パリーグがサヨナラ勝ちで05年第1戦からの連敗を6で止めた。パリーグは9回に代打・松中(ソ)、代打・山崎(楽)の連続タイムリーで逆転サヨナラ勝利。オールスターのサヨナラ試合は88年以来。セリーグは金本(神)の史上5人目となる40代打者の本塁打で先制したが、6人目・久保田(神)が乱調で、4安打を集められサヨナラ負けを喫した。MVPは山崎で中日時代の00年以来自身2度目、両リーグでの受賞は史上4人目。ベストプレイヤー賞は松中、ベストバッター賞は金本、ベストピッチャー賞は山本(オ)。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全セ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 |
全パ | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2x | 5x |
全パが北京五輪をにらんだ守備シフトを敷いた。遊撃で先発出場のソフトバンク・川崎に加え、6回からは、遊撃手が本職の西武・中島とロッテ・西岡をそれぞれ三塁と二塁に投入。遊撃手3人が同時に守りに入った場合の構想で、梨田監督が星野仙一・日本代表監督から「1度試して欲しい」と電話で頼まれたという。だが、7回にはウッズの強烈な二塁への打球を西岡がはじき、2死三塁では内川のボテボテの三塁前の当たり(記録は安打)を一塁に中島があわてて悪送球。とても盤石とは言えない「五輪シフト」だった。
ホームラン競争が、3年ぶりに復活。本塁打以外の打球はアウトとするルールで、7アウトになるまでにどれだけ本塁打を打てるかを競った。4人のトーナメントで、1回戦を勝ち抜いたG.G.佐藤(西武)とローズ(オリックス)が決勝で対戦。しかしともに快音は響かず、2人で優勝を分ける結果となった。1回戦で打った1本のみで優勝となったG.G.佐藤は「ホームランを打つのは難しいですね」と苦笑い。試合でも2回にフェンス直撃の二塁打を放つなど、初の球宴で存在感を十二分に示した。
ロッテが今オフ、米大リーグ、レッドソックスに若手選手の派遣を検討していることが31日、分かった。米ラスベガスで行われるウインターリーグに出場させるなど、実戦経験を積ませるのが狙い。昨年7月に結んだ業務提携を生かした人材交流の一環となる。
球団では若手の底上げを目的に留学プランを検討。これまでもハワイのウインターリーグに積極的に派遣してきたが、今オフはレ軍とのパイプを最大限に活用するつもりだ。候補としては3年目の細谷、2年目の神戸ら伸び盛りの野手らが挙がっている。大リーガーの卵としのぎを削らせ、さらなる成長をうながす。
また、メディカルスタッフなども派遣。レ軍のコンディショニングなどを吸収する計画もある。今後、具体的な交渉に入るが、松坂らを擁する昨年の世界一軍団に学ぶ利点は大いにありそうだ。
球宴の舞台で“五輪シフト”が敷かれた。全パの梨田監督は6回の守備から三塁に西武・中島、二塁でロッテ・西岡を起用。チームでは遊撃を守る2人だが、日本代表として出場する北京五輪に向けて配慮した形となった。7回は中島が内川の三塁前へのボテボテの打球を一塁へ悪送球(記録は内野安打と失策)。苦笑いする場面もあったが、8回にはウッズの三ゴロで併殺を完成。梨田監督は「五輪シフトを試せてよかったんじゃないか。ゲッツーもとったしね。あとは星野監督に聞いてもらったらいい」と話した。
この日が26歳の誕生日だった中島は「生きた打球はボールの角度も違う。実戦でやらせてもらってよかった。代表合宿ではサードの人に聞いたりして、しっかりやりたい」と反省していた。
労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)が7月31日、大阪市内のホテルで臨時大会を行い、年俸の調停委員会などについて話し合った。現状では同委員会はコミッショナーを委員長とし、両連盟会長で構成されている。かねて選手会は第3者を委員に加えるよう要望してきた。宮本会長は「第3者を入れて、公平な形にしたい。この問題は、すぐにでも取り掛かりたい」。NPB(日本プロ野球組織)では10月の組織改編で連盟会長職を廃止する方向で、委員会メンバーは再検討する必要がある。同会長は北京五輪メンバーでもあり「五輪から戻ってきたら、できる限り時間をつくって交渉したい」と話していた。
その他にも、ドーピング検査について「選手の意識を高めていこう」(宮本会長)と確認するとともに、異議申し立て後に再検討する機関にも第3者が必要という意見も出た。また取得までの期間が部分的に短縮されたFA権や、補償制度、さらにオフのウインターリーグへの選手派遣についても意見交換した。
労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は31日、大阪市内で臨時大会を開き、6月に日本プロ野球組織(NPB)と2年後の見直しを条件にフリーエージェント(FA)資格取得年数短縮などで合意したことを受け、今後の活動方針を話し合った。
国内移籍は8年(07年大学生・社会人ドラフト以降入団は7年)となったFA取得年数のさらなる短縮、補償金の撤廃、年俸調停に第三者機関を加えるような改定を求める意見が出された。宮本会長は「年俸調停はできればすぐに取り掛かりたい」と話した。
ドーピング問題では宮本会長は「異議申し立てをしても同じ機関が判断している」とし、こちらも第三者機関を加えるなど制度改革の必要性を訴えた。またシーズンオフのウインターリーグなどへの選手派遣のルールづくりについても意見を出し合った。8月下旬に行われる折衝でこれらの意見をNPB側に伝える。
労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は31日、大阪市内で臨時大会を開き、6月に日本プロ野球組織(NPB)と2年後の見直しを条件にフリーエージェント(FA)資格取得年数短縮などで合意したことを受け、今後の活動方針を話し合った。
国内移籍は8年(2007年大学生・社会人ドラフト以降入団は7年)となったFA取得年数のさらなる短縮、補償金の撤廃、年俸調停に第三者機関を加えるような改定を求める意見が出された。宮本会長は「年俸調停はできればすぐに取り掛かりたい」と話した。
ドーピング問題では宮本会長は「異議申し立てをしても同じ機関が判断している」とし、制度改革の必要性を訴えた。またシーズンオフのウインターリーグなどへの選手派遣のルール作りについても意見を出し合った。
国際野球連盟(IBAF)のハービー・シラー会長は31日、東京都内で会見し、延長11回以降は無死一、二塁の状況から攻撃を開始するタイブレーク制を北京五輪から導入すると明言した。
野球は2012年のロンドン五輪から除外され、五輪復活に向けて国際オリンピック委員会(IOC)からは試合時間短縮などが求められている。シラー会長は「(北京は)球場を通じて野球をIOCに印象づける最後のチャンス」と説明した。
日本は全日本アマチュア野球連盟を通じ、ルール変更決定までの経過が不鮮明だったことなどに抗議文を出していた。シラー会長は「日本の懸念は当然だが、批判や抗議とは受け取っていない。五輪復帰に必要だと理解して欲しい」と話した。と話した。