U-20コンビで楽天を撃破だ!ロッテ・大嶺祐太投手(20)、唐川侑己投手(18)が30日、岩手・盛岡市内のホテルで1軍に合流。1日からの楽天3連戦で先発する両右腕が、最下位に沈むチームの“救世主”となるべく、必勝を誓った。
若き2人が、それぞれのリベンジの炎を燃やした。「チャンスなので絶対に勝ちたい」と2戦目先発の大嶺。今季初先発の相手となる楽天は、昨年2月26日にプロ初実戦の練習試合で2回4失点KOされた因縁がある。デビュー戦となった同4月30日の西武戦も4回5失点KO。未勝利のままルーキーイヤーを終えただけに「1年前と違う姿を見せつけたい」と意気込んだ。
3戦目の先発は約3週間ぶりに1軍登板となる唐川だ。デビューから3連勝後は、4戦連続勝ち星なし。プロの洗礼を浴び2軍に降格したが「疲労はあったが、同世代の仲間と過ごしてリフレッシュできた」と充電は完了した。
チームも若い力を上昇の起爆剤にしたいところ。共に「課題は消化できた」と話すU-20コンビが反撃の切り札となる。
ロッテが今夏、千葉マリンで試合観戦しながら「流しそうめん」を食べる、という前代未聞の企画を検討していることが6月30日、分かった。かつて閑古鳥が鳴いていた川崎球場で、ファンが外野席で流しそうめんを行った。今では、右翼外野席は常に満席でそうめんを食べるスペースもないが、代わりに今年から左翼に新設したボックスシートで実施しようというもの。
荒木営業本部長は「昔、スタンドがガラガラだった時代にお客さんが流しそうめんをやって、その映像が珍プレー特番などで放送されて有名になったよね。後半戦はお客さんに喜んでいただけるような飲食に力を入れていきます」と珍企画にやる気満々に話した。チームが最下位と低迷して観客動員数が落ちている現状を踏まえ、球団側も巻き返しに必死だ。さらに今年から設置したアジア最長のリボンビジョンにそうめんの映像を流して球場一周流しそうめんも検討している。流しそうめんで、ここまでの成績も水に流したいところ!?
1日からの楽天戦で「ドラ1コンビ」が先発する可能性が出てきた。小野が6月27日に2軍落ちしたことから、イースタンで好調をアピールしている06年高校生ドラフト1巡目の大嶺が2日、昨秋の同じく1巡目ルーキー唐川が3日に先発する可能性が浮上した。大嶺は6月25日の湘南戦で6回10奪三振1安打無失点、唐川は26日の湘南戦で6回2安打無失点に抑えた。
福浦が第二子誕生を発奮材料にして、1日からの楽天戦に望む。「子供が増えると、より責任感が出てきますね。あまり自分にプレッシャーはかけたくないけど気合が入ります」と、嬉しそうに話した。6月28日午前7時49分に麻裕美夫人(32)が千葉県習志野市内の病院で3324グラムの次男を出産。同日の西武戦は2安打3打点で勝利に貢献するなど、私生活の充実ぶりが野球に好結果をもたらした。
ロッテが“U−20コンビ”で73歳の誕生日を迎えたばかりの野村監督率いる楽天を叩く。2日先発の2年目・大嶺、3日先発のルーキー唐川が1軍に合流。1日からの楽天3連戦に向け盛岡入りした若き右腕で巻き返しを図る。
昨年4月30日西武戦以来、2度目の先発となる20歳・大嶺は6月25日のイースタン・湘南戦で6回1安打、10奪三振の無失点投球。唐川に先を越されたプロ初勝利へ「調子は徐々に良くなっているし頑張ります」と気合十分だ。デビュー3戦3勝後、4試合白星がなく2軍調整していた18歳・唐川も同26日の湘南戦で6回2安打無失点と復調。「フォームは修正できている。体調も戻っている」と意気込んだ。2人合わせて38歳の未来のエース候補が老獪なノムさんに若さで対抗する。
ロッテが「U−20コンビ」に逆襲を託す。1日からの楽天3連戦(1日は盛岡、2、3の両日はKスタ)。第2戦に2年目の大嶺祐太投手(20)、第3戦はルーキー・唐川侑己投手(18)が先発する。2人は30日、1軍に合流。73歳の野村監督率いる好調・楽天打線に挑む。
大嶺は今季初先発。小野が右肩痛で戦線離脱し、出番が回ってきた。6月25日のイースタン・湘南戦で見せた6回1安打無失点、10奪三振の快投が、昇格への決め手となった。「ようやく来たチャンス。頑張りますよ」と、力を込めた。
一方の唐川は、6.12広島戦以来の1軍マウンド。同26日の湘南戦で6回を2安打無失点に抑え、先発第6のイスに戻ってきた。「課題としてきたことはある程度出来た」と、手応えを口にした。
ダルビッシュは、ライバルには本音をのぞかせた?!ダルと一緒に五輪のメディカルチェックを受けたロッテ・成瀬は30日、「ダルビッシュに『調子悪いみたいですね。自分も悪いですけど』といわれましたよ」と、明かした。6月27日の西武戦で5回4失点KOされた左腕は「成績を残して代表に選ばれたい」と神妙な表情だった。
日本野球機構は30日、北京五輪に向けた日本代表強化試合の開催要項を発表した。パ・リーグ選抜と対戦する第1戦は8月8日午後6時から、セ・リーグ選抜を相手とする第2戦は同9日午後2時から、いずれも東京ドームで行う。審判は国際野球連盟(IBAF)の国際審判員による4人制。試合球は日本代表が守備に就く際は五輪使用球、選抜チームの守備時にはNPB公認球を使う。選抜チーム監督は昨季のリーグ優勝チームからパ選抜は日本ハム・梨田、セ選抜は巨人・原両監督が務める。第2戦終了後には星野監督の場内インタビューなど五輪代表チームの壮行セレモニーが予定されている。
日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー代行(75)が30日、退任した。04年2月に第11代コミッショナーに就任し、任期満了後の昨年2月からはコミッショナー代行を務めた。04年の球界再編騒動を経て、ドーピング対策や不正なスカウト活動の防止など球界の健全化に取り組み、不備の目立つ協約を改定するめどをつけた。後任は前駐米大使の加藤良三氏(66)で、1日に就任する。