千葉ロッテのルーキー唐川侑己投手(19)が5日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、800万円増の年俸1800万円でサインした。初めての契約更改を終え唐川は「結構評価していただいた。スムーズにできてよかった」と笑顔を見せた。
唐川は、初登板初先発で初勝利を挙げるなど高卒新人の球団記録となる5勝をマーク。ただ夏場以降は勝ち星から遠ざかり、1年目の成績は15試合に登板し5勝4敗、防御率4.85。今季を振り返り「5勝は自信にしていいと思うが、まだ全然だめ。シーズンを通してやれる体力がないと実感した」とスタミナ不足を課題に挙げた。
塀内久雄内野手(27)は80万円減の1220万円で更改。「下がるのは分かっていた。打撃をもっと磨いていかないと同じ結果になる」と、10年目の節目を迎える来季に奮起を図る。
千葉ロッテは5日、来季のコーチ陣を発表した。バレンタイン監督ら1軍スタッフに変更はなく、新たに設けられた2軍投手コーチ補佐に元千葉ロッテ投手の和田孝志氏(38)と前広島スカウトの山崎健氏(36)が就任した。
ロッテのルーキー唐川侑己投手(19)が5日、千葉マリン内で契約更改交渉し、800万円増の1800万円(推定)でサインした。「初めてだったのでよく分からなかったけど、評価してもらったという思いが強い」と笑顔で話した。デビュー戦のソフトバンク戦で初勝利を挙げ、平成生まれで記念すべき初白星をマークした。高卒新人のデビュー戦から3戦3勝は87年の中日近藤以来4人目の快挙でもあった。交流戦以降はやや息切れしたが、最終的にロッテの高卒新人として最多の5勝(4敗)を挙げた。
唐川は「1年目に5勝したことは自信にしていいと思う。来年は背番号(19)くらい勝てればいいですね。でも現実的じゃないので、とにかくたくさん勝ちたいです」と話した。最近では日本ハム・ダルビッシュが1年目で5勝、2年目で12勝を挙げた。「人と同じ目標を立てるのは嫌」と言う唐川は、来年ダルビッシュ超えの13勝を目指す。そのためにも現在は忙しいイベントやトークショーの合間にランニング、筋力トレなど体力づくりに励んでいる。「大嶺さんや由規(ヤクルト)中田(日本ハム)など同じ世代の人達と刺激し合いながらやっていきたい」と、来年も“唐川世代”を引っ張る。
ロッテ塀内久雄内野手(27)が契約更改交渉し、80万円ダウンの1220万円でサイン。8月のオリックス戦でバットが頭部に当たり裂傷、11月の秋季キャンプでは打球が頭部に当たり頭蓋骨陥没の重傷を負った。「2度あることは3度あるかもしれないので日常生活から警戒しています」と11月下旬の選手会ゴルフではヘルメットをかぶってプレーした。今季は40試合で打率1割5分3厘と成績も振るわなかったことから、「今年中におはらいに行きます」と神妙に話した。
ロッテ・唐川侑己投手(19)が5日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、800万増の1800万円で一発サインした。
交渉を終えた右腕の表情に充実感がみなぎった。ローテ入りし、球団史上初の高卒新人5勝。「評価してもらった」と笑顔がはじけた。昨年までは“高校生ビッグ3”と呼ばれた同期の中でも、1700万円のヤクルト・由規、1200万円の日本ハム・中田を抜いてトップに立った。
だがこれで気が緩むことはない。来季の勝ち星の目標を、自身の背番号19に設定。「それくらい勝てればいい。たくさん勝ちたい」と宣言した。高卒1年目に5勝の日本ハム・ダルビッシュは2年目に12勝したが、唐川が目指すのはさらに高いレベル。白星を積み重ねてチームに貢献する。
ロッテ・唐川が800万円増の年俸1800万円で一発サイン。高校出新人では21年ぶりのデビュー3戦3勝を含む5勝の成績に加え、話題性も考慮されての大幅昇給。日本ハム・中田、ヤクルト・由規を抜いて同世代の稼ぎ頭となった右腕は「自分達はこれからプロ野球界を背負っていくことが求められるので今(稼ぎ頭で)どうこういうのはない」来季の目標として「背番号と同じ19勝?そのくらい勝てれば」と話した。
来季はダル超えだ−。高卒ルーキーとして球団最多の5勝(4敗)をマークしたロッテ・唐川侑己投手(19)が5日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、800万円増の1800万円でサインした。
「すごく高い評価をしてもらったと思います」。唐川のはにかんだ笑顔に自信があふれた。デビュー戦となった4月26日のソフトバンク戦で高卒新人として球団史上初の初先発初勝利を挙げ、5月3日の西武戦で初完投勝利。同13日の日本ハム戦では、高卒新人としてプロ野球21年ぶりとなる初登板からの3戦3勝を達成。将来のエース候補に、球団は800万円増の大幅昇給で応えた。
同じくルーキーイヤーに5勝を挙げたダルビッシュ(日本ハム)は、2年目に1500万円増。唐川は「来季は背番号と同じ19勝?そのくらい勝てればいいですね」と2年目に12勝を挙げたダル超えを宣言した。
高い目標をクリアするため、環境も整える。今オフに車の運転が解禁となり、トヨタのレクサスを購入する予定だ。「支度とか遅い方なので、人を待たせてしまう。気兼ねする必要がなくなりますね」と照れ笑いを浮かべた。
ロッテ・唐川侑己投手が5日、800万円増の1800万円でサインした。平成生まれの初勝利を挙げ、史上4人目の高卒新人デビュー戦から3連勝に、球団新の5勝を達成。「高校BIG3」と呼ばれた日本ハム・中田の1200万円、ヤクルト・由規の1700万円を超え、2年目はNO.1となった。来季の目標は背番号と同じ19勝。「現実的ではないですけど、それぐらい勝てればいい」と意欲的だった。
ロッテは5日、来季のコーチングスタッフを発表した。05年までチームスタッフだった和田孝志氏(38)と、前広島スカウトの山崎健氏(36)が、2軍投手コーチ補佐に就任する。
2年前のドラフトで指名した日本ハムに続き、今年もロッテへの入団を拒否したホンダ・長野久義外野手(24)。あくまで“ジャイアンツ愛”を貫く覚悟を表明した会見は、なぜかとっても酒臭かった。
最後の交渉となった5日、ロッテの担当スカウトを埼玉県狭山市の野球部合宿所合宿所玄関で見送る長野はホンダの正装、真っ白いツナギ姿。対照的に目は真っ赤に充血していた。「あと1年、新たな気持ちで」と残留表明会見でも終始、声はかすれ気味だった。
感情の表れかと思いきや、実は前夜にかなり深酒をしたせい。酒豪で鳴らす長野だが、正午近くでもハッキリ分かるほどアルコール臭を漂わせ、会見終了後には「めっちゃ酒臭い」と照れ笑いを浮かべた。
根っからの巨人志望とはいえ、ロッテは誠意を尽くしてくれた相手。「交渉は今日で打ち切りに」とケリをつけるため、前夜に様々な思いを飲み干す必要があったか。「本当に悩みました」と長野。だが、先月下旬にロッテが初めて条件提示する前から、心の中で答えは出ていた。
ドラフト後、先月の社会人野球日本選手権で無安打のまま敗退すると、「(ホンダ・安藤)監督から熊本行きのチケットをもらった」という。じっくり1人で考える時間を与える配慮だった。
熊本・南阿蘇村にあるチーム関係者の実家に2日間滞在し、「大自然の中で原点に戻ってもう1度やろうかなと思った」。合宿所に戻るとすぐ、監督に残留の意思を伝えたという。
「巨人への思いが残留の理由か」との問いに、「それも多少ある」とも。もちろん悲願は来年の巨人入り。
逆指名のない現行のドラフト制度では、三たび他球団が交渉権を獲得する可能性もある。「来年どうなるかは分からない。ケガをするかもしれないし」と長野。来年のドラフト後には、3年越しの祝杯をあげられるか。
ロッテからドラフト2位指名を受けたホンダ・長野久義外野手(24=日大)が5日、埼玉県狭山市の合宿所で入団拒否を正式表明した。ロッテ山下スカウトと約15分間交渉し、不変の気持ちを伝えた。熱望する巨人への思いは「小さい頃からすごく好きだった。まだジャイアンツのユニホームを着るイメージはできませんが。夢?そうです」と話した。
11月後半の日本選手権終了後、2日間熊本県阿蘇山にこもった。「大自然の中で色々考えました。原点に戻ってもう1度やろうと」。ロッテの誠意を感じ入団に傾いた時はあった。「ロッテファンや関係者の方には本当に感謝しています」。家族にも入団を勧める声があった。ただ長野の気持ちを考慮し、直前で指名回避した他球団のスカウトにも筋を通したかった。
6日に24歳になる。年齢への不安は「特にないです」という。来年、大きなケガをする可能性だってある。「それも運命だと思っている。全て覚悟の上です」。都市対抗は4強、日本選手権は無安打で初戦敗退した。「社会人でやり残したことがある」と繰り返した。来年巨人から指名されなければ、もう1年残留するのか。「どうですかね。考えてないです」。日大時代は日本ハムのドラフト4巡目だった。1位指名される選手になりたいかとの問いに、「それはすごくある」と力を込めた。
ロッテ瀬戸山球団社長がホンダ・長野久義外野手(24=日大)獲得からの撤退を表明した。5日、長野の会見後に千葉市内の球団で会見。「大変残念な結果ですが、本人が自分で決めたと言われたので仕方ないですね。彼の新しい野球人生の活躍を陰ながら祈っています」と淡々と話した。来年1月31日まで交渉権を持つため「心変わりがあるかもしれないので、それまで門戸を開けておきます」としたが、実質ピリオドを打った形だ。今後チームの補強について「こういうケースも想定していたので動いています。何かしらの形で補強したい」と話した。
山下スカウトから報告を受けたロッテ・瀬戸山球団社長は長野獲得の断念を表明した。「本人が決断したことなので致し方ない。大変残念な結果だが、意思を尊重したい。こちらから積極的に説得するのは本日をもって終わりにしたい」。予測できていたとはいえ、誠意と熱意が届かなかった落胆は隠せず「心変わりすることがあれば交渉権がある1月末まで門戸を開けておく」と未練も見せていた。
今秋ドラフトでロッテから2位指名を受けたホンダの長野久義外野手(24)が5日、チーム残留を正式に表明した。狭山市の同社合宿所でロッテ・山下スカウトと面会し、来年巨人入りを目指すことなどを理由に入団を断った。会見では「ロッテ関係者、ファンの方々に感謝している」としながら「巨人のユニホームを着るのは小さい頃からの憧れ。社会人でやり残したこともある」と説明。11月の日本選手権終了後、ホンダ・安藤監督の勧めもあって熊本で休養した際、南阿蘇の大自然の中で残留を決断したことも明かした。
日本ハムに4巡目指名された06年に続く2度目のプロ入り拒否。来年、巨人からの指名があるかは分からないが「リスクは分かった上で決めたことですから」と腹をくくった。初志貫徹した長野が覚悟の社会人3年目を迎える。
ホンダの長野久義外野手は意中の球団ではないことを理由に2度までもプロ入りを拒否した。日大時代に担当だったある球団のスカウトは「選手としての旬を逃した」と惜しんだが、在阪球団スカウトは「アマ球界のスーパースターなら別だが、これで来年は巨人以外の球団は手を出さないと思う。長野への配慮というか、一般的にごねる選手は嫌うから」。“三度目の正直”での巨人入りが既定路線になったことを示唆した。
一方でこの流れに新たな懸念の声が聞こえる。ある球団代表は警戒感を強めて言う。「これで選手の希望球団を聞くべきだという大義名分ができた。田沢(レッドソックス)の件も絡めて、一部球団から希望枠復活の主張が出てくるだろう。当然、その動きの狙いの先には2年後の斎藤佑樹(早大)という超目玉がいるのだが」。
球界は2007年春、西武の裏金問題を受けた再発防止策として、裏金の温床とされた希望枠を撤廃した。それからまだ2年しかたっていない。あるチーフスカウトは「現場の準備が台無しになるのはもちろんだが、長野の問題の本質も吟味せずに制度をころころと変えれば、球界全体の信頼にもかかわってくる」と警鐘を鳴らしている。
ロッテからドラフト2位指名された長野久義外野手のホンダ残留を受け5日、ロッテの瀬戸山球団社長は「交渉の権利は1月末まであるので、門戸を開けて待ちたいが、今後、こちらから説得するのは、本日をもって終了したい」と交渉打ち切りを宣言した。貴重な外野手の人材を失ったが、「(獲得失敗を)ケースとして想定している。これから補強を考えたい」と、外国人を中心に補強していく考えだ。
ロッテからドラフト2位指名されたホンダ・長野久義外野手(24)が5日、ロッテへの入団を断り、チームへの残留を正式に表明した。この日、埼玉・狭山の同社合宿所を訪れた山下スカウトに交渉の打ち切りを伝えた。巨人入りを熱望している長野は、4年越しで来年のドラフト指名を待つ。
午前11時前、安藤監督らとともに山下スカウトを出迎えた長野。前日(4日)の1時間20分の話し合いとは一転し、この日は約20分で話を終えた。あくまでも、憧れの巨人でプレーしたい−。10月30日のドラフトから約1ヶ月。長野の決意は、一貫して変わることはなかった。
その後、会見に応じた表情は、逆にスッキリしていた。「ロッテさんには、いい返事ができなくて申し訳ありませんとお伝えしました。社会人でやり残したこともあります。巨人入りの希望?昔からの憧れだったので…。それも多少はあります」。堂々と自分の思いも口にした。
残留を決意した長野にも、大きな葛藤があった。06年、日大時代に日本ハムの4巡目指名を拒否してから2年。1位指名を希望する球団も現れ、今回のロッテにも最高条件を提示してもらった。プロ入りを促す声も多かった。11月半ば、チーム関係者の勧めで熊本・南阿蘇村を1人で訪れ、5日ほど滞在。熟考を重ね、意志を貫く結論に至った。
「来年のことは分かりません。怪我をするかもしれないし。でも、それも運命だと思っています」。8日にはチームの練習が再開する。来年のドラフトの日まで、長野は、熱い思いを胸に野球に打ち込む。
ロッテからドラフト2位指名を受けたホンダの長野久義外野手(24)が5日、埼玉・狭山市のホンダ野球部合宿所でロッテへの入団拒否を正式に表明した。合宿所を訪れたロッテの山下徳人スカウトにホンダ残留の意思を伝え、ロッテは獲得を事実上断念した。
結論を1日延ばしても長野の気持ちは変わらなかった。ホンダ野球部合宿所を訪れた山下スカウトに改めて断りを入れた後、険しい表情で会見した。
入団拒否は約2週間前に決めた。社会人日本選手権は初戦(11月16日)で敗退。長野も無安打に終わり、不完全燃焼だった。数日後、野球部の安藤強監督から熊本行きの航空券を渡された。「阿蘇の大自然の中で、原点に戻ってもう1度やろうと思った」。巨人のユニホームを着たい−。子供の頃からの夢を思いだした。
2年前は日本ハムから指名を受け、入団を拒否。今年のドラフトから「希望枠」が廃止され、安藤監督は「本人にとって不運だったと思う」と長野を思いやった。
来年のドラフトで巨人から指名される保証はないが、「不安はあるが、それも運命だと思う。打撃をもっと練習しないと」。来季は文句なしの活躍をして“恋人”からの指名を待つ。
ロッテからドラフト2位で指名されたホンダ・長野久義外野手(24)が5日、埼玉県狭山市内の同社野球部合宿所で会見し、入団拒否の意思を表明した。日本ハムに4巡目指名された06年に続き、2度目の入団拒否。1年後のドラフトで意中の巨人からの1位指名を目指す考えを示した。
苦悩の日々の終結は、新たな戦いへの始まりでもあった。「ロッテから高い評価を受けたことには感謝しています。いい返事ができなくて申し訳ありません、と伝えました」。長野の目は、かすかに潤んでいた。
4日に続きロッテ・山下スカウトが合宿所で再度、入団を要請したが、わずか10分間で終了。同スカウトは「(交渉期限の)1月31日まで門戸を開いて待っているが、交渉は今日で打ち切ります」と、事実上の終戦を宣言した。
長野は「今年1年間、社会人でやり残したことがある。それが1番です」と入団拒否の理由を説明。しかし心の底には「小さい頃から、すごく好きだったので…」と、断ち切れない巨人への思いがある。
2度の入団拒否で、巨人入りは既定路線にも映る。だが、来年も他球団から指名される可能性は残されたままだ。6日に24歳になり、年齢的な不安もある。今年のドラフトは、過去に入団拒否した日本ハムの再指名に必要な承諾書に同意しなかったが「来年は(ロッテ、日本ハムの再指名にも)同意すると思います。それも運命だと思っている」。次は、他球団からの指名を受け入れる姿勢も見せた。
それは同時に、過去2度のドラフトでは受けられなかった巨人からの最上位指名を、今度こそは受けられる選手になる、という長野の決意表明でもある。「(1位で巨人、という思いは)すごくあります」。ラストチャンスの1年間で、もう一回りも二回りも大きく成長し、必ず夢を実現する。
ロッテは5日、来季のコーチ陣を発表した。1軍は顔触れが変わらなかった。新スタッフは次の通り。
新人で5勝を挙げたロッテの唐川侑己投手は5日、800万円増の年俸1800万円で来季契約を更改した。
今季は初登板から3連勝と鮮烈にデビュー。一時期は先発陣の一角を担い「これから先も勝てる実力があることだと思う」と収穫を強調した。
ただ、後半は失速しただけに「シーズンを通してやる体力がないと自覚した」とも。「優勝が大前提だが、2ケタ勝ちたい」と先発ローテーション定着を目標に掲げた。(金額は推定)
10月のドラフトでロッテに2位指名されたホンダ・長野久義外野手(23)が5日、埼玉県狭山市の野球部合宿所で会見を行い、正式に入団拒否を表明した。 長野の入団拒否は、日大時代の2006年に大学生・社会人ドラフトで日本ハムに4巡目指名されて以来2度目。来年のドラフトで、「小さい頃から好きだった」という巨人入団を目指す。
長野はこの日、合宿所でロッテの山下スカウトと約10分間話し合い、改めてホンダ残留の意思を伝えた。
これを受けて山下スカウトは、「交渉は今日で打ち切るが、(交渉期限の)1月31日までわが社は門戸を開いて待っていると伝えた」と、事実上の撤退を表明した。
長野は「(ロッテに)指名いただき、高い評価をいただいて感謝しています。いい返事ができずに申し訳ありませんと伝えた。僕自身、社会人でやり残したことがあったので、あと1年間という気持ちの方が強かった」と理由を説明した。
意中の巨人より先にロッテから指名され、契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1500万円の最高条件を提示された。「本当に悩んだ。色んな人に相談したが、『ロッテに行った方がいい』という人の方が多かった」と長野。それでも巨人でプレーしたい思いは断ち切れず、先月下旬に残留の意志を固めた。
6日は24度目の誕生日。来年「3度目の正直」となる保証はないが、長野は「それも運命だと思っている。年齢の不安も特にない」と吹っ切れた表情だった。
ホンダの長野久義外野手が5日、ロッテ入団を拒否。「ロッテには必要とされていると感じたが、社会人でもう1年という気持ちが強かった。2週間ぐらい前に安藤監督から熊本行きのチケットをもらって、阿蘇の大自然の中で原点に戻って決めた。巨人入りをこだわる理由?小さい頃から好きだったので」と話した。
ロッテからドラフト2位指名を受けたホンダの長野久義外野手が5日、埼玉県狭山市のホンダ野球部合宿所でロッテと交渉し、入団を拒否する意向を正式表明した。巨人入りを希望している長野は2年前にも同様に日本ハムへの入団を拒否した経緯がある。
長野はロッテに最高標準額の契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示されるなど複数回の交渉で入団を要請されてきた。だが、巨人入りへの意思は固く、既に入団拒否を伝えていた。
長野は福岡・筑陽学園高から日大に進み、東都大学リーグでは2季連続の首位打者。巧打と好守が持ち味で、昨年のワールドカップでは日本代表の中軸も務めた。(金額は推定)
ロッテからドラフト2位で指名を受けたホンダの長野久義外野手(23)が5日、埼玉県狭山市のホンダ野球部合宿所で希望している巨人入りを来年目指すことなどを理由に、ロッテ入団を拒否する意思を表明した。
長野は同日、ロッテの山下徳人スカウトから再度入団を要請されたが、あらためてホンダに残留し、交渉を打ち切ることを伝えた。「本当に悩んだ。巨人のユニホームを着るイメージはまだできないが、小さい頃から好きだった。もう1年、新たな気持ちでやりたい」と話した。
長野は日大時代の2006年11月の大学生・社会人ドラフトでも日本ハムに4巡目指名されながら意中が巨人だったため、入団を断ってホンダに入社していた。プロ入りを2度、拒否するのは過去に江川卓(元巨人)などのケースがあるが、極めて異例。