないと思う。大胆に思い切って投げたい」と唐川。デビューからの4連勝には「特に記録は意識していないが、投げる試合は全部勝ちたい」。一躍、新人王争いに名乗りを上げた18歳は力が抜けた投球フォームにも通じる、自然体で意気込んだ。

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唐川“KY”投法!巨人打線「意識?特にないです」[夕刊フジ]

◇マウンド度胸絶賛

快投の秘訣は“KY”−。20日に開幕するセ・パ交流戦。ロッテの注目ルーキー唐川は、重量打線の巨人と対決。さぞ緊張モード、と思いきや…。

選手にとって、『巨人』というチームはやはり別格。「絶対に勝ちたい」と対抗意識を燃やすあまり、ガチガチになったり。だが、千葉・成田出身のロッテのルーキーは別のようだ。「巨人への意識?特にないです。印象?皆さんが抱くものと同じようなものです」と、涼しい顔。

現在の巨人は空転状態で低迷気味。とはいえ、テレビで見たことのある顔が勢ぞろい。ラミレス、小笠原、阿部etc…。並の新人なら「当てたらどうしよう」と震え上がってしまうはず。

だが、「対戦したい相手?特には…。あ、いえ、全ての打者との対戦が楽しみです」と慌てて言い直したが、「同じ千葉出身の小笠原さん?特に意識はしません」とスター軍団は眼中にない。

18歳の本心ではないだろう。重量打線を相手に自然と高ぶってくるものがあるはず。だが、それを制御できる方法をこの新人は持っている。KYだ。といっても『K(空気が)Y(読めない)』ではない。『K(空気を)Y(読まない)』だ。

20日は巨人が相手の上に、負ければ最下位転落の可能性のある新人にとってはシビレるマウンド。だが、「最下位?プレッシャーをかけますね。でも特に意識はないんです。今、最下位になってもというのがある。(ロッテに)入ったばかりのボクがいうのも何だけど、最終的に1位になっていればいい。自分のやることをやるだけ」。

投打がかみ合わず、滑降気味のチーム事情もある。だが、あえてそんな空気は読まない。ただマウンドでの対戦に集中する。この姿勢に、「あの若さで集中力がすごい。マウンド度胸は大したもの」(球界関係者)と絶賛の声が挙がるほど。その秘密の1つが“KY”なのだ。

KY投法があれば、どんな舞台でも快投できる。重量打線の巨人を、高卒新人では1978年阪急・三浦広之以来となる4連勝の引き立て役にしてしまいそうだ。

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ロッテ唐川「巨人打者との対戦楽しみ」[ニッカン]

パ・リーグ高卒新人初の3試合連続先発勝利をマークしたロッテ唐川侑己投手(18=成田)が、自然体で巨人戦に挑む。「特に今までと変えるつもりはありません。巨人の全ての打者との対戦が楽しみです」といつもと変わらない様子で話した。

強力打線を前にしても動じることはない。この日はオフだったが、18日にブルペンで43球を投げ最終調整。「自分の感覚を大事にして、しっかりしたフォームで真っ直ぐを意識しながら投げられた」と話した。前回登板で日本ハム稲葉にチェンジアップを本塁打されたが「使い方でどうにかなると思う。大胆に思い切って投げたい」と余裕すら漂わせた。

キレのいい直球と抜群の制球力で、ここまで3試合24回を投げて防御率1.13、四死球はわずかに1と新人離れした数字を残した。不思議な縁も後押しする。3勝した日はいずれもチームメートかスタッフの誕生日で、バレンタイン監督から「バースデーボーイ」と名付けられた。20日は里崎の誕生日のため「自分の中でプラス材料として投げたい」とやる気十分に話した。

78年の三浦(阪急)以来となるデビュー戦から4戦4勝のプロ野球記録を狙う。「記録は特に意識していないけど投げる試合は勝ちたい」。強心臓の18歳は、試金石のマウンドでも結果を出してくれそうだ。

◇家庭的イメージ!?「父の日」キャラ

ロッテ唐川が東武百貨店船橋店の「父の日フェア」イメージキャラクターとしてポスターに起用されることになった。5月29日から6月15日まで船橋駅や同店内に掲示される。ポスター起用は3月の新社会人に向けたイベント「メンズルーキーフェア」に続き2度目。写真撮影では「恥ずかしいです」と照れまくっていたが、父義明さん(52)について聞かれると「ああいう頼れる大人になりたいと思います」と話した。東武百貨店担当者も「家族を大事にしている、アットホームなイメージで起用させてもらいました。今後も敬老の日などのイベントで追い掛けていきたい」と話した。

◇地上波に初登場

唐川が地上波デビューする。20日のロッテ−巨人戦はテレビ東京系列で生中継される。テレビ東京内も盛り上がりを見せているという。専用カメラは用意しないが、CM明けに「今日唐川先発」というスポットを入れることも検討しているという。テレビ局関係者は「当日の天気だけが心配」と台風情報とにらめっこのようだ。

◇恒例の挑発ポスター

ロッテは千葉マリンで行われる交流戦期間中、恒例の挑発ポスターの掲示、関連するグッズ販売や、各対戦カード限定の飲食販売を行う。巨人戦はナボナ、横浜戦では肉うどんなどを販売。また20日巨人戦、23日ヤクルト戦、31日横浜戦では野球に関するお宝グッズをプライスアナリスト前野重雄氏が鑑定するイベントを実施。

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唐川、巨倒で“唐流”ブーム巻き起こす[デイリー]

“韓流”の次は“唐流”がブーム?交流戦の開幕カードとなる巨人戦の先発を務めるロッテの新人・唐川侑己投手(18)が、29日から東武百貨店船橋店で開催の「父の日フェア」のイメージキャラクターに起用されることが19日、発表された。

ここまで3戦3勝の実力に加え、起用の大きな理由となったのは圧倒的なマダム人気。3月に続き2度目の起用となるが、「前回、中高年の女性から『笑顔がカワイイ』『ぜひポスターが欲しい』といった声が殺到した」と同百貨店関係者は話す。

4度目の先発となる20日の巨人戦(千葉マリン)は、テレビ東京系で中継され、唐川の“地上波デビュー戦”となる。この試合では「通常の中継ではない異例の形」(テレビ東京関係者)と、唐川の特集VTRなどが流れる予定だ。

「(巨人打線でも)本塁打は簡単に打てるものではない。自分らしく大胆に攻めたい」と、デビューから4戦4勝の日本記録に挑む唐川。巨人打線を封じる快投を見せれば、さらにブームは過熱する。

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唐川、史上初!先発デビュー4連勝狙う…ロッテ[報知]

ロッテの唐川侑己投手(18)が19日、G斬りでの快挙達成を誓った。デビュー3連勝中の右腕は、交流戦開幕となる20日の巨人戦(千葉)に先発予定。大胆不敵の直球勝負で、2リーグ制後では、高卒新人として78年の阪急・三浦広之以来2人目となる4戦4勝を狙う。

ひょうひょうとした「唐川節」は変わらない。「自分らしい投球をするだけ。全部勝ちたいので、4戦4勝を目指します」。先発だけでデビュー4連勝を飾れば史上初。快記録を目前にしても、肩に力を入れることなく決意を語った。

相手はセ・トップタイの45本塁打を誇る超重量打線。しかし、警戒するのは長打か、という質問にはあっけらかんと答えた。「そう簡単に本塁打というのは出ないものだと思う。いつもと変わらず投げたい」。小笠原、ラミレスら球界を代表する強打者にも、平常心で真っ向勝負を挑む。

3勝目を挙げた13日の日本ハム戦(東京D)ではその直球が走らず、納得いく出来には遠かった。この1週間は、試合を録画したDVDを見るなどしてフォームを修正した。「シュート回転していたので、自分らしいきれいな真っ直ぐが投げられるように」この日はノースローも、18日に千葉のブルペンで43球を投げ総仕上げ。女房役の金沢も「直球を基本として生かしたい」と話した。

現在は最下位オリックスと0.5差の5位で、最下位の危機。「プレッシャーかかりますねえ」と笑う18歳の白星が、逆襲ののろしとなるか。

◇大照れポスター

唐川が、地元の東武百貨店船橋店の「父の日」フェアのイメージキャラクターに起用された。今年の父の日は6月15日。同百貨店の関係者は「家族を大切にしているアットホームな雰囲気がある」と、起用の理由を説明。初めて単独でのポスター撮影に臨んだ唐川は、「緊張というか恥ずかしい」と大照れだった。ポスターは29日からJR船橋駅周辺などに張り出される。

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4勝目なるか!ロッテ・唐川、G倒して“平成の巨人”になる![サンスポ]

ロッテ・唐川侑己投手(18)=成田高出=が大記録に挑む。20日、交流戦開幕の巨人戦(千葉マリン)に先発が予想されるが、高卒ルーキーとしてドラフト制施行後、初登板からの「先発としての4戦4勝」はプロ野球記録になる。黄金ルーキーが巨人相手に歴史を塗り替える。

相手が巨人でも関係ない。唐川は平常心を強調した。「今までと変える必要はない。自分の投球をしようと思います」。

この日はチームがオフのため、軽く体を動かす程度でノースロー調整。セ・リーグトップタイの45本塁打をマークしている巨人打線について「長打力があってすごい打者が多い」と警戒しながらも「自分がどうこうではなく、打者として(一般論で考えた場合)そう簡単にホームランは出ないと思うので思い切っていきたい」と決意を口にした。

唐川人気はグラウンド外でも急上昇だ。東武百貨店船橋店は29日から掲示される「父の日フェア」のポスターモデルとして唐川の起用を決めた。同店での登場は2度目だが、大嶺との“共演”だった前回とは違って独り立ち。前回は年配の女性から「笑顔がかわいい」とポスターを求める問い合わせが殺到した。

20日の試合はテレビ東京系で放映される。“地上波デビュー”でマダム人気も過熱しそうだ。

巨人を斬れば「高卒ルーキーで先発としての初登板から4戦4勝」というプロ野球記録を達成する。「投げるからには勝ちたい」。18歳が巨人相手の大記録に挑む。

バレンタイン監督
「けが人が多く、あまりいいプレーができていなかった。交流戦で調子を上げたい。」

◇レトロな劇画タッチのポスター

恒例の交流戦用ポスターを発表。今季は「世覇交流活劇」と題し「巨人ギガントの逆襲」(巨人戦用)「竜よ、眠れ。」(中日戦用)などレトロな劇画タッチとなっている。昨年までは相手を挑発する言葉を並べていたが「今回は相手のカラーを出しました」と球団広報。球場やJR海浜幕張駅構内などに掲示される。

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唐川、G斬り4連勝へ「全部勝ちたい」[スポニチ]

唐川が再び歴史的快挙に挑む。4年目を迎えた交流戦は20日開幕。巨人戦(千葉マリン)で“開幕投手”を務めるロッテ・唐川侑己投手(18)は、2リーグ制以降初となる高校出新人のデビュー4戦4勝へ強い意気込みを示した。黄金ルーキーの偉業がかかる注目の一戦とあって前売り券の売れ行きも好調。中継するテレビ東京はテレビカメラ13台が“唐川モード”で18歳右腕を追い、地上波デビュー戦を盛り上げる。

交流戦開幕投手も、デビュー4戦4勝の大記録も、重圧にならない。唐川はいつも通り、淡々と抱負を口にした。「今までと何かを変える必要はない。(4戦4勝は)特に意識しないけど、投げる試合は全部勝ちたいし、それを目指したいと思う。大胆に、思い切って投げたい」。

3試合24イニングでわずか四死球1、被安打10。つかんだ自信は巨大戦力相手でも揺らぐことはない。どこからでも一発が出そうな巨人の重量打線にも「打者(というもの)はそう簡単にはホームランは打てないと思います」と言い切った。過去3試合はそれぞれ荻野、吉鶴バッテリーコーチ、バレンタイン監督の誕生日を自らの右腕で祝い、20日は里崎の誕生日が発奮材料になる。

中継するテレビ東京も“巨人そっちのけ”で唐川を追う。冒頭に唐川の紹介VTR、CM明けには過去3戦VTRなどを準備し、“史上初の快挙へ”のテロップも流す。テレビカメラ13台、スタッフ80人態勢は通常の巨人戦と同じだが、同局関係者は「巨人ではなく相手のルーキーを取り上げるのは異例。気持ちは3割増し」と気合が入る。

前売り券も好調だ。既に平日ナイターでは通常の1.5倍となる約1万6000枚が売れているという。球団やチケット店には「唐川は投げるのか」などの問い合わせが殺到。球団関係者は「天候が心配で購入を控えているファンが多い。何とか回復して欲しい」と祈るように話した。

初の本拠地ナイター、負ければ4年ぶり単独最下位の可能性も「最終的に1位になればいい」と唐川に不安はない。台風接近による天候悪化が唯一不安だが、それも吹き飛ばす快投で快挙を手繰り寄せる。

◇唐川、単独モデルにも挑戦

ロッテの唐川は、単独モデルデビューも果たす。東武百貨店船橋店が来月の「父の日フェア」のイメージキャラクターに抜擢。既に撮影済みのポスターが29日から同店、船橋駅構内などに掲示される。同店では期間中に5000円以上購入した先着500人に唐川の写真入りオリジナル図書カード(500円分)をプレゼント。2月に大嶺と2人でイメージキャラクターを務めた唐川は「1人だと緊張しますね。父の日は何か(プレゼントを)考えます」と話した。

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唐川「父の日フェア」で単独モデルに[スポニチ]

ロッテの唐川は、単独モデルデビューも果たす。東武百貨店船橋店が来月の「父の日フェア」のイメージキャラクターに抜擢。既に撮影済みのポスターが29日から同店、船橋駅構内などに掲示される。同店では期間中に5000円以上購入した先着500人に唐川の写真入りオリジナル図書カード(500円分)をプレゼント。2月に大嶺と2人でイメージキャラクターを務めた唐川は「1人だと緊張しますね。父の日は何か(プレゼントを)考えます」と話した。

◇恒例の挑発ポスター、今年はレトロに

交流戦に向けロッテ恒例の挑発ポスターが作製され、20日から千葉マリン、海浜幕張駅構内などに掲示される。球団関係者が「今までと趣向を変えてレトロな感じに」というように、クラシカルな映画ポスターを意識した仕上がり。また、交流戦中にファンのお宝グッズ鑑定、対戦カード別限定飲食の販売などのイベントも行う。

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ロッテの新ストッパーは“時代に逆行する”男[スポニチ]

ボールにスピンを利かせ、打者の手元で球速表示以上の伸びを与える。チームメートの成瀬ら多くの投手が理想に描く、はやりの直球の球筋に対し、ロッテの荻野忠寛投手は「成瀬とかはスピン、スピンと言うが、僕の場合は全く逆ですね」と時代に逆行するような球質を追求している。

プロ1年目の昨季、「YFK」擁する強力リリーフ陣の一角に加わった。今季は小林雅(現インディアンス)に代わる新ストッパーにも定着しつつある。1点の失点が許されない局面での出番も多い。「僕が出る時は特に長打が駄目。安打になってもゴロにし、とにかくフライを打たせないように高めに投げないこと。そのために直球にはわざとスピンをかけず、打者の近くで沈ませようとしている。終速より初速を上げるイメージかな」と投球哲学を熱く語る。

この投球スタイル確立の萌芽は神奈川大時代にあるという。リーグ戦では登板機会が多く「体力を温存するため、少ない球数でゴロでアウトにしないといけなかった」と荻野。プロでもこれに磨きをかけ、空振りを奪える球種を持つことが抑えの資質とされる中、高津(元ヤクルト)のような変則投法ならともかく、ゴロが身上という球界でも希少な存在になった。

さらに荻野は走者がいないと振りかぶって投げる。セットポジションから投げるのが常のリリーフ投手にもかかわらず。「どっちでも同じボールが投げられる。なら、打者の目先が変えられるから振りかぶろうかと」。最大の武器は縦に大きく割れるカーブで、背番号も「0」。この右腕は救援投手としては随所で異彩を放っている。

荻野忠寛(おぎの・ただひろ)
東京・桜美林高−神奈川大から日立製作所を経て07年に大学生・社会人ドラフト4巡目でロッテ入団。1年目から独特の大きなカーブを武器に中継ぎに定着し、58試合で1勝3敗1セーブ、防御率2.21。今季は開幕直後から抑えを務める。174センチ、72キロ。右投げ右打ち。26歳。東京都出身。

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交流戦で全選手が緑色のリストバンド着用[報知]

日本プロ野球組織(NPB)は19日、地球温暖化防止活動の一環として、交流戦期間中の5日間、計30試合で選手が緑色のリストバンドを着用すると発表した。NPBによると、緑は温暖化防止を象徴する色で、球界の団結をアピールするのが狙い。6月1日からは1個500円で一般向けの販売も行われ、購入すれば1個につき100円分が温暖化対策に使われる。

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藤田、古巣斬り任せろ[報知]

巨人・藤田宗一投手(35)が古巣・ロッテとの初めての交流戦を前に、対抗心をむき出しにした。「巨人は投手力のあるチーム。普通に投げれば抑えられる」。昨年10月、戦力外通告を受けて退団した古巣との激突を前に、表情には自信が満ちあふれていた。

今季は13試合に登板、10回2/3で防御率2.53。4月25日の阪神戦(甲子園)では、日本新の527試合連続救援登板を果たし、現在も継続中だ。勝利のため、データは惜しみなくナインに伝える。「試合前にみんなに話をしたい」。選手のデータや球場の特徴など、自身の感覚を基に、アドバイスするつもりだ。

昨季まで10年間応援してくれたロッテ・ファンには、快投で恩返しする。「ブーイングか応援か分からないけど、しっかりと帽子を取って挨拶したい」。感謝の気持ちは忘れていない。でも、今は誰であっても目の前の敵を倒すだけだ。

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巨人、『唐川つぶし』に秘策あり?007偵察済み&映像も入手[サンスポ]

プロ野球は20日、導入4年目を迎えた「日本生命セ・パ交流戦」が開幕する。各チーム24試合の計144試合が行われ、優勝チームには賞金5000万円が贈られる。巨人は過去3年間で3勝13敗と苦手にするロッテとの2連戦(千葉マリン)で開幕するが『唐川つぶし』に秘策あり。小笠原道大内野手(34)も「唐川が新人であろうと関係ない!!」と黄金ルーキー撃ちを誓った。

唐川クン、君の夢と記録を打ち砕く。交流戦の開幕でいきなり苦手のロッテとぶつかる巨人は、調子を上げてきた強力クリーンアップが、4連勝を狙うルーキーを迎え撃つ。

「もちろん、唐川くんのことは知っている。でも、相手がルーキーだろうと何だろうと関係ない。プロの選手なんだから、チーム一丸となって打ち崩すだけだ」。いつも以上に険しい表情で語ったのは小笠原。18歳といっても容赦はしない。現在、借金3でリーグ4位。交流戦開幕でつまずく訳にはいかないのだ。

ロッテとの対戦成績は3勝13敗。しかも、千葉マリンでは6連敗中と「鬼門」になっている。克服のキーマンは3番小笠原と「DH」での起用が濃厚な4番ラミレス。日本ハム時代を含め、ガッツはロッテ戦の打率.323。「唐川という投手は知らない。自分の打撃をするだけ」と無視を決め込んだラミレスも.338と苦にしていない。

チームは水面下で秘策を用意している。今年は開幕直後からパ・リーグの試合にスコアラーを派遣、データ分析を進めていた。もちろん唐川対策も十分。すでに登板した3試合の映像を入手。13日の日本ハム戦(東京ドーム)では、先乗りスコアラーがバックネット裏から見守った。

スコアラー陣は「直球は手元で伸びているので、高めのボール球を振ってしまうことがある。その辺りを気をつけないと」と分析。ミーティングは試合直前に行うが、山本スコアラーは「通常のミーティングよりも長い時間になると思います」と“秘策”の伝達をにおわせた。巨人にとって交流戦の勝ち越しは、日本一奪回の絶対条件。“唐川つぶし”から逆襲が始まる。

◇W開幕の高橋尚「若い子に負けられない」

交流戦の開幕投手も高橋尚だ。3月28日のヤクルト戦で開幕投手を務めた33歳の左腕が、20日のロッテ戦で先発マウンドを踏む。この日はランニングやキャッチボールなど軽めの調整。「自分のやることをやるだけ。若い子に負けられないって気持ちはあるよ」と、投げ合いが濃厚な唐川に闘志を燃やしていた。

◇投手陣にも“秘策”あり!?

G投手陣に頼もしい左腕がいる。昨オフ、ロッテから戦力外通告を受けた藤田が、古巣との対決を前に自信をみなぎらせた。「今から楽しみですね。試合当日は、相手の各打者の得意球などを他の投手に伝えるつもりですよ」とニヤリ。首脳陣も藤田の情報を取り入れる方針だ。

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