球団 | 今年国内FA資格 を取得した選手 | 今年海外FA資格 (国内FA資格も含む) を取得した選手 | 海外FA資格 (国内FA資格も含む) を有する選手 |
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(21名) | (17名) | (45名) | |
巨人 | 吉武真太郎 高橋尚成 古城茂幸 A.ラミレス | 上原浩治 二岡智宏 | 大道典嘉 木村拓也 小坂誠 谷佳知 藤田宗一 高橋由伸 |
阪神 | 秀太 福原忍 | ○ 野口寿浩 | 今岡誠 桧山進次郎 金村曉 |
中日 | 清水将海 森野将彦 | 川上憲伸 荒木雅博 井端弘和 ○ 中村紀洋 | 井上一樹 上田佳範 立浪和義 山本昌 平井正史 岩瀬仁紀 |
広島 | 森笠繁 | 東出輝裕 | 緒方孝市 高橋建 前田智徳 |
東京ヤクルト | 五十嵐亮太 福地寿樹 度会博文 | 城石憲之 | 宮本慎也 |
横浜 | 土肥義弘 | 小関竜也 相川亮二 金城龍彦 | 石井琢朗 工藤公康 佐伯貴弘 鈴木尚 三浦大輔 川村丈夫 |
埼玉西武 | 平尾博嗣 | 江藤智 西口文也 種田仁 | |
オリックス | 川越英隆 | T.ローズ 北川博敏 村松有人 | |
北海道日本ハム | 坪井智哉 建山義紀 | ○ 稲葉篤紀 | 金子誠 中嶋聡 |
千葉ロッテ | 橋本将 小野晋吾 清水直行 大塚明 | サブロー 福浦和也 堀幸一 高木晃次 小宮山悟 | |
東北楽天 | 憲史 高波文一 | 礒部公一 山崎武司 吉岡雄二 小倉恒 | |
福岡ソフトバンク | ※ 多村仁 | ○※ 大村直之 | 柴原洋 松中信彦 本間満 |
福浦がこの日、ロッテ室内練習場で行った秋季練習で、打撃フォーム固めのためノックバットで打ち込みを行った。軽くて長いバットを振り込むことで下半身主導の打撃を取り戻すのが狙い。「今年は腰痛の影響でフォームが崩れていた。今の時期にしっかり修正したい」。今年から取り組んでいる、体幹を鍛えるトレーニングも継続し、来季の完全復活を目指す。
国内FA権を持つロッテ・橋本将捕手(32)が、28日に球団と3度目の交渉に臨む。「条件面や方向性が見えてくるかもしれない。いい話し合いにしたい」とし、残留の場合には「1年1年が勝負だと思っている。複数年という考えは薄れてきた」と、単年契約を希望する考えを明かした。
この日、バレンタイン監督と2度目の話し合いを行った。阪神などが獲得調査を行っているが「監督も焦らず決めろと言ってくれた。(FA)宣言するかは、ゆっくり考えて決めたい」とした。
ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が27日、原JAPANの選手の選考について、1球団からの大量選出を避け、平等に枠を設けるよう要望した。
06年の第1回大会では12球団最多の8選手がチームから代表入り。その結果、小林宏が右足内転筋痛で開幕2軍スタートとなるなど、投手陣が崩れた。「特定のチームから偏った数の選手をとる必要はない」と平等な選手選出を求める考えを示し、「どのチームにもいい選手はいる」と続けた。04年のアテネ五輪では、1球団2人に供出が制限された。
一方で原監督への評価は高い。これまで日程的負担を理由に現役監督の就任には否定的だったボビーだが、「(原監督は)いい監督だと思っていた。高いレベルで指揮を執っていて、選手ともうまく付き合える。いい選択だと思う」と原JAPANを歓迎した。
野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)体制検討会議が27日、東京都内で行われ、巨人・原辰徳監督(50)に来年3月に開催されるWBCの監督就任を要請することを決めた。28日に巨人側に正式要請するが、原監督の受諾が確実で“原JAPAN”の誕生が事実上決まった。
北京五輪終了から約2ヶ月。難航を極めたWBC監督問題が、ようやく着地した。
約1時間の会議後、加藤コミッショナーは「経験、実績、世代交代のもろもろの要素を勘案して、原監督にお願いするのがベストであろうという判断に至った。原監督にやってもらい、王顧問にぴったりとそばに寄り添ってもらい、最大限の協力をしていただくのが、日本球界のために1番いい」と語った。
15日に行われた第1回体制検討会議では、現役監督が務めるのは困難との結論に達した。しかし最有力候補だった星野氏が辞退したことで事態は急変。王特別顧問は「星野監督が辞退して白紙に戻った。現役でやっている人がいいだろうということで。ユニホームを着ていない人の候補は挙がらなかった」と言う。
さらにヤクルト・高田監督らの持論「日本シリーズ優勝監督」案に対しては、加藤コミッショナーが時間的な問題から「日本一監督にこだわるのはどうか」と否定的な見解を示した。これで日本シリーズの結果にかかわらず人選をするという流れになった。
王特別顧問が楽天・野村監督に「ノムさん、どう?」と水を向けたが、野村監督は「オレはいい」と拒否。加藤コミッショナーが候補者に原監督を挙げ、流れは一気に“原JAPAN”へ傾いた。最終的に満場一致でまとまった。
王特別顧問は、原監督を選んだ理由を「キャリア、実績、年数を含めてある程度、若くて元気のいいということで。プレッシャーの中で戦い慣れているし、今年は(13ゲーム差を)大逆転した」と説明した。監督として5年間でリーグ優勝3回、日本一1回の実績に加え、若さを大きなポイントに挙げた。
28日に加藤コミッショナーが巨人・滝鼻オーナーらに会って了承を得る予定。原監督も受諾することは確実で、第2回WBCは原監督で連覇に挑むことになる。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)体制検討会議が27日、東京都内で行われ、巨人・原辰徳監督(50)に来年3月に開催されるWBCの監督就任を要請することを決めた。
原監督は「要請があった場合は、巨人軍オーナーの指示に従っていきたいと思います」と、球団を通じてコメントを発表した。巨人の滝鼻卓雄オーナーはこれに先立ち都内の球団事務所で「前向きに、球団の責任者として考える」と就任要請に応える方針を示しており、事実上の受諾宣言となった。
滝鼻オーナーは28日午前、東京・大手町の読売新聞東京本社で加藤コミッショナーと会談する予定。その後、原監督に、電話で就任を指示することになりそうだ。また、同オーナーは王特別顧問に「監督相談役とか、二人三脚というとおかしいけど、いつも相談相手になってもらう。原がそういう立場(WBC監督)になったら教えてもらいたい」と依頼した。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する体制検討会議が27日に都内で行われ、巨人原辰徳監督(50)に日本代表監督を要請することを全会一致で決めた。会議の座長を務める加藤良三コミッショナー(67)の提案に他のメンバーも同調。異論は出ずに1時間で会議は終了し、会見で同コミッショナーが発表した。28日、正式要請し、受諾された段階でコーチや選手の人選を急ピッチでスタートさせる。第1回の優勝監督でもある王貞治コミッショナー特別顧問(68)は全面支援を約束した。
迷走を続けたWBC監督人事が、巨人原監督に一本化された。第2回体制検討会議は第1回よりも短い1時間で終了。会見した加藤コミッショナーは「原監督を最優先としてお願いすべきではないか。王特別顧問も私にも異存はございません」と原監督への要請で全会一致となったことを発表した。また「日本シリーズを控えた監督を煩わせるのは本意ではありませんが、日本野球発展のためになるべく早い段階にお願いしたい」と近日中の正式要請も表明した。
これまでの迷走がうそのように、あっさり決着した。選手選考なども話し合った第1回の会議とは異なり、議論は監督人事に集中。星野氏の固辞で、現役監督も含めて考える前提で議論が進んだ。王特別顧問が「ノムさんはどうなの?」と楽天野村監督に水を向けたところ「オレはいいよ」とやんわり否定。そこで加藤コミッショナーが原監督の名前を出すと、異論もなく会議がまとまった。
加藤コミッショナーは「経験、実績、野球界においての世代の交代。もろもろの要素を総合的に勘案して原監督にお願いすることがベストだろうと考えた」と説明した。王特別顧問は「前回から2週間、色々な展開がありました。星野監督が辞退するということで白紙に戻った。結局は現役監督がいいだろうということで原監督の名前が出ました」と経緯を明かす。ただ元々、星野氏の辞退を待つまでもなく、若さと実績を併せ持つ原監督は加藤コミッショナーの頭にあった候補だった。「現役監督は困難」という足かせが外れれば決着は早かった。
最大の懸案にめどが立ったことで、今後は急ピッチで進んでいくとみられる。加藤コミッショナーが28日、滝鼻オーナーに正式要請を行う。受諾となればコーチ人事に着手し、同時に選手への出場意思確認作業も開始する。日本人大リーガーも含めて11月中には候補選手をそろえ、来年2月15日開始の代表合宿に向け準備を進めていくことになる。
第1回WBCで監督を務めた王特別顧問は全面協力を約束した。チーム編成に不可欠な日本人大リーガーの招集など、果たす役割は多岐にわたりそうだ。原監督には「大変とは思いますが私の経験も参考にしてもらえれば。何とか彼にやってもらいたいと思います。(打診の際は)必要があれば私も一緒に行きます」と熱いメッセージを送った。巨人の伝統を受け継いだシーンを再現するように、「王」から「原」へとバトンが託された。
ロッテ・バレンタイン監督はWBC監督に原監督が選出されたことについて「日本人の監督の中では良い監督。良い選択をしたと思う」と話した。戦力が充実している巨人を率いていることから「投手も野手も高いレベルの選手を把握していると思う。国際舞台でもいい結果を出してくれるだろう」と適任との見方を示した。また選手選考については里崎から辞退の申し出を受けているが、その他の選手については要請があれば協力する構え。「どのチームも良い選手がいるので偏ったチームから出す必要はない」とも話した。
WBCの監督要請を受ける巨人原辰徳監督(50)は、受諾することが確定的だ。28日には加藤コミッショナーが巨人滝鼻オーナーの元へ出向き、正式に原監督のWBC監督就任を要請する。原監督は「オーナーの指示に従っていきたいと思います」と広報を通じてコメント。滝鼻オーナーは「前向きに考えようと思います。王さんにバックアップ、サポート態勢をしっかりしてもらうようにお願いする。球団を挙げてバックアップします」と話した。
25日に中日とのCS第2Sを制し、11月1日から日本シリーズが開幕。この日はオフとあって、原監督は神奈川の実家に帰って夕食をとるなど、リフレッシュに努めた。正式な要請を受けていないため「今、日本シリーズという大舞台を前に、巨人の監督として戦っているさなかです。WBCの監督問題については、まだ聞いていません」と慎重なコメントを残した。まだ、巨人軍の来季の監督要請も正式に受けていないが、くしくもWBCの監督要請が先になったことについては、滝鼻オーナーは「事実上、ウチの大オーナー(渡辺球団会長)が(代える理由はないと)言っている。あれで十分でしょう」と話した。
日本代表の直前合宿は2月15日からグアムで行う。06年の第1回大会で使用したヤフードームは改修中で使えないことからグアム、オーストラリア、沖縄・宜野座を候補地として調査を進めてきたが、04年に巨人がキャンプを張った天然芝球場のあるグアムに決まった。すでに関係者が現地を訪れ、球場は整備に入っている。帰国後は京セラドームで温度調整をして3月5日からの本番に備える。
また、前回実施が決まった12球団監督による代表選手アンケートは9球団から回答があり、のべ60選手の名前が挙がった。回答がなかったのは中日、ロッテ、楽天の3球団と思われる。
原ジャパン誕生へ、目玉は野茂コーチだ。来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、都内のホテルで行われ、巨人・原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することを決めた。28日に加藤良三コミッショナー(67)が滝鼻卓雄オーナー(69)を訪れ就任を要請する。原監督の受諾は確実。投手コーチには、日本人メジャーリーガーのパイオニアで今季限りで現役引退した野茂英雄氏(40)が候補に挙がっている。
混迷の末の決着。約1時間の会議を終えて会見に臨んだ加藤コミッショナーは、原監督へ要請することを決めた理由をこう説明した。「経験、実績に加え、野球界も世代の交代が必要であるという要素を勘案して、原監督がベストという判断になった」。原監督がこの要請を受諾するのは確実で、近日中に“原ジャパン”が誕生する。
第1回大会を制した王ジャパンからのバトンタッチ。連覇のかかる来年3月の大会まで、もう時間はない。今後は選手選考を急ぐが、同時に注目されるのがコーチングスタッフの人選だ。原監督を支えるメンバーを早急に選ぶことになる。会議では、コーチの人選については監督に一任することを確認したが、時間がないことから、すでに水面下では候補者をリストアップ。前回コーチを務めた鹿取義隆氏(51)、武田一浩氏(43)ら候補者の中に、原ジャパン内閣の目玉として野茂氏の名前が挙がっていることが分かった。
野茂氏は94年オフに近鉄を退団し、ドジャースへ入団。日本人メジャーリーガーのパイオニアとして活躍した。今季限りで現役を引退したばかりでコーチ経験は全くないが、メジャーへの道を切り開いた経験で右に出る者はいない。トルネード投法で日米通算201勝をマークした投球技術、さらには決して信念を曲げずにメジャーのマウンドに立ち続けたメンタル面。日本の選手が学ぶ部分は多い。まして今回の日本代表投手陣は松坂(レッドソックス)、黒田(ドジャース)らが中心となるだけに、メジャーの調整法などを熟知している野茂氏に求められるものは数多い。
加藤コミッショナーも米駐在大使時代から野茂氏と親交がある。今回の監督問題で同コミッショナーは各方面からの意見を聞き、最終決定までの参考にしてきた。そうした経緯を踏まえ、今後の人選で入閣が実現しなくても、野茂氏にアドバイザー的な立場から意見を求めていくことも考えられる。いずれにしろ日本球界にとって、これほど心強い存在はない。
前回大会に続き、イチロー(マリナーズ)を中心とした編成になる日本代表。そこに“野茂コーチ”が加われば、原ジャパンが世界で戦う上で大きな武器となるのは確かだ。
仏頂面の楽天・野村監督は真っ先に、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議の会場を後にした。自身の監督要請の有無には「野村の“の”の字?出ませんよ」とぶっきらぼうに返答した。だが、実際には要請を“固辞”していたのだ。
野村監督は会議中、当初から支持していた王氏の監督就任を再度、主張。だが、健康問題を理由に固辞した王氏に逆に就任の意思を問われた。「本人にも“どう?”って言ったんだけど、自分では“俺はいいよ”という言い方をしていた。本心かどうか知らないけど」と王氏は説明した。それでもあえて「要請なし」とコメントしたのは2つの消化不良からだった。
野村監督は15日の第1回会議で星野氏の監督就任の流れに違和感を抱いたと公言。その後、球界内外から会議自体への批判も噴出した。それだけに第2回会議での活発な議論に期待していた。前日にも「長引くんじゃないか」と口にした。その一方で中日・落合監督らが野村監督を支持する声も高まっていた。前日、生出演したテレビ番組の中でも正式要請があった場合には「やりますよ」と返答した。会議後の不機嫌モードは、活発な議論がなかったこと、就任要請が曖昧な形だったことへのいらだちが込められていたように見えた。
巨人・原監督の就任要請決定には「異論はないですよ」とした。だが、決定へのプロセスに不信感はくすぶった。「今日はそのための会議だから」。予め筋書きは決まっていた、と言わんばかりだった。
野村監督は夜、TBS「NEWS23」に生出演。会議の内容に触れ「私もご指名を受けるかな、と思っていたが、終わりの方にどさくさで名前が出た。俺の評価はそんなもんかと寂しかった」などと話した。前回の会議後に「出来レース」と発言したことには「口が滑った。私の一言で(星野氏が監督就任を)やめた、となったらしい」。さらにその星野監督が「(会議の)最後の最後に原の名前を出した」と話した。原監督には「いいヘッドコーチをつけるのが大事」とアドバイスを送った。
第2回のWBC体制検討会議は、どのようにして巨人・原辰徳監督(50)への就任要請を決めたのか。27日午後1時から東京・港区のグランドプリンスホテル高輪で開かれ、野村謙二郎氏、高田繁監督、野村克也監督、星野仙一氏、王貞治特別顧問、最後に加藤良三コミッショナーの順で会場入り。白熱すると思われた議論は意外にも…。関係者の話などを総合し、全会一致の決着に至った流れを追った。
会議の冒頭、15日の会議で監督就任内定も、22日にホームページ上で辞退を表明した星野氏が、出席者に自ら辞退の意向を説明した。
さらに王特別顧問も、体調を理由に監督を引き受けられないことを前回に続いて表明。9月1日の実行委員会で除外された現役の12球団監督も、候補に含めて議論が始まった。
“3人の候補”が全て辞退。議論は違うステージに進んだ。日本一監督の擁立だ。「日本一というより勝率、勝ち星、経験が大事」と高田監督は会議後に話した。可能性のある西武・渡辺監督が難色を示している現状で、こんな声があがった。
メンバーからの反対意見もなく、原監督ですんなりまとまった。WBCアジアラウンドの主催は読売新聞社だけに、協力も期待できる。それでも王特別顧問は深いため息をついた。
混迷を極めた2ヶ月間。WBC監督問題に決着のときが訪れようとしている。
来年3月開催の第2回WBCにむけた日本代表の直前キャンプ地がグアムになることが、27日までに分かった。
日本代表は2月15日に集合してキャンプを実施。帰国後、国内で強化試合などを行い、3月5日から東京ドームでの第1ラウンド(アジアラウンド)に臨む。出場選手登録は28人だが、グアムキャンプはメジャー組を含めて33人前後の代表候補を参加させ、大会直前に28人に絞り込む方針だ。
すでに12球団監督宛に実施した代表選手についてのアンケートは、監督が提出を拒否した中日、ロッテ、楽天をのぞいて全て回収され、約60人の選手がリストアップされている。
関係者は「代表監督と相談しながら、11月中には選手の出場意思を確認し、候補を絞り込まなければならない」と、ここ1ヶ月で代表候補の絞り込み作業を行うと説明した。
第2回のWBC体制検討会議は、27日午後1時から東京・港区のグランドプリンスホテル高輪で開かれた。星野氏辞退のあと、代表監督候補の1人にあがっていた楽天・野村監督は会議を終えると「要請する人が決まった」とぽつり。自身の名前が候補に挙がったのかを問われると「出ませんよ」とぶっきらぼうに話した。1時間余りでの結論に「異論はないよ。満場一致?そういうことかな」。“ボヤキ”にまで至らなかった。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督問題を協議する「第2回体制検討会議」が27日、都内のホテルで開かれ、巨人の原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することを決めた。原監督の受諾は確実で、28日に「原ジャパン」が誕生する。第1回大会(06年)監督の王貞治コミッショナー特別顧問(68)も“監督道”の伝承など全面支援。新生『O(王)H(原)ジャパン』が動き出す。
ついに決まった。日本野球の命運は原監督に託された。
午後1時に始まった会議。出席者から“星野氏の後任”の具体名は出てこなかった。原監督の名前を挙げたのは、自ら決定期限を今月いっぱいとした日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナー(67)だった。
「経験、実績、球界の世代交代も必要。リーグ優勝3回、日本一にもなっている。総合的に勘案してお願いするのがベストと判断しました」。経験に加え、最大13ゲーム差を逆転して巨人をセ・リーグ連覇に導いた手腕が評価された。
原監督は球団を通じ「今、日本シリーズという大舞台を前に、読売巨人軍の監督として戦っているさなかです。WBCの監督問題についてはまだ聞いていませんが、要請があった場合は巨人軍オーナーの指示に従っていきたいと思います」とコメントを発表した。
加藤コミッショナーは28日午前9時半、東京・大手町の読売新聞東京本社で滝鼻卓雄オーナー(69)に就任を要請。同オーナーも承認の意向で、その場で原監督に電話連絡。晴れて『原辰徳・日本代表監督』が誕生する。
WBC監督問題は、第1回の体制検討会議(15日)で「現役監督では難しい」と意見が一致。北京五輪日本代表監督の星野仙一氏(61)に“内定”したが、星野氏の固辞で白紙に戻った。事態は混迷しかけたが、今回の決定を後押ししたのは“経験値”を持つ王顧問だった。
日本代表を率いて優勝した06年は、帰国3日後にレギュラーシーズンが開幕し、病魔にも襲われた。苦しさをだれよりも知っているからこそ、最大限の支援を約束した。
巨人を離れる間のチームの対処法はもちろん、イチローら日本人メジャーリーガーとの橋渡しや選手選考、過酷な国際大会の戦い方も伝える。王顧問の経験全てが「原ジャパン」の血となり、肉となる。
巨人軍の4番、そしてWBC監督でも先輩の王顧問からのメッセージに、継承者となる若大将も目を見開いて前に進む。「原監督、王総監督」で立ち向かう世界最高峰の舞台。王座死守へ新生『OHジャパン』の戦いが始まった。
巨人・原辰徳監督(50)が第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表監督を兼務することが27日、確実になった。WBC体制検討会議が都内で行われ、就任要請が全会一致で決まった。13ゲーム差を逆転したリーグ連覇の手腕などが評価された。日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナー(67)が28日に巨人の滝鼻卓雄オーナー(69)を通じて正式に要請する。原監督も「オーナーの指示に従う」と受諾の意向で、約2ヶ月間混迷したWBC問題は「原JAPAN」で決着する。
混迷を続けたWBC監督問題が、ようやく決着した。連覇がかかる野球世界一決定戦は、原監督に託す。「(代表監督は)経験、実績、世代の交代が必要。もろもろの要素を総合的に勘案して、原監督にお願いするのがベストと判断しました」。加藤コミッショナーは、白羽の矢を立てた理由を説明した。
加藤コミッショナーが28日に巨人・滝鼻オーナーを訪ねて正式に要請する。原監督はこの日、広報を通じてコメントを発表。「WBC監督についてはまだ聞いていませんが、要請があった場合、巨人軍オーナーの指示に従っていきたいと思います」と受諾の意向で、28日に原JAPANが誕生する。滝鼻オーナーは「何より原本人が大変。国際試合をやりながら、自分のチームの見極めもね」と同情しつつ、早くも就任を前提に「他のコーチがバックアップするしかない。裏方やフロントもバックアップする」と全面支援を約束した。
約2ヶ月間、混迷した監督人事は、わずか1時間15分の会議で決着した。12球団から選考を一任されている加藤コミッショナーが「世代交代」を繰り返し、原監督を提案した。阪神との最大13ゲーム差を逆転してのリーグ連覇、短期決戦のクライマックスシリーズ突破など、手腕と統率力が評価された。「キャリア、実績、年数を含め、若々しく元気のいい原監督でいいんじゃないか」と王特別顧問ら出席者も賛同。北京五輪の星野仙一代表監督も推薦し、満場一致で一本化された。
WBC監督人事は、今月15日の第1回会議などを経て、星野仙一氏が有力だった。しかし、銅メダルさえ逃した結果への批判が集中したことなどから、星野氏が要請されても固辞する意向を表明した。その後、一度は対象外とした12球団の現役監督も視野に入れ、第2回会議での再考を決めた。会議では王特別顧問が楽天・野村監督に就任の意思を確認する場面もあったが、「『俺は(やらなくて)いいよ』みたいな言い方をした」(王特別顧問)という。
来年3月の大会まで残された時間は少ない。11月中にチーム編成に着手し、来年2月15日から代表合宿が始まる。会議では、メジャー選手の招集を含めた選手選考などについて、王特別顧問が原監督を全面サポートすることなども確認。球界を挙げて「原JAPAN」をもり立て、2大会連続の世界一を目指す。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する体制検討会議が27日に都内で行われ、巨人原辰徳監督(50)に日本代表監督を要請することを全会一致で決めた。会議は約1時間で終了。その後の会見で加藤良三コミッショナー(67)が明らかにした。加藤コミッショナーは「経験、実績、世代の交代。それらを総合的に勘案して原監督がベストだろうと考えた次第です」と説明。王貞治コミッショナー特別顧問(68)は「大変とは思いますが、私の経験も参考にしてもらえれば。何とか彼にやってもらいたいと思います」と語った。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、巨人の原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することを決めた。
約1時間の会議を終えた加藤良三コミッショナーは「経験、実績と野球界も世代の交代が必要であるという要素を勘案して、原監督がベストとの判断になった」と要請を決めた理由を説明した。
王貞治コミッショナー特別顧問は「星野さんが辞退したことでほかに適任者がいないので、現役でやっている人がいいだろうということで、原監督の名前が出た」と決定の経緯を明かした。
WBCの代表監督をめぐっては15日に1回目の体制検討会議を開き、現役監督では難しいとの認識で一致。北京五輪日本代表監督の星野仙一氏を推す声が大勢を占めた。しかし、その後、星野氏が就任を固辞。混迷を深める中、13ゲーム差を大逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた原監督の手腕が評価された。
WBCは今後、4年ごとの開催となる。この日の会議では2013年の第3回大会に向けて監督、選手の選考に十分な準備期間が必要との意見で一致した。王特別顧問は「2、3年の準備期間を置く考えが出た」と話した。
王貞治コミッショナー特別顧問は「現役監督で大変だと思うが、ぜひやって欲しい」と何度も口にし、巨人・原監督のWBC日本代表監督就任を願った。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督就任を要請されることが明らかになった巨人・原辰徳監督は「今、日本シリーズという大舞台を前に、巨人の監督として戦っているさなかです。WBCの監督問題については、まだ聞いていませんが、要請があった場合はオーナーの指示に従っていきたいと思います」と語った。
巨人の滝鼻卓雄オーナーは27日、WBCの監督に原辰徳監督が就任要請を受けることについて「明朝(28日午前)に要請があると思う。球団の責任者として前向きに判断したい」と受諾の意向を示した。
同オーナーは「WBCはオープン戦の時期と重なり大変だが、球団をあげてバックアップする。王さんにもしっかりとしたサポートをお願いする」と語った。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、巨人の原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することを決めた。
約1時間の会議を終えた加藤良三コミッショナーは「経験、実績と野球界も世代の交代が必要であるという要素を勘案して、原監督がベストとの判断になった」と要請を決めた理由を説明した。
王貞治コミッショナー特別顧問は「星野さんが辞退したことでほかに適任者がいないので、現役でやっている人がいいだろうということで、原監督の名前が出た」と決定の経緯を明かした。
WBCの代表監督をめぐっては15日に1回目の体制検討会議を開き、現役監督では難しいとの認識で一致。北京五輪日本代表監督の星野仙一氏を推す声が大勢を占めた。しかし、その後、星野氏が就任を固辞。混迷を深める中、13ゲーム差を大逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた原監督の手腕が評価された。
WBCは今後、4年ごとの開催となる。この日の会議では2013年の第3回大会に向けて監督、選手の選考に十分な準備期間が必要との意見で一致した。王特別顧問は「2、3年の準備期間を置く考えが出た」と話した。
第2回WBC体制検討会議(27日、東京都内)王貞治コミッショナー特別顧問は「現役監督で大変だと思うが、ぜひやって欲しい」と何度も口にし、巨人・原監督のWBC日本代表監督就任を願った。
野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に27日、巨人の原辰徳監督の就任が確実になった。西武との日本シリーズを控え、原監督の記者会見はなかったが「要請があった場合は(巨人・滝鼻卓雄)オーナーの指示に従っていきたいと思います」と就任に前向きなコメントを発表した。
これに先立ち、巨人の滝鼻オーナーは「球団の責任者として前向きに判断したい」と語った。
当初は9月1日の日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会で代表監督が決まるはずだった。その後、最有力候補だった北京五輪代表監督の星野仙一氏が就任を固辞。約2ヶ月遅れで監督決定にめどがついた。
第2回WBC体制検討会議(27日、東京都内)監督就任に意欲を示していた楽天の野村監督は会議を終えると「要請する人が決まった」とぽつり。自身の名前が候補に挙がったのかを問われると「出ませんよ」とぶっきらぼうに話した。
当初は会議の紛糾もにおわせていただけに、1時間余りでの結論には不満も残ったに違いない。「異論?ないよ。満場一致?そういうことかな」との受け答えから、意のままにならなかった会議の様子がうかがえた。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、巨人の原辰徳監督(50)の日本代表監督就任が事実上決まった。
同会議では、原監督にWBC代表監督への就任を要請することで意見が一致した。日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは28日午前に巨人の滝鼻卓雄オーナーを訪ね、原監督のWBC監督就任を正式に要請するが、同オーナーは「球団の責任者として前向きに判断したい。球団をあげてバックアップする」と受諾の意向。原監督はこの日、球団を通じて「要請があった場合はオーナーの指示に従っていきたい」とコメントを発表した。
約1時間の会議を終えた加藤コミッショナーは「経験、実績と野球界も世代の交代が必要であるという要素を勘案して、原監督がベストとの判断になった」と要請を決めた理由を説明した。
王貞治コミッショナー特別顧問は「星野さんが辞退し、現役でやっている人がいいだろうということで、原監督の名前が出た」と決定の経緯を明かした。
WBCは今後、4年ごとの開催となる。この日の会議では2013年の第3回大会に向けて監督、選手の選考に十分な準備期間が必要との意見で一致した。王特別顧問は「2、3年の準備期間を置く考えが出た」と話した。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われたが、北京五輪代表監督監督をつとめた星野氏は会議終了後、無言のまま会場を後にした。
北京五輪ではメダルなしに終わり、世間の風当たりは想像以上に強かった。第1回会議では監督の有力候補に挙げられていたが、自らのホームページで固辞を表明。その後の加藤コミッショナーからの就任要請にも翻意することはなかった。
また、有識者の1人、元広島の野村氏も足早に会議場から姿を消し、感想は口にしなかった。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、巨人の原辰徳監督(50)に第1回に続く2連覇を目指す日本代表監督として就任を要請することを決めた。
監督就任に意欲を示していた楽天の野村監督は会議を終えると「要請する人が決まった」とぽつり。「異論?ないよ。満場一致?そういうことかな」と野村監督。自身の名前が候補に挙がったのかを問われると「出ませんよ」とぶっきらぼうに話した。
王貞治コミッショナー特別顧問は「現役監督で大変だと思うが、ぜひやって欲しい」と何度も口にし、巨人・原監督のWBC日本代表監督就任を願った。
来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の体制検討会議が27日、都内のホテルで行われ、巨人・原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することに決めた。監督人事が混迷を極める中、13ゲーム差を逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた手腕が評価された。星野仙一氏(61)は会議後、無言を貫いた。
長期化必至と見られていたWBC監督問題が、早期決着。白羽の矢が立ったのは、巨人・原監督だった。
この日開かれたWBC体制検討会議には、加藤良三コミッショナー、王貞治コミッショナー特別顧問をはじめ、楽天・野村克也監督、ヤクルト・高田繁監督、北京五輪監督の星野仙一氏、元広島の野村謙二郎氏が出席。監督の人選について話し合われた。会議後、加藤コミッショナーが会見。日本代表監督候補を原監督に一本化したことを発表した。「原監督に要請することに決定いたしました」。
WBC監督に、ほぼ決定していた星野氏が、北京五輪敗退以降続いているバッシングと家族の心労を理由に22日に辞退を表明したことで、一気に混迷した日本代表監督の人選問題。当初は「現役監督は難しいのでは」としていた王特別顧問が翌23日に「1番文句が出ないのは日本一監督だろうが…」と発言するなど、各メンバーの意向を踏まえて、「日本シリーズ優勝監督」でまとまる方向で動いていた。
すでに日本シリーズは巨人と西武の対戦が決まっており、WBCの指揮官は、巨人・原監督、西武・渡辺監督の2者択一となったが、渡辺監督は就任には否定的な姿勢を見せ、また新任監督としての経験不足も否めない。
一方、今季最大13ゲーム差をひっくり返して優勝を飾った原監督の手腕は誰もが認めるところ。2002年には日本シリーズで西武を4勝0敗で下して日本一に輝いている。巨人・滝鼻オーナーも24日に「(原監督が)指名されたら名誉なこと。断りにくい」と受け入れる姿勢を見せた。巨大勢力を使いこなして、リーグ優勝を勝ち取り、イチローはじめ、メジャー組、日本を代表する選手も掌握できることを実証した。
実績に加え、知名度も抜群で日本代表監督には申し分ないところ。また何より、WBC第1ラウンドA組(3月5日開幕=東京ドーム)を読売新聞社が主催する背景から、原監督が大役を務めるのは、自然の成り行き。WBC体制検討会議は、日本シリーズで巨人・原監督、西武・渡辺監督が決着をつける前にWBC監督を決定した方が、就任への障害は少なくて済むと判断したのだろう。原監督にも、断る理由はなく、要請=決定といってもいい。
王特別顧問は、原監督を選出した理由をこう説明した。「星野監督がああいう形になったが、ユニホームを脱いでいる人から適当な候補者が出なかった。それで現役の監督ということになった。キャリア、実績、年数含め、若々しく元気のいい人だ。コミッショナーが色々と検討してみたが、原さんでどうかということだった。メンバー全員がそれでいいんじゃないかとなった」。
また、楽天・野村監督は、「ワシに異論はない。野村のノの字?出なかったよ」。ヤクルト・高田監督も「日本一監督にこだわらないということだった。全日本を任せられる。今回は時間がなかったので、次は2年前くらいに決めて試合なり合宿をしなくてはいけないとなった」と、満場一致だった。 現状では最善といえる『原ジャパン』で、WBC連覇を目指す。