わたしはかもめ2008年鴎の便り(8月)

便

8月4日

埼玉西武16−2千葉ロッテ(長野)

西武は渡辺監督が完投勝利を挙げた91年6月28日のロッテ戦以来となる、1試合6本塁打を含む16安打で今季14度目の2ケタ得点を挙げた。1回ボカチカの14号3ランで先制。以後ボカチカの2打席連続となる15号来日初満塁本塁打、8回に中村の今日2本目となるリーグトップタイの26号2ランなど6本塁打、パリーグ記録タイの5イニング連続本塁打を記録。先発・岸は3安打9奪三振2失点の完投勝利で8勝目。ロッテは9回に竹原の2号2ランのみで連勝が3でストップ。先発・清水直は今季ワーストの8失点、自身最短の1回0/3で降板。

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千葉ロッテ0000000022
埼玉西武44222002x16

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清水1回0/3、8失点

先発清水が今季最短の1回1/3、8失点でKOされた。変化球の制球に苦しみ、狙い打たれた直球をボカチカに2本塁打された。「もっとキャッチャーとコミュニケーションを取って、変化球主体か直球主体か決めないとね。生まれたての小鹿のように立ち上がれなかった」。バレンタイン監督は「西武は相変わらずたくさんホームランを打つが、何か違ったトレーニング方法があるのかもしれない」と脱帽した。

大松
「ボールはよく見えていたが打ちたい気持ちが強く体が開いてしまった。」(7月の月間MVPを獲得したが無安打)

◇大松、月間MVP

大松
「まさか取れると思っていなかったのれ嬉しいです。自信もついたし、今後につながる重要な1ヶ月になりました。チャンスがあれば打点王を狙いたい。」

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ロッテ清水直、ボカチカに“ボカスカ”打たれKO[夕刊フジ]

五輪戦士離脱の影響が早くも飛び出した格好だ。4日の西武戦で、ロッテが2−16の大敗を喫した。

西武打線にリーグタイ記録となる5イニング連続被本塁打を喫するなど、投手陣が16安打を浴びて16失点。それだけに打線も意気消沈。西武・岸に空転を繰り返し9回に竹原の2号2ランで、ようやく一矢報いたが、試合後のバレンタイン監督が「全く制球力がなく真ん中に球を投げすぎた」と切り捨てたように、記録的大敗の起点となったのは先発・清水直だった。

1回にボカチカの3ランなどで4点を先制されると、2回にもボカチカに満塁アーチを被弾し、今季最短KO。が、試合後の清水直は「球自体も悪くなかった。ただ自分のペースで投げられなかった。(序盤に)変化球が多くてつかまってしまった」と淡々とした表情だ。

先発右腕が言わんとするのは、捕手との呼吸が合わなかったということに尽きる。ロッテの現時点での司令塔は橋本。正捕手・里崎が五輪代表として戦線離脱したためだ。

里崎のリードは強気。ウイークポイントを徹底的に突き、えぐるように内角を使うことが特徴。一方の橋本は野村克也流にいえば「原点投球」の外角低めがベース。コースの出し入れで勝負するロッテ投手陣には、里崎のリードを好む傾向がある。それだけに正捕手の離脱が早くも影響を与えているといっていい。

それでも「(序盤から直球で)向かっていけば(結果も)変わっていたかもしれない。でも久し振りのマスクだし、もっとコミュニケーションを取らないといけませんね。変化球か真っ直ぐを使うか、細かいところだけだから」とは清水直。

この日の黒星で借金は再び「4」。3位のソフトバンクまで4ゲーム差と、クライマックスシリーズ出場権をかけ、1試合も疎かにできない。それだけに呼吸の合う合わないは度外視して、チーム一丸の体制に入ることが肝要だ。

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清水今季最短の2回途中KO[ニッカン]

ロッテの先発清水が今季最短の1回0/3、8失点でKOされた。変化球の制球に苦しみ、西武の3番ボカチカに3ランと満塁本塁打の2発浴びた。「もっとキャッチャーとコミュニケーションを取って、変化球主体か直球主体か決めないとね。自分のペースで投げられず、生まれたての子鹿のように立ち上がれなかった」とサバサバと振り返った。

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ボビー、西武の一発攻勢にただ脱帽[サンスポ]

ロッテは西武の一発攻勢に屈した。バレンタイン監督は「今日も非常に力強い打撃だった」とただ脱帽するだけだった。1回から5イニング連続で本塁打を許した。1991年にも西武にこの記録を喫している。指揮官は「西武は今季多くの本塁打を打っているが、何か特別なトレーニングをしているのかも」とうらやむしかなかった。

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ロッテ・大松、月間MVPにびっくり[サンスポ]

セ、パ両リーグは4日、7月の月間最優秀選手(月間MVP)賞を発表、パは大松尚逸外野手(ロッテ)が選ばれた。大松は打率3割2分6厘、7本塁打、31打点。4年目で初の受賞となった。

初受賞の大松は「まさか取れるとは思っていなかった」とびっくりした様子。だが「特に打点でチームの勝利に貢献できたかな」と勝負強さに胸を張った。7月は31打点を荒稼ぎ。一気に打点王争いに絡んできた。「僕1人でできることじゃないが、チャンスがあればどんどん狙っていきたい」と初のタイトルにも意欲を見せた。

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来季は6年ぶりにセ・パ同時開幕[スポニチ]

プロ野球実行委員会が4日、東京都内で開かれ、来季の開幕は両リーグとも4月3日(金)に決まった。セ・パ同時開幕は6年ぶり、パの4月開幕は9年ぶりとなる。セ・パ分立60周年にあたる来年は記念企画が検討されており、セが同時開幕を要望し、パが応える形となった。セは東京ドーム、ナゴヤドーム、京セラドーム大阪、パは札幌ドーム、千葉マリンスタジアム、ヤフードームで開幕戦を迎える。

またオールスターゲームは第1戦が7月24日に札幌ドーム、第2戦は同25日に広島の新球場で行われる。フレッシュオールスターゲームは同23日に札幌ドームで開催。日本シリーズは10月31日にパの本拠地球場から始まる。

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西岡、川崎も離脱…星野日本内野手いない[ニッカン]

星野ジャパンが非常事態に陥った。北京五輪野球日本代表の強化合宿(川崎市・ジャイアンツ球場)3日目の4日、ソフトバンク川崎宗則内野手(27)が左足第2中骨骨膜炎で、ロッテ西岡剛内野手(24)は疲労性の首痛で練習を休んだ。ノドの痛みと微熱で緊急入院した横浜村田に続く連日の戦線離脱となった。野手不足のため、星野仙一監督(61)は5日の巨人2軍との練習試合を急遽7回に変更した。さらにメンバー入れ替えの人選も視野に入れるなど、金メダルどりへ早くも試練を迎えた。

星野ジャパンがダブルパンチを食らった。合宿3日目。川崎と西岡の姿はなかった。チームをまとめる限られた期間に、いきなり戦線離脱が続出した。星野監督が「トレーナーがスーッと近づいてくると嫌な感じがする」と漏らせば、打線を組む田淵ヘッドコーチは「サード、ショート、セカンドがみんないないんだからな」と頭を抱え込んだ。

川崎は3日夜に左足甲に違和感を訴え、この日に都内の病院で検査を受け「左足第2中骨骨膜炎」と診断された。通常の歩行は可能だが練習参加は見送られた。西岡は疲労による首痛。5日以降は、当日の様子をみて判断されるが、症状次第ではメンバーから外れる可能性もあるだけに予断を許さない。

3日には三塁を守る村田がノドの痛みを訴え、緊急入院したばかり。星野監督は「ムネ(川崎)は張り切って五輪を目指してきたヤツだ。慎也(宮本)の言うことをチームに伝える役割をしてくれているし、いなくなるとちょっと…。ツヨシ(西岡)も日がたてば治ると思うが」と反応した。

代表で内野手として登録された7人のうち3人が欠ける異常事態。この日の投内連係は、二塁に荒木が固定され、宮本と中島が三塁、遊撃の両方に就いた。フリー打撃では、捕手の矢野がレフト、阿部が一塁のポジションで練習に臨むなど、星野監督が「何でもありや」というほどだった。5日の巨人2軍との練習試合は、野手不足のため9回から7回制に急遽変更された。

代表選手を決めるにあたっては故障者続きもあって、複数ポジションをこなせる人材に重点が置かれた。「想定が想定でなくなってきた。現実に…」。人選の段階で頭を悩ました星野監督だが、今度は本戦に挑むメンバーから中日井端、巨人小笠原、楽天岩隈らを候補にした入れ替えも本格検討せざるを得なくなる。北京への道が険しくなってきた。

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川崎も西岡も離脱…内野手最悪入れ替えも[スポニチ]

非常事態だ。北京五輪日本代表の川崎が左足の甲に痛み、西岡が疲労による首の張りを訴えて4日の練習を休んだ。3日に風邪で緊急入院した村田も含めて内野手3人が離脱する状況に星野監督も頭を抱えた。「北京に入ってからじゃなくて良かったと、いいふうに考えることもできるけど…。練習試合ができるかって?う〜ん。巨人から選手を借りるのは恥ずかしくてできんやろ」。

5日の巨人2軍との練習試合は急遽9回から7回制に変更。先発・涌井の登板を5回から3回に短縮して調整した。指揮官は西岡については心配していないが、都内の病院で「左第2中足骨骨膜炎」と診断された川崎については「本人にしか分からんからなあ」と最悪の場合、入れ替えも想定している。現在、歩行は可能だが「“大丈夫です”と言うのは分かっている。冷静になって話をしてみるよ」と慎重。この日、フリー打撃中の守備練習では万一に備え、阿部が一塁、矢野が左翼を守るシーンも見られた。矢野は「あってはいけないことだけどね」と複雑な表情だった。

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星野ジャパン、ピンチ!川崎&西岡が離脱[サンスポ]

お前達もか…。北京五輪で金メダルを目指す野球の日本代表・星野仙一監督(61)が4日、新たな問題に直面した。川崎宗則内野手(27)=ソフトバンク=が左足の指を痛め、西岡剛内野手(24)=ロッテ=は首の張りを訴え、それぞれ離脱。のどの痛みなどを訴えた村田(横浜)に続くリタイアに闘将が頭を抱えた。

どんな言葉よりも、現実を物語る深いタメ息。日焼けした表情とは対照的に、星野監督のジョークが凍った。

「ハーッ。“ネタ”に事欠かんね。また話題を提供した。想定が想定じゃなく、現実になってしまった。ハーッ…」。

村田の離脱から一夜明け、今度は2人が一気に消えた。川崎は左足の人さし指に違和感を覚え、西岡は首の張りを訴えた。残った野手はわずか11人…。最悪の場合を考えた代替案もすぐには浮かばない。

「ムネ(川崎)の性格からすれば『行けます』と言いよるから、1度、冷静に話をせんとね。あの子は張り切りボーイやから…。剛(西岡)の場合は、大丈夫だと思うけども…」。

5日に行う巨人2軍との練習試合は非常事態を受けて、9回制から7回制への変更が決定。屈辱の申し入れだ。

こんな日が来るとは思わなかった。気がつけば、寝酒が日課となった。知人と会食しても、ウーロン茶を頼む下戸が焼酎の水割りを手放せなくなった。「2、3杯飲むと、すぐに寝られるんや」。金メダルへの重圧に度重なる選手のリタイアで辛くて孤独な時間が続いている。

「大会が始まってからだったら大慌てするところ。とにかくムネの話をしっかりと聞いてみてから。我々の判断が難しくなるところやね」。

二遊間コンビにと期待した川崎、西岡の離脱。数日は状態をみて、本人たちと直接面談する意向を固めた星野監督だが、北京までに残された時間は少ない。

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また離脱!川崎も西岡も!星野代表監督が泣き[報知]

星野JAPANが、連日のアクシデントに見舞われた。直前合宿(G球場)に参加しているソフトバンク・川崎宗則内野手(27)が左足甲を、ロッテ・西岡剛内野手(24)が首を痛め、4日の練習を休んだ。前日(3日)には、横浜・村田修一内野手(27)が風邪で入院。北京五輪でレギュラー確実の3人の戦線離脱に、星野仙一監督(61)も「どうすりゃいいんだ」と、頭を抱えた。ドタバタが続く中、5日、巨人2軍との練習試合(G球場)を行う。

どこにもいない。いつも大声でチームを引っ張る川崎が、黙々と練習をこなす西岡が、グラウンドに姿を現すことはなかった。星野監督は「(村田も含め)3人いなかったな」と心配そうにつぶやき、早期回復を願った。

2日続けてのアクシデントは、何かに取りつかれているとしか言いようがない。3日には村田が風邪によるのどの痛みを訴え、緊急入院。この日は午前11時過ぎに川崎が都内の病院に向かい診察を受け、「左足第2中足骨骨膜炎」と診断結果を受けた。さらに西岡も慢性的な、疲労による首の張りで練習を休んだ。

昨年12月のアジア予選(台湾)で、三塁、遊撃、二塁のレギュラーを張った3人が離脱。特に西岡、川崎の二遊間は06年、世界一に輝いたWBCからコンビを組んでおり、簡単に代わりは見つからない。田淵ヘッド兼打撃コーチは「遅れはないでしょう。休むことで状態が良くなるかもしれない」と説明したが、5日の練習試合も当日の様子を見なければ出場は決められず、復帰のメドは立っていない。8、9日の強化試合出場も微妙だ。

指揮官が最も心配するのは、川崎だ。「剛は薬で良くなったり悪くなったりだけど、ムネの方はじわじわと(症状が出てきた感じ)だからな」と首をかしげた。チームを引っ張る存在で、責任感も強いだけに、「本人はああいう子で(出場すると言ってくるはずだから)逆に怖い。冷静に話をする」と星野監督は宿舎で話し合いを持つことも明らかにした。

チームメートにも影響は出た。投内連係開始直後、遊撃には誰もいない状態。中島、宮本が遊撃に回れば、三塁は無人になった。練習時間も約20分早く切り上げになり、投手陣は慌てて帰りのバスに乗り込んだ。さらに5日の練習試合も当初、9回の予定が野手不足で7回に短縮。中7日で先発し、5回が予定されていた先発・涌井のイニング数も、急遽3回に縮まった。

フリー打撃では、阿部が森野のミットを借りて一塁を守り、矢野も左翼の守備位置につき、不測の事態に備えた。「入れ替え?77人の中から選ばなくちゃいけない。でも、それはめちゃくちゃ最悪の場合」と闘将は軽症を信じながらも、第1次候補77人の中から、代替選手選考も口にした。北京入りは6日後。残された時間は限りなく少ない。

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星野ジャパン危機…川崎&西岡リタイア[デイリー]

野球日本代表から再びリタイア選手が発生した。合宿3日目の4日、二遊間でコンビを組む川崎宗則内野手(27)と西岡剛内野手(24)が、体調不良のため練習を回避。特に川崎は左足甲の骨膜炎で軽症とは言えず、星野仙一監督(61)は直接会談で症状を見極めた上で代表離脱も視野に入れた。入院中の村田修一内野手(27)と合わせて内野手3人がダウンする非常事態。中継ぎ投手に加えて中日・井端弘和内野手(33)、巨人・小笠原道大内野手(34)らの追加招集が現実味を帯び始めた。

ネット裏プレスルームに現れた星野監督の落胆ぶりは尋常ではなかった。冷房が効いた中での記者会見。「今日、3人欠けとったな…」。パイプ椅子が置かれた台座にどかりと腰を下ろし、2日続きの衝撃に耐えながら川崎、西岡のリタイアを説明し始めた。

疲労による首の張りを訴えて静養した西岡については「“日にち薬”で何とか」と見る指揮官が、川崎の症状には深刻度を隠さない。左足第2中足骨骨膜炎。「(急にではなく)ジワジワと来ているものだからね」と決して楽観視せず、発症に至るまでの継続性を指摘した。

村田が主軸打者なら川崎は攻守の、さらに言えばチームのキーマンだ。小技の利く遊撃手。WBCや昨年のアジア予選でも体を張り、宮本主将の補佐役として「伝達係」をこなした。星野監督の「張り切りボーイがみんなを引っ張ってくれた」という評価は内外で一致するところだ。

「絶対に『やれます』と言う性格だから、そこが心配や。本人と直接、冷静になって話をしたい。アイツがいなくなると決まった訳じゃないが、9試合という決まったゲーム数の中でどうか、やな」。

改めて「最悪の場合」も想定せざるを得ない。キーマンが離脱する可能性を踏まえ、代替選手の招集について「候補選手リストの中から選ぶしかないやろな」(星野監督)「イメージは持っている」(山本コーチ)と首脳陣は検討作業を進行。その場合は守備位置と打線構成との組み合わせから井端、もしくは小笠原の緊急指名が議論対象となる。

現有戦力でのカバーでは、2ポジション制の精度向上を追求する。この日さっそく打撃練習時に矢野をレフトに、阿部を一塁に入れる「臨時シフト」を試行した。「もう『何でもあり』や」と苦笑いした指揮官も、過酷な北京での戦いを見通して腹をくくりつつある。

決戦の地へ飛び立つ10日まで、あと6日。メンバー交換のデッドラインである12日夕刻まで、あと8日。「我々の決断が難しくなるな」。金メダルへの道に早くも表れたハードルを前に、闘将の眼光がそれゆえに厳しく、鋭くなった。

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ムネリン、西岡もリタイア!故障者続出…野球日本代表[報知]

北京五輪野球の日本代表は4日、川崎市のジャイアンツ球場で約3時間の練習を行ったが、3日に風邪で入院した村田(横浜)に続き、この日は川崎(ソフトバンク)が左足甲、西岡(ロッテ)は首の痛みを訴えて練習を休んだ。

野手陣の相次ぐリタイアで、3人いる捕手のうち矢野(阪神)が左翼、阿部(巨人)は一塁の守備練習を行い、不測の事態に備えた。

星野監督は「今後どうするかは(休んだ)2人に聞いてみてから」と不安を隠さなかったが、メンバーの入れ替えについては「めちゃくちゃ最悪の場合よ」と慎重な口ぶりだった。1次リーグ開幕後は登録メンバーの変更はできない。矢野は「僕が左翼を守ることはあり得ないと思うが、野手がいなくなっているのも事実なので…」と複雑な表情だった。

5日は巨人2軍との練習試合が組まれており、故障者が出た影響で7イニングに短縮して行うことになった。涌井(西武)が先発し、田中(楽天)藤川(阪神)らが登板する予定。

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