パ・リーグは7日、今季のレギュラーシーズンを終了し、5位楽天、6位ソフトバンクが確定した。個人成績の投手部門では岩隈久志投手(楽天)が21勝、防御率1.87、勝率8割4分(最優秀投手)で3冠に輝いた。岩隈の最多勝利と最優秀投手のタイトル獲得は、ともに04年以来2度目。最多セーブは加藤大輔投手(オリックス)が初めて獲得した。打撃部門では最多本塁打が46本の中村剛也内野手(西武)が初タイトルを得た。首位打者はリック内野手(楽天)が初、最多打点はローズ外野手(オリックス)が近鉄時代の02年以来3度目の獲得となった。
また、セ、パ両リーグで3時間6分を目標に掲げていた平均試合時間は昨年より4分短縮したが、3時間14分だった。
パ・リーグ表彰選手 | |||
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首位打者 | リック | 東北楽天 | .332(初) |
本塁打王 | 中村剛也 | 埼玉西武 | 46(初) |
打点王 | ローズ | オリックス | 118(3) |
最多安打 | 栗山巧 | 埼玉西武 | 167(初) |
片岡易之 | 埼玉西武 | 167(初) | |
最高出塁率 | 中島裕之 | 埼玉西武 | .410(初) |
盗塁王 | 片岡易之 | 西武 | 50(2) |
最優秀防御率 | 岩隈久志 | 東北楽天 | 1.87(初) |
最多勝利 | 岩隈久志 | 東北楽天 | 21(2) |
最優秀投手 | 岩隈久志 | 東北楽天 | .840(2) |
最多奪三振 | 杉内俊哉 | 福岡ソフトバンク | 213(初) |
最多セーブ | 加藤大輔 | オリックス | 33(初) |
最優秀中継ぎ投手 | 川崎雄介 | 千葉ロッテ | 31HP(初) |
[注]かっこ数字は受賞回数。最優秀投手は13勝以上で最高勝率の投手。HPはホールドと救援勝利の合計。
パ・リーグはレギュラーシーズン終了の7日、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、1試合平均は前年比5.6%増の2万2118人で、総観客数は955万5016人だった。球団別では、リーグ優勝を果たした西武が昨年より29.8%増の141万3583人となり、26年ぶりのBクラスとなった昨年の6位から4位に浮上した。
パ・リーグ観客動員数 | |||||
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球団 | 試合 | 観客数 | 1試合平均 | 昨年 | 前年比(%) |
福岡ソフトバンク | 72 | 2250044 | 31251 | 2307160 | −205 |
北海道日本ハム | 72 | 1873931 | 26027 | 1833054 | +2.2 |
千葉ロッテ | 72 | 1601632 | 22245 | 1558430 | +2.8 |
西武 | 72 | 1413583 | 19633 | 1093471 | +29.3 |
オリックス | 72 | 1266765 | 17594 | 1137186 | +11.4 |
東北楽天 | 72 | 1149061 | 15959 | 1117369 | +2.8 |
計 | 432 | 9555016 | 22118 | 9046670 | +5.6 |
ロッテのフリオ・ズレータ内野手(33)が7日、成田からホノルルへ向け帰国した。「ケガをしないようしっかり準備して、またロッテでプレーしたい」と話した。今季は2年契約の2年目で打率2割1分6厘、本塁打8本と不本意な成績に終わったことから契約延長は微妙。本多球団部長は「全てこれから検討します」と白紙を強調した。
ロッテを解雇されることが決まったフリオ・ズレータ内野手(33)が7日、成田空港発の航空機で米国へ帰国した。ズレータは「日本が大好きだし、来年もぜひ日本に戻ってきてプレーしたい。自分の野球のキャリアを日本で終えたい気持ちは強い」と話した。
ロッテが30日のドラフトで宮崎商の赤川克紀投手(18)、千葉経大付の斎藤圭祐投手(18)を1巡目候補にリストアップしていることが7日、分かった。これまで1巡目の最有力候補として田沢を高く評価してきたが、メジャー挑戦表明を受け強行指名を断念。即戦力投手でなく、将来性豊かな高校生投手を指名する可能性が浮上した。
瀬戸山球団社長はすでに田沢の指名回避を明言。アマNO.1右腕がリストから消えたことで、関係者は「高校生を1巡目でいく選択肢はある」と方針転換を示唆した。先発左腕が成瀬1人という現状も踏まえて赤川を、唐川に次ぐ地元・千葉出身の本格派右腕として斎藤を評価。他球団の動向をチェックしながら、今月中旬以降のスカウト会議で最終リストを作成する。
パ・リーグは7日、今季の観客動員数を発表した。リーグの1試合平均は2万2121人で、前年比5.6%の大幅増だった。クライマックスシリーズ進出争いが白熱したことなどが要因とみられる。球団別では、リーグ優勝した西武が平均1万9633人で前年比29.3%増。オリックスも11.4%増を記録するなど、5球団が入場者数を増やした。ソフトバンクはリーグ最多の1試合平均3万1251人を集めたが、昨年と比べるとマイナス2.5%で、唯一の減少だった。
プロ野球パ・リーグは7日、今季のレギュラーシーズンを終了し、5位楽天、6位ソフトバンクが確定した。個人成績の投手部門では岩隈久志投手(楽天)が21勝、防御率1.87、勝率8割4分(最優秀投手)で3冠に輝いた。岩隈の最多勝利と最優秀投手のタイトル獲得は、ともに2004年以来2度目。
最多セーブは加藤大輔投手(オリックス)が初めて獲得し、最多奪三振には杉内俊哉投手(ソフトバンク)が輝いた。
打撃部門ではリーグ優勝した西武勢が健闘した。栗山巧外野手と片岡易之内野手がそろって最多安打に輝き、片岡は2年連続で最多盗塁も獲得した。最多本塁打は46本の中村剛也内野手、最高出塁率は中島裕之内野手がそれぞれ初タイトルを得た。
首位打者はリック内野手(楽天)が初、最多打点はローズ外野手(オリックス)が近鉄時代の02年以来3度目の獲得となった。
上位3球団が日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズは11日に開幕。第1ステージ(2戦先勝)は2位オリックスと3位日本ハムが対戦、1位西武と第1ステージ勝者が17日からの第2ステージ(4戦先勝)を戦う。