わたしはかもめ2008年鴎の便り(12月)

便

12月16日

ロッテ大塚現役史上初漫画原作者デビュー[ニッカン]

ロッテ大塚明外野手(33)が現役プロとして史上初の漫画原作者デビューする。来年2月からヤフーコミックで野球漫画の連載がスタートすることが16日、決まった。この日、千葉マリンで契約更改交渉に臨んだ大塚は660万円増の3060万円(推定)でサイン。今季は俊足を生かした守備、走塁に加え、打率2割6分6厘とスーパーサブ的な役割をこなした。「来年もケガなく1軍にいて若手を支える存在でいたい」と話した。

もう1つ、グラウンド外での仕事も始まる。来年2月からインターネットで漫画連載がスタート。「技術論だけじゃなく、地方で野球をやっている少年が名門校やプロに行って味わう挫折や成功などを伝えたい。広く伝わる方法として漫画に行き着いた」と話した。プロ16年の経験を踏まえたリアリティーある漫画となりそうだ。

まずはインターネットで連載を開始して、人気が出れば単行本化する。「3巻の予定だが、半分くらいは書き終わった」と話した。プロ球界でいち早くブログを始めたり、株や競馬への造詣も深い大塚ならではのチャレンジとなる。

◇茶髪・ひげ・ピアス、2軍禁止

ロッテ2軍が来季から「茶髪・ひげ・ピアス」禁止となることが濃厚となった。本多球団部長が16日、千葉マリンで「これから2軍選手には言っていくことになる」と話した。これまでバレンタイン監督の個性を尊重する指導方針と若手の活躍もあり、髪型や服装、挨拶、言葉遣いなど個人に任せていた。だが、ソフトバンク、日本ハムで編成を務め、10月からロッテに移籍した石川副代表の目には若手の規律の緩みが目についたという。

石川副代表の持論である「外見に気を使う時間があるなら練習しろ」という方針の下、今後は引き締め策が取られることになりそうだ。本多部長は「1軍選手は見せることもプロですから、茶髪など外見の指導はない」と話した。

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現役プロ初、大塚が漫画原作者デビュー[スポニチ]

ロッテの大塚が、現役プロ初の漫画原作者としてデビューすることが決まった。電子書籍「yahoo!コミック」で来年2月から連載を開始。月1回のペースで無料配信され、7月に単行本として出版される予定だ。

「二足のわらじじゃないですが、漫画を通して野球界に貢献したい」と大塚“先生”。プロ野球で挫折した選手が神の導きで高校時代まで戻り、今度はプロ野球で成功していく物語。来年で16年目を迎える自らの経験を基にしており「プロ野球で成功するためにはどんなことが必要かを伝えたい。アマチュア選手に読んでほしい」。単行本出版による印税収入は「社会貢献に使いたい」と語った。本業でも今季もスーパーサブとして103試合に出場し、打率.266、3本塁打。この日の契約更改交渉は610万円増の年俸3060万円でサインした。

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挨拶徹底!大塚が若手を指導…ロッテ[報知]

ロッテ・大塚が16日、千葉マリンで契約交渉に臨み、610万円増の年俸3060万円で契約更改した。交渉の席上では、若手の身なりや挨拶の徹底に厳しい球団フロントから“若手のお目付け役”を任された。日本人野手では最年長の堀に次ぐベテランは、4位に沈んだチームの空気を引き締める。

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前半戦のつまずき響く…千葉ロッテ2008年シーズン回顧[千葉日報]

3年ぶりの覇権奪回を目指した千葉ロッテは、0.5ゲーム差でクライマックスシリーズ進出を逃し4位に終わった。4月下旬から敗戦が続き、5月には4季ぶりの単独最下位。チームが低迷する中で、地元出身の唐川侑己投手がドラフト制度後球団初の高卒新人初登板初勝利を挙げ、4年目の大松尚逸外野手は本塁打を量産し7月の月間MVPを獲得、来季につながる明るい話題もあった。2008年シーズンを振り返る。

4月下旬から5月上旬にかけて2度の5連敗。前半戦のつまずきが大きく響いた。

主力選手の相次ぐ故障と先発投手陣の不調で、投打の歯車がかみ合わないまま交流戦に突入。5月20日には4季ぶりの単独最下位に転落し、6月7日の巨人戦に敗れ最多借金12、首位と最大13.5ゲーム差をつけられた。

10勝14敗で交流戦4年目にして初めて負け越して、前半戦を終了。前半戦72試合の31勝41敗に対し、後半戦は42勝29敗1分けと正反対な成績。7月11日に最下位を脱出してからは、北京五輪で西岡ら主力が抜けた時期がありながらチームは盛り返した。しかし、連勝すれば連敗もするチーム状態では、クライマックスシリーズ進出を果たすまでにはいかなかった。

◇主砲欠き打線に波

打撃面では、昨季のような西岡、早川の1、2番コンビが固定できず、つながりを欠く場面が多かった。西岡が2年連続で打率3割をマークする一方で早川の調子が上がらず、退団したズレータは不振を極め里崎、福浦、サブローら主力が相次ぎ負傷。大量点を奪ったかと思えば淡泊な攻撃に終わる試合もあり、核となる頼りになる主砲がいない打線には大きな波があった。

昨季の契約更改の会見で盗塁王奪回を誓った西岡は18盗塁に終わり、チーム全体でもリーグ5位の76盗塁。一発で試合を決められる打者がいない中で足を使った攻撃があれば、違った結果になったのかもしれない。

個々の成績を見れば、今江は右腕の骨折で9月7日以降戦列を離れたが、打率3割9厘で3季ぶりに打率3割超え。橋本は11本塁打を放ち指名打者としても活躍の場を見いだし、根元はオーティズと併用ながら110試合に出場して二塁の定位置確保に大きく前進した。

今季最も成長を遂げたのは4年目の大松。打率2割6分2厘、24本塁打、91打点で初めて規定打席に達した。3本の満塁本塁打を放ちサヨナラ打も2本。勝負強さが光った。

チーム本塁打は127本と決して少なくはないが、主砲と呼べる打線の核になる選手が不在。毎年のように懸念材料となっている右の大砲獲得が緊急課題だ。

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