わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月26日

王さんは特別な人、ボビー花束贈呈

バレンタイン監督がソフトバンク王監督に敬意を表す。27日のソフトバンク最終戦(千葉マリン)の試合前に、王監督のロッテ戦でのハイライトVTRを大型スクリーンで流し、花束贈呈のセレモニーを行う。羽地フロント広報は「いいライバルとして戦ってきて、ありがとうとい気持ちです。間違いなく特別な人ですから」と話した。辞任が決まってからチケットは5000枚増でほぼ満席となる見込み。バレンタイン監督は「満員のお客さんにスタンドを埋めてもらって、いかに日本の野球界にとって大切な人だったかを示したい」と話した。

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ボビーは“エンジョイ”強調!清水1球入魂[スポニチ]

ロッテはCS出場に向け残り6試合。27日ソフトバンク戦は清水、28日からの日本ハム2連戦には成瀬と小林宏が先発する。フル回転が続く清水はレギュラーシーズン最後の先発となり「1球1球しっかり投げたい」。バレンタイン監督は「楽しむことが必要」と普段通りのエンジョイ・ベースボールを強調した。27日はソフトバンク最終戦のため、王監督への花束贈呈、ビジョンでの両軍の激闘VTR放映などが予定されている。

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さよなら王監督!特製惜別VTR…ロッテが粋な演出[報知]

ロッテはソフトバンクとの今季最終戦(27日・千葉)で、勇退を表明した王監督にささげる粋な演出を行う。王監督率いる鷹軍団との激闘を収めた約10分間のVTRを製作。試合前に球場で流すほか、花束贈呈も予定。敵地としては異例のセレモニーだが、「感謝の気持ちを込めた」と球団関係者。勇退表明以降チケットは約5千枚売れ、ほぼ満員の見込みだ。

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西武が4年ぶり16度目のリーグ制覇[ニッカン]

西武が4年ぶり16度目のリーグ優勝を決めた。前身の西鉄時代を含めると21度目のリーグ制覇となった。

優勝へのマジックナンバーを1としていた西武は札幌ドームで日本ハムに0−2で敗れたが、マジック対象チームのオリックスがクリネックススタジアム宮城での楽天戦に1−13で敗れたため、西武の優勝が決まった。

西武は昨年、裏金問題の発覚などで5位に低迷し、連続Aクラス(3位以上)が25年で途切れた。今年からは球団呼称を「埼玉西武ライオンズ」に変更し、渡辺久信監督(43)を迎えて再出発した。若手野手を中心とした打線が機能し、チーム本塁打数は両リーグトップを記録するなど、4月6日からは単独首位を1度も譲らなかった。

西武は2004年以来の日本一を目指し、上位3チームが日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ(CS)に出場する。優勝した西武は10月17日に始まる第2ステージ(4勝先勝)から登場し、第1ステージ(2勝先勝)の勝者と対戦する。

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かくして敗れたり…パ5球団「参りました」[サンスポ]

オリックス・大石監督
「投打にわたって強かった。帆足とか岸などいい投手もいた。何点リードがあっても、打線の怖さがあった。」
日本ハム・梨田監督
「去年Bクラスに落ち、監督も代わった。長打力のあるチームになり、いつも怖い思いをして戦ってきた。参ったな。」
ロッテ・バレンタイン監督
「渡辺監督はじめ、ライオンズはとてもいい戦いをして優勝を獲得した。ファンもこの優勝を喜んでいるでしょう。」
楽天・野村監督
「今年の西武は長打力と機動力。単独で盗塁できる選手が先発に6人ぐらいいる。本塁打があり、足があり、神経を使った。」
ソフトバンク・王監督
「選手を鍛え上げ、最強のチームに仕上げられました。今年の成績は本物の強さだ…と対戦しながら感じた。」

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ロッテ・根元、打率3割級の打棒キラリ![サンスポ]

今季、ロッテの二塁のレギュラーに定着した東北福祉大出身、3年目の根元俊一内野手(25)が、“3割級”の活躍だ。規定打席には足りないものの、打率.298(26日現在)をキープ。14日の練習中に右頬骨を骨折し、2軍落ちしたが、順調に回復し1軍復帰の準備も整った。

7月11日の楽天戦(Kスタ宮城)。ランニング本塁打を放ち、ヒーローになった根元はお立ち台で叫んだ。

「仙台は第2の故郷です!思い出がたくさん詰まった仙台での試合は懐かしい。頑張りたいと思っていました」。東北福祉大出身の男が、4年間親しんだ仙台で会心の笑みをみせた。

大学入学のきっかけは、埼玉・花咲徳栄高野球部の岩井隆監督の言葉だった。「1年目から試合に出られる大学と、全国大会に毎年出られる大学と、どちらがいい」。プロが目標だった根元に迷いはなかった。「全国に出られれば注目される」と、同監督の母校だった東北福祉大への進学を決めた。

大学3年で二塁のレギュラーに定着。3年生で出場した第53回大学野球選手権では「1番・二塁」で、大学日本一に輝いた。

ロッテでは1年目から31試合に出場し、今季は二塁に定着。今月14日のバント練習中に顔面にボールを当て、右頬を骨折。現在は2軍調整中だが、今季は108試合出場で打率.298を残している。今は患部の腫れも引き、いつでも1軍に戻れる状態だ。

「1試合、1試合集中してやりたい」。3割級の活躍をみせた根元が、着実に成長している。

根元俊一(ねもと・しゅんいち)
1983(昭和58)年7月8日、東京都生まれ、25歳。花咲徳栄高では3年夏に甲子園出場。東北福祉大を経て06年に大学生・社会人ドラフト3巡目でロッテ入団。通算成績は173試合に出場、打率.276、4本塁打、39打点(26日現在)。1メートル77、75キロ。右投げ左打ち。独身。年俸1450万円。背番号32。

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初心に戻れた、ひばりの名曲[朝日新聞]

「川の流れのように」。渡辺俊介投手(32)の今季を語る上で欠かせない曲だ。きっかけは、1月にグアムで行った自主トレでのこと。練習の合間に母国を思い出すように日本の名曲を聞いていた。その中に美空ひばりさんが歌うこの曲が入っていた。久しぶりに聞いたその曲は、渡辺俊の胸に強く残った。

「やっぱり名曲だなあと感じた。特に歌詞。ボクなりの解釈で、自分の考え方を組み入れながら聞くと、本当に色々と考えさせられた」。

海外での長期滞在中ということもあり、故郷への思いも募った。歌詞の中から、色々なことを考えてみた。

「『川の流れのように』という部分はもちろんいいのだけれど、もっと胸に残った部分がある」。

振り返れば 遥か遠く 故郷が見える でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生

「この部分の歌詞を何度も聴き直していろいろと考えてしまった」。

野球のエリートではなかった。レギュラーになるのを目標に進んできた野球人生。父親と二人三脚でアンダースローに取り組み、少しずつ前に進んできた。まさに、でこぼこ道やまがりくねった道。そして想像もしていなかったプロへの道が開かれ、最高峰の舞台で活躍することになる。

子供の頃の『未来地図』にはプロで生きる自分はどうしても思い描けなかった。社会人になるまで野球が出来ればいいというのが、子供心ながら、せめてもの夢。それが、はるかに上回る結果が待っていた。地図さえない道を必死に前に進んだ結果、たどり着いた場所だった。

「今こうやっていられるのも育ってきた故郷があり、両親をはじめ支えてくれた人がいるから。1人でやってきた訳ではないことも今、道の真ん中でふと後ろを振り返ると感じることが出来る。地図のない道かもしれないけれど一緒に歩んできた人たちがいたなあと再認識できた。原点に戻れた曲」。

1つの曲から、どれほど多くのことを考え、思い出させてくれたか。日本の誇る名曲の素晴らしさ。初心に戻れたこの曲に感謝をする。

「言葉であったり、独特の感覚、表現であったりと、日本の文化の素晴らしさをもう1度、見直さないといけないと思う。きっといい発見があるはず。この『川の流れのように』という曲は今の日本人に必要な曲だとも思う」。

名曲をふとしたきっかけで聴き直したことで思い出した初心。08年のシーズンはここから始まった。携帯電話の呼び出し音もこの曲にした。移動中にもよく聴くお気に入りの曲となった。かくして1月の自主トレで原点を見つめ直すきっかけをつかんだ渡辺俊は、チームが日本一となった05年以来の二ケタ勝利を達成した。現在も順調に白星を伸ばしている。

まだまだ旅の途中。でこぼこ道や曲がりくねった道が続く。しばらくは立ち止まることはないが、ふと足を止めて後ろを振り返った時、幸せだったと思えるよう今、この時を精いっぱいに生きていく。

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