わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月6日

千葉ロッテ6−7福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ソフトバンクが逆転で連敗を7で止めた。2点を追う8回に柴原が代打で同点の2ラン。9回1死二、三塁からは大村の遊撃へのゴロが野選と失策を誘い、2点を勝ち越した。9回は継投策で逃げ切った。ロッテの連勝は3でストップ。

123456789R
福岡ソフトバンク1002000227
千葉ロッテ0010400016

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里崎攻守で奮闘も、1日でまた最下位

9回裏1点差まで詰め寄ったが、あと一歩届かず4連勝を逃した。バレンタイン監督は「最後まで諦めずに、これだけ戦えたのは久し振り」とたたえた。キャプテン里崎が攻守に支えた。5回の同点適時打を含む2安打に、守備では2度の盗塁阻止もした。「上位チームと詰まっている感じはするけど勝たなきゃダメです」と悔しがった。チームは1日で最下位に転落した。

福浦
「初回にチャンスでバントを失敗したので、次につなげることだけを考えて打ちました。調子が上がっている?いや、まだ満足せずに頑張るだけです。」(2安打2打点)
小林宏
「自分の思うような投球ができなくて本当に悔しい。ただそれだけです。」(5回6安打3失点降板)

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再び最下位転落、3連勝でストップ[千葉日報]

千葉ロッテは守り切れず逆転負け。5回にオーティズ、里崎の適時打などで2点をリードしたが、4番手久保が同点2ランを浴び、守備の乱れもあり勝ち越された。ソフトバンクは同点の9回1死二、三塁で、野選と相手失策が重なり2得点。連敗を7で止めた。

◇思う投球できず

千葉ロッテの小林宏は5回を6安打3失点。前回の9失点からは立ち直りを見せたが「自分の思うような投球が出来なくて本当に悔しい」と振り返った。

先制点を許した後の2、3回は変化球中心の組み立てで3者凡退。しかし4回、制球が甘くなったところをつかまり失点。打線の援護で勝利投手の権利はあったが中継ぎ陣が踏ん張れず、5月31日以来の3勝目が逃げていった。

捕手の里崎は「ランナーが出た時に球が高くなる。勝利がつけば調子も変わってくると思うが…」と悩める右腕を思いやった。

◇素晴らしいゲーム

バレンタイン監督
「素晴らしいゲームだった。これだけ戦えたのは久しぶりではないか。小林宏は球数が多かったが、球自体はよかった。リリーフ陣も非常によい出来だった。久保だけが2つ失投があった。」

◇守りきれず4連勝逃す

1点を返し一打サヨナラの9回2死満塁、ベニーの打球は左翼手のグラブに収まった。千葉ロッテは守り切れず逆転負けした。

5回に4点を奪い一気に逆転。逆転勝ちした前日のように中盤で流れをつかみ、2点のリードを継投で逃げ切るはずだった。

シコースキー、川崎は危なげない投球。守護神・荻野につなぐかたちが整いつつあったが8回、変化球が落ち切らなかった久保が代打柴原に同点2ラン。9回には1死二、三塁で、三遊間のゴロを好捕した西岡がホームに送球したがセーフ。さらにボールが里崎のグラブをはじく間に2人目の生還も許してしまった。

4連勝を逃し里崎は「下のチームは常に勝ち続けないと」と言葉に力を込めた。ただ「2カード連続で勝ち越せばまあいいでしょう」。粘りある攻撃を見せ、つながりが出てきた打線に表情は明るい。バレンタイン監督も「いい野球ができている。こういった状態を続けていければ」。1つ1つ勝利を積み重ねていくしかない。

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ロッテ・小林“インケツ”恐怖…古傷うずくトラウマ[夕刊フジ]

“インケツ”ムードが吹き払えない…。6日、ソフトバンク戦で6−7と惜敗したロッテ。連勝も3で止まり、中でもひときわ顔が曇っているのが、この日先発したエース小林宏だ。

「自分の思うようなピッチングができなくて本当に悔しい。ただそれだけ…」。5回3失点。先発投手としては最低限の仕事は果たした。だが、それだけでは勝ち星はついてこない。

1回に川崎のタイムリー、4回にも味方失策こそ絡んだが3安打を許して2失点。ロッテ打線は5回に4点を奪って逆転し勝ち投手の権利は得たが、走者を背負っても粘りの投球ができなければ勝ち運もついてこない。5月31日横浜戦以来となるはずだった3勝目の白星も、リリーフ陣が打ち込まれ逃げていった。

交流戦終盤で1軍登録を抹消された後、ミニキャンプでリフレッシュ。ところが“インケツ”ムードが振り払えない。周辺の関係者も「球自体はいいけど、勝負どころでコントロールが甘くくるんだよね。やっぱり右ふくらはぎへの心配が頭の中にあるのかね」(某球団スコアラー)とクビをひねるほどだ。

勝負どころで右ふくらはぎがつる。ロッテのエースにとって、トラウマとして残っている印象だ。昨季、日本ハムとリーグ優勝をかけたクライマックスシリーズ第2S。さらには今季開幕戦の日本ハム戦でもこのアクシデントに襲われた。「精密検査をしても特に問題はないといわれるんだよ。練習も調整でも大丈夫。気持ちの問題もあるのかもしれないけど…」(球団関係者)

そんなエースにバレンタイン監督はゲキを飛ばした。「4回の失点はエラーもあった。それ以外はゴロが野手の間を抜けたり、デキはよかったよ」。“インケツ”ムードを吹き飛ばすには、トラウマを吹っ切るしかない。ロッテの追撃のカギは右腕エースの完全復活にある。

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ボビー、最下位転落でも強がる[スポニチ]

ロッテは打線が粘りを見せたが、1点差で敗戦。わずか1日で再び最下位に転落した。バレンタイン監督は「素晴らしい試合!こういう戦いができればプレーオフに出られるし日本一にもなれる」と強がった。2点を追う5回に里崎の右前適時打など打者9人の猛攻で逆転も、8回に4番手・久保が柴原に同点2ランを被弾。9回は守備の乱れから2点を失った。12安打7失点の投手陣に、里崎は「みんな全体的にボールが高い」と厳しい表情で話した。

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空揚げケーキ!唐川「凄い」誕生日[スポニチ]

ロッテの唐川が19歳の誕生日を迎えた。名前にちなんで、鶏肉の空揚げが乗ったバースデーケーキをプレゼントされ「凄いですね」と笑顔。高校を卒業してプロ初勝利を挙げた1年間を「色々と初めて経験することがあって早かった」と振り返った。ここまで高卒ルーキーの球団タイ記録となる4勝をマークしている右腕は「今日から新たな気持ちで、これからの戦いに臨んでいきたい」とさらなる飛躍を誓った。

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4連勝逃し最下位転落[ニッカン]

ロッテが4連勝を逃し、1日で最下位に転落してしまった。だが、バレンタイン監督は「最後まで諦めずにこれだけ戦えたのは久しぶり」とたたえた。2点差を追う5回に一挙4点を奪い逆転したが、8回代わったばかりの久保が2ランを浴びて同点。9回には野選と失策が絡んで2点を失った。だが、9回裏に福浦の適時二塁打で1点を返すなど粘りを見せた。「チームはいい状態。こういう野球が出来ればプレーオフにも出られるだろう」と前向きに話した。

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ロッテ、敗戦もボビー「素晴らしい試合」[サンスポ]

ロッテは継投策で逃げ切れずに敗れはしたが、最後も1点差に迫って2死満塁と攻め立てるなど、攻撃は粘った。終盤は相手の連敗脱出に懸ける執念のプレーと相まってスリリングな展開を演出し、バレンタイン監督も「素晴らしい試合」と前向きにとらえた。

一方で勝てば一気に波に乗れる試合でもあった。しかも今季は3連戦で3連勝を逃すと、直後に連敗している。この善戦の価値は次戦で問われそうだ。

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