ロッテが連敗を4で止め、西武戦の連敗も2でストップ。ロッテは1点リードの5回に里崎の2試合連続となる満塁本塁打で加点。里崎の満塁本塁打は今季初、自身4本目。その後7、8回にも今江のタイムリー、早川の2号2ランなど計5点を追加し試合を決めた。先発・渡辺俊は6回3失点で6勝目、07年5月17日から西武戦4連勝で、西武ドームでも05年8月16日から4連勝。西武はブラゼルの2試合連続、本塁打争い単独トップとなる19号で12球団最速のチーム100号到達。なお西武の6月中の100号到達は1983年以来25年ぶり。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 2 | 3 | 0 | 11 |
埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
打った瞬間バットを放り投げた。ロッテ里崎の顔に確かな手応えが浮かんだ。2−1で迎えた5回2死満塁から、西武岸のスライダーを軽く捕らえ左翼席中段まで運ぶ7号満塁弾。「打てそうだなと思ってました。1点で良かったんだけど4点取っちゃった」と、今季初のお立ち台で舌も滑らかだった。
4年連続満塁弾は球団史上初の快挙。「よく回ってくるんですよ、満塁で。今日も心の準備は出来ていました。狙ってたというより小細工しなくても行けると思った」と、千両役者ぶりを見せつけた。たまりにたまったストレスを発散させた。開幕直後に右ひじを痛め、5月4日に4年ぶりに1軍登録抹消された。その後チームは最下位に転落。常々「自分は言葉より、プレーで引っ張っていくタイプ」と話していたが、この一発で存在感を示した。
これで打線も活気づき、2本塁打に5本の二塁打を含む12安打11得点。西武のお株を奪う猛攻で、連敗を4で止めた。里崎は「残り71試合。まだまだチャンスはある。栄光目指して突き進むのみ。勝って勝って勝ちまくる!」と威勢よく言い放った。本気でメークミラクル」を狙っている。
頼れる男だ。1点リードの5回2死満塁。今季8試合目の4番に座ったロッテ・里崎が左中間席に2戦連続アーチを叩き込んだ。チームの連敗を4で止める一撃で今季初のヒーローインタビュー。主将のほおは自然と緩んだ。「1点差だし、何とか点を取らないと後半どうなるか分からないと思っていたんでね。1点取れれば良かったけど、4点取ってしまいました」。
球団初、捕手では西武・伊東勤以来2人目の4年連続満塁弾。WBCなど大舞台で勝負強さを発揮してきた里崎は、美味しい場面を逃さない。今季も満塁で4打数2安打6打点の“満塁男”は、リードでも6回に1点を返され、なお2死満塁のピンチを切り抜けるなど投手陣を鼓舞。右ひじ痛から復帰以降、自身が打っても投手陣が踏ん張れなかった経緯もあり「これまで(お立ち台を)つぶされてたからね。良かったあ」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
主将が打てば打線も活気づく。不振の3番・福浦も適時打2本で今季初の3打点。この日朝、次男が誕生し「気合が入りました。明日じゃ意味がない」と安打を打ったボールを手に口元を緩めた。12安打11点で「西鉄」に“変身”した首位・西武に大勝。涌井、石井一を次カードに回した相手に一度は“激怒”したバレンタイン監督も「3、4番の7打点でいい形で渡辺俊を援護した。里崎はやはりチャンスに強い」と納得の表情だ。
西武とは9.5ゲーム差の最下位も、セの首位と3位のゲーム差より小さい。里崎は言う。「1つ1つ勝っていくしかない。ボビーだけカッカしてもダメ。同じ気持ちで戦わないといけないと、キャプテンとして思う」。反攻のパワーも残り試合もまだ十分に残っている。
ロッテは、里崎の満塁アーチで試合の流れを引き寄せた。5回2死満塁から、真ん中に入った岸のスライダーを見逃さず、力強く左中間に運んだ。「前の打席(右飛)もあと一歩だったが、今度は仕留められて良かった」と胸を張った。
これで、チームの連敗は4でストップ。殊勲者は「交流戦後の初戦に負けて悔しい思いをした。残り70試合あるのでチャンスはある。栄光を目指して突き進むのみ」と巻き返しに鼻息は荒かった。
ロッテが連敗を4で止めた。3回に西岡と福浦の適時打で逆転、5回には里崎が満塁本塁打を放った。7回以降も福浦の適時打などで加点した。渡辺俊は7回途中まで3失点で6勝目。
里崎は5回2死満塁から、真ん中に入った岸のスライダーを見逃さず、力強く左中間に運んだ。「前の打席(右飛)もあと一歩だったが、今度は仕留められて良かった」と胸を張った。
連敗を止めて里崎は「交流戦後の初戦に負けて悔しい思いをした。残り70試合あるのでチャンスはある。栄光を目指して突き進むのみ」と巻き返しを誓った。
ロッテ里崎が球団記録となる4年連続満塁本塁打を記録した。5回2死満塁から西武岸のスライダーを軽く捕らえると、左翼席中段まで運ぶ今季7号をマーク。「打てそうだなと思ってました。1点で良かったんだけど4点取っちゃった」と、初のお立ち台で舌も滑らかだった。バレンタイン監督も「チャンスに強い、優れた打者だとあらためて思った」と感服していた。