9月23日9月23日ロッテが12安打6得点でオリックス戦の連敗を5で止め、3位日本ハムと0.5ゲーム差。2回大松・早川のタイムリーで2点を先制、5回細谷のタイムリー、6回ベニーの7月19日西武戦以来となる5号2ラン、9回細谷のタイムリー二塁打で4点を追加。先発・渡辺俊が7回2/3を6安打1失点でチームトップの13勝目。オリックスは先発・岸田が6回10安打自己ワーストの5失点で今季初黒星、ロッテ戦プロ初黒星で自身連勝も4でストップ。8回ローズのタイムリーで1点を返すも3位日本ハムと2ゲーム差。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
ロッテ渡辺俊は、勝っても満足していなかった。この日の投球ではない。「今まで負けた回数を考えたら、まだやり返せていないね」。今季オリックスには6試合投げ2勝3敗で防御率5.71と、もっとも対戦成績が悪い。「クライマックス・シリーズ（CS）で勝ったらチャラかな。シーズンの分までやり返したい」。CS出場権のため、そしてCSの戦いまで見据えても大きな勝利だった。
持ち味の緩急は抜群だった。2回2死満塁のピンチをつくるも、小瀬をカーブで三飛に抑えた。カーブ、シンカーと緩い球を7球続けて打ち取った。「調子よかったから、ピンチでも点差が開いても同じ感じで投げた。今日は全部の球がよかったかな」。8回に1点取られて降板となったが「球数も多かったし（121球）、次の登板もあるから。完投にはこだわっていないよ」。厳しいCS争いの中、余裕すら漂う13勝目だった。
チームは1日で5割に復帰した。バレンタイン監督は「オリックスもいいチームだが、我々もいいチームだ。予想通りに最後まで激しいペナントになっているが、必ず最後にはCSに出場する」と言葉に力を入れた。24日の西武戦（西武ドーム）で、4月30日以来となる貯金を目指す。
ロッテの渡辺俊が粘りの投球を披露した。8回2死二塁からローズに適時打を打たれて降板したが、6安打1失点と先発の責任を果たし、チームのオリックス戦連敗を5でストップ。チーム単独トップの13勝目を挙げた。自身はこれでオリックスに今季2勝3敗。CSに進出すれば再戦の可能性が高いだけに「まだやり返し切れていない。CSで勝てばチャラ。その時に全ての仕返しをしたい」とサブマリン。勝率5割復帰となりバレンタイン監督も「渡辺俊は緩急をしっかりつけていた。最後まで激しい戦いが続くが、最後はCSに出る」と力強かった。
渡辺俊が、猛牛打線の勢いを封じ込めた。7回2/3を6安打1失点。「調子はよかったが、里崎がうまくリードしてくれたと思う」。チームトップの13勝目にも、あくまで謙虚に振り返った。
大砲を湿らせたのが勝因だった。カブレラ、ローズの“100打点助っ人コンビ”を、計8打数1安打に抑えた。真骨頂は3回。1死一塁から、カブレラを外角スライダーで見逃しの3球三振、ローズは初球のスローカーブで一ゴロに仕留めた。バレンタイン監督も「あのピンチを切り抜けて、主導権を握った」と、この4球をポイントに挙げた。
前夜は3安打の打線も、サブマリン右腕の攻める姿勢に感化された。早川、細谷の8、9番で計6安打するなど、12安打6得点で岸田に今季初黒星を付けた。「元気のいい2人が勝利をもたらした」とボビー。再び勝率は5割に戻り、3位・日本ハムとの0.5ゲーム差をキープした。
残り7試合。普段は冷静な渡辺俊も「オリックスに今まで負けたのを考えると（今季2勝3敗）、まだやり返し切れていない。CSで勝てばチャラですね」と言葉に力を込めた。
ロッテ・渡辺俊は内外角に変化球を投げ分け、オリックス打線にフルスイングをさせなかった。8回途中まで1失点で13勝目を挙げ「点差が開いても集中を切らさないように投げた」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。
バレンタイン監督もベンチで安心して見ていられたようで「緩急をつけていたし、そうすればどの打者にも打たれない」と満足げ。渡辺俊は「今年（オリックスに）負けた回数を考えたら、まだまだやり返せていない。クライマックスシリーズで仕返ししたい」と意気込んでいた。
ロッテの渡辺俊は緩急使った投球で8回途中まで6安打1失点で13勝目。打線は2回に大松と早川の適時打で2点を先制し、ベニーが5号2ランなどで加点した。
持ち味の投球術でオリックス打線を抑えた渡辺俊は「点差が開いても集中を切らさないように投げた」と話した。
バレンタイン監督も「緩急をつけていたし、そうすればどの打者にも打たれない」とベンチで安心して見ていた。渡辺俊は「今年（オリックスに）負けた回数を考えたら、まだまだやり返せていない。クライマックスシリーズで仕返ししたい」と意気込んでいた。