わたしはかもめ2010年鴎の便り(3月)

便

3月28日

千葉ロッテ6x−5北海道日本ハム(千葉マリン)

ロッテが逆転サヨナラ勝ちで引き分けを挟んで4連勝。2カード連続で勝ち越した。3−5の9回に1点を返し、なお2死満塁から金泰均が決勝の2点適時打を中前へ運んだ。日本ハムは抑えの武田久が2点差を守りきれず、今季2敗目。

123456789R
北海道日本ハム3010100005
千葉ロッテ001100103x6x

◇チーム牽引する西岡

千葉ロッテの西岡が4安打2打点の活躍。前日に荻野貴と交錯して負傷した右太ももを押しての出場に「無理して出たからには、結果を残さないとと思った。ホッとした」と逆転勝ちの余韻に浸った。

パ初のビデオ判定
28日のロッテ−日本ハム3回戦(千葉マリン)で、パ・リーグで初めてビデオ判定が行われた。7回1死からロッテ・西岡の右翼ポール際への打球を一塁塁審が本塁打と判定。日本ハム・梨田監督の抗議で審判団がビデオで本塁打と確認した。本塁打のビデオ判定は今季から導入され、セ・リーグでは27日の巨人−ヤクルト戦(東京ドーム)で行われた。

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またテギュンが救った!逆転サヨナラ打[ニッカン]

ロッテ金泰均(キム・テギュン)がサヨナラ打だ! 9回2死満塁。カウント1−2からの4球目だった。「ストライクが来ると思った。球種は関係なく、ストライクが来たら、打つ」。シンプルかつ積極的な思考回路に、見事に体が反応した。直球を逆らわず二塁ベースに打ち返す。日本ハム遊撃・飯山が横っ跳びしても、届かない。打球が中前に抜ける間に、二塁走者の西岡は本塁を踏んだ。駆け寄る西岡の到着を待たず、金はベンチを飛び出したナインから、もみくちゃにされた。歓喜の輪から出ると、笑顔を振りまいた。食いしん坊の少年が満腹になった時の笑顔だった。

27日と同じく2点を追う9回。マウンドには同じく日本ハムの守護神・武田久。前日は金の2点適時打で同点止まりだった。この日はさらに上を行くサヨナラ劇勝に、ようやく笑顔が見えた。前日も価値あるドローと西村監督は喜んでいたが、4番は終始不機嫌だった。「結果が出せなくて申し訳ない。結果が出ないときは、厳しいことを(報道で)言ってくれていいです」。勝利を呼ぶことだけが、自分の仕事。それが金のプロ意識だ。試合後は「(9回1死満塁で)井口さんが決めてくれればと思ってたよ。韓国ではサヨナラ打は毎年数回、打っているよ」とご機嫌だった。

引き分けを挟んで4連勝。「結果を出して恩返ししたい。監督の笑顔をたくさん見たい」と言う。その西村監督は「諦めないで戦ってくれた。1戦1戦、みんなで力を合わせてやっていきたい」とナインに感謝し、穏やかな笑みを浮かべていた。

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テギュンがサヨナラ打、お目覚め連日の殊勲打…ロッ[報知]

渾身の一振りだった。1点差に迫った9回2死満塁。4番・金泰均が放った打球は、飛びついた遊撃・飯山のグラブの先を猛然と抜けていった。2者が生還し、来日後初のサヨナラ打だ。「4番として結果を出せず、申し訳なかった。打てて良かった」。初めてのお立ち台でいきなり謝罪。素直な心境を吐露した。

オープン戦は出場した全12試合で4番に座り、チームトップの3割4分2厘。ダルビッシュから東京Dの看板に直撃弾も放った。だが、西武との開幕3連戦は内角攻めに苦しんで13打数1安打7三振。昨年のWBCで韓国の4番を務めた男が、初打席から6打席連続三振など不振に陥った。「チームに迷惑をかけた。ロッカー(ルーム)を出るのがつらい日もあった」。

悩める主砲を救ったのは西村監督の言葉だった。日本ハム3連戦初戦の26日の練習中でのこと。「リラックスして打てばいいんだよ」。韓国語で話しかけられた。肩の力がスーッと抜けた。その一戦からバットの色を変えた。春季キャンプから使い続けてきたトレードマークの赤から、同じ形状、重さながら、チームカラーの黒に変えた。翌27日の第2戦では、2点を追う9回1死満塁で、武田久から中前に同点適時打。「(武田久は)いい抑え。自信を持ってるだろうから、俺も自信を持っていこうと思った」。連日の殊勲打で昨年のセーブ王を沈め、4番のプライドを取り戻した。

引き分けを挟んで4連勝のチームは、日本一になった74年以来、36年ぶりに開幕2カード連続の勝ち越し。「全員で諦めずやってくれた。テギュン?状態上向きだし、やってくれると思う」と指揮官も手放しで喜んだ。ヒーローも「日本の投手にも慣れてきた。いい結果を出して、監督の笑顔をたくさん見たい」。目覚めた韓国の大砲は、もう誰にも止められない。

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金が決め打!ロッテ、逆転サヨナラ勝ち[サンスポ]

強烈な打球が中前に転がる。悩める韓国の4番、金泰均(キム・テギュン)が一塁ベース上で会心の笑みを浮かべた。1点を追う9回2死満塁。武田久の140キロの直球をたたき、値千金の逆転サヨナラ安打だ。

「ここまで結果を出せず、ロッカーを出るのも辛かった。少しずつだけど日本の野球に慣れてきたと思う」。前日(27日)まで打率.150と低迷。1メートル84、100キロの巨漢ながら繊細な男は、グラウンドに出るのが怖かったという。27歳の心を解きほぐしたのは西村監督だ。慣れない韓国語で「リラックスしてプレーしろ」とアドバイス。韓国代表の4番は、指揮官への感謝の思いを一振りに込めた。

サヨナラのホームを踏んだのは、今季から主将を務める西岡。2号ソロを含む4打数4安打の猛爆で、打率は驚異の.556(27打数15安打)となった。

前日に右太ももを打撲したが、試合後は交際中のタレントとボクシング観戦に出かける余裕を見せ、この日は患部にテーピングを施して出場。「無理をして出た以上、結果を残したかった」と胸を張った。

ロッテは1分けを挟んで4連勝。最高のスタートを切った西村監督は「誰もが最後まで諦めず戦っている」と手応えを口にした。

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パでビデオ判定1号も「時間かかりすぎ」[サンスポ]

28日のロッテ−日本ハム3回戦(千葉マリン)で、パ・リーグでは初めてビデオ判定が行われた。

対象になったのは、西岡が7回に建山から放った右翼ポール際の飛球。責任審判員の柳田一塁塁審が本塁打と判定したが、日本ハムの梨田監督が適用を要望。ビデオ判定の結果、改めて本塁打と判定された。

「確認してもらえないか、といわれたのでビデオで検証しました」と柳田塁審。だが、検証後はロッテの西村監督が同塁審に説明を求めた。

西村監督は「時間がかかりすぎではないか、と言いました。選手の集中力がとぎれてしまっては困ります」と、今後“ビデオ判定”が乱発されそうなことへの懸念を表明した。一方の梨田監督は「目の錯覚もあるし、ファウルに見えたので、お願いした」と説明していた。

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金泰均、来日初のサヨナラ打!「これで気楽に」[スポニチ]

チームメートと熱い抱擁を交わしたロッテ・金泰均が心の底から笑った。来日初のサヨナラ打。千葉マリンのお立ち台にも初めて立ち「4番として今まで結果を残せなくて申し訳なかった。これで気楽になれる」と言った。

2点差の9回。1点を返してなお2死満塁。「満塁だから勝負してくる。ストライクに来たら積極的に打つ」。その言葉通りに1ストライク2ボールからの高め直球を中前に運んだ。前日は武田久から9回に同点2点打したが、延長11回のサヨナラ機は空振り三振で引き分けに終わり「気分がよくなかった」。今度はしっかり決めてみせた。

開幕から打撃不振に陥り「ロッカーに帰るのがつらかった」という。そんな中で西村監督は4番から外さず、韓国語で話し掛けてリラックスさせた。「少しずつ上向いてきたね」と喜ぶ指揮官に金泰均は「これから結果を残して監督の笑顔をたくさん見たい」と誓った。昨季6勝18敗の日本ハムに2勝1分け。昨年との大きな違いはロッテに勝負強い4番が加わったことだ。

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打率.556、ロッテの切り込み隊長公私ともに充実[スポニチ]

ロッテ・西岡が4打数4安打の活躍。7回に2号ソロ。9回は1死一、二塁から右翼線二塁打でサヨナラ勝ちにつなげた。前日の試合で右太腿を打撲したが、西村監督に出場を直訴。開幕6試合で3度目の猛打賞で打率.556と絶好調だ。

今年からボールを今まで以上に呼び込む打ち方にし「ボールがよく見える」という。交際中のモデル徳澤直子とは前日のボクシングWBC世界フライ級王座統一戦をそろって観戦するなど公私ともに充実している。

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金泰均が逆転サヨナラ打…ロッテ4連勝[報知]

ロッテが逆転サヨナラ勝ちで引き分けを挟んで4連勝。2カード連続で勝ち越した。3−5の9回に1点を返し、なお2死満塁から金泰均が決勝の2点適時打を中前へ運んだ。日本ハムは抑えの武田久が2点差を守りきれず、今季2敗目。

不振の金泰均が9回2死から逆転サヨナラ打を放ち、チームは4連勝。一塁ベース付近でナインにもみくちゃにされた。

1点差に追い上げた2死満塁。「満塁なのでストライクが来る。積極的に行こうと思った」と振り返る。ベンチでは西村監督に韓国語で励まされた。甘く入った直球を、「軽く打つことだけを考えた」と中前に逆らわずにはじき返した。

金泰均は「4番として結果を出せず申し訳なかった」と謝罪から始まる異例のお立ち台だった。 「韓国では肩の力を抜くことしか考えてなかった。いい結果を出そうと思い過ぎていた」と話す。取り戻した笑顔の裏に、誇りと自信がみなぎった。

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西岡がサヨナラ勝ちお膳立て[スポニチ]

ロッテの西岡が逆転サヨナラ勝ちの下地をつくった。7回にこの日3安打目となるソロ本塁打を放って2点差とすると、9回は抑えの武田久から適時二塁打を打って、金泰均の一打でサヨナラのホームを踏んだ。

4安打、2打点の活躍に「呼び込んで腰の回転で打つことを心掛けた。球が良く見えている」と言う。27日に痛めた右太ももは万全ではないが、「全試合出場が目標。無理して出たら結果を残さないと」と、ほっとした顔を見せた。

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小野、立ち上がり3失点を反省[ニッカン]

ロッテ小野晋吾投手(34)が、立ち上がりの1回に痛恨の3点を失った。2死一、三塁から糸井に適時打を許すと、小谷野、坪井にも連続適時打を浴びた。5回途中5失点で救援を仰ぎ、「サンデー晋吾」の今季1勝はお預けとなった。自身の投球については「立ち上がりに苦労してしまった。ストライクを取りにいって打たれてしまった。ピッチングが小さくまとまってしまいました。大胆さが足りなかったと反省してます。せっかくファンが沢山来てくれている日曜日に登板させてもらったのに申し訳ないです」と話した。

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西岡4安打だ!ビデオ判定弾だ[ニッカン]

ロッテの主将西岡剛内野手(25)が今季初の4安打と、チームをサヨナラ勝利に導いた。3点を追う7回には2号ソロを右翼ポール際に放った。今季から導入されたビデオ判定に持ち込まれたが、結局最初の判定通りに本塁打に落ち着いた。本塁打について「打ったのはストレートです。何とかしたいという一心。負けている展開だけど何とかしようという一心。チームに勢いをつけたいという一心。心でバットを振りました。ビデオ判定?自分は自信を持っていたので何とも思わなかった」と話した。

西村徳文監督(50)は「(今日のプレーは)今年の西岡を物語っている。去年とは違うぞというところですね。去年とは、全てが違う。今日も球場に来たときには(右太もも)かなり痛そうでしたが、出ると言うので。チームをよく引っ張ってくれていますよ」と、主将に任命したことに間違いはなかったと言わんばかりに喜んだ。

◇梨田監督抗議、進行に手間取る

ロッテ−日本ハム戦で、本塁打のビデオ判定が行われた。7回1死でロッテ西岡が、右翼ポール際へ飛び込む一撃。柳田一塁塁審が1度は腕を回し、本塁打と判定したが「ビデオで確認の必要があった」と判断して実施。確認前に日本ハム梨田監督が抗議に出るなど、やや進行に手間取った。結局判定は変わらず、試合は続行。梨田監督は「気持ちよくやっていただいて感謝している」と好感を持っていた。

西村監督
「ちょっと時間がかかり過ぎじゃないかな。お客さんも見ているのに。」(ビデオ判定に)

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金泰均、連日4番の仕事、今度は逆転サヨナラだ![スポニチ]

ロッテの4番がノッてきた。2点ビハインドの9回、西岡の適時打で1点差に迫ったロッテは満塁で金泰均に回ってきた。日本ハムの守護神・武田久の4球目をセンターへ弾き返し、2者が還りサヨナラ勝ち。前日27日も9回に同点適時打を放ち、この日もここ一番の打席で結果を出した。

最大4点差を逆転したロッテは引き分けをはさんで4連勝。西村新監督を「男にする」と誓って臨んだ今シーズンのロッテ。地元での劇的勝利で雰囲気は最高だ。

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金サヨナラ打また守護神たたき[ニッカン]

4番・金泰均内野手(27)のサヨナラ安打で、ロッテが劇的な逆転勝利をもぎとった。1点を追う9回2死満塁、主砲の中前打で、二塁走者の西岡も生還した。前日も9回に日本ハム・武田久から2点適時打を放ち、延長に持ち込んだ金は、2戦続けて守護神たたきに成功した。ナインにもみくちゃにされた4番は「結果を出してナインや監督に恩返ししたい」と、笑顔だった。

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1点ずつ…里崎が適時二塁打[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(33)が4回1死一塁から右中間を破る適時二塁打を放った。1−4と3点を追う場面での貴重な一打に「打ったのはチェンジアップ。カウント0−1だったので、狙いを絞って待ってました。うまいことはじき返す事が出来ました。1点ずつ粘り強く返していくのが、今のロッテ野球」と話した。

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