わたしはかもめ2010年鴎の便り(4月)

便

4月21日

東北楽天0−6千葉ロッテ(郡山)

ロッテは3回1死二塁から4長短打などで4点を先取。好投の小野はアクシデントから5回無失点で降板したが、その後を4投手が無失点でつないで逃げ切った。小野は無傷の3勝目。楽天は戸村が崩れ、打線は二塁すら踏めなかった。

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千葉ロッテ0040001016
東北楽天0000000000

◇5人の継投で楽天打線を零封、連敗をストップ

ロッテがブルペンの力で連敗を止めた。先発の小野が負傷交代するアクシデントがありながら計5人の継投で楽天打線を零封。二塁さえ踏ませなかった。

5回の投球中。2死を取ったところで、マウンドの小野が左臀部に張りを訴えた。ダッグアウトに戻って応急処置し、その回を投げ終えて降板となった。

左翼方向への強風による打球の伸びを警戒して低めを突き、そこまでわずか2安打に抑えていた。「4回ぐらいから、いい感じをつかめていたので悔しい」。小野の無念を晴らすかのように快投したのが救援陣だ。

6回のマウンドに立ったのはマーフィー。先頭の聖沢にバント安打を決められても乱れず、コースに散らして渡辺直、鉄平にフライを打たせた。2死一塁から継いだ伊藤は後続を断ち、7回もしのいだ。8回は薮田が3人で料理。最後は新守護神の小林宏が締めた。

昨季は救援陣の計算が立たず、逆転負けが続いた。だからオフには米大リーグのロイヤルズを戦力外となった薮田を3季ぶりに復帰させ、先発の軸の小林宏を抑えに回した。

「小野には寒さの中で無理をさせたくなかった。後ろの投手がいつも通りのいい投球をしてくれた」と誇らしげな西村監督。今季のロッテは強力打線が注目されるが、安定した救援陣も首位快走を支えている。

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ロッテ小野は郡山で「けんけん3勝」[ニッカン]

アクシデントにもロッテ投手陣はめげなかった。5人の継投で、楽天に二塁すら踏ませなかった。緊急事態が発覚したのは5回だった。2死まで取ったところで、先発小野晋吾投手(35)が異常を訴えた。左臀部の張り。寒さを考えると無理はできない状況だった。ベンチに1度下がり、治療している間に、急ピッチでマーフィーと伊藤が肩をつくった。

マウンドに戻った小野は横川を気力で三振に仕留めた。投げ終わりにバランスを崩し、右足でけんけんするほど。後はリリーフに託すしかなかった。「寒くていつもより肩ができるのが遅かった」と言いながらも伊藤はこの日、誰よりも速い149キロの速球で楽天の中軸を抑えた。8回をピシャリと封じた薮田も「緊急降板?誰かがダメでも助け合うのがチーム」と胸を張った。

まだ連敗を知らない4月初旬、開幕ダッシュに成功したチームを見ながら西本投手コーチは「いつかくる連敗をどう止めるか。そればかり考えている」と話していた。その真価が発揮されたのがこの日の試合。コンディションのいいリリーフ陣が、緊急事態も救った。守護神の小林宏は「ブルペンが一丸となっている。僕も言葉と行動で引っ張っていきたい」と一体感を口にした。今季初めての連敗を止めたのは、チームスローガンに掲げる投手陣の「和」だった。

西村監督
「ナイスゲームだった。野手も投手も心配するところがなかった。」(快勝で連敗を止めて)
小野
「4回の投げ終わりに違和感を感じた。せっかくいいペースだったので、もっと投げたかったんですが…。」(5回2安打無失点で勝ち投手も)

◇井口、子供達へ

井口が先制適時打を含む2本の二塁打で存在感を示した。昨年7月に訪問した福島県立ろう学校の寄宿舎の子供達が観戦し「寒い中、来てくれて何とか目の前で打て、勝つことができてよかった」と喜んだ。今季初めてだったチームの連敗も2で止めて「今日、勝ったことは大きいね」とうなずいた。

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ロッテ首位快走!イグチで貯金再び「10」[サンスポ]

これが“メジャーリーガー”の力だ。ロッテの井口資仁内野手(35)が21日の楽天5回戦(郡山)で4打数2安打1打点。チームの6−0快勝を導いた。連敗は2でストップし、貯金も再び「10」。日本復帰2年目のスラッガーは2本の二塁打を放ち、パ・リーグ単独トップの16二塁打。“ミスターダブル”のバットでチームは首位街道をひた走る。

快勝。開成山球場のスタンドに手を振る井口へ、球場周辺で満開を迎えた桜吹雪が降り注いだ。「いい形でチャンスが回ってきたし、勝ててよかったです」。

気温6度と冷え込んだ郡山で、ベテランのバットが打線に火をつけた。3回1死二塁。プロ初登板となった楽天のドラフト1位右腕・戸村から先制の中越え適時二塁打。5点差の9回は先頭で左中間二塁打を放ち、ダメ押しの6点目をお膳立てした。

メジャーから日本に復帰して2年目。今季のテーマはフォア・ザ・チームだ。この日の2二塁打で16二塁打。リーグトップを走る。「コンパクトに振っているからね。本塁打はゼロでもいい。出塁率とかあがった方が(勝利に)貢献できるから」。

パワーももらった。昨年7月、福島での楽天戦の際に慰問に訪れた福島県立ろう学校の生徒たちから、試合前に寄せ書きをプレゼントされた。「寒い中、応援してくれたし打ててよかった」。

チームの連敗は2でストップ。貯金も再び大台の「10」に乗せ、2位西武とのゲーム差も2.5に広げた。「(井口は)走者がスコアリングポジションにいれば何とかしてくれる」と西村監督。“ミスターダブル”がチームを引っ張る。

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井口両リーグ断トツ二塁打16本…ロッテ[報知]

ちょっとだけ鳴りを潜めていた新マリンガン打線が、みちのくの地で再び猛威を振るった。7試合連続2ケタ安打が途切れた18日から今季初の連敗を喫したが、昨年に全面改修され、20年ぶりのプロ野球公式戦開催となった郡山で11安打6得点と3試合ぶりに2ケタ安打を記録し、快勝。今季25試合目で早くも17度目となる猛打で貯金を再び10に戻した。

口火を切ったのは井口だ。3回、1死二塁から戸村の直球をジャストミートした打球は、中堅フェンスを直撃する先制の適時二塁打となった。この一打を号砲に、この回4安打を集中して一挙4得点。9回にもこの日2本目となる二塁打を左中間に放ち、今季の二塁打は両リーグダントツの16本目。「フェンスを越えないだけだけどね」と“ミスター・ダブル”は照れ笑いでごまかした。

本来の輝きを取り戻した。メジャーから復帰した昨季は、主に4番を任されて打率2割8分1厘、19本塁打、65打点と物足りない成績に終わった。今季は4番に金泰均が座ったことで、大振りせずにコンパクトなスイングができている。「つなぐことが最優先。ホームラン?打ちたいけど、ゼロでも構わない」という言葉が、ロッテ打線の好調ぶりを象徴している。

「投手陣も野手陣も、心配するところはなかった。ナイスゲームだったんじゃないですか」と西村監督もご満悦。ロッテの勢いは、まだまだとどまりそうにない。

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小野5回無失点で無傷3勝目…ロッテ[報知]

ロッテは3回1死二塁から4長短打などで4点を先取。好投の小野は左臀部の張りのため5回無失点で降板したが、4投手の継投で無失点に抑え逃げ切った。小野は無傷の3勝目。

4回を終えたところで違和感を感じたという。救援陣が反撃を許さず3勝目は手にしたものの、完封も予感させる内容だっただけに「せっかくいいペースで投げていたのに…」と悔しそうだった。

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最初じっくり、次積極的に…ロッテ初対戦投手攻略[スポニチ]

初対戦の相手を攻略する1つの見本を示した。

ロッテ打線がプロ初先発の楽天・戸村をとらえたのは打順2回り目の3回。1死二塁から井口の中堅フェンス直撃の二塁打で先制すると、金泰均も右翼フェンス直撃二塁打で続いた。福浦も中前適時打するなどこの回、一挙4点。西村監督は「2回り目からキッチリうちの攻撃ができた」と振り返った。

1回り目はじっくり球筋を見極める作戦。2回までの打者9人中、ファーストストライクを打ちにいったのは右前打した福浦とファウルになった里崎だけで計38球を投げさせた。そのうち8人の初球は直球。3回は一転して井口、金泰均、大松がファーストストライクの直球を積極的に叩いて3連続長短打した。

データがある投手は序盤から積極的に攻め立て、データが少ない投手はじっくり攻めるのが今季のロッテ。実際、9日の西武戦(千葉マリン)は涌井に対し、初回に6得点。15日の日本ハム戦(札幌ドーム)は初対戦のケッペルに序盤は手こずったが2回り目以降の3、4、5回にそれぞれ1、2、3点を奪ってKOした。イニング別の得点を見ても最多は4回の24点、次いで多いのが初回と3回の19点だ。好調な打線は相手投手によって攻撃のパターンを変えて確実に攻略している。

3試合ぶりの2ケタ安打となる11安打6得点で連敗を2で止め再び貯金10。昨年7月に施設訪問し、1年ぶりに再会した福島県立ろう学校の子供達が見守る中で二塁打2本を放った井口は言う。「フェンスを越えないのは強振していないから。つなぐのが最優先です」。目立ったヒーローはいなくても全員が主役。一丸となった攻撃を一貫して続ける打線が安定して結果を出しているのは必然だ。

◇小野悔しい3勝

ロッテの先発・小野が、5回2安打無失点で無傷の3勝目を挙げた。4回終了後に違和感が出た左臀部の張りが強くなったため、大事を取って降板した右腕は「4回からペースをつかんだし、降板は悔しい。最後まで投げたかった」と複雑な表情。それでも6回から救援陣も踏ん張って完封リレーで快勝し、西村監督も「投手も野手も良かった。ナイスゲーム!」と納得の表情だった。

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ロッテ小野悔しい3勝目、左臀部張りで降板[サンスポ]

小野は左臀部の張りのため、5回を2安打無失点で投げ終えて降板した。4回を終えたところで違和感を覚えたという。救援陣が反撃を許さず3勝目は手にしたものの、完封も予感させる内容だっただけに「せっかくいいペースで投げていたのに…」と悔しそうだった。

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ロッテ・定岡、雄星「甘い球」に洗礼[サンスポ]

◇チャレンジ・マッチ(西武第2)

苦労人のロッテの定岡が、中越えの特大弾と左前打で雄星に洗礼を浴びせた。福岡工大城東高から2005年にソフトバンク入りしながら、わずか2年で戦力外となり、トライアウトでロッテに入団して4年目。注目ルーキーを圧倒したが「対戦は楽しみでした。打ったのは2球とも甘い球。コースに決まっていれば分かりませんよ」と謙虚だった。

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ロッテ、軽々と連敗脱出、初対戦も2巡目に攻略[スポニチ]

相手先発はプロ初登板の戸村だった。“初物”の球筋をじっくりと見ていたロッテ打線は、2巡目に入った3回、「見切った」とばかりに猛攻を浴びせた。

四球と送りバントで1死二塁となり、打席には井口。1打席目は1球も振らずに四球を選び、この打席も1球目はボール。「ビデオで見ていたし、いい形でチャンスができた」とこの日初めてのスイングで2球目を完璧にとらえ、中越えに先制二塁打を運んだ。

金泰均、大松も初球を簡単に打ち返して続き、この回4点を奪って主導権を握った。前夜は今季初の連敗を味わったが、全く引きずらずに快勝。西村監督は「みな最初からいい動きをしていた。投手も野手も、心配するところのない内容」とナインの頼もしさに目を細めた。

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緊急継投決まり連敗ストップ[ニッカン]

ロッテが継投で楽天に二塁も踏ませずに勝ち、連敗を2で止めた。先発の小野晋吾投手(35)が5回、左臀部に張りを訴え緊急降板したが、リリーフ陣が踏ん張った。小野は「低めに丁寧に投げられた。せっかく4回ぐらいからいい感じをつかめてきていただけに、早い回に降板してしまったのが悔しい」と、調子が良かっただけに、負傷降板となった事態を悔やんだ。

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小野、アクシデントで降板も、ロッテ逃げ切る[スポニチ]

ロッテは3回1死二塁から4長短打などで4点を先取。好投の小野はアクシデントから5回無失点で降板したが、その後を4投手が無失点でつないで逃げ切った。小野は無傷の3勝目。楽天は戸村が崩れ、打線は二塁すら踏めなかった。

小野
「低目に丁寧に投げることができたと思う。風が強かったけど、特に意識するものではなかった。せっかく、4回くらいからいい感じをつかめてきていただけに、早い回に降板してしまったのが悔しい。」

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井口、金が連続適時二塁打[ニッカン]

ロッテが集中打で4点を先制した。3回、四球で出塁した西岡を荻野貴が犠打で進めると、井口と金泰均が連続適時二塁打を放った。金は「前の井口さんが素晴らしい打撃をされていたので、いいリズムで打席に入ることができた」と喜んだ。

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遅れましたが…ロッテドラ2、1軍参戦「見つめ直してきました」[スポニチ]

ロッテのドラフト2位・大谷が1軍初昇格を果たした。キャンプ1軍スタートもオープン戦で結果を残せず開幕は2軍。「自分を見つめ直してやってきました。呼ばれたからには実績を残すだけ」。西村監督は「長い回も投げられるし、ロングでもワンポイントでも状況に応じて使える」と中継ぎの一角に期待する。売り出し中のドラフト1位・荻野貴と同じトヨタ自動車出身の右腕は「焦らずに日々できることをやっていきたい。気負いすぎず、自分を信じて1球1球を集中して投げたい」と意気込んだ。

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