オリックスは連敗を2、千葉マリンでのロッテ戦の連敗も2で止め40勝到達、借金7で、5位楽天とゲーム差1.5とした。オリックスは1回にカブレラの18号2ランで先制すると、6回に3点、8回に1点を追加。先発・オルティズは2安打1失点も4回2/3を5四死球で勝敗付かず。2人目・清水が3勝目。ロッテは5点を追う9回に6人目・加藤大から福浦の犠牲フライ、大松のタイムリーなどで4点を返すが及ばず、連勝が7でストップ、借金3。先発・大嶺は5回0/3を7安打4失点でプロ入りから白星無しの2連敗、千葉マリンで初黒星。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 |
合言葉は球宴までに借金返済−。17日のオリックス戦で5−6と惜敗したロッテ。9回に4点を奪う猛攻も一歩及ばず、連勝も7でストップした。
試合後の監督室でバレンタイン監督がため息をついた。先発・大嶺をはじめ、投手陣が6点を奪われる展開ながら、最後に打線が爆発。次カードの西武戦につながる反攻を見せたが、本音をいえば白星は欲しかったはず。この日の連勝ストップで借金は再び3。混パで浮上するためには早い段階で借金を返済する必要がある。しかも来月には北京五輪が控えているからだ。
この日発表された日本代表で、ロッテからは成瀬、里崎、西岡の3人が選出された。「国の代表として命をかけて金メダルを取りにいく。戦争の気持ちで向かっていきます」(西岡)と、早くも日の丸戦士として燃えている。
悲願の金メダルを狙う星野監督には実に頼もしい限りだが、ロッテとしては、痛いところ。前半戦の低迷期からチームを復調モードに押し上げたのは左腕エース、司令塔、そしてリードオフマンの存在があってこそだ。日本代表は来月2日から始動。本戦に入り決勝まで残れば、日本のペナントレースで最大13試合に不在となる。
バレンタイン監督は「3人は日本に金メダルをもたらしてくれると思う。だが、サブローもケガがなければ選ばれたはずだし、今江も大松も代表に入ってもおかしくない活躍をしている。そんな選手達が残ってくれてチームに貢献してくれるはず。それはそれで望ましいことだ」と、3人の不在は埋められると強調したが、実質的なチームの牽引役なくして苦戦は必至だ。
それだけに、「何とか球宴前までに借金を返済したい。できるなら貯金も作ってね。五輪期間中はその貯金を使って何とかしのげれば、五輪後の最後のヤマ場で何とか戦える」と関係者。合言葉は『球宴までに借金返済』。そのためには18日からの首位・西武との3連戦での勝ち越しが最低条件となる。
ロッテは負けても強い。5点を追うオリックス戦の9回裏、4本の長短打で4点を返し1点差に迫った。なおも1死一塁。1発が出れば逆転サヨナラの場面まで追い上げると千葉マリンの歓声は最高潮に達した。ベニーが併殺打に倒れて連勝は7で止まったが、バレンタイン監督は「反撃が少し遅かったけど、最後は誇りに思える素晴らしい攻撃を見せてくれた」と満足そうに振り返った。
プロ初勝利をかけて先発した大嶺もあと1歩だった。1−2で迎えた6回に無死一、三塁のピンチを招いて降板。リリーフ陣が打ち込まれため計4失点で2敗目を喫した。
大嶺は「立ち上がりが悪く(降板した)6回も追い込んでから球が高くなってしまった」と肩を落としたが、5回までは2失点。初白星が近いことを予感させる好投だった。簡単には負けないロッテが、今後も「混パ」を盛り上げてくれそうだ。
米国で右ひじ関節内遊離体除去手術を受けたロッテのウィンストン・アブレイユとウス(31)が再来日した。18日に千葉マリンを訪れて術後の経過報告を行う予定。
ロッテの大嶺が5回0/3、4失点で2敗目を喫した。7連勝中のチームの波に乗れず「どうしても勝ちたかったけど…。チームの連勝を止めて申し訳なく思う」。故郷・石垣島から大浜市長が激励に訪れ、関東近郊の沖縄県人会約80人が観戦。地元の老舗「八重泉酒造」からはこの日、千葉マリンに“1勝祈願−祐太が20歳になったから”のラベルが張られた特製泡盛一升瓶が届いたが、プロ初勝利の美酒はまたもお預けとなった。
ロッテは最後に5点のビハインドを1点差まで詰め寄ったが、バレンタイン監督は「反撃が遅すぎた」と悔やんだように、8回までの拙攻が響いた。
その原因は前日(16日)の自打球の影響で欠場したとみられる里崎の欠場だろう。あれほど活発だった打線は4番が外れたことで、迫力を欠いた。
里崎は北京五輪の日本代表に選ばれただけに、あらためて里崎抜きの攻撃パターンの確立が課題であることを示した連勝ストップだった。
今季3度目の先発となったロッテ大嶺祐太投手(20)のプロ初勝利はならなかった。初回にカブレラに先制2ランを浴びたものの立ち直り、2回から5回までは無失点に抑えた。だが、1−2で迎えた6回表、連打で無死一、三塁のピンチを迎えたところで交代を告げられた。5回0/3を投げて7安打4失点。「立ち上がりが悪かった。味方が1点取り返してくれた直後の6回も追い込んでから球が甘くなって打たれた。全体的に不満の残る内容でした」とコメントした。
北京五輪野球の日本代表編成委員会が17日、東京都内で開かれ、巨人の上原浩治投手、日本ハムのダルビッシュ有投手、楽天の田中将大投手、阪神の新井貴浩内野手ら代表24選手を発表した。
投手は10人。上原(巨人)川上、岩瀬(中日)藤川(阪神)ダルビッシュ(日本ハム)成瀬(ロッテ)和田、杉内(ソフトバンク)田中(楽天)涌井(西武)
捕手は3人。阿部(巨人)、矢野(阪神)里崎(ロッテ)
内野手は7人。荒木(中日)新井(阪神)村田(横浜)宮本(ヤクルト)西岡(ロッテ)川崎(ソフトバンク)中島(西武)
外野手は4人。森野(中日)青木(ヤクルト)稲葉(日本ハム)G.G.佐藤(西武)
ケガを乗り越えて日本代表入りした。今季は右ひじ痛などで2軍落ちも経験しただけに「自分は当落線上にいると思っていた。オリンピックは夢の舞台だった」と喜びも大きかった。狙いはもちろん金メダルで「前回のWBCに続く2連覇を達成したい」とこれまでの国際舞台を生かして北京で大暴れするつもりだ。
北京五輪野球の日本代表メンバー24人が17日、発表された。6月20日に発表された39人の最終候補から16人が落選。ロッテ渡辺俊介投手、楽天・岩隈久志投手、巨人・小笠原道大内野手らが落選した。
中日森野将彦外野手は最終候補に入っていなかったが、選出された。最終候補から落選した選手は以下の通り。
北京五輪野球の日本代表編成委員会が17日、東京都内のホテルで開かれ、上原浩治投手(巨人)ダルビッシュ有投手(日本ハム)宮本慎也内野手(ヤクルト)新井貴浩内野手(阪神)や19歳の田中将大投手(楽天)ら代表24人を発表した。
前回、銅メダルだったアテネ大会に続いて全選手をプロで編成。正式競技となった1992年バルセロナ大会以来初の金メダル獲得を目指す。星野仙一監督は「現時点で日本の最高のメンバーを選んだと自負している。1番輝いているもの(金メダル)を狙っていく」と意欲を見せた。
アテネ大会に続いて主将を務める宮本のほか、上原、岩瀬仁紀投手(中日)和田毅投手(ソフトバンク)の計4人が2大会連続出場。球団別では中日が最多の4人、広島とオリックスからは選出されなかった。最終候補メンバーからは小笠原道大内野手、高橋由伸外野手(以上巨人)岩隈久志投手(楽天)らが漏れた。
五輪での野球競技は、2012年のロンドン大会で実施競技から除外されることが決まっており、16年の大会以降については未定になっている。
北京五輪野球の日本代表編成委員会が17日、東京都内のホテルで開かれ、上原浩治投手(巨人)ダルビッシュ有投手(日本ハム)宮本慎也内野手(ヤクルト)新井貴浩内野手(阪神)や19歳の田中将大投手(楽天)ら代表24人を発表した。
前回、銅メダルだったアテネ大会に続いて全選手をプロで編成。正式競技となった1992年バルセロナ大会以来初の金メダル獲得を目指す。星野仙一監督は「現時点で日本の最高のメンバーを選んだと自負している。1番輝いているもの(金メダル)を狙っていく」と意欲を見せた。
アテネ大会に続いて主将を務める宮本のほか、上原、岩瀬仁紀投手(中日)和田毅投手(ソフトバンク)の計4人が2大会連続出場。球団別では中日が最多の4人、広島とオリックスからは選出されなかった。最終候補メンバーからは小笠原道大内野手、高橋由伸外野手(以上巨人)岩隈久志投手(楽天)らが漏れた。
五輪での野球競技は、2012年のロンドン大会で実施競技から除外されることが決まっており、16年の大会以降については未定になっている。
首脳陣はキューバ、台湾、オランダ、韓国の順で対戦する1次リーグ前半の4試合で準決勝進出へのめどをつけようとしている。特にキューバとの初戦を重視している。大野投手コーチは「初戦を取ればチームに勢いがつく。いかに、いい形で入れる人を使うかだ」と話す。ダルビッシュか川上を先発に起用して好発進を狙う。
救援陣は岩瀬、藤川のほか、復調が待たれる上原の3人で試合後半の4イニングを任せたい考えだ。杉内と田中も中継ぎ要員になる。川上を準決勝からは救援に回し、総力戦に持っていくプランも練っている。
打線は、昨年末のアジア予選と同じようなオーダーになりそうだ。西岡、川崎の俊足コンビで1、2番を組み、青木、新井、稲葉らが中軸を担いそうだ。阿部、里崎の両捕手は指名打者での出場もあり得る。
野手陣の顔触れを見る限り、華々しい一発攻勢は期待できない。勝負どころでは宮本や荒木のような器用な選手のバント、走塁術が生きてくる。1点の積み重ねでライバルに重圧をかけたい。
北京五輪野球の日本代表編成委員会が17日、都内で行われ、日本代表メンバー24選手が発表された。
全員がプロで編成され、球団別では中日の4人が最多、阪神、ロッテ、ソフトバンク、西武の4球団から3人、広島とオリックスはゼロだった。最終候補メンバーからは小笠原、高橋由(以上巨人)岩隈(楽天)らが漏れた。
ポジションの内訳は投手10人、捕手3人、内野手7人、外野手4人。アテネ大会に続いて主将を務める宮本(ヤクルト)のほか、上原(巨人)、岩瀬(中日)、和田(ソフトバンク)の計4人が2大会連続の出場となった。
8月2日からの直前合宿(G球場)を実施、5日には巨人2軍と練習試合を行い、8、9日にセ・リーグ選抜と強化試合(東京ドーム)を行い、10日に北京へ出発する。
13日のキューバ戦から8チーム総当たりの1次リーグ7試合を戦う。日本は同日のキューバ戦が初戦となる。