11月19日11月19日ロッテのドラフト4位指名、坪井俊樹投手（22＝筑波大）が19日、筑波大内で契約金4000万円、年俸1000万円（ともに推定）で契約を結んだ。ロッテの帽子をかぶり「やっと実感がわいてきました。成瀬さんの投球術を見習って吸収したい」と話した。同大学史上最多となるリーグ戦34勝を挙げた本格派左腕。186センチの長身から最速144キロ速球とチェンジアップを投げ分ける。
卒業論文では「勝利の方程式」を研究中だ。「自分が投げた試合の配球や、ケースによって起きたことを分析して何が勝ちにつながったのかをまとめています。プロでも生かせたらいいと思う」と“国公立の星”らしくID野球を駆使してプロの門をたたくつもりだ。筑波大・川村監督は「マウンドに上がると強気で冷静。1年通して大崩れしない安定感がある」と同大学6人目となるプロに大きな期待を寄せた。
ロッテが、ドラフト4位指名の筑波大・坪井とつくば市内で入団交渉を行い契約金4000万円、年俸1000万円で契約を結んだ。チームは今季13勝を挙げた清水、渡辺俊など右の先発は充実しているが、左腕は8勝した成瀬だけ。即戦力として期待がかかる、首都大学リーグ歴代4位の通算34勝左腕は「左が少ないといっても右投手に勝たないと。自分のいいところをアピールしたい」と意気込んだ。
ロッテが、ドラフト2位で指名したものの巨人に憧れているホンダ・長野久義外野手（23）に自主制作の“プロモーションDVD”をプレゼントし、週明けにも本格交渉に入ることが19日、分かった。ロッテの魅力や今季の戦いぶりを集めたもので、ホンダ残留の可能性もある社会人屈指の好打者を翻意させるのが狙い。ほかにも広報誌での特集など様々なプランを練っており、チームの魅力を訴えていく構えだ。
クリスマスには早いが、ロッテが心のこもった贈り物を用意する。ホンダが16日の社会人・日本選手権初戦で敗退したことを受け、球団では本格交渉への準備に入った。巨人への思いを捨てきれない長野を、いかに振り向かせるか。腕の見せどころだ。
まずは、目に訴える。現在、08年の戦いぶりを凝縮した“プロモーションDVD”を急ピッチで制作している。チームの1番の魅力は型にはまらない自由なカラー。今季も一時は最下位に低迷しながら、驚異的な巻き返しでクライマックスシリーズ出場まであと一歩の4位に食い込んだ。さらに、ファンの熱さ、それに応えるサービスの多彩さも12球団屈指。過去には里崎の歌謡ショー、ボビーの社交ダンスもあった。球場への路線バスもマリーンズ仕様。画面を通してそんな熱狂が伝わる内容になっている。
スター候補生を売り出すため、異例の企画もある。来春のキャンプ中に発売される、09年第1弾となる広報誌では、長野の素顔に迫る大特集を組む予定。いきなり表紙を飾る可能性もあり、球団関係者は「注目度からいって十分ありえます」と意気込んでいる。
金銭面でも、1位と同等評価の最高条件を用意する方針。さらには、かつて落合らがつけた伝統の背番号「6」もスタンバイしている。「リクエストには精一杯応えたい」と瀬戸山球団社長も話しており、要望があれば、ロッテのお菓子をドーンとプレゼントする。路線バスでのアナウンスに起用されるケースもある。
とはいえ、最大の贈り物は誠意。日本選手権の期間中も、担当スカウトらは連日足を運び、一挙手一投足を見守っていた。公開入団発表も“長野待ち”で1週間遅らせる予定。「お口の恋人」ならぬ「ボビーの恋人」に、思いが届く日は来るのか。
引き留め交渉が決裂したロッテ・清水について、本多幸喜球団部部長は19日、「自信を持った金額を提示している。じっくりと交渉を続けていきたい」と長期化覚悟で契約交渉を行う構えを示した。
また、ポスティング・システム（入札制度）や自由契約での移籍については「要求するのは自由だが権利はこちら（球団）にある」とし、容認しない方針を示した。
元ロッテの初芝清氏（サンケイスポーツ専属評論家）が19日、ドラフト2位指名のホンダ・長野に「グラウンドで『6』が見たい」と自身が背負った背番号6の継承を熱望した。
市消防局記念大会のイベントに参加した同氏は「プロは1年でも早く入った方が有利」とアドバイス。一方、球団はチームのDVDや球団広報誌を長野に贈って魅力を伝える予定で、来週中にも2回目の指名挨拶を行う。
ロッテは19日、ドラフト4位で指名した筑波大の坪井俊樹投手（22）＝186センチ、70キロ、左投げ左打ち＝と契約金4000万円、年俸1000万円で契約した。（金額は推定）