わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月28日

モテモテのロッテ橋本、悩める32歳のFA岐路[夕刊フジ]

◇無難さが売り

モテすぎるのも悩ましいモノだ。今オフFA市場の目玉の1人、ロッテの司令塔・橋本将捕手(32)が権利行使に悩んでいる。

橋本
「野球人として他球団の評価を聞いてみたい。でも宣言しても残留もあります…。」

巨人・上原、中日・川上と注目の選手がそろうFA戦線だが、今オフの特徴は司令塔市場。横浜・相川、ロッテ・橋本と、ともに経験、実績は十分。その中でも年俸3500万円(推定)の橋本は移籍補償金が発生しないため、阪神、ソフトバンク、ヤクルトなどが熱視線を送っている。

そんな中、ロッテは28日に千葉市内のホテルで橋本と3度目の交渉を行った。しかし、橋本は「話に進展はありません。代理人を使わせてもらうようになったので顔合わせです。こちらの希望を伝えて(交渉は)代理人に任せようと思う」と代理人交渉を進めることを明かし、宣言移籍の可能性を含めロングラン交渉となりそうな様相だ。

その一方で「セ・リーグは眼中にないって言っているらしいんだよなあ…。どうも、リードの方で自信がないみたい。DHのあるパ、ソフトバンクが意中かも」(某セ球団関係者)。悩みの理由は司令塔としての評価のようだ。

確かにロッテでは、WBC、北京五輪にも出場したもう1人の司令塔・里崎の方が評価は先行気味。それだけに橋本本人も「捕手としての評価を聞いてみたい。今年はミスもしているしね」とこぼしているほど。

だが、ある球界OBは「里崎の方がリード面での評価は高いけど、橋本には無難さがある。里崎の要求は結構レベルが高くて、コースに投げられる球種と技術がある投手じゃないと厳しいモノがある。若い投手が多いところではむしろ、橋本の方が向いているよ」とエールを送る。

「年齢的にも最後。30歳くらいなら宣言して、もう1度もあるけど、多分最後だろうしね…」。32歳の秋は、どうにも悩ましい人生の岐路である。

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ロッテ橋本、残留交渉進展なし[ニッカン]

FA資格を取得したロッテ橋本将捕手(32)が28日、千葉市内のホテルで3回目の残留交渉を行ったが、進展はなかった。次回からは代理人をつけることも決まり、条件面の詳細を詰めることになりそうだ。橋本は「特に話すことはありません。こちらの希望を伝えて、あとは代理人にお任せします」と話すにとどまった。

◇ロッテ、5、6名指名

ロッテは28日のスカウト会議を開き、30日のドラフト会議で5、6人指名する方針を固めた。松本スカウティングスーパーバイザーは「ドラフトで5、6人、育成枠で数人取る予定です」と話した。バレンタイン監督によると「1巡目指名選手は決めた。質の高い選手を指名するということだけです。ドラフト後には誰を指名したか分かるでしょう」とだけ話し、名前を明かさなかった。またメジャー志望の新日本石油の田沢については指名候補者リストに残しており、松本スーパーバイザーは「本人の気持ちの変化があるかもしれないから最後まで動向を見極める」と話した。

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ロッテ福浦、FA権行使も[ニッカン]

FA権を取得しているロッテ福浦和也内野手(32)が28日、権利行使の可能性を示唆した。「ロッテに愛着はあるけど、今までの積み重ねで取得した権利ですから、じっくり考えたい」と話した。30日ドラフト会議後の11月1日か2日に球団側と初交渉を行う。「マネーゲームをするつもりはないけど、どう評価されているのか聞きたい。納得してプレーするのがベストだと思う」と、じっくり話し合って最終結論を出すことになりそうだ。

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好きだから…福浦FA宣言せず残留へ[スポニチ]

FA権を保有する福浦がロッテ残留をほのめかした。11月上旬の球団との初交渉を前に「球団の評価を聞いてからじゃないと分からない」と悩める胸中を吐露しつつ「ロッテに愛着はある。マネーゲームをやるつもりはない」。今季は打率.252と不振で厳しい提示を受けるのは必至だが、地元出身の生え抜きとして評価は高く昨オフに続き宣言せず残留が濃厚だ。また今季、国内FA権を取得した橋本が球団と千葉市内のホテルで3度目の交渉。「特に進展はない」としたが、条件面で納得している部分も多く残留に傾いている様子。今後は代理人に交渉を一任する。

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福浦FAせず残留…ロッテ[報知]

ロッテ福浦がFA権を行使せずに残留する可能性が高まった。白紙を強調してきたが、「FAは今まで長くやってきて取れたものだからじっくり考えたいけど、マネーゲームをするつもりはない」と残留に傾いている胸中を明かした。11月1日に球団と交渉後、態度を明らかにする。

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ロッテ大松も原JAPANに名乗り[報知]

ロッテの大松も原JAPAN入りに名乗りを上げた。原監督は東海大の先輩でもあり、代表初選出の期待も出てくる。「1次候補でもいいから入れたら嬉しい。そういうチャンスがあれば…」と目を輝かせた。今季はともにチーム最多となる24本塁打、91打点と素質が開花。無類の勝負強さを大先輩にアピールしていく。

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代理人起用でロッテ橋本の交渉長期化も[デイリー]

今季国内FA権を取得したロッテ・橋本将捕手(32)が28日、代理人を伴い千葉市内で球団と3度目の交渉を行った。今回から代理人を立てたことで、交渉は長期化の可能性が出てきた。橋本は「FAのことや、条件面の話もあるので、代理人に任せた方が話がスムーズに進むと思った」と説明。阪神などが獲得調査を行うなど動向が注目されるが、この日進展はなかった。次回は代理人のみで交渉を行う。

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ロッテの1位候補は「戦略的に」秘密[デイリー]

ロッテは28日、千葉マリンスタジアムで、ドラフト会議に向けたスカウト会議を行った。松本スカウティングスーパーバイザーは「戦略的なこともあるので公表できないが、固まっている」と説明。1位候補は近大・巽真悟、関西国際大・榊原諒、東邦ガス・藤江均投手らが有力。外れ1位候補に東海大三高・甲斐拓哉投手が挙がっている。5、6人を指名予定。

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ロッテが田沢リストに残す[サンスポ]

ロッテが28日、ドラフト会議の指名候補選手を約40人に絞った。通常ドラフトで5〜6人、育成ドラフトでも数人の指名を予定している。大リーグ挑戦を表明した新日本石油ENEOSの田沢もリストに残した。松本スカウティングスーパーバイザーは「(本人に)気持ちの変化があるかもしれないので残した」と理由を説明した。

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ロッテは田沢を「リストに残している」[スポニチ]

千葉市のロッテ球団事務所でスカウト会議を開いた松本スカウティングスーパーバイザーは「今年は当日まで公表できません」と隠密ドラフトを強調。メジャー挑戦を表明している新日本石油ENEOS・田沢については「リストに残している。気持ちの変化があるかもしれないから」とした。またバレンタイン監督は1巡目指名選手が決まったことを示唆。巨人入りを熱望するホンダ・長野の強行指名もにおわせた。

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田沢問題で選手会がNPBに要望書[デイリー]

日本プロ野球選手会は28日、日本プロ野球組織(NPB)と事務折衝を行い、NPB側がアマから直接海外に流出した選手は一定期間、契約を結ばない取り決めをしたことに対し、見直しを求める要望書を提出した。

NPBは新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22)のメジャー挑戦表明を受け、日本のプロ球団を経ずに海外球団に入った選手は、海外球団退団後、高校生は3年、大学・社会人は2年、ドラフト指名しないことを決めた。選手会側は「帰国後の選手への過大な制限により、かえって将来的な日本プロ野球界の発展の可能性を狭めることが懸念される」としている。

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“田沢規定”プロ野球選手会側は見直し要求[スポニチ]

日本プロ野球選手会は28日、都内で日本プロ野球組織(NPB)と事務折衝を行い、NPBが決めたアマ選手の海外流出防止策の見直しを求めた。NPBは社会人野球、新日本石油ENEOS・田沢が大リーグ挑戦を表明したのを受け、外国のプロチームでプレーしてから日本に戻る場合は一定期間、NPB球団と契約できないことを決めた。選手会はこの点を問題視。「選手の日本でプレーする機会を合理的な理由なく、事実上永続的に奪う可能性がある」と指摘した。

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選手会がアマ海外流出防止策見直しをNPBに要求[報知]

日本プロ野球選手会は28日、都内で日本プロ野球組織(NPB)と事務折衝を行い、NPBが決めたアマ選手の海外流出防止策の見直しを求めた。

NPBは社会人野球、新日本石油ENEOSの田沢純一投手が米大リーグ挑戦を表明したのを受け、外国のプロチームでプレーしてから日本に戻る場合は一定期間、NPB球団と契約できないことを決めた。

選手会はこの点を問題視。「選手の日本でプレーする機会を合理的な理由なく、事実上永続的に奪う可能性がある」と指摘した。

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原WBC監督は「団結力」で世界一目指す[ニッカン]

巨人原辰徳監督(50)が28日、川崎市のジャイアンツ寮で日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(67)からワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督就任の要請を受け、正式に受諾した。原監督は「日本代表は誇りであり、憧れ」と快諾、団結力あるチームづくりを目標に掲げた。また王貞治コミッショナー特別顧問(68)も、米国本戦まで帯同してバックアップする姿勢を示した。

神妙な面持ちで、会談の席に着いた。約30分の話し合いの中で、原監督は「それではお引き受けさせていただきます」と答え、WBC日本代表監督就任が決まった。「今朝、オーナーから巨人の監督ではあるけれど、日本のために頑張ってくれと言われ、ハイと返事しました」。日本シリーズを控える時期としては異例の緊急会談だった。

自分が代表監督になることは想像さえしていなかった。「野球人としてジャパンは誇りであり、憧れ。巨人の監督として全面サポートをすることしか考えていなかった。こういう形を予想していなかった」。2月、3月はチームの土台づくりのためにも重要な時期。巨人の監督として、チームを離れることは頭になかったが、混迷を極めた監督人事の幕引きに、一役買うことになった。日本球界のためにも大任を引き受けた。

立場は変わるが、最強のジャパンを作り上げたい考えは変わらない。「日本の良さは団結。全世界に散らばっている野球人、ファン、メディアが団結して戦うのが良さだと思う。支援、ご声援を賜りたい」と頭を下げた。王顧問の全面的サポートの申し出にも「時間と労力を惜しまず相談していきたい」と感謝した。

とはいえ、今の状況ではすぐにWBCに向けて動きだす訳にはいかない。巨人の監督として日本一を奪回するという大仕事が目前にあるからだ。

この日は長谷川事務局長からWBCのスケジュールやルールなどの説明も受けた。コーチ人事に関しても一任され、なるべく早く土台となる案をつくって欲しいと依頼されたが、動きだすのは「日本シリーズが終わってからになるでしょう」と話した。

13ゲーム差をひっくり返し、リーグ優勝を飾った。CSも勝ち抜いたが、まだまだ戦いの途中。巨人のユニホームに袖を通すと「これを着てる時は巨人の話だけをしよう」と気持ちを集中させた。日本一奪回という大命題を達成するまでは、巨人の監督に専念する。

◇大松、偉大な先輩

東海大出身のロッテ大松が“原ジャパン”入りを熱望した。28日の秋季練習後、原監督への思いを話した。「偉大な先輩で昔から憧れの存在でした。代表候補に名前が挙がるようなことがあれば光栄ですね。そういうチャンスがあればどんどんアピールしていきたい」と話した。長打力と勝負強さで7月の月間MVPに輝くなど飛躍の1年となっただけに、日本代表入りも遠い話ではなさそうだ。

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王顧問WBC完全帯同で原ジャパン支援[ニッカン]

王貞治コミッショナー特別顧問(68)が28日、米国まで原ジャパンに完全帯同する密着支援を打ち出した。巨人原辰徳監督(50)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督就任の要請を快諾したことを受け「快諾してくれて良かった」と安堵の表情を浮かべた。第1回大会の監督を務め、現役監督が兼務する難しさを体験した王氏だけに、原監督への支援は惜しまない。「心の準備はしています。私服の立場で協力できることはやります。3年前から監督で、こういう形でWBCにかかわっているし、自分ができることは全面的に協力する」。一昨年、胃がん手術を受けた体調面の不安も見せず、キャンプ、第1ラウンドはもちろん、米国での本戦にも帯同する考えを示した。

まずは日本シリーズ後にも原監督と会談し、要望などを聞き入れる方針だ。「コーチも選手も原監督の構想、戦い方がある」と黒子として舞台裏で活躍する。選手への出場要請については「日本プロ野球組織(NPB)が基本的に交渉するが、必要とあれば話はする。日本シリーズに出ていない選手、メジャーの選手の方が多いし、シリーズの間でもNPBは動けばいいし、こっちが動く必要があれば動けばいい」と、直接出馬する姿勢をあらためて見せた。「最高のメンバーを組んで、最高の状態にして、アジア予選に臨んで、アメリカに乗り込む。そのためには12球団、全員でバックアップすべきだと思う」と話した。

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原監督が要請受諾「強い日本代表作る」[デイリー]

来年3月に行われるWBCの日本代表監督に、巨人・原辰徳監督(50)が就任することが28日、正式に決まった。川崎市内のジャイアンツ寮で加藤良三コミッショナー(67)から要請され、受諾したもの。原監督はコーチ人事や選手の人選などは、11月1日に開幕する西武との日本シリーズ終了後に着手する考えを示した。

WBC監督の要請を受諾した原監督は、すっきりとした表情で会見に臨んだ。「持てる力を出して強いチームを作るために力になりたい」と力強く言い切った。

北京五輪日本代表監督の星野氏が辞退したことで、急転、大役が回ってきた。「日本代表は誇りであり、憧れ。今回も周りからサポートしていきたいと考えていた。こういう形になるとは予想もしていませんでした」。驚きはあったが、心に迷いはない。

加藤コミッショナーは原監督との会談に先立って東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、巨人・滝鼻オーナーに了承を得た。原監督は滝鼻オーナーから電話で「日本のために頑張ってもらいたい」と言われ「はい」と即答。加藤コミッショナーからは王特別顧問が全面協力することを伝えられ「何にも替え難い力になる」と感謝した。

11月1日から西武との日本シリーズが開幕する。「日本シリーズのことで頭がいっぱい」と、まずは目の前の戦いに集中する考え。また巨人のユニホームを着ているときはWBCに関する話題を封印する構えだ。コーチ、選手の人選を含めた本格的な活動はシリーズ終了後となる。

ただ理想のチームのイメージは持っている。選手名は挙げなかったが「世界中で日本の野球人が活躍している。日本を強くするんだという選手に集まってもらい、一丸となって戦いたい」。チームをまとめ上げ、WBC連覇に挑む。

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王顧問、原ジャパン“密着サポート”確約[デイリー]

王貞治コミッショナー特別顧問(68)が28日、第2回WBCへ向けて、海外への代表チーム帯同に前向きな姿勢を示した。NPBが検討している来年2月のグアム合宿や第2ラウンド以降の試合が開催される米国でもバックアップする。

国内だけでなく、海を渡っても原ジャパンを“密着サポート”する。この日、都内で取材に応じた王顧問は海外での代表チーム協力の可能性を問われ「心の準備はしています。私服の立場で協力できることはやります」と即答。さらに、イチローらメジャー軍団の招集も手助けする考えで「(原)監督なり僕が直接会って話をすることはある」と力強かった。

「最高のメンバーを組んで最高の状態でアメリカに乗り込まないと」。日本連覇のために代表チームと共に戦う。

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快諾!原WBC監督「日の丸愛」で連覇だ[スポニチ]

原ジャパンが正式に誕生した。巨人・原辰徳監督(50)は28日、川崎市内のジャイアンツ寮で日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(67)から来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督就任を要請され、受諾した。原監督は今季大逆転でリーグ連覇を果たした要因でもある“巨人愛”の精神を日本代表チームにも注入。“日の丸愛”で一体感を高めて世界連覇を目指す。就任会見は西武との日本シリーズ終了後に行う。

日本シリーズに向けた練習中とあって、ジャイアンツ寮にまで足を運んだ加藤コミッショナーと原監督がガッチリ握手を交わした。

「野球人として日本代表は誇りであり、憧れ。自分としては予想もしてなかったが、このような形になったからには持てる力を出して強いチームをつくりたい」と力強く所信を表明した。

電撃的に誕生した“原ジャパン”。イチロー、松坂らメジャー選手を中心としたタレント軍団を率いる原監督は「世界中から日本代表を強くしたいという選手が集まってもらってファンと選手と現場のコーチ、メディアも含めて団結して戦うのが日本のよさだと思う」。WBCを勝ち抜く条件として現場の一体感を挙げた。

チームは阪神との13ゲーム差を大逆転してリーグ連覇。CSも積極采配で中日を撃破して日本シリーズ切符を勝ち取った。今季、原監督が心掛けていたのは選手、コーチ、裏方も含めた“一体感”だった。選手との対話を忘れず、シーズン佳境で正念場を迎えた試合前のミーティングではチーム全員で手をつないで気合を入れた。指揮官はそんな“巨人愛”を“日の丸愛”に置き換えて、代表チームを1つにまとめる考えだ。

午前中には都内の読売新聞社で滝鼻オーナーに原監督の代表監督就任を要請した加藤コミッショナーはコーチ人事、チーム編成について「原監督にお任せする」と明言。原監督は今季全日程が終わる11月中にも王コミッショナー特別顧問とチーム編成について会談する予定だ。「王さんのサポートはチームにとって大きな力。時間、労力を惜しまず相談します」と原監督。揺るぎないチーム愛を芽生えさせた先に、世界連覇がある。

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原JAPAN正式誕生!連続世界一だ![報知]

巨人・原辰徳監督(50)は28日、川崎市内のジャイアンツ寮で加藤良三コミッショナー(67)から第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表監督の要請を受け「持てる力をしっかり出して、強いチームを作る力になりたい」と快諾、『原JAPAN』が正式に誕生した。

即決だった。原監督は、加藤コミッショナーからWBC代表監督就任を要請されると「受けさせていただきます」と快諾した。30分の会談後、早速寮内で会見を開き所信を表明。50人を超す報道陣の前で「世界中から日本代表を強くするという選手に集まってもらい、ファンと選手、我々コーチが一丸となって戦うのが日本の素晴らしさだと思う」と、JAPANの団結を誓った。

2ヶ月にわたって混迷してきた監督問題。最後に大役がまわってくることは「予想もしていなかった」と言う。日本一1度、リーグ優勝3度の実績、豊富な経験、50歳という若さが買われての就任に「一野球人として誇りであり、憧れ。持てる力をしっかり出して、強いチームを作る力になりたい」と熱っぽく語った。

本番までの残り期間は4ヶ月と短い。多忙を極めることになる指揮官を支えるのが、王コミッショナー特別顧問だ。1984年からの5年間、監督と選手の関係でともに戦ってきた大先輩が、常に連絡を取り合いながらチーム編成作業を手伝うことになった。「(王特別顧問が)何にも代え難い大きな力になる」と感謝。「王&原体制」で11月中にコーチの人選をまとめる意向だ。

WBCの前に大仕事がある。西武を倒しての6年ぶり日本一だ。会見を終えるとG球場へ直行。右肩故障からの復帰を目指す阿部のフリー打撃を鋭い視線でチェックするなど全体練習で精力的に動き回った。「けじめをつけよう。巨人のユニホームを着てる時は、巨人のこと」と、取材陣にG球場ではWBC関連質問の“封印”を呼びかけた。世界一と日本一。どちらも大事だからこそ、メリハリをつける。まずは11月1日から始まる日本シリーズに集中する。

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イチロー出る!「王JAPAN」の柱と最強タッグ[報知]

巨人・原辰徳監督(50)が代表監督を務める『原JAPAN』が28日、正式に誕生した。今後、選手選考が急がれるが、マリナーズのイチロー外野手(35)が出場の意思を固めたことが判明。第1回大会でもチームの柱として『王JAPAN』を世界一に導いた天才打者が、連覇への原動力となる。

王JAPANを世界一へと導いたイチローの2大会連続出場が確実となった。すでに大会関係者に対して、WBCの日本代表に選出されれば出場する意思を伝えており、連覇を目指す「原JAPAN」に頼もしい戦力が加わる。

世界のレベルを熟知しているスーパースターが再び、日の丸のユニホームに袖を通すことになった。関係者の話を総合すると、25日に米国から一時帰国したイチローは、この日までに球界関係者と“接触”。その場で2大会連続の出場の意思を明かしたという。

2006年の第1回大会では、王監督のもとで、卓越したリーダーシップを発揮。国内組と海外組の橋渡し役にもなった。ただ、19日にWBCについて言及した際に「最強のチームを作ると言う一方で、現役監督から選ぶのは難しい、(という考え)では本気で最強のチームを作ろうとしているとは思えない」とコメント。日本代表監督の選出問題に注文をつけ、大きな波紋が広がったこともあり、自身のWBC出場については沈黙を守っていた。

今季、日米通算3000本安打を達成。名実ともに球界の顔であるイチローがメンバー入りすれば、北京五輪のように貧打に泣くこともない。世界一連覇へ、チームの柱が固まった。

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目指せ世界一!感動頼むぞ!原ジャパン誕生[サンスポ]

巨人・原辰徳監督(50)が28日、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に就任することが決定した。川崎市のジャイアンツ寮で日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナー(67)から要請され「ジャパンは誇りで、憧れ。強いチームをつくる」と快諾。コーチの人選、日本人大リーガーらの招集は、西武との日本シリーズを終えた後に本格化させる。

日の丸を率いる−。突然の大役に、原監督はギュッと口元を結んだ。やや緊張した表情で、加藤コミッショナーと握手。決意を新たにした。

原監督
「世界中から日本代表を強くするんだ、という選手に集まってもらい、ファンと選手、我々コーチが一丸となって“団結”して戦うのが日本の素晴らしさだと思う。」

原ジャパンの誕生だ。この日、ジャイアンツ寮で加藤コミッショナーと30分間にわたって会談。来年3月のWBCの概要を説明されると代表監督就任の要請を快諾した。

原監督
「一野球人としてジャパンは誇りで、憧れ。自分の持てる力をしっかり出して強いチームをつくる力になりたい。」

前回06年のWBCでは王ジャパンが世界一に輝いた。原監督は11月1日からの西武との日本シリーズに集中するため、WBCでの具体的目標に言及しなかったが、最強ジャパン結成への意欲は十分。イチロー、松坂、そして02年にともに巨人で日本一の美酒を味わった松井秀…。「自分の中で選手の名前は浮かんでくる」。日本シリーズ終了後には日本人大リーガーの招集、コーチ人事を速やかに行う方針だ。

もちろん、その前にやることも分かっている。6年ぶりの日本一奪回だ。加藤コミッショナーとの会談後は、ジャイアンツ球場でクライマックスシリーズ後初の全体練習。円陣を組む選手に「もうひと山あるぞ!!」とハッパをかけた。

「日本シリーズは1、2戦目が大事」。さすがは若大将。言葉に力がこもった。5、6月の西武との交流戦では1勝3敗と負け越したが、その時は戦線を離れていたエース上原を2戦目までに先発させ、シリーズの主導権を握るつもり。日本一を弾みに世界を獲る。原ジャパンの青写真はできあがった。

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巨人・原監督、WBC監督を受諾「日本代表は誇り」[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは28日、川崎市のジャイアンツ寮に巨人の原辰徳監督(50)を訪ね、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督の就任を正式に要請し、原監督の快諾を得た。

WBC監督をめぐっては、加藤コミッショナー、王貞治コミッショナー特別顧問らで構成するWBC体制検討会議で人選を進め、27日の第2回会合で原監督に要請することで一致していた。

要請を受けた原監督は「今朝、滝鼻オーナーから日本のために頑張ってくれ、との指示がありました。日本代表は誇りであり、憧れ。強いチームを作れるよう力になりたい」と抱負を語った。加藤コミッショナーは「快く引き受けていただき感謝しています。一体感のあるいいチームができるよう、12球団に最大限のご協力をいただけるよう要請します」と述べた。

日本シリーズ終了後にコーチングスタッフを選定した後、11月中をめどにイチロー外野手(マリナーズ)、松坂大輔投手(レッドソックス)ら米大リーグの選手を含めて出場意思を確認し、代表メンバーを選考する。キャンプは来年2月15日から行われ、3月5日からは韓国、台湾、中国と2次リーグ進出を懸けてアジアラウンド(東京ドーム)を争う。

巨人・原監督
「一野球人としてジャパンは誇りであり、憧れ。自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい。世界中から日本代表を強くするという選手に集まってもらい、ファンと選手、我々コーチが一丸となって団結して戦うのが日本の素晴らしさだと思う。」

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[原監督に聞く]日本代表は誇り、憧れ[サンスポ]

巨人の原監督が、2連覇の懸かったWBCの日本代表監督に就任する。責任の重さを感じながらも、しっかりした口調で抱負を語った。

≫就任要請を聞いた時は。
原監督
「チームの監督として(日本代表を)サポートすることしか考えていなかった。こういうふうな形になるとは、全く予想もしてなかった。」
≫過密日程になるが。
原監督
「当面は日本シリーズがある。そこでまず全力で戦い、その後に日本代表、WBCをしっかりと考えて前に進めていきたい。」
≫WBCに向けて。
原監督
「一野球人として日本代表は誇りであり、憧れ。自分の持てる力を出して、強いチームをつくる力になりたい。」
≫大会2連覇の期待には。
原監督
「今、世界中で日本の野球人が活躍している。日本代表を強くするんだ、という選手に集まってもらい、ファンと選手とコーチ陣が団結して戦うのが日本の素晴らしいところだ。」
≫投打の軸について。
原監督
「自分の中で、選手の名前というのは頭の中には浮かんでいる。しかし、今軽々しく名前を挙げるのは控えたい。しっかりと責任あるポジションの中で考え、ご披露したい。」

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原監督がWBC監督要請受諾「強いチームつくる」[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは28日、川崎市のジャイアンツ寮に巨人の原辰徳監督(50)を訪ね、来年3月に開催される国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督の就任を要請、原監督は受諾の意向を伝えた。

原監督は「自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい」と意気込みを語った。

加藤コミッショナーは同日、原監督への要請の前に読売新聞東京本社で巨人の滝鼻卓雄オーナーに原監督のWBC監督就任の了承を得た。

WBCの代表監督をめぐっては、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏が最有力候補に挙がっていたが、星野氏が就任を固辞。27日のWBC体制検討会議では、13ゲーム差を逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた原監督に、WBC代表監督への就任を要請することで意見が一致していた。

巨人・原監督
「一野球人としてジャパンは誇りであり、憧れ。自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい。世界中から日本代表を強くするという選手に集まってもらい、ファンと選手、我々コーチが一丸となって団結して戦うのが日本の素晴らしさだと思う。」
加藤良三コミッショナー
「アジア予選(1次ラウンド)の突破が容易でない中、日本シリーズの準備のさなかにお引き受けいただき感謝申し上げる。12球団には一体性を持ったいいチームになるように協力いただきたいとお願いする。」

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原WBC監督「ファンと団結して戦う」[スポニチ]

巨人の原監督が、2連覇の懸かったWBCの日本代表監督に就任する。責任の重さを感じながらも、しっかりした口調で抱負を語った。

≫就任要請を聞いた時は。
原監督
「チームの監督として(日本代表を)サポートすることしか考えていなかった。こういうふうな形になるとは、全く予想もしてなかった。」
≫過密日程になるが。
原監督
「当面は日本シリーズがある。そこでまず全力で戦い、その後に日本代表、WBCをしっかりと考えて前に進めていきたい。」
≫WBCに向けて。
原監督
「一野球人として日本代表は誇りであり、憧れ。自分の持てる力を出して、強いチームをつくる力になりたい。」
≫大会2連覇の期待には。
原監督
「今、世界中で日本の野球人が活躍している。日本代表を強くするんだ、という選手に集まってもらい、ファンと選手とコーチ陣が団結して戦うのが日本の素晴らしいところだ。」
≫投打の軸について。
原監督
「自分の中で、選手の名前というのは頭の中には浮かんでいる。しかし、今軽々しく名前を挙げるのは控えたい。しっかりと責任あるポジションの中で考え、ご披露したい。」

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原WBC監督、正式決定…コミッショナー要請に快諾

◇「ジャパンは誇り、強いチーム作りたい」

来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に、巨人・原辰徳監督(50)の就任が28日、決まった。プロ野球の加藤良三コミッショナー(67)が川崎市内のジャイアンツ寮に原監督を訪ねて就任を要請し、同監督が受諾した。

原監督は「一野球人としてジャパンは誇りであり、憧れ。自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい。巨人の先輩であり、野球人としても尊敬している王(貞治)さんのサポートは大きな自信。何物にも代え難い大きな力になる」と王コミッショナー特別顧問のバックアップを求めた上で、意気込みを語った。

加藤コミッショナーはこの日、まず都内の読売新聞東京本社で巨人・滝鼻卓雄オーナー(69)と会って原監督の就任を要請し、快諾を得た後、直接本人と会談した。

WBC連覇へ向け、原監督は代表選手の選考について、「日本代表を強くしたいという選手に世界中から集まってもらいたい。(具体的な)選手の名前も頭の中には浮かんでいる」。具体名はあえて挙げなかったが、マリナーズ・イチロー、レッドソックス・松坂大輔はもちろん、このオフ左ひざを手術した松井秀喜らも含め、正真正銘の最強メンバーで臨む考えだ。

コーチ人事は「原監督にお任せする」と加藤コミッショナーから一任された。ただ、原監督は11月1日から西武との日本シリーズを控えているため、「日本シリーズのことで頭がいっぱい。終わってからになると思う」と語った。

加藤良三コミッショナー
「アジア予選(1次ラウンド)の突破が容易でない中、日本シリーズの準備のさなかにお引き受けいただき感謝申し上げる。12球団には一体性を持ったいいチームになるように、協力いただきたいとお願いする。」

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原WBC監督、星野と違う道…独断封印&責任分散型

巨人・原辰徳監督(50)のWBC日本代表監督就任が決まった。目指すのはWBC連覇。だが、北京五輪で銅メダルさえ獲れなかった星野ジャパン惨敗の記憶はまだ新しい。それだけ、原監督への期待も大きいが、北京の教訓を生かすことができるのかどうか。星野ジャパンと原ジャパンの決定的な違いとは−。

まず、1番の差は自己PRの仕方だろう。原監督の父、貢氏(73)は、既に巨人のセ・リーグ優勝決定前後から、「いいか、出しゃばってはいかん。仮にWBC監督に推す声が挙がるようなことがあっても、10人中10人が賛成してくれるなら良いが、2人でも反対者がいるようなら、受けるべきではない」と息子へ言い聞かせていた。

「監督というものは、自分から好んでやるものではない。周囲から推される人間がやるべきもの」というのが貢氏の持論。原監督に対しても“日本代表監督としての品格”を説いてきたという。

確かに、原監督は最後までWBC監督問題に口を開かなかった。一方、星野氏はどうだったか。

北京五輪本番直前はニュース番組やCMに出まくり。星野氏なりに五輪を盛り上げようとの思惑もあったが、「日本代表監督の肩書も金もうけの手段か」と苦々しく受け止める向きもあった。

さらに、北京五輪で惨敗した直後、非公式ながらWBC監督就任の打診を受けていることを認め、「失敗してもチャレンジするのが俺の人生」とヤル気満々でアピール。世論からは“どの面下げて”とばかりに猛反発が起こった。

最終的に、元々クリーンなイメージで、機が熟するまで沈黙を守った原監督に白羽の矢が立った格好だ。

選手との接し方も好対照といえる。カミナリ親父タイプで鉄拳制裁のイメージの強い星野氏は、北京五輪で若い選手とのジェネレーションギャップを感じさせた。星野氏が特定の選手の起用にこだわったのもこのためだ。

一方、原監督は巨人ナインから「いったんユニホームを脱げば、選手と同じ視線で気さくに話してくれる」と評されている。20代前半のダルビッシュ世代や、“上から目線”を嫌うイチローにとっても、若大将なら拒否反応はない。

巨人OB会副会長の広岡達朗氏(76)は「原らしく対話路線でいけばよい。能力のない選手を教育して育てろというのではない。出来上がった選手を使いこなすことが求められているのだから、巨人の現状にも似ている。あとは投手のローテーションと継投を考えてくれる参謀さえ付ければ」と太鼓判を押す。

広岡氏は「星野はよく自ら固辞を決断してケジメをつけた。反省して勉強すれば、近い将来チャンスは来る」とした上で、「北京五輪では星野がコーチ、選手の選考、采配まで全権を任される形になったため、いざ負けたときに一身にバッシングを浴びた。そこに無理があった。“仲良し内閣”は機能的でなかったし、なぜ小笠原を、中村紀を、岩隈を選ばなかったのかと疑問の声が挙がった。だからWBCでは、コーチや代表選手の選考は、加藤コミッショナーや王特別顧問の下に12球団の監督が集まり意見を出し合って行い、負けたときの責任はみんなで負うべき」と指摘する。

星野ジャパンが一極集中体制で失敗したとするなら、原ジャパンは責任分散型。実際、原監督は02年に鹿取ヘッドコーチとのコンビで日本一に。翌03年は独断に走って失敗したが、第2次政権では年上の伊原ヘッド、尾花投手総合コーチで脇を固め、2年連続リーグ優勝を成し遂げた。

星野氏が×、王顧問もムリで、消去法で浮上した原監督。しかし、五輪本番直前の8月9日に東京ドームで行われた日本代表強化試合では、原監督率いるセ・リーグ選抜が11−2という圧倒的大差で星野ジャパンを粉砕した。星野ジャパンが北京で敗れたキューバ、韓国、米国よりも、はるかに手ごわかったのが、代表漏れの寄せ集めチームを率いた原監督だったのだ。意外や意外、原ジャパンは、結構ハマるかもしれない。

◇原&星野徹底比較

原辰徳星野仙一
1958年7月22日生年月日1947年1月22日
50歳年齢61歳
蟹座星座水瓶座
干支
A型血液型O型
福岡出身地岡山
東海大相模高校倉敷商
春1回、夏3回甲子園出場なし
東海大大学明治大
メロンパン好きな食べ物オムライス
若大将ニックネーム闘将

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