わたしはかもめ2008年鴎の便り(12月)

便

12月9日

ボビー年俸円高差益で若手育成大会開催へ[ニッカン]

ロッテが来季にも、若手育成のため2軍とクラブチームなどが対戦する大会「マリーンズカップ」(仮称)の開催を検討していることが9日、分かった。イースタン・リーグだけでは実戦経験が不十分で、フロントやコーチ陣が数年前から効果的に若手を伸ばす手段を探っていた。まだ構想の段階だが、バレンタイン監督がメジャー流の1A→2A→3Aと実戦の中で競わせる育成方法を目指していることもあり、早期に日の目を見る可能性もある。

大会開催となると、資金のやりくりが課題だが、折からの円高が追い風となっている。というのもバレンタイン監督の推定年俸約5億円はドル建ての月割りで支払っており、それだけでも1ドル120円前後だった9月と比べるとこの3ヶ月で数千万円も浮いている計算になる。外国人コーチやスタッフも多く、合計すると1億円近い“円高差益”が球団にもたらされている格好だ。球団幹部は「そもそも球団経営が赤字だから、大会開催で新たな経費がかさむのは難題」としながらも、タイミング的には悪くない。

本多球団部長は「来年は社会人、クラブチーム、フューチャーズとできるだけ試合をたくさん組みたいと思っている。イースタン以外に、できれば40試合くらいやりたい」と話した。ロッテは育成枠で昨年6人、今年8人を獲得。昨年6月にはバレンタイン監督が四国リーグの1球団を買収する構想をぶち上げたこともあり、若手に活躍の場を広げる姿勢が強い。同大会がチーム飛躍の鍵を握るかも知れない。

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ロッテ育成選手向け新リーグ構想、合宿所満室、本社寮拝借[スポニチ]

ロッテが若手育成へ“マリーンズリーグ”開催を検討している。育成選手14人を抱えており「現実的に実戦が必要。できるだけ試合を組みたい」と球団幹部。来季は社会人や独立リーグのチームと40試合以上を計画中であることを明かした。選手のモチベーションを上げるため、リーグ戦にすることについては「相手の都合もあるだろうが、検討課題です」。また、さいたま市の合宿所は満室となるため、ロッテ本社の寮を借りる予定。2軍の改革を推し進めて戦力の底上げを図る。

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ロッテの初代ドラ1、亡くなっていた[スポニチ]

元ロッテの大塚弥寿男(おおつか・やすお)さんが11月14日に胃がんのため死去していたことが分かった。65歳、大阪府出身。浪商(現大体大浪商)の主将、捕手として61年夏の甲子園で優勝。2年生の尾崎行雄(元東映)を好リードで引っ張った。65年の第1回ドラフトで東京(現ロッテ)の1位指名を受け、68年には自己最多の71試合に出場。72年まで229試合に出場、打率.178、4本塁打の成績を残した。引退後は都内の会社で役員をしていた。

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ロッテが独立リーグ、社会人と新リーグ構想…吉田えりと対戦も[報知]

ロッテが来季から社会人、独立リーグのチームと対戦する「マリーンズリーグ」(仮称)の設立を検討していることが9日、明らかになった。

ロッテ対神戸9クルーズ(関西独立リーグ)の女子高生投手・吉田えり−。来季、こんな対決が千葉マリンで実現するかもしれない。ある球団幹部は「相手チームの日程や経費の問題もあるが、うちの若手選手には経験が必要。(マリーンズリーグは)検討すべき課題です」と明言した。試合数は年間40試合前後が考えられているという。

今秋の育成ドラフトで8選手を獲得し、育成選手だけで14人になった。育成選手がファーム公式戦で出場できるのは1球団5人以内、という規約があるため、現段階では出場機会が極めて少ない。そのため、独自の試合を通じて若手に経験を積ませ、チームの底上げを図ろうという考えだ。

社会人野球で企業チームが減少する中、日本球界の底辺拡大を訴えているバレンタイン監督の考え方にも合致する。若手育成を積極的に考えるロッテ。新リーグ発足を目指し、準備を進めていく。

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