わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月13日

ロッテ西岡、サブローにVIP待遇リハビリ[ニッカン]

ロッテのサブロー外野手(32)と西岡剛内野手(24)が24日渡米し、異例のメディカルチェックとリハビリを行うことが13日、明らかになった。秋季キャンプ中(18日から11月13日、千葉マリン)のオーバーホールは、主力の国内温泉治療などが通例で今回の措置は、来季V奪回に欠かせないキーマンに“VIP待遇”を用意した格好だ。サブローについては、今オフFA権(06年取得)行使の可能性を示唆しており、残留に向けた球団側の思惑がにじんでいる。

サブローと西岡に対する球団の期待の大きさの表れだった。今季は主力の相次ぐケガで、チームはクライマックスシリーズ出場を逃した。その象徴が2人だった。

サブローは4月に左太もも裏を痛めて約1ヶ月間戦線離脱し、シーズン終盤は腰痛に悩まされた。西岡は太もも裏、左ひざ、わき腹と次々に痛め、持病の首のヘルニアも出て、シーズン終盤は足を引きずりながら試合に臨んでいた。それでもある程度の結果は残した。2人が万全の状態だったら…。そんな反省が“VIP待遇”につながった。

渡米先は未定だが、太もも裏治療で実績のあるサンディエゴ市内の病院が有力視されている。現地では徹底したメディカルチェックを行い、故障を引き起こした原因や強化が必要な部位などを確認。その上で「完全回復」を目指して約2週間、専門家の下でスポーツリハビリをこなす。コンディショニング方法を学び、1年間のケアに役立てることも視野に入れている。

米国でのオーバーホールについて球団関係者は「しっかり治してもらい、来年も元気にやってもらうためのもの」と説明。サブローに対しては「是非残って欲しい選手。今回の件は球団としての誠意です」と話した。サブローは06年にFA権を取得したが、行使せずに2年契約を結んだ。契約が切れる今オフの動向が注目される中、サブロー本人は「海外も視野に入れている」と行使を示唆している。

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阪神FA補強の目玉!ロッテ橋本獲りへ[ニッカン]

猛虎が「ポスト矢野」の獲得に動く!FA権を取得したロッテ橋本将捕手(32)が権利を行使した場合、阪神が獲得に乗り出すことが13日、分かった。来年で41歳を迎える矢野の後継者探しが数年来の課題。球団は橋本の守備力、打力共に高く評価し、複数球団による争奪戦も覚悟している。岡田監督の後任人事と同時に、来季の補強戦略も進めていく方針だ。

岡田監督の辞任ショックに揺れる阪神が、次期監督の選定作業と並行して、来季の補強にも動き始めた。今オフのフリーエージェント(FA)市場では、横浜三浦&ロッテ清水直の両右腕の動向に注目しているが、2投手以上に興味を示しているのがロッテの橋本だ。球団関係者は「今年の目玉の1人だ。捕手のFA選手はなかなか出てこない。打力もあるし、肩も申し分ない。しかも年俸がCクラスで、補償がないのが大きい」と高く評価していることを明かした。

チームの捕手はベテラン矢野が不動の地位を築いているが、来季は41歳となる。2番手の野口も38歳。若手の育成に時間がかかる状況で、後継者探しは優先事項だった。橋本は今季、規定打席には達していないが、打率3割1分1厘、11本塁打の好成績を収めた。チャンスにも強く、得点圏打率は3割1分8厘。特に満塁では9打数4安打で2本塁打している「満塁男」だ。堅実なリードも光る。虎党にとっては、05年の活躍が記憶に残っているはずだ。日本シリーズで対戦。第3戦では、大ブレークした藤川から代打で2点タイムリー。岡田阪神の日本一の夢を粉砕した。

橋本の魅力は他にもある。今季年俸は推定3500万円。今年から制定されたチームの年俸ランクは「C」に属す。このCクラスのFA選手を獲得した球団は、人的、金銭補償を免除されるメリットがある。昨年は広島から新井を獲得したことで、プロテクトから外れた赤松が人的補償で移籍したが、橋本獲得の際にはこの懸念がない。球団首脳は「宣言した場合は、複数球団が名乗りを上げるだろう。(提示する)金額が上がるのはやむを得ない」と話している。争奪戦も覚悟の上で、ある程度の資金投入も計算している。

岡田監督の後任人事に注目が集まっているが、新体制の船出に戦力を整えておくことも重要だ。この日、南球団社長は「新監督の意向もあるだろうが、ドラフトとFAに関しては早めに方針を出した方がいい」と考えを明かした。橋本がFA宣言した場合は、すぐに獲得に乗り出す。

橋本将(はしもと・たすく)
1976年5月1日、愛媛県生まれ。宇和島東高から94年にドラフト3位でロッテに入団。高校通算40発の長打力が売りで高校時代は1年先輩の平井(中日)とコンビを組んだ。勝負強いバッティングと堅実なリードが持ち味。05年に里崎と併用でマスクをかぶり、阪神を下しての日本一に貢献した。今季は前半戦はケガの里崎に代わり、スタメン出場する機会も多かった。長打力もあり、里崎復帰後もDHとして出場するなど打撃面での評価も高い。今季は93試合に出場し、280打数87安打、打率3割1分1厘、11本塁打、55打点。プロ通算成績は590試合、1448打数337安打、打率2割3分3厘、40本塁打、189打点。今季年俸3500万円。右投げ左打ち。179センチ、88キロ。妻と2男。

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阪神が横浜三浦、ロッテ清水直のW獲りも[ニッカン]

阪神は今オフも先発投手陣の補強に着手する。井川がヤンキースに移籍した後、2年続けてエース不在の状況が続いている。今季は日本ハムから金村暁をトレードで獲得したが、未勝利に終わった。アッチソンも先発では結果を残せず、先発ローテーションのやりくりに苦しんだ。

この状況を打開するために、FA権を取得した横浜三浦、ロッテ清水直の動向に注目している。両右腕とも関西出身。年俸1億円以上と高額選手ではあるが、先発スタッフの充実を図るため、資金の準備も検討する構えだ。坂井オーナーは今回の歴史的V逸を経験し「FA補強が必要というなら考えればいい。既存戦力の底上げもにらむが、始めから(補強費など)制限がある話ではない」とバックアップを明言している。チームがFAで獲得できるのは2選手だけだが、年俸ランク「C」の橋本は枠に入らないため、三浦、清水ダブル獲りも可能だ。

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ロッテBクラスで厳冬必至!FA特権もなし[スポニチ]

2年ぶりBクラスのロッテの今オフは厳冬になる。「FAだから必ず年俸が上がるということはない。評価は例年通り」と球団関係者。交渉を開始している清水、橋本らFA権を保有する9選手も特別扱いしない方針だ。FA選手の引き留めは最優先事項だが、パ4位の成績に加え、赤字経営もあって“FA特権”での年俸大幅アップはない。成績に応じた評価額を通達し、必要な戦力であることを粘り強く訴え、金額より誠意で引き留めを図る。

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横浜、五十嵐&小野ダブル獲りも[スポニチ]

横浜が今オフのFA補強で、ヤクルト・五十嵐亮太投手(29)、ロッテ・小野晋吾投手(33)の獲得に乗り出す。今季のチーム防御率は12球団ワーストの4.74。先発と守護神の補強が最大の懸案事項となっており、球団幹部は「五十嵐は三振が取れるのが魅力。右ひじを手術したけど力は落ちていないし、抑えを任せられる。小野のようなシュートピッチャーはセ・リーグに少ない。先発で1年回れば2ケタは勝てる」と高く評価する。両右腕がFA権を行使した場合は複数年契約も検討している。

五十嵐は04年に最優秀救援を獲得するなど実績は申し分ない。横浜は今季、開幕投手を務めた寺原を4月下旬から抑えに配置転換。22セーブをマークしたが、首脳陣は来季は先発に戻す方針で新守護神の補強が急務となっている。一方、先発陣もエース・三浦の7勝が最多。大矢監督は小林、山口、石井裕ら若手の成長に期待を寄せながらも「補充ができるかという部分もある。優先順位は先発陣になる」と補強の必要性も口にしている。小野は05年に10勝を挙げてロッテの31年ぶりの日本一に貢献。制球力に定評があり球団は先発の軸として獲得に乗り出す方針だ。

横浜がFA戦線に参戦するのは、02年オフに若田部健一投手(当時ダイエー)を獲得して以来6年ぶり。五十嵐、小野のダブル獲りで投手陣再建を目指す。

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“ポスト矢野”確立へロッテ・橋本徹底調査…阪神[報知]

阪神が、FA権を持つロッテ・橋本将捕手(32)を徹底調査していることが13日、分かった。今年12月に40歳になる正捕手・矢野の後継者として注目。岡田監督の電撃辞任によって来季体制は未確定だが「ポスト矢野」の確立は急務で、FA宣言した場合は獲得に乗り出しそうだ。

球団首脳は「具体名は出せない」としたが「捕手は育成に時間がかかる。すでに成熟している正捕手クラスが獲得できるチャンスはめったにない」と言った。

橋本は里崎と併用されているが、今季は93試合で打率3割1分1厘、11本塁打、55打点をマークした。ロッテの残留要請に態度を保留しているが、FA宣言した場合、ソフトバンクやヤクルトも獲得に乗り出すとみられる。関西出身のロッテ・清水、横浜・三浦両右腕と共に、橋本の動向を徹底マークする。

橋本将(はしもと・たすく)
1976年5月1日、愛媛県生まれ。32歳。宇和島東高では93年春、夏と94年春、夏甲子園出場。94年のドラフト3位でロッテ入団。05年には里崎と併用で72試合に出場し、日本一に貢献した。今季は自己最多タイの93試合に出場、打率は自己最高の3割1分1厘。通算成績は590試合で打率2割3分3厘、40本塁打、189打点。179センチ、88キロ。右投左打。年俸3500万円。家族は妻と2男。

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阪神、横浜・三浦&ロッテ・清水直に注目[サンスポ]

昨年は新井を獲得したFA戦略も着々と進行している。三浦(横浜)を筆頭に、清水直(ロッテ)の両右腕の動向にも注目している。「FAで野手を獲ることはない。ただ、先発投手なら話は別。出番が6日に1回しかないから、若手の育成をさまたげることはない」と球団首脳も常々語っている。今季、V逸の原因が、後半の先発陣の疲れでもあった。それだけに今オフはFA戦略で先発の充実をはかる。

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阪神が橋本獲り!ポスト矢野はお買い得[デイリー]

阪神が今季FA権を取得したロッテ・橋本将捕手(32)について、獲得へ向けた調査を行うことが13日、明らかになった。橋本は今季93試合に出場して打率.311、11本塁打、55打点と打力が魅力の捕手。阪神にとって数年来の課題である“ポスト矢野”の候補として、検討を進めていくことになる。

長年の課題である“ポスト矢野”が一気に解決するかもしれない。ターゲットは今季FA権を取得したロッテ・橋本。正捕手・里崎の陰に隠れた格好だが、今季も打率3割を記録するなど、左打ちから広角に打ち分ける打撃センスと、ツボに入れば一発もある強打は時には4番を任されることもあるほど。05年の日本シリーズ第3戦では、球児から中前2点打を放った打棒の持ち主だ。

加えて、今季は32歳で打率、打点で自己ベストを記録するなど今が旬の選手。もちろん捕手としての守備力も高く、FA市場の隠れた“目玉商品”と言われる存在だ。

“目玉”と言われるわけは、今オフから採用される新FA制度の導入にある。これまでFAで獲得する場合には金銭補償や人的補償でリスクを負わねばならなかった。ところが、新制度では各チーム、年俸順にクラスが分けられ、11番目以下ならばCランク選手として、補償制度が適用されなくなった。

しかもこのCランク選手は、原則2人の獲得人数の制限からも除外されるなど“お買い得”。推定年俸3500万円の橋本はCランクとみられ、捕手の補強を課題に挙げる他球団にとっては垂ぜんの的で、阪神のほかにソフトバンク、ヤクルト、横浜などが調査を行っていると言われている。

12月に40歳を迎える矢野の後釜育成は急務。2番手の野口も37歳。今季、2人以外にスタメンマスクをかぶったのは狩野の2試合だけ。2軍には26歳の狩野を筆頭に25歳・岡崎、24歳・清水、23歳・小宮山、20歳・橋本良らがいるが、いずれも故障などに見舞われて、正捕手を脅かすまでには至っていない。

FA権の行使について橋本本人は「半々の気持ち。全てで迷っている。CSに出れなくて悔しい思いをしたので(ロッテで)もう1度というのもあるし、他球団の話を聞いてみたいというのもある」と揺れる心境を吐露している。

岡田監督の辞任に揺れる阪神だが、新監督で迎える来季に向けた補強についての“空白”は許されない。

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王さんWBC監督現役容認へ[報知]

コミッショナー特別顧問に就任したソフトバンク・王貞治前監督(68)が13日、来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表監督候補について、現役指揮官を含めて検討していく考えを明かした。

王前監督はこの日、福岡空港で報道陣に対応。加藤良三コミッショナー、星野仙一・北京五輪日本代表監督らと共に出席する15日のWBC体制の検討会議について「第1回だから具体的に決まることはないでしょう」と話した。一方、これまで難色を示していた現役監督の就任には「現役の監督を含めて幅広く考えたい。最初から選択肢を狭めない形で」と含みを持たせた。

また、ソフトバンクの秋季、来春キャンプは、秋山新監督に配慮して視察しない方針。当面はWBC日本代表チームの強化策に全力投球する。

◇アジア視察へ

ソフトバンクでは外国人選手獲得など編成面を担当する王前監督は、韓国、台湾などアジア諸国・地域も視野に入れて視察する方針を明かした。「監督をやっている時はシーズンがあるから見られなかった。カブレラ(オリックス)は台湾でプレーしていたし、フェルナンデス(楽天)も韓国だったかな」と、ライバル球団で活躍する助っ人がアジア経由で入団していることに注目。米国、中南米以外にも幅広く足を運ぶ考えだ。

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WBC監督にノムさん原監督も浮上![スポニチ]

来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督問題に関し、前ソフトバンク監督でコミッショナー特別顧問の王貞治氏(68)が13日、現役監督も候補に含めたいとの考えを示した。これまでの否定的な見解から一転、15日のWBC体制検討会議を前に少しでも選択肢を広げようとの意向だ。これにより楽天・野村克也監督(73)や巨人・原辰徳監督(50)らも候補として浮上してくることになった。

画期的な“球界サミット”を目前に控え、王顧問がWBC監督問題について新たな指針を示した。15日のWBC体制検討会議に出席するため、福岡空港を訪れた際に取材に応じ「(代表監督候補は)現役監督を含めて、幅広くね。最初から現場は駄目、だと選択肢が狭まっちゃうから」と言及。あくまで制限は設けず、広い視野で適任者を探したいとの考えを明かした。

自身の経験も踏まえ、これまで王顧問は現役監督のWBC監督就任に否定的だった。ソフトバンク監督時代の06年3月、第1回WBCで日本代表を率いて世界一に。しかし、この間、チームを森脇チーフコーチに預け「(春季キャンプなど)大事な時期だったし、本当に大変」と、その苦労を身をもって味わった。9月1日の実行委員会でも「現場監督は(就任は)難しい」との意見から現役監督の代表監督就任案は棚上げされ、「現役以外」との観点から北京五輪代表監督の星野氏の“再登板”が有力とみられていた。

そんな中での王顧問の“変心”は、15日の会議を前に先入観なく監督選考作業に当たりたいとの意向の表れだ。日本中の野球ファンが注目する代表監督問題。本格的な協議に入る前に制約は設けない。北京五輪での惨敗を受け、WBC監督選考に関しては「透明性」も求められているだけに、あらゆる選択肢を視野に入れたいとの考えだ。

現役監督も候補に。そうなれば必然的に、世論の後押しを受けている楽天・野村監督や、13ゲーム差を逆転してリーグ優勝を果たすなど手腕を発揮した巨人・原監督も候補として浮上してくる。自チームを離れるという難点がある一方で、常に現場で指揮を執っているため勝負勘が培われているという利点もある。実際に北京五輪で金メダルを獲得した韓国代表の金卿文(キム・ギョンムン)監督も、韓国プロ野球・斗山の監督との兼任だった。

「今回(の会議)は第1回だから、具体的にそこまで決まることはないよ。でも、本音で話せるメンバーだからね」と王顧問。議論はあくまで慎重に進めたい意向だが、球界の頭脳が集結する15日の会議でいかなる方向性が示されるのか、注目が集まる。

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王さん、WBC問題で現役監督も視野[デイリー]

ソフトバンクの王貞治最高顧問(68)が13日、来年3月開催の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督問題について、現役監督も視野に入れて人選していく必要性を説いた。これまで、現役監督がWBCで指揮する難しさを指摘していたが、15日に行われる「WBC体制検討会議」では、コミッショナー特別顧問として意見を述べることになる。

WBC監督問題について、王顧問が現役監督も選択肢に入れて検討していく必要性を強調した。「現役監督も含めて幅広くね。現役はダメと言って、最初から選択肢を狭めない形でね」。監督人選に関して加藤コミッショナーからも信頼されている王顧問の意見だけに、重みがある。

一昨年の第1回大会で代表監督として日本を世界一へ導いた。ただ、王顧問自らホークスとの両立に難しさを感じただけにこれまでは「現場の監督がやるのは難しいですよ」と否定的な考えを示していた。9月の実行委員会でも、制約が多すぎる点から現役監督の選考は困難とされ、北京五輪監督の星野仙一氏を推す声も上がった。

だがこの日、福岡市内で取材に応じた王顧問の考えは、現役監督の可能性も見直すべきというもの。大事なのは“勝てる監督”の選択。短期決戦に強い監督らを候補に入れ人選作業に着手したい意向だ。

10月中には監督を決定したいNPB。15日の体制検討会議では王顧問を中心に加藤コミッショナー、阪神・星野SD、楽天・野村監督、ヤクルト・高田監督、元広島の野村氏が集まり監督人選などについて協議する。

体制検討会議について「星野や野村さんとか本音で話せるメンバー」と冗談交じりに話した王顧問。同時に「今回は五輪のときより冷静に見ないと。野球界は地に足をつけないと」と日本にとって大事な時期と位置づけている。球界のリーダーとして、日本の連覇のために動き出す。

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