わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月15日

千葉ロッテ3x−2オリックス(千葉マリン)

ロッテが今季6度目のサヨナラ勝ちで、06年5月12日〜5月21日の9連勝以来の6連勝、千葉マリンで3連勝。ロッテは同点の9回、2死一、二塁から福浦が、4人目の吉野からライトへ自身6本目のサヨナラ打を放った。先発の小林宏は6安打、今季最多タイとなる9三振も、8回2失点で同点に追いつかれ5月31日横浜戦以来の白星ならず。3人目・シコースキーが3勝目。オリックスは8回、ローズと北川のタイムリーで同点とするが反撃もここまで、今季6度目のサヨナラ負けを喫した。3人目本柳が5敗目。

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オリックス0000000202
千葉ロッテ101000001x3x

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悪夢払拭!ロッテ小林“連勝ストッパー”返上だ[夕刊フジ]

あとは白星だけ−。15日のオリックス戦で3−2と今季6度目のサヨナラ勝ちしたロッテ。今季初の6連勝でイケイケムードのチームの中で、ホッと安堵のため息をついたのが小林宏だ。

小林宏
「真っ直ぐはシュート回転して中に入っていたけど、力はあった。変化球も低めに集まったから。」

試合後のベンチ裏。小林宏の顔には笑みが戻っていた。MAX147キロの直球と変化球を低めに集める丁寧な投球で、7回までオリックス打線を散発3安打。2点リードの8回2死からカブレラ、ローズ、北川に3連打を浴びて2失点。通算1000投球回達成まであと1アウトを残し降板となった上に、5月31日の横浜戦以来となる3勝目の白星も逃してしまった。

それでも、「(8回の)ああいうところじゃないですか、勝てないのは。でもチームが勝てたのが1番。次につながるピッチングになったと思う」と前向きだ。

小林宏にとっても、上位浮上を狙うチームにとっても、この日の投球内容は吉兆だ。ここまで2勝8敗と低迷する原因は、何といっても、クセになっている右足ふくらはぎのケイレンへのトラウマ。軸の右足に体重がしっかり乗り、体重移動がスムーズにできることで再発する可能性があるだけに、その対処は極めて難しいものがあったはず。

だが、この日は8イニング目まで粘投ができた。長いイニングを不安なく投げることができたことで、頭にこびりついていた悪夢も払拭できたはず。「今日はピンチでも冷静に投げることができた。今までは早くアウトを取ろうと投げ急いでいた。1球1球丁寧に我慢強く投げられた」と明るい笑顔だ。

ここまで粘投ができず、“連勝ストッパー”気味だった右腕の復活にバレンタイン監督も賛辞を贈った。「長い間、これほどいいピッチングは見られなかった。今日のようないい投球をしてくれれば、チームもさらに力強くなれる」。

上位浮上には何と言っても投手力は不可欠。出遅れていた右腕の復調で、12球団でも指折りの強力先発陣がようやく再編。ロッテの上昇ムードは高まっている。

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福浦12球粘ってサヨナラ、ロッテ6連勝[ニッカン]

ロッテが粘りに粘って、06年5月以来2年ぶり6連勝をマークした。8回に同点に追いつかれる嫌な流れを、福浦和也(32)の意地の一振りで断ち切った。2−2で迎えた9回裏2死一、二塁。オリックス吉野の厳しいコースを突いたスライダー、シュートを7球ファウルで粘り、12球目の外角スライダーを右前へ引っ張った。二塁走者のサブローが捕手をかわしてホームを陥れ、6月15日阪神戦以来6度目のサヨナラ勝ちを決めた。

本拠地初のお立ち台に立った福浦は「最高です。チームに負ける雰囲気がなかったので何とか打ちたかった」と満面に笑みを浮かべた。3回にも特大の右犠飛を放ち2打点で勝利に貢献した。スタンドで重光オーナー代行が見守る中、会心の白星で強さを見せつけた。バレンタイン監督は「代行へのいいサービスになった。福浦はいい球を5球ファウルで粘り、勝負の1球に結びつけてくれた」と技ありの一打を評価した。

チームは7月に入って10勝2敗と絶好調。首位西武に6ゲーム差まで迫る快進撃を見せている。良い流れに引っ張られるように、先発したエース小林宏も復調の兆しを見せた。8回に3連打で2失点降板し勝ち負けはつかなかったが、序盤のピンチを冷静に無失点で切り抜けた。バレンタイン監督は「小林のこういう投球を見たのは久しぶり。この状態だとチームにとっても大きい」と喜んだ。北京五輪で主力数人が代表入りする可能性が高いだけに、投打の柱の復調が後半戦へ向けての明るい材料になった。

ロッテ重光オーナー代行
「6連勝よかったですね。今後も続けて欲しい。小林投手は2点取られたのは残念だったが、いい内容だった。」

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ボビー続投!重光オーナー代行明言…ロッテ、サヨナラ6連勝![報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が外国人監督では日本球界初の通算400勝を達成した。同点の9回に福浦の右前安打でサヨナラ勝ちを決め、今季初の6連勝。4位ながら首位に6ゲーム差と優勝圏内に入ってきた。この日のオリックス戦(千葉)を極秘観戦した重光昭夫オーナー代行(53)は、バレンタイン監督の来季続投を明言。来季去就も早々と決着し、ボビーがV争いに名乗りを上げる。

最高のスマイルを輝かせ、ボビーがナインを出迎えた。サヨナラ勝ちで2年ぶりの6連勝。「とにかく今、とてもいい状態なのは間違いない」。外国人監督として初めて400勝を飾った名将から、自信に満ちたフレーズがあふれ出した。

驚異的な巻き返しを象徴する結末だった。2点リードを追いつかれながら、9回2死一、二塁で福浦がサヨナラ打。12球目を右前に運んだ執念の一打に、バレンタイン監督は「難しい球を粘って、勝利に結びつけてくれた」と絶賛の言葉を並べた。一時は首位と13.5ゲーム差の絶望的な状況から、怒涛の6連勝で6ゲーム差まで接近。「どの選手もいいプレーをしてくれている」とチームの勢いを肌で感じていた。

劇的な勝利に、この日観戦した重光オーナー代行はボビーへの絶大な信頼を口にした。06年から4年契約を結ぶバレンタイン監督について「来季も同じ体制で?もちろんそのつもりで考えています」と来季も続投を要請する考えを明言。「ボビーマジック」と呼ばれる独創的な戦術だけでなく、人気面への貢献においても、ボビーに勝る監督はいないと判断した。

今季のロッテは優勝候補に挙げられながら、7月10日まで最下位を迷走してきた。メジャーにFA移籍した薮田、小林雅の穴が大きい投手陣のほか、ズレータ、里崎、サブロー、橋本ら野手の故障にも泣かされた。だが、戦力が万全ではない中でここにきて6連勝。重光オーナー代行は「怪我人も多い中、よくやってくれていると思います」と指揮官の手腕を高く評価。早ければ8月中にも正式な続投要請を行う見通しとなった。

この日、バレンタイン監督は重光オーナー代行と試合前に談笑。試合後にはがっちり握手を交わした。「オーナー代行も来てくれたし、いいサービスになったね」。最大12あった借金は3まで激減。来季続投の後ろ盾を得たボビーが一気に逆襲に転じる。

ボビー・バレンタイン
1950年5月13日、米コネティカット州生まれ。58歳。68年にドラフト1巡(全米5位)でドジャース入団。5球団を渡り歩き、79年に引退。メジャー通算は639試合出場、打率2割6分、12本塁打、157打点。85年にレンジャーズ監督に就任。95年にはロッテを率いて2位。96〜02年はメッツの監督を務め、00年にはナ・リーグで優勝。04年、ロッテの監督に復帰した。

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粘って粘って、福浦12球目をサヨナラ打[スポニチ]

不振にあえぐロッテの福浦が粘りに粘って試合を決めた。2−2の9回2死一、二塁。厳しいコースをファウルで逃げて12球目を右前に運んだ。二塁走者・サブローが好走塁で生還して今季6度目のサヨナラ勝ち。重光オーナー代行の御前試合で2年ぶりの6連勝だ。

「何とかしたいと思っていた。12球粘った?すいません、早く打ちたかったんですけど。なかなか連勝できなくてすいません」と福浦。打率.249と低迷しているだけに恐縮しきりだが、もがき苦しむ中で、この試合から打撃フォームを変えた。バットのトップの位置を後ろにして動かさず、始動を早める意識。効果は3回の右犠飛、6回の右前打にも表れた。励みは6月28日に誕生した次男。滉人(ひろと)と命名したことを明かして笑った。止まらぬ進撃に頼れる3番打者の復調。重光代行は「ぜひ(連勝を)続けて欲しい」とご満悦だった。

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ロッテがサヨナラ勝ちで2季ぶり6連勝[報知]

ロッテがサヨナラ勝ちで2季ぶりの6連勝。2−2の9回にサブローの左前打を足掛かりに2死一、二塁とし、福浦が右前打を放って試合を決めた。3番手のシコースキーが3勝目。

同点の9回2死一、二塁。福浦は吉野の12球目をようやくバットの芯でとらえ、右前に運び2年ぶりのサヨナラ打。「早く安打にしたかったが、なかなかとらえられなくて…。すいません」。今季初のお立ち台で振り返った。

白星は付かなかったが、先発の小林宏も8回途中まで好投した。2年ぶりの6連勝で上位浮上のムードは高まっている。バレンタイン監督は「チームがいい状態にあることは間違いない」と話した。

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ロッテ、劇的サヨナラで2年ぶり6連勝![サンスポ]

ファウルは7度もあった。実に吉野の12球目、スライダーだった。同点の9回2死一、二塁。ロッテ・福浦がようやくバットの芯でとらえ、右前に運ぶ。好調時ならとっくにミートしていた観もあった、2年ぶりのサヨナラ打。「早く安打にしたかったが、なかなかとらえられなくて…。すいません」。今季初のお立ち台で、ファンをやきもきさせた打撃をテレくさそうに振り返った。

かつての首位打者は復活を懸けた今季も、苦しいシーズンを送っていた。「どこか体がおかしいんだろうね。色々ね。あってもいえない」と万全ではない体調面をうかがわせる。さらにこの日からフォームを「トップ(打撃の始動時)の位置を動かさないように」微調整するなど、今も試行錯誤が続いている。「よかった」を2度繰り返すのも無理はなかった。

一方、白星は付かなかったが、小林宏も8回途中まで好投した。投打の中心選手が復調の兆しを見せて2年ぶりの6連勝。上位浮上の態勢は整いつつある。バレンタイン監督は「チームがいい状態にあることは間違いない」と自信を深めていた。

小林宏
「いつも序盤のピンチで点を取られていたが、我慢強く投げられた。次につながる投球じゃないかと思う。」(8回途中2失点)

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福浦のサヨナラ打で6連勝[ニッカン]

ロッテ06年5月以来2年ぶり6連勝をマークした。8回に同点に追いつかれる嫌な流れを福浦の意地の一振りで断ち切った。2−2で迎えた9回裏2死一、二塁。7球ファウルで粘った後の12球目、外角スライダーを右前へ引っ張りサヨナラ打を放った。

本拠地初のお立ち台に立った福浦は「最高です。チームに負ける雰囲気がなかったので何とか打ちたかった」と満面に笑みを浮かべた。

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