わたしはかもめ2010年鴎の便り(4月)

便

4月17日

千葉ロッテ9−0オリックス(千葉マリン)

ロッテが7試合連続2けた安打で今季2度目の5連勝。4回、相手の暴投で先制し、5回にサブローの2ラン、6回には4点を加えて突き放した。成瀬は球威、制球とも申し分なく今季初完封で4連勝。オリックスは今季初の借金生活に。

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オリックス0000000000
千葉ロッテ00012402x9

◇的場が攻守に活躍

千葉ロッテの的場が5回に2点適時打。前打者が満塁策で歩かされた直後に、内角球に詰まりながらもしぶとく中前へはじき返した。「何とかして打ってやろうという気持ちだった」。8回にも左犠飛を放ってこの日3打点とした。

サブロー
「打ったのはストレート。5試合連続適時打?それはもう意識してへん。ただ、上手いこと力を抜いてコンパクトにバットが振れている。それにしても今年のロッテベンチは熱いわ。燃えてるわ。最高や。」(6回2点適時二塁打)

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成瀬が今季初完封、マリンじゃ10連勝[ニッカン]

風を感じ、ロッテ成瀬善久投手(24)が快投した。オリックス打線を6安打完封し4勝目。千葉マリンでは09年5月30日(ヤクルト戦)以来10連勝と、強さを見せつけた。

瞬時に判断した。風速は3〜4メートルと、この球場にしては強くはなかった。1回、先頭坂口に投じた4球目。低めの直球が中堅へはじき返された。「センターフライかと思った」という捕手の的場の計算は外れ、フェンス直撃の二塁打となった。いつもならセンターからホーム方向へ吹き、飛球は伸びない。この日は逆だった。成瀬は「思ったより伸びた。下手に高めにいくと持っていかれる」と、攻め方を変えた。

直球よりも変化球中心の組み立てにした。「今日はスライダーがよく曲がっていたし、相手打者も振ってくれた」と、前回登板で完投目前に本塁打を浴びた、T−岡田にはスライダーを徹底した。4打席対戦し、14球を投げ変化球は10球。そのうちスライダーは9球で、2度の三振を奪った。9回はあっさりと3球三振。4試合登板で毎試合となるリーグワーストの6本塁打を浴びていた。その反省を生かして相手、風への感性を研ぎ澄ました。

投打がかみあいチームは今季2度目の5連勝。西村監督には「完璧でしょ。前回の反省を生かしていた。108球の完封は理想的ですね」と絶賛された。左腕エースには地の利を生かせる読みと強さがある。

的場
「真っ直ぐが少し荒れていた。左打者にもチェンジアップを使って球種が偏らないようにした。」(成瀬を完封に導く好リード)

◇サブロー1000安打

選手会長のサブローが通算1000安打を本塁打で飾った。5回、オリックス金子の真ん中のシュートを左翼席へ2ラン。プロ16年目。長い年月をかけての達成に「まさか自分が1000本打てるとは思わなかった。コツコツ積み重ねてきた結果だと思う。支えてくれた人に感謝しています」と感慨にひたっていた。

サブロー
「打ったのはシュート。最高や。ホームランで決めた?オレにしたらかっこ良すぎるな。まさか、俺みたいな選手が、1000安打も打てると思っていなかった。こつこつと積み重ねてきた結果だと思う。ダイアモンドを回りながら、これまで指導してくれた色々なコーチ、チームメイト、支えてくれた人々に感謝しました。オレみたいな選手やから、1人で作り上げた数字では絶対にない。俺の周りにいてくれた人々お陰です。ありがとう。」(5回4号ツーラン、通算1000安打)
通算1000安打=サブロー(ロッテ)
17日のオリックス4回戦(千葉マリン)の5回、金子から左越え本塁打を放って達成。プロ野球257人目。初安打は95年6月27日の西武14回戦(福井)で記録。

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ロッテ5連勝!止まらん7戦連続2けたH[サンスポ]

勢いが止まらない。絶好調のロッテ打線が、またも大爆発。口火を切ったのは、サブローだ。

5回だ。無死一塁。オリックス先発・金子の137キロシュートを力強く振り抜き左翼席へ。4号2ランでプロ通算1000安打を決めた。「まさか自分が1000安打も打てるなんて。1人で作り上げた数字では絶対にない。本塁打で決めた?オレにしたら格好良すぎるな」。

6回にも2死満塁から2点適時二塁打を放ち、4打点の大暴れ。選手会長に乗せられ、チームも7試合連続の2ケタ安打で、今季2度目の5連勝をマークした。

西村監督も「区切りのヒットが本塁打だなんて、うらやましいですね。6回も4番、5番が凡退したところをしっかりカバーしてくれた」とサブローを絶賛。就任時の注目度では大差をつけられた、オリックス・岡田監督との“新監督対決”にも、これで開幕から4戦全勝だ。

貯金を「11」とし、2位・西武に今季最大の3.5ゲーム差をつけた。日替わりでヒーローが誕生するロッテ。この強さ、本物だ。

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ロッテ・西岡、1安打につき1万円を寄付[サンスポ]

ロッテの西岡剛内野手(25)が17日、親交のあるタレント、山田邦子さん(49)が代表理事を務める「リボン運動・がんの薬を普及する会」に1安打につき1万円を寄付することを発表した。

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“配給王”返上だ!成瀬が今季初完封[スポニチ]

配給王は配球を変えて一発病から脱却した。開幕から4戦連続で被弾。12球団ワースト6本塁打を喫していたロッテ・成瀬が今季初完封した。「これまで簡単にストレートをホームランにされていたので、初球は変化球で入るとか、低めに投げることを意識しました。うまく変化球でかわせたと思います」。

初回、先頭・坂口に直球を中越え二塁打された。風速は3メートル前後だったが、中飛と思った打球の伸びを見て「今日はライナー性の当たりが伸びる」とインプットした。

これまでの6被弾は全て直球を打たれている。コースを1つ間違えば長打になりやすいのが直球。リーグトップのチーム本塁打数を誇るオリックス打線相手に、スライダーとチェンジアップを低めに集めることを心掛けた。7回2/3を3失点だった9日の西武戦(千葉マリン)は129球中、直球が半分以上の69球。この日は108球中44球と約4割にとどめて変化球を多めに配した。

打者33人に初球、変化球が21度。T−岡田には4打席とも変化球から入って勝負球も変化球という徹底ぶり。9回2死からもスライダーで空振り三振。9回2死から2ランを浴びて降板した2日(京セラドーム)のリベンジを果たした。

開幕戦で2失点完投負けして以降4連勝でハーラートップ。千葉マリンでは10連勝だ。チームを今季2度目の5連勝に導いた左腕は「打者のしぐさで待っている球も分かったし、イメージ通りいった」。防御率1.96のエースに死角はなくなった。

◇元々は被本塁打の少ない投手

成瀬(ロ)の今季試合別の被本塁打数を見ると2、1、2、1と前回まで計6本許したが、この日は初の一発なし。自身の4試合終了時の被本塁打合計を見ると06年から昨年まで1、0、2、0で、年間の自己ワーストも14本(昨年)と元来被本塁打が少ない投手。今季は一発病に陥ったがやっと本来の投球を取り戻した。

的場
「成瀬は直球も良かったけど、楽なカウントで直球は使おうと話し合った。ほとんど構えたコースに来てリードは楽でした。」(好リード&3打点)

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ロッテ選手会長断言、チーム状態は「05年以上」[スポニチ]

ロッテ打線が3年ぶりの7試合連続2ケタ安打となる10安打9得点で成瀬を援護した。

5回に通算1000安打となる2ランを放ったサブローは2試合連続猛打賞で4打点。「まさか1000本も打てるとは思っていなかった。僕1人の力じゃない。支えてくれた人に感謝したい」。PL学園の先輩、金森打撃兼野手チーフコーチの指導で引きつけて打つ打法に磨きをかける選手会長は「(日本一の)05年以上」と首位を快走するチーム状態に目を細めた。

◇ロッテ21年ぶりのタイ記録に挑戦!

ロッテの安打数は4月9日の西武戦から12、10、12、15、10、14、10と7試合連続で10本以上。連続試合2ケタ安打のプロ野球記録は50年松竹の15試合だが、チームでは80年と89年に記録した8試合が最多。18日のオリックス戦でチームタイ記録に挑戦する。

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1安打で1万円…西岡、寄付します![スポニチ]

ロッテの西岡が社会貢献活動の一環としてタレント・山田邦子が代表理事を務める「リボン運動・がんの薬を普及する会」に今季1安打につき1万円を寄付する。山田から「200本、打ってくれますよね」と言われた西岡は「目標は200本。ただ、金額じゃなく何か力になれればと思っています」。6回には右越え二塁打を放ち、今季31安打とした。

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サブちゃん祭りだ!4号2ランで1000安打…ロッテ5連勝[報知]

ロッテが今季2度目の5連勝で、貯金を今季最多の11とした。2位・西武が敗れたため、ゲーム差は今季最大の3.5。5回の4号2ランで通算1000安打を達成したサブローは、2試合連続猛打賞となる3安打4打点で打線を引っ張った。チームは7試合連続2ケタ安打で、1980年と89年に作った球団記録にあと1。成瀬は6安打6三振で今季初完封、ソフトバンク・杉内と並ぶハーラートップの4勝目を挙げた。

普段はクールな表情に、少しだけ笑みが浮かんだ。「まさか自分が1000本も打てると思ってなかった。1人の力じゃない。支えてくれてた人に感謝です」。サブローが、記念の一打を最高の形で飾った。

1点リードの5回無死一塁。金子の真ん中に入った137キロのシュートを強振すると、打球は左中間スタンドに吸い込まれた。4号2ランはちょうど1000安打目。「俺にしたら、かっこ良すぎる。金森(打撃兼野手チーフコーチ)さんの言うことを、信じてやってきて良かった」。昨年は、金森コーチがダイエー時代に指導していた井口の打撃を参考にしていたが、「直接教わった訳じゃないから」と満足はしていなかった。昨秋、PL学園の先輩がコーチに就任。夢だったFAでのメジャーも諦め、残留した。秋季、春季キャンプを通じて熱心に指導を受けた。

同コーチの教えは

(1)
甘い球を打つ
(2)
ボールを呼び込んで打つ
(3)
詰まったヒットが1番いい

だという。開幕から打率は2割台前半に低迷したが、師匠は「心配してなかった」という。「緩い球をとらえていたからね。タメを作って、呼び込むことができている。遅い球を打てていれば、そのうち速い球も打てるようになる」と明かした。

6回2死満塁で迎えた第3打席は、142キロの直球を右翼線に2点二塁打。8回無死一、二塁の第4打席でも141キロに詰まりながら、二塁手後方に落とす内野安打で、チーム10本目のヒットを放った。「努力のたまものです」と金森コーチがほめれば、サブローも「ベンチで1番声を出していて、選手を乗せるのもうまいし、打撃を教えるのもうまい。最高の打撃コーチ」と感謝した。

連続試合2ケタ安打のパ・リーグ記録は、79年・阪急と92年の日本ハムの10。名伯楽が生まれ変わらせた“新マリンガン打線”は、どこまで記録に迫れるか。

サブローが通算1000安打
ロッテ・サブロー外野手(33)が17日のオリックス4回戦(千葉)の5回に金子から4号2ラン本塁打を放ち、通算1000安打を達成。プロ野球257人目。初安打は95年6月27日、対西武14回戦(福井県営)で小野から。

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成瀬108球完封で4連勝!千葉マリンは10連勝…ロッテ[報知]

ロッテが今季2度目の5連勝で、貯金を今季最多の11とした。2位・西武が敗れたため、ゲーム差は今季最大の3.5。成瀬は6安打6三振で今季初完封、ソフトバンク・杉内と並ぶハーラートップの4勝目を挙げた。

最後まで力強い投球は変わらなかった。9回2死、成瀬は2日のこのカードで同じ9回2死から一発を浴びたT−岡田を空振り三振に仕留め、4勝目。わずか108球の完封で飾った。「変化球が良かったです。要所要所でいい所に投げられた」。これで本拠地・千葉マリンでは、自身10連勝だ。

いつもとは反対のホームからライト方向に吹く風をうまく使った。「左打者には変化球が甘く入ると、右(方向へ)に(打球が)伸びる。外角ならレフトにしかいかない」。内角の直球を見せ球にして、スライダー、チェンジアップで巧みに打ち取った。西村監督も「今日は完璧でしょう」と目を細めた。

自身4連勝でハーラートップタイに浮上。「できるだけ、勝てるときに勝っていきたい」。頼れるエースは、力強く宣言した。

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成瀬が初完封、サブロー1000安打…ロッテ5連勝[報知]

ロッテが7試合連続2けた安打で今季2度目の5連勝。4回、相手の暴投で先制し、5回にサブローの2ラン、6回には4点を加えて突き放した。成瀬は球威、制球とも申し分なく今季初完封で4連勝。

ロッテのサブローが5回、金子から左越え本塁打を放って通算1000安打を達成した。プロ野球257人目。初安打は95年6月27日の西武戦で小野から。

今季初完封の鍵を握ったのは、初回だった。「1回に坂口さんに打たれたのを以降に生かせた」と左腕は言う。先頭の坂口に直球を簡単に二塁打され、変化球主体の投球に切り替えた。

本拠地では昨年5月30日から10連勝。「完璧でしょ」と西村監督は投球を絶賛する。チーム16勝のうち、14勝は先発6人で挙げた。「僕も頑張らないと。やりがいがあります」と、成瀬。チーム内の競争が好調ロッテを支えている。

サブロー
「まさか自分が1000本も打てるとは思わなかった。」(プロ野球史上257人目の1000本安打)

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ロッテ5連勝!成瀬、今季初完封で4勝目[サンスポ]

ロッテはこの日も好調の打線が爆発し、7戦連続2ケタ安打を記録。集中打で9点を奪い、投げては先発・成瀬がオリックス打線を6安打に抑え、完封でチームは5連勝。貯金を「11」に伸ばした。

ロッテは4回裏、ノーヒットで1点を先制。5回裏にはサブローがプロ通算1000本安打となる今季第4号の2ランホームランを放ち3−0。サブローは6回裏にも2点タイムリーを放ちこの日4打点の大活躍を見せた。6回裏は的場にも2点タイムリーが飛び出し一挙4点の猛攻でオリックスを突き放した。ロッテは8回裏にも3連打などで2点を追加。10安打を放ち、7戦連続2ケタ安打を記録した。

投げては、先発の成瀬がオリックス打線を6安打に抑え今季初完封。3月26日の日本ハム戦から4連勝で今季4勝目を挙げた。

的場
「たまたま。敬遠は分かっていた。何とかバットに当てようという気持ちだった。」(6回、前の打者が敬遠された後に2点打)

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ロッテ・サブロー、通算1000本安打達成[サンスポ]

ロッテのサブローが、通算1000安打の節目を一発で飾った。1−0の5回に金子から2ランを放って達成。6回には2死満塁から2点二塁打を放つなど、7試合連続2けた安打を記録した打線の牽引役になった。

サブローは「まさか自分が1000本も打てるとは思わなかった」と感無量の様子。2005年の日本一を経験しているが「今季はそれ以上。勢いじゃなく、勝つべくして勝っている」と胸を張った。

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風読んで修正!成瀬、今季初完封で4連勝![スポニチ]

1回、先頭の坂口の打球が中堅深くまでぐんぐんと伸びた。風は中堅方向に3メートル。直球を簡単に二塁打とされた。「思ったより飛ぶ。直球が下手な高さにいくと持っていかれる」。ロッテの成瀬は直感したという。

以降、捕手の的場とも話し合い、組み立ての中心を直球から変化球に変えた。左打者には一発を食らう可能性のあるチェンジアップではなく、外のスライダーで勝負。9回、打ち気にはやるT−岡田をあざ笑うように変化球で追い込み、最後もスライダーで3球三振。6安打、108球の完封で自身の4連勝を飾った。

「1回に坂口さんに打たれたのを以降に生かせた」と左腕は言う。今季ここまでリーグ最悪の6本塁打を浴びている反省があり、この日は特に感覚を研ぎ澄ました。自分自身、相手、風…。「打者がよく見えた。しぐさとか、雰囲気とか」。

これで本拠地では昨年5月30日から10連勝。「完璧でしょ」と西村監督は投球を絶賛する。チーム16勝のうち、14勝は先発6人で挙げた。「僕も頑張らないと。やりがいがあります」。中心に座る成瀬が、頼もしく言い放った。

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ロッテ、サブロー記念のヒットはホームラン「かっこ良すぎるな」[スポニチ]

ロッテのサブローが5回に4号2点本塁打を放ち、通算1000安打を達成した。プロ野球257人目。初安打は95年6月27日の西武戦で小野和義(現西武2軍投手コーチ)から。

「打ったのはシュート。最高や。ホームランで決めた?俺にしたらかっこ良すぎるな。まさか、俺みたいな選手が、1000安打も打てると思っていなかった」と興奮。ダイヤモンドを回りながら「これまで指導してくれた色々なコーチ、チームメイト、支えてくれた人々に感謝した。オレみたいな選手やから、1人で作り上げた数字では絶対にない。俺の周りにいてくれた人々お陰です」と話した。

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今季2度目の5連勝で貯金11[ニッカン]

投打がかみあったロッテが今季2度目の5連勝を飾り、早くも貯金を11とした。好調打線が7試合連続の2ケタ安打を記録。投げては先発の成瀬がオリックス打線を6安打で完封し4勝目を挙げた。西村監督は「個々の選手がよくつないでくれている。4回にノーヒットで1点とれたのも大きかった」と満足そうに振り返った。

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サブローが通算1000安打[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(33)が、5回裏無死一塁、追加点となる左翼への2点本塁打を放った。通算1000本安打を本塁打で飾り「コツコツと積み重ねてきた結果だと思う。自分の周りにいてくれた人達のおかげです」と感謝した。ベンチ前で花束を受け取り、一塁側スタンドの声援に手を振って応えた。6回には2死満塁から右翼へ2点適時打も。5試合連続タイムリーに「それはもう意識してへん。力を抜いてコンパクにバットが振れている。今年のロッテベンチは熱い。最高やな」と勢いをつける一打を喜んだ。

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西岡が1安打で1万円寄付[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(25)が、新たな使命感を持って安打を量産する。試合前、1安打につき1万円を、タレント山田邦子が代表理事を務める「リボン運動・がんの薬を普及する会」に寄付することが決まった。「苦境にも負けずに立ち向かう姿に心打たれた」と、親交のあった山田に協力することになった。「200本(安打を)打ちたい」と目標を高く掲げていた。

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[疾走!千葉ロッテ荻野貴司日記]本塁打と失敗と[毎日新聞]

◇気持ち切り替えて

最近、「気が付いたら球場にいる」と感じる。週に6試合あり、北海道から福岡まで飛行機や新幹線で移動する。マリンスタジアムで午後11時半まで練習し、深夜さいたま市の寮に帰ることも。プロの生活には体力が必要だ。コーチは「走れるデブになれ」と言う。1年間戦い続けられる体にするため、食事の量を増やすよう意識している。

本拠地開幕戦で打った初本塁打の球が道具入れのバッグの中にある。あの日、ベースを一周してベンチに戻ると、「手袋にサインしろ」と指示された。その手袋を持ってマネジャーが外野席へ行き、ホームランボールを探してくれた。球を捕った人が手袋と交換してくれたおかげで、記念ボールが手元に戻ってきた。

唯一の引き分け試合となった北海道日本ハム戦では、延長11回にバントを失敗し併殺打となった。それまでセーフティーバントや犠打を確実に決めていたのに、肝心なところでチャンスをつぶしてしまった。反省した。

なぜ失敗したか考えるが、原因が分からない。でも、シーズンは144試合と長い。あんまり深く考えず、次に引きずらないよう気持ちを切り替えて明日の試合に備えようと思う。(まとめ・荻野公一)

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