わたしはかもめ2008年鴎の便り(8月)

便

8月7日

大松ブーム乗り「大祭り」グッズ

7月月間MVPを獲得した大松で、後半戦は「大祭り」だ。7月にロッテの日本人最高となる31打点をマークした左の大砲が、オールスターでも1試合2本塁打と「お祭り男」の片鱗を見せた。これに球団が敏感に反応し、大松の名字をもじって「大祭り」グッズの販売を検討している。球団関係者は「これから積極的に売り出していきたい。Tシャツやうちわなどを考えている」とやる気満々。大松は「皆さんがつくってくれたチャンスでいい仕事をしたい」と話した。

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小宮山、渡辺俊が悩める成瀬にエール[スポニチ]

ロッテの悩める同僚・成瀬に先輩投手陣が猛ゲキを飛ばした。球宴でも打ち込まれるなど調子が上がらない左腕は日本代表でも表情はさえない。小宮山は「日の丸を背負って投げる機会なんてそうそうない。苦しむだけ苦しめばいい。黒木だって(98年18連敗の)恥ずかしい経験をして、がむしゃらに練習して成長したんだから」。渡辺俊も「悩めばいい。周りにいい手本がいるし、自分で学んでいければ」とエールを送った。

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成瀬復活快投!シート打撃で9人ピシャリ[ニッカン]

北京五輪日本代表の成瀬善久投手(22)が復活の快投を見せた。7日に東京ドームで行われた実戦形式のシート打撃に登板し、3回9人の打者をピシャリ無安打に抑えた。オールスター第2戦では球宴ワースト記録となる11安打8失点で、投手陣では1番不安を残していたが、星野監督もアドバイスを送り、立ち直った。また、のどの腫れで入院していた村田修一内野手(27)も退院して合流。北京五輪に臨む代表24人がそろった。

闘将がニンマリと笑った。金メダル奪取への土台が固まった。シート打撃で、苦悩していた左腕に突如、光が差した。成瀬が3イニングを完全投球。西岡、川崎と2打席ずつの対戦を含め、打者9人を三振奪取はならなかったが、凡打の山を築いた。強力布陣を整えた中で、最大の不安材料がなくなった。ブルペンで岩瀬らの調整もチェックし「投手が上がってきたな。ブルペンのみんなもボールがキレ出してきとる」。星野監督の柔和な表情が、収穫を物語っていた。

魔法のようなワンポイント・レッスンが効いた。1日の球宴では2回11安打、8失点と大炎上。自信喪失気味で乗り込んだ成瀬に、復活へのアンサーを導いた。「体が開くから、もうちょっと我慢しろ」。右肩の開きが早くなっていることを意識させ、矯正に乗り出した。中継ぎ準備の意味合いもあるが、フォームチェックがしやすいセットポジションでの投球も勧めた。

効果てきめんだった。成瀬は、効力を明かした。「気持ち、まだ(右肩が早く)開いているけれど、それなりの球は投げられた」。打者からリリースポイントが見づらく、タイミングが外れてしまうのが、昨季の最高勝率と防御率の2冠を獲得する躍進の要因だった。この日、まだ甘いボールはあったが、キレのあるスライダー、直球に、打者はバットの芯を外していた。「去年のいい時と悪い時を知っているので、参考になった」。闘将への全幅の信頼感も快投へ、つながった。

先発、中継ぎとフル回転が期待される貴重な戦力。昨年12月のアジア最終予選では、最大のライバル韓国戦の先発を任せたほど買っていたキーマンが帰ってきた。8日からのセ・パ両リーグ選抜との最終実戦調整の強化試合2試合を前に、差した光明。「パーフェクトじゃないか!すぐにチェンジしとったしな!」。星野監督も球宴での乱調をジョークにしてしまうほど。北京入りを前に、早くも「星野マジック」炸裂の予感漂う1日になった。

成瀬
「いい時と比べるとまだまだですけど、3回はバランスが良かった。(球宴の乱調で)自分を見つめ直せました。あとは本番の緊張感の中で同じように投げられるかどうかです。」

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復活!成瀬、緊急シート打撃で3回完全![スポニチ]

本来の成瀬の姿に戻りつつあった。シート打撃に登板して3イニング打者9人をパーフェクト。暗いトンネルから一筋の光を見いだした左腕は少しだけ安堵の表情を見せた。「全ていいボールが行っていた。吹っ切れた部分はあります」。

初回をわずか7球で片づけると、3回からはワインドアップからセットに変更。西岡を右飛、川崎を左飛、そして里崎は内角低めのスライダーで遊ゴロに仕留め「監督から“セットで投げてみい”と言われたんで。バランスが良くなった」。練習中に三塁・森野の一塁送球がそれ、後頭部付近に直撃するアクシデントも「一瞬痛かったですけどね」と笑い飛ばした。

昨年、北京五輪アジア予選の韓国戦に先発するなど、飛躍を遂げた左腕も今季はここまで6勝止まり。さらに1日の球宴第2戦(横浜)は2回11安打8失点の球宴ワーストの乱調に、星野監督は「このままじゃ敗戦処理」と本気で心配した。

登板予定だった5日の練習試合(対巨人2軍)が雨天中止となり、急遽組み込まれたシート打撃で好投。指揮官は「ボール自体は良くなっていた」と一安心すると、大野投手コーチも「ボールの勢いで抑えていた」と復調を感じ取った。敗戦処理から一転、“5人目の男”として先発ローテーション入りする可能性も出てきた。

◇矢野も“復活”太鼓判

成瀬の2イニング目を受けた矢野もまずまずの評価を下した。「ちょっと体の開きは気になったが、でもコースは間違えなかったから。短期間で急激に良くなるように持っていってあげたいね」。その後は北京五輪用に発注した外野手用のグラブを持ってセンターに就いた。「いいよ。オレの守備は…」。本職ではないだけに苦笑いだった。

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[星野トーク]「成瀬はパーフェクト」[サンスポ]

≫成瀬(ロッテ)と田中(楽天)がシート打撃で好投した。
星野監督
「成瀬はパーフェクト。マー君もよかったけども、真っ直ぐをもっと低めに丁寧にね。」
≫成瀬にアドバイスを送っていた。
星野監督
「体の開きが早いので、もう少し我慢するように、ということ。あの子はボールが見えないのが特長なんだから、体が開かないように…。本人も分かっていたよ。」
≫シート打撃登板前に、森野(中日)の送球を頭に受けたが…。
星野監督
「それで目が覚めたんじゃないかな。アクシデントが怖い?いや、(入れ替えができる12日の)監督会議までは大丈夫や。」
≫投手陣のペースがあがってきた。
星野監督
「バッターも乾いた音がしだしたね。」
≫(ここでサッカー日本代表の話題になり)
星野監督
「サッカー、負けたね。テレビで見とった。若いヤツが頑張っているんで、勝って欲しいワ。」
≫同じ日本代表として応援する。
星野監督
「連帯感というか、勝って欲しいよ。女の子(なでしこジャパンのこと)も…。『野球は何をやっとるんや』と言われないようにせんとね。」

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