わたしはかもめ2008年鴎の便り(12月)

便

12月4日

大嶺25%アップ、マリーンズ契約更改交渉[千葉日報]

千葉ロッテの大嶺祐太投手(20)が4日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、250万円増の1250万円でサインした。

今季は7月24日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初勝利を挙げるなど7試合に登板し2勝2敗、防御率5.23。ルーキー唐川侑己投手の活躍に刺激を受けたと言い「ストレートとチェンジアップがよかった。一つ変化球があるだけで有利になるケースがあり、ストレートは速さより切れと制球と分かった」と成長を見せた2年目のシーズンを振り返った。

スタミナ不足を課題に挙げ、年末は古里・石垣島で走り込む。「もっともっとチームに貢献して優勝するのが1番。やるからには2ケタ勝利が目標」と来季の抱負を語った。

また渡辺正人内野手(29)は180万円減の1670万円で更改。「守りだけでなく、いいところで打てるようにしたい。何年もヒーローインタビューに立っていないので、いっぱい立ちたい」と意気込んだ。

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ホンダ長野、入団再要請も拒否、5日に残留表明[千葉日報]

ロッテからドラフト2位で指名を受けたホンダの長野久義外野手は4日、ロッテの山下徳人スカウトから再度、入団要請を受けたが、あらためて拒否する意向を伝えた。ロッテの要望で5日にも交渉することになったが、長野は同日、ホンダ残留を正式に表明する。

巨人入りを希望する長野は既にロッテに入団拒否を伝えている。ホンダの安藤強監督は「意思は変わらない。ロッテが“もう1日考えてくれ”ということだったので。残留を本人から伝えると思う」と話した。一方、ロッテの瀬戸山隆三球団社長は「状況は厳しいと思うが、可能な限り本人と接触していきたい」と語った。

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ロッテ拒否の長野…山下スカウト「熱意持って続ける」[夕刊フジ]

3日にホンダ・安藤監督を通じて入団拒否の意思を伝えた長野。それでもロッテ・山下スカウトは4日、当初の予定通り埼玉県狭山市内の合宿所を訪れ、長野、安藤監督と1時間20分にわたって交渉を行った。

会談を終えた山下スカウトは「引き続き誠意と熱意を持って交渉を続けていきたいと伝えました」と厳しい表情で語った。会談の途中には安藤監督に席を外してもらい、15分ほど長野と2人だけで話したという。

結局、5日に再び交渉する運びとなったが、長野の気持ちが「入団拒否」から再び揺らいだワケではない模様だ。

安藤監督は「(ホンダ)残留の意思は長野本人からお伝えしました。(長野の)迷いとかではなく、ロッテさんがもう1日、時間をくださいということでしたので」と説明。ロッテ側の“最後のお願い”を受け入れた格好だ。

5日行われる交渉を終えたところで、長野は残留を正式表明する予定。「長野の決意は固まっています」(ホンダ関係者)という段階で、ロッテが1日結論を引き延ばした真意はナゾだ。

6日が24歳の誕生日という長野を翻意させるため、どんなプレゼントを用意してくるのか。

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ロッテ大嶺一発更改!長野にもアドバイス[ニッカン]

今季プロ初勝利を挙げたロッテ大嶺祐太投手(20)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250万円アップの1250万円(推定)で一発サインした。大嶺は「自分がそれくらいかな、と思っていたぐらい(の額)」と納得の表情を見せた。

7試合に登板して2勝2敗、防御率5.23の成績を残した。「侑己(唐川)に負けられない気持ちになった。侑己の存在が大きかった」と今季を振り返った。初勝利はルーキー唐川が先で、勝利数(5勝)でも及ばなかった。後輩に刺激された2年目だった。課題も自覚している。「イニング途中での交代が多かった。気持ちとスタミナ、そこらへんを変えたい」。

ドラフト2位の長野久義外野手(23=ホンダ)があらためて入団を拒否した。そのニュースを聞いて、2年前にロッテに強行指名されて悩んだ自分をダブらせた。「ロッテに入ってよかったと思っているので、まだ時間があれば交渉して、いい球団であることが分かってもらえれば、入ってくれると思います」。今、そう言い切れる大嶺は、来季の目標として2ケタ勝利を掲げた。目標に向け、年明けには他球団選手との自主トレを計画している。

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ロッテは諦めない…直前まで交渉続ける[ニッカン]

ロッテは引き続きドラフト2位で指名したホンダ・長野久義外野手(23=日大)との交渉を継続させる姿勢を崩していない。瀬戸山球団社長は、長野側と話し合う最中の山下スカウトから電話連絡を受けた上で、継続方針を変えない旨を伝えた。「安藤監督からは厳しいお話をいただいたようですが、引き続き交渉させていただきたいということです」と話した。

この日「(交渉が)前進した」と受け止める部分があったという。「20分とはいえ、山下スカウトが長野君と2人で話し合いができた。本人がもう少し考えたいといってくれているし両親とも相談するといってくれた。そこに望みをつないでいます」。5日、長野側は残留会見を行う予定だが、山下スカウトは会見前に再度入団交渉を行うつもりだ。同社長は「一生の大事な話ですから、ギリギリまで考えて欲しい。可能な限り接触させていただき入団していただきたい」と繰り返した。

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長野ロッテ拒否、5日に“2浪”会見[ニッカン]

ロッテからの2位指名を拒否する意思を固めたホンダ・長野久義外野手(23=日大)が5日、正式に残留表明を行う。埼玉県狭山市の同社合宿所で4日、ロッテ山下スカウトと交渉したが、あらためて入団の意思がないことを伝えた。5日は再びロッテ関係者が合宿所を訪れた後、長野が自らの口で意思を語る。

約1時間20分の交渉を終えた山下スカウトは「引き続き熱意を持って交渉を続けていきたい。もう少し考えさせてくださいという返事はもらいました」と含みを持たせた。だが、ホンダ側はこれを完全に否定。正式表明を1日延ばすことに、安藤強監督(44)は「迷いとかではなく、ロッテさんがあと1日下さいということだった」と説明。「8日から新チームがスタートするので、その辺は分かっていただきたいという話はした」と、5日を最後に交渉にも応じない考えだ。

交渉中は、長野と山下スカウトが2人になり約20分間話したが、気持ちの変化はなかった。前回は監督も一緒に玄関まで見送りに出てきたが、この日はマネジャーだけ。熱望する巨人入りへ、三度目の正直を待つことになる。

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ロッテと言えば…大嶺再び長野にラブコール[スポニチ]

ロッテの大嶺が250万円増の年俸1250万円でサインした。2年目の今季は背筋痛で出遅れたが、7月24日の日本ハム戦でプロ初勝利を挙げるなど2勝をマーク。来季の目標に2ケタ勝利を掲げた。また、自身が06年ドラフトで意中の球団ではなかったロッテ入りを迷った経緯があるため、ホンダ・長野について「自分は本当にロッテで良かったと思っている。時間をかけて、いい球団だと分かってもらえれば入団してくれると思う」と話した。

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ロッテ懇願も…長野のハラは決まっている[スポニチ]

巨人入団を熱望し、ロッテからドラフト2位で指名を受けたホンダ・長野久義外野手(23)が4日、山下スカウトの挨拶を受けたが、あらためて拒否する意向を伝えた。

午後3時から約1時間20分に及んだ会談を終えた山下スカウトは「誠意と熱意で交渉を続けたいと伝えたら“もう少し考えさせてくれ”と言われた」と手応えを強調。約15分間、長野と2人きりで話をしたことも明かした。

だが、長野に代わって取材対応したホンダ・安藤監督が、すぐに“翻意”を完全否定した。「残留することを伝えた。山下さんは“少し時間を下さい”と言うが長野に心の迷いとかはない」。ホンダ関係者も「長野はそう(もう少し考えさせてと)は言っていない」と話した。

ロッテはすでに最高の評価となる契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示。5日も交渉することが決まったが、長野の意思は固く、その席で正式に交渉打ち切りを申し入れる見込みだ。

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大嶺250万アップの1250万円でサイン…ロッテ[報知]

ロッテの大嶺祐太投手(20)が4日、千葉マリンで契約更改し、250万円増の1250万円でサインした。2年目の今季はプロ初勝利を挙げたが、2勝2敗。「やるからには2ケタを目標にして頑張りたい」とレベルアップを目指して、オフは下半身を鍛え抜く。

入団時は大物ルーキーと期待されながら、今季5勝(4敗)した新人の唐川に後れを取った。「(唐川)侑己の存在が大きかった。強い体を作っていきたい」と意地をのぞかせた。

06年高校生ドラフトではロッテから強行指名され、迷った末に入団した。今では「本当にロッテでよかったと思っている」とホンダ・長野にもラブコールを送るほど球団になじんでいる。“ロッテ愛”に燃える右腕が3年目の飛躍を誓った。

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長野「ホンダ残留」に5日も会いに行きます…ロッテ[報知]

ロッテにドラフト2位で指名されたホンダの長野久義外野手(23)が4日、埼玉・狭山の同社合宿所でロッテと会談し、入団を断る姿勢を伝えた。ロッテ側は5日にも再び交渉に訪れて翻意を求める意向だが、長野の決意は変わらず、同日に残留を正式表明する。

バレンタイン監督が訪れた10月30日の指名挨拶。契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円の最高条件を提示された11月24日の初交渉。今月2日と、この日の交渉。それでも長野の固い意志は揺るがなかった。午後3時前に山下スカウトが合宿所を訪れ、ホンダの安藤監督を交えて3人で交渉。途中20分間、長野は1対1でも話し合った。約1時間20分を経て長野側が伝えたのは「残留」の2文字だった。

長野は報道陣の前に姿を見せなかった。ホンダの安藤監督は「(残留は長野)本人からお伝えしています」と説明。当初から予定していた5日の残留正式表明を変更する予定はないという。

山下スカウトは「引き続き、誠意を持って交渉を続けていきたい」と話したが、5日で今後の交渉は事実上、打ち切りとなりそうだ。長野は日本ハムから4巡目指名された日大時代の06年から持ち続けた巨人入りの初志を貫くため、自らの言葉で残留の理由を語る。

◇現状は厳しい

ロッテの瀬戸山球団社長は「状況は相変わらず厳しいとは思う」と現実を受け止めた。山下スカウトから報告を受けた後、千葉市内の球団事務所で「(長野と)2人で話が出来たのは前進。安藤監督からは(入団は)非常に厳しい、という話をいただいたが、長野君はもう少し考えますと言ってくれた」と明るい材料を強調したが、渋い表情だった。

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ロッテ大嶺250万円増1250万円でサイン[ニッカン]

2年目でプロ初勝利を含む2勝を挙げたロッテ大嶺祐太投手は4日、250万円増の年俸1250万円で来季の契約を更改した。先発ローテーション定着を狙う来季に向けては「やるからには2ケタ勝利が目標」と意気込んだ。(金額は推定)

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長野、ロッテと2度目交渉もホンダ残留表明へ[サンスポ]

ロッテは4日、ドラフト2位で指名したホンダの長野久義外野手(23)と埼玉・狭山市の同社野球部合宿所で2度目の入団交渉を行った。前日3日にホンダの安藤強監督を通じて入団拒否の意思を伝えられていたが、この日の段階で結論は先延ばしとなった。長野の翻意を目指し、5日も交渉する。

ロッテはこの日、担当の山下スカウトが約1時間20分、長野と入団交渉を行い、再度入団を要請した。同席した安藤監督によると、長野の口から正式に入団を断る旨を伝えたが、ロッテは長野と1対1での話し合いを要望。途中、安藤監督が席を外して約20分間、話し合った。

山下スカウトから報告を受けた瀬戸山球団社長は「長野君に入団してもらいたい気持ちは変わらない。(長野から)『両親に相談したい』といわれたのは、どちらかといえば前進。状況は厳しいが、可能な限り本人と接触したい」と語った。

一方、安藤監督は「『あと1回、会う機会を下さい』といわれたので会う。(長野が)迷っている訳ではない」と説明。長野は5日の交渉後、ホンダ残留を正式表明する見通しだ。

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ロッテドラ1・柳田、K−1転向!今オフ戦力外21歳、父は元ボクサー[報知]

ロッテの05年高校生ドラフト1巡目で、今オフに戦力外通告を受けた柳田将利投手(21)が、プロ格闘家に転身する意向を持っていることが4日、分かった。かねてより格闘技に強い興味を示していた柳田には、新しい日本人スターが欲しい「K−1」が興味津々。近日中に本格的な交渉に入る予定だ。

かつての“ボビーの恋人”が、第2の人生をリングに求める。K−1側は既に水面下で意思を調査。来季のトライアウト受験を目指し、大阪の実家に戻ってトレーニングを続けている柳田は、「魔裟斗さんがすごく好き。話があるのならばぜひ聞いてみたい」と強い関心を示している。

ポテンシャルは折り紙付きだ。父・平三郎さんは元プロボクサーで、DNAには格闘センスがすり込まれている。3年間で1軍出場はなかったものの、青森山田高時代は通算36本塁打をマークし、9月に打者転向するまで、一時は二刀流が検討されるなど、運動能力は一級品。176センチ、93キロの体格に、不敵な面構えといったキャラクター面も格闘技向きだ。

K−1は一時の人気に陰りが見えるだけに、柳田は魅力的な素材だ。現状ではヘビー級が有力だが、大減量して魔裟斗らがいるミドル級、また、総合格闘技部門のDREAMと言う選択肢もある。将来的には、プロ格闘家転向を表明した北京五輪柔道金メダリスト・石井慧(国士大)とのビッグマッチの可能性も十分ある。

プロ野球から格闘家への転身では、ロッテの先輩でもある立川隆史の例があるが、柳田は21歳の若さで、伸びしろも大きいはずだ。「ケンカ屋と聞いているし、期待している。6日のK−1ワールドGPでは、リングサイド最前列の席を用意しておく」とK−1の谷川貞治イベント・プロデューサー。柳田の動向に注目が集まる。

柳田将利(やなぎだ・まさとし)
1987年9月2日、大阪・藤井寺市生まれ。21歳。青森山田高時代はMAX149キロの剛球と、通算36本塁打の長打力を兼備し、05年の高校生ドラフト1巡目でロッテに入団。両ひざの故障などもあり、3年間で1軍出場はなし。今年9月には野手転向が発表されたが、10月1日に戦力外通告を受けた。176センチ、93キロ。左投左打。独身。
格闘家へのサプライズ転身
最大の話題を呼んだのは、03年の元横綱・曙のK−1参戦。同年大みそかの「Dynamite!」では、ボブ・サップと激突し、壮絶なKO負けを喫するなど大きなインパクトを残した。その後も、K−1にはタレントのボビー・オロゴンや、柔道の秋山成勲など、話題性のある選手が続々参戦。対抗勢力だったPRIDEでも柔道の吉田秀彦や、レスリングのシドニー五輪金メダリストであるルーロン・ガードナーなど、大物が続々リングに上がっている。

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長野、入団再要請も拒否 5日ホンダ残留表明へ[サンスポ]

ロッテからドラフト2位で指名を受けたホンダの長野久義外野手は4日、ロッテの山下徳人スカウトから再度、入団要請を受けたが、あらためて拒否する意向を伝えた。ロッテの要望で5日にも交渉することになったが、長野は同日、ホンダ残留を正式に表明する。

巨人入りを希望する長野は既にロッテに入団拒否を伝えている。ホンダの安藤強監督は「意思は変わらない。ロッテが“もう1日考えてくれ”ということだったので。残留を本人から伝えると思う」と話した。一方、ロッテの瀬戸山隆三球団社長は「状況は厳しいと思うが、可能な限り本人と接触していきたい」と語った。

ホンダ・安藤強監督
「ロッテから条件面の話はなかった。(5日の交渉は)時間を下さいということだったので…。8日から新チームになるので、ロッテにその辺を分かって欲しいと伝えてある。」
ロッテ・瀬戸山隆三球団社長
「安藤監督には“5日で交渉を最終にしたい”と言われた。長野君に入団してもらいたいのは変わらない。(長野から)両親に相談したいと言われたのは、どちらかと言えば前進かな。」

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ロッテ・大嶺「唐川の刺激」で250万円増[スポニチ]

ロッテの大嶺祐太投手(20)が千葉マリンで契約更改交渉に臨み、250万円増の年俸1250万円でサインした。2年目の今季は背筋痛で出遅れたがシーズン中盤に先発ローテーション入り。プロ初勝利を挙げ、2勝をマークした。1歳下の新人・唐川は5勝しており「(唐川)侑己の活躍が刺激になった。侑己の存在が大きかった」。来季の目標については「もっとチームに貢献して優勝したい。やるからには2ケタ勝利できるように頑張る」と語った。

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大嶺250万円増でサイン…ロッテ[報知]

ロッテの大嶺祐太投手(20)が4日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、250万円増の1250万円でサインした。今季は7月24日の日本ハム戦(札幌D)でプロ初勝利を挙げるなど、7試合に登板して2勝2敗、防御率5.23。「今年はチームに少ししか貢献できなかったので、もっと頑張りたい」と飛躍を誓った。

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新井貴浩新会長を選出、日本プロ野球選手会[サンスポ]

労働組合・日本プロ野球選手会は4日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、宮本慎也会長(ヤクルト)に代わり、新会長に新井貴浩副会長(阪神)を選出した。任期は1年。

新井新会長は「宮本会長の対話路線を引き継ぎ、しっかりと経営側と対話して進めていきたい」と緊張の面持ちで抱負を語った。フリーエージェント(FA)制度改革などに3年間、取り組んだ宮本前会長は、31歳の新会長に「僕も最初は不安があった。できるだけバックアップする。新井くんらしくやればいいと思う」とエールを送った。

新井新会長は1999年、駒大からドラフト6位で広島入団。2005年に本塁打王。FAで今季から阪神在籍。今夏の北京五輪には日本代表として出場した。

また定期大会では国内FAを行使した選手のポスティングシステム利用の制限や、アマ選手の海外流出問題などでも意見交換を行った。

◇対話路線を引き継ぐ新会長

新井新会長は緊張した面持ちで「ベテラン、同世代、若い選手の意見を聞きながら、しっかり引っ張っていきたい」と、意気込みを語った。フリーエージェント(FA)宣言し、移籍した選手では初の選手会長となった。満場一致で承認された定期大会後には、新井を新選手会長に推薦した宮本前会長に自ら花束を手渡した。その前任者が築いた対話路線を引き継ぎ、労使交渉に当たっていく。課題の多い現状については「全ての問題はリンクしていると感じる」と、とらえていた。

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元プロ野球ロッテドラフト1位投手がK−1入りへ[内外タイムス]

プロ野球ドラフト1位選手がK−1戦士に転身へ。2005年、千葉ロッテマリーンズのドラフト1位で今季戦力外通告された柳田将利が3日、K−1に転向することが本紙の取材で明らかになった。球界関係者が「間違いない」ともらしたのだ。過去にプロ野球からは立川隆史が引退後にK−1デビューしているが、今季まで現役だった選手が転身するのは初。将来性あふれる若武者が新天地に活躍の場を求める。

プロ転向した柔道北京五輪金メダリスト石井慧に注目が集まるマット界だが、今度は水面下で石井と同い年のプロ野球選手が、立ち技格闘技K−1への転向に向けて動き出していることが分かった。球界関係者によると「ロッテの柳田が格闘技をやりたがっている。K−1サイドと話し合いをもつ」と実際に交渉に入るのも間近だという。

柳田といえば、甲子園球児として青森山田高校時代から脚光を浴び、05年のドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。投手としてはMAX149キロの速球、打者としては高校通算36本塁打の長打力があり、プロ入り後は投打2刀流が期待される逸材だった。だが、足のケガで才能が開花することなく、10月1日付けで戦力外通告された。

体重約100キロという巨体の持ち主。その恵まれた体格からついたニックネームは「どすこい君」。しかし、ただの巨漢ではない。前出の球界関係者によると「あの大きな体でも楽々とバック転ができちゃうんだから、身体能力は相当なものを持っている。動きも速く、格闘技には前々から興味があったみたい」という。ヘビー級ながら抜群の運動神経を兼ね備えた逸材なのだ。

プロ野球界からは、同じくロッテの立川隆史が引退して1年後の31歳でK−1に挑戦したが、今シーズンまで現役だった選手が転身するとなれば初めて。K−1の谷川貞治イベントプロデューサーも「興味があって来てくれるなら嬉しい。お会いしたいです」と歓迎ムードだ。

日本人ヘビー級戦士を育成するために奔走してきたK−1にとっても魅力的な選手。K−1ヘビー級は今年、「K−1WORLD GP FINAL」(6日横浜アリーナ)のベスト8に日本人戦士が1人も残れないという非常事態に陥った。スーパーヘビー級(100キロ超)の柳田は、ノドから手が出るほど獲得したい存在といえる。

若くして球団からリストラされたプロ野球選手が四角いジャングルへ。弱冠21歳の若武者が人生の新たな一歩を踏み出すことになる。

◇好結果残せば清原も決断か

過去にK−1のリングにはプロレスや柔道界をはじめ相撲界、芸能界など、異業種から多くの選手が上がってきたが、プロ野球選手はどうなのか。

これまでプロ野球選手では、柳田と同じ元ロッテの立川隆史が現役引退後に31歳でK−1戦士となったが、現時点ではワールドGPやトップ戦線には絡めていないのが実情。立川は07年のK−1ジャパン第1回トライアウトを経て、8・16東京ディファ有明のデビュー戦で判定勝ち。その後、12・8にもキム・キミンにKO勝ちするなど滑り出しは順調だったが、今年に入ってからは日本人相手に2連敗。いまだ実力者を倒すほどには至っていない。

しかし、柳田の場合は話が別。まだ21歳でこれから下積みを経験したとしても、ピークを迎えるまで時間はタップリある。

将来有望な柳田がリングで結果を残せば、今後プロ野球界からK−1転向への動きが加速してもおかしくない。野球界で結果が出せず、くすぶっている他の選手への影響や、先輩の立川にとっても刺激になるだろう。

さらに柳田と立川のK−1史上初のプロ野球選手対決も可能。幾度となく参戦が取りざたされている清原和博も闘争本能を触発されて、重い腰をあげるかもしれない?いずれにせよ、実現すれば2例目となるプロ野球選手のK−1転向に、夢は広がるばかりだ。

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