ロッテは金泰均の2打席連続本塁打の活躍で2連勝。3回に左越えに3ランを放ち、4−4の5回には勝ち越しの7号ソロを放った。8回にも適時打を放ち、計5打点。2番手の古谷がプロ5年目で初勝利。日本ハムは増井が崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | x | 8 |
左へ右へ、ロッテの金泰均が2打席連続本塁打。本拠地初アーチでスタンドをどよめかせた。適時打も含めて3安打5打点の活躍で、チームを4月17日以来の連勝に導いた。
1点を追う3回。顔近くへの厳しい内角攻めにも体勢は崩れない。右ひざを「く」の字に深く沈め、内角直球を手元まで十分に引きつけ、左中間席まではじき返す逆転3ラン。同点とされた5回にはスライダーを右翼席へ勝ち越しソロ。直球待ちで「思惑が外れた」と振り返ったが、球を引きつけているから、さばきが柔軟だった。
1日のソフトバンク戦に続く1試合2本塁打に「これまで結果を求めて力が入り過ぎていた。強い当たりは力が抜けていないと打てない。ようやく力が抜けてきた」と表情もほぐれる。コツコツと安打は放っていたから決して不調ではなかったが、それでも韓国代表の4番も張る新主砲への一発の期待がその肩に重くのしかかっていたのだろう。
金泰均を主役にした打線のつながりも見逃せない。1番の西岡が3安打2四球と全打席出塁。2番の荻野貴が2犠打と1犠飛と走者を進め、3番の井口が3四球と相手投手に球数を投げさせた。3カード連続で負け越し中だったが、役割分担が徹底されていることを再確認した西村監督は「勢いが止まったとは受け止めていない。まだまだこれからですよ」と気をよくしていた。
ロッテ金泰均内野手(27)が、いよいよ本領発揮だ。日本ハム戦で1試合2本塁打など来日最多の5打点をマーク。1点を追う3回に本拠地初アーチとなる6号3ラン、5回には7号ソロを放った。本拠地で本塁打を打った試合でのキムチ入りハンバーガー安売りセールが初めて実現。千葉マリン内の「ロッテリア」で通常400円が52個限定で50円の大サービスは、2本出たことで品不足になるなど、グラウンド内外で“お祭り騒ぎ”。5年目の古谷拓哉投手(28)がプロ初勝利をゲットし、首位もキープした。
打って、安くなって、ニッコリ!ゴールデンウイーク真っただ中の千葉マリンで、ロッテファンが1発で2度美味しい思いをした。4番金が本拠地で待望の初アーチ。1点を追う3回1死一、二塁から、141キロ内角直球をライナーで左中間中段へ放り込んだ。風速8メートルの逆風を切り裂く、貴重な3ラン。歓喜に沸いたスタンドだったが、同時にバックネット裏のロッテリアでは激しい争奪戦が繰り広げられた。
金が本塁打を打つと「キムチ・テギュンバーガー」が、背番号と同じ52個限定で1個400円から50円に値下げされる。これを目当てにファンが殺到し、わずか8分で完売した。さらに同点で迎えた5回。1死走者なしから今度は右翼席中段へ、勝ち越しとなるソロが飛び出した。再びロッテリアに長蛇の列。予想を上回る事態に店側が用意していたレタスがなくなり、急遽「絶品チーズバーガー」を52個販売したが、これもわずか数分で完売した。
今季2度目のお立ち台では「これからも皆さんが安く美味しく食べられるように頑張ります」と量産宣言だ。金森打撃コーチも「右に左にハンバーガーだ。2本打ったから25円になるのか?違うか?そうか…」と“1人ノリツッコミ”するほど愛弟子の活躍に目を細めた。
これで最近4試合で5発と好調が止まらない。金は「最初は千葉マリンの風のせいで体が固まっていたが、最近は風のおかげで無理に力を入れずに打つことができている」と話した。投手方向にヘッドが入りすぎていたが、バックネット方向に修正したフォームで、結果が出ている。力みが取れたことで、内角攻めにも崩されない本来の柔軟性を取り戻した。主砲の来日最多となる5打点の固め打ちで、チームもガッチリ首位を固めた。
左腕古谷が「ごっつぁん初勝利」だ。同点に追いつかれた5回2死一塁から2番手として登板。稲葉は四球だったが、紺田を直球で攻め右飛に抑え役目を果たした。1人を抑えて転がり込んできた1勝に「実感がないです。ここにいるのが不思議な感じ」と謙虚に喜んだ。
開幕は2軍スタートも、4月10日に1軍昇格。昨年も1軍登板は4試合のみで結果が出ず、悔しさがあった。キャンプでサイドスローからオーバースローに戻し「上から投げるようになって、球もだいぶいい感じになってきた」と手応えをつかんだ。西村監督は「(プロ初勝利組の)大谷、香月、古谷といいじゃないですか。自信になるでしょう」と目を細めていた。
熱狂の“バーガー・デー”だ! ロッテが3日、日本ハム7回戦(千葉マリン)に8−5で勝ち、首位を堅守した。金泰均内野手(27)は、2打席連続アーチなど4打数3安打5打点の大暴れ。本拠地15戦目で初アーチをマークし、千葉マリン企画の“キムチ・テギュンバーガー”が背番号「52」にちなみ50円で先着52個販売された。わずか8分で完売し、プレー以外でもファンを熱狂させた。
9メートルの逆風を切り裂く豪快弾だ。1点を追う3回、金泰均が左中間席中段へ逆転の6号3ランを放った。4−4の同点に追いつかれた5回にも、7号勝ち越しソロを右翼席にズドン。八回には左翼線適時打を放ち、来日最多の5打点と大暴れだ。「千葉のファンの前で本塁打が出ずに悔しい思いをしていた。これまではいい結果を出さないと、と力が入っていたけど、力を抜いて打席に立てるようになった」。
4月30日からのソフトバンク3連戦(ヤフードーム)で3本塁打を放つなど、ここ4戦で5発と調子を上げてきた。5月1日には昨年まで同じ韓国ハンファに所属し、今季からソフトバンクに入団した李机浩と食事に出かけた。元同僚と話すうち、自信もよみがえり「気負うことなく、自分のありのままの力を出そう」と、気持ちが楽になったという。
大砲の2発に、今季本拠地最多となる3万8人の観客は、開幕前から企画されたイベントに大興奮。球場内のロッテリアでは通常400円の“キムチ・テギュンバーガー”が50円で販売され、わずか8分で先着52個が完売。2発目を放った5回には400個用意していた同バーガーが全てなくなり、急遽通常410円の“絶品チーズバーガー”を50円で限定52個用意。店の前には、ファンが殺到するなど、一時はパニック状態となった。
「テギュンの打撃がよかったね。3カード続けて初戦を落としていたので、この1勝は大きい」と西村監督も満足げだ。
この日の勝利で、日本ハム戦は今季7試合で6勝1分け。昨季6勝18敗に終わった難敵をお得意様に変え、首位をガッチリとキープした。
5年目左腕の古谷が、同点の5回2死一塁から2番手として登板。最初の打者には四球を出したが、次は右飛で切り抜けた。その裏に金泰均の本塁打で勝ち越したため、打者2人でプロ初勝利を手にした。「ようやく1勝できた。これで自信を持って投げられる」。ウイニングボールを手にし「奥さんに渡す」と笑顔で球場を後にした。
今季初めて満員となった千葉マリンで、金泰均がファンの視線を独占した。来日2度目となる1試合2本塁打に自己最多5打点の大暴れ。最近4試合で5発目と量産態勢に入ったコリアンバズーカ砲は「ファンにハンバーガーを食べてもらいたかったから、2本出て良かったよ」とニヤリだ。
まずは1点を追う3回1死一、二塁。141キロの直球をとらえた打球は左翼スタンドに吸い込まれた。ファンが待ち望んだ本拠地第1号となる6号3ラン。「たまった走者をかえそうと思っていた」。スタンドの興奮は最高潮に達したが、本当の興奮はこの直後だった。
球場内のロッテリアにファンが一斉に殺到。金が本塁打を打つと、通常400円の「キムチ・テギュンバーガー」が、背番号にちなんで52個限定で50円に値下げされるためで、本拠地初アーチで初めて実施された。するめ入りキムチをのせた球場限定激うまバーガー52個は、約8分で完売。だが“テギュン劇場”はこれだけでは終わらなかった。
同点の5回1死。今度は右翼に勝ち越しの7号ソロ。2発目に店側も嬉しい悲鳴だ。用意した400個はすでに売り切れ、350円引きバーガーも急遽「絶品チーズバーガー」52個で代用。これも数分で売れ、同店関係者も「いつもの倍忙しい」と対応に追われた。
独演会はさらに続く。8回1死一、三塁でとどめの左前適時打を放ち、5打点目。「慣れてきて力が抜けているのがいい結果につながっている。本塁打より打点が大事」。テギュンも自身の好調に手応えを感じている。
昨季6勝18敗とカモにされた日本ハムに、今季はすでに6勝1分け。“ハムアレルギー”は完全に払拭された。お気に入りのキムチを韓国から取り寄せている主砲は「これからも安く美味しく食べてもらえるように頑張ります」。ハムもキムチも美味しい。ごちそうさま。
5年目左腕の古谷がラッキーなプロ初勝利を手にした。5回2死一塁で登板。「左が2人続いたので、どちらかでアウトを取れれば」と稲葉に四球を与えたが紺田を右飛に打ち取り、1/3回で勝利投手となった。昨春のキャンプで上手から横手に転向したが、今春は上手に再転向。「1勝がそれなりの自信になると思います」とさらなる飛躍を誓っていた。
ロッテの金泰均(キム・テギュン)内野手(27)が3日、千葉マリンの日本ハム戦で決勝7号ソロを含む2打席連発。3安打で来日最多5打点の活躍で連勝に貢献し、チームは首位を守った。主砲の本拠初アーチで、千葉マリンのロッテリア限定で発売されている「キムチ・テギュンバーガー」(税込み単品400円)が50円になるなど、今季初の大入り満員となったスタンドも大喜びだった。
お立ち台。キムチ・パワーを見せつけた金泰均は3万8人の大観衆に自分の名を冠した「キムチ・テギュンバーガー」をしっかりアピールした。
「本拠地でやっとホームランを打てて嬉しい。これからもファンの皆さんが安く、美味しく食べられるようにもっと頑張ります」と話すとバーガーにかぶりついた。
キムチ、するめなどが入った400円の同商品は、金泰均が本塁打を打てば背番号にちなんで52個限定、50円で発売される。1点を追う3回1死一、二塁、本拠地15試合目でようやく千葉マリン1号が飛び出した。141キロの内角直球を左翼席の中段まで運ぶと球場内のロッテリアは大行列。52個は8分で完売した。通常価格に戻してもこの日用意された約400個はレタスが品切れとなり、ほどなく売り切れた。
しかし、そんな事情などお構いなしに同点に追いつかれた5回。主砲はスライダーを右翼席に突き刺した。勝ち越しソロとなる2打席連発にロッテリア側は大わらわ。テギュンバーガーの代わりに球場価格410円の「絶品チーズバーガー」を急遽52個、50円で発売して対応したが、レジの打ち込み変更に手間取るなどドタバタだった。
金泰均は8回にも左翼線適時打で3安打5打点。チーム2冠の7本塁打33打点にも「自分はホームランバッターじゃないし、狙って打ったことはない。チャンスで点を取れる打撃をしたいし、打点の方が大事」という。開幕当初は結果を求めるあまり力みが目立ったが、大阪遠征で西村監督が韓国料理店を紹介するなど周囲が精神面をサポート。「いい雰囲気をつくってくれて、リラックスして打席に立てるようになった」。バットのヘッドがこねる感じで上から下に返っていた点を、金森打撃兼野手チーフコーチの助言で修正。結果内野ゴロが減り、打球が上がるようになった。 「ハンバーガーを食べてもらわないといけないし、今まで悔しい気持ちもあった。2本打てて良かった」。豪快な打球だけではなく、明るい笑顔と軽快なトークも戻ってきた。
ロッテの5年目左腕、古谷がプロ初勝利を挙げた。同点の5回2死一塁から2番手で登板。稲葉に四球を与えたが、続く紺田を右飛に仕留めてピンチを脱し、金泰均の決勝ソロにつなげた。
昨春キャンプで横手投げに挑戦も、今季から上手投げに戻した。中継ぎの一角に食い込みつつある左腕は「勝ったのはたまたま。内容は満足していない。でも自信にはなる」とさらなる飛躍を誓った。
ロッテの古谷がプロ初勝利を挙げた。5年目の28歳は「まだ実感が全然なくて、ここにいるのが不思議な感じ」とお立ち台で余韻に浸った。
4−4の5回2死一塁で登板。稲葉に四球を与えたが、続く紺田を右飛に打ち取った。直後に味方が勝ち越し、白星を手にした。キャンプ中に、横手で投げていた腕の位置を上から投げる以前の形に戻すなど、試行錯誤を繰り返してきた左腕。「(1軍の)雰囲気にも慣れてきた。自信がついてくると思う」と飛躍を誓った。
まさに、4番の働きだった。ロッテの金泰均が2打席連続本塁打を含む3安打。「チームが点を欲しがっている時に、打点を挙げられる打撃をしたい」との言葉通り、1人で5打点を稼いだ。
1−2の3回に左翼席中段に特大の3ラン。4−4と追い付かれた直後の5回には、右翼席に勝ち越しの7号ソロをたたき込む。2点リードの8回1死一、三塁でも左翼線に適時打。本拠地で放った初アーチを「ホームで打ててなくて悔しい気持ちもあった。打てて嬉しい」と柔和な表情で振り返った。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の4番も、開幕当初は苦しんだ。「今までは結果を出そうと力が入っていた。最近は強い打球を打つことを心がけ(自然と)力が抜けてきた」。好機でも「萎縮せずに楽な気持ちで入れる」と言う。余分な力みが消え、本来の広角打法がよみがえってきた。
ここ4試合で5本塁打と量産態勢に入ったが、本人は冷静だ。「今まで1回も本塁打を打とうと思ったことはない。打点が大事」と受け流す余裕があった。
ロッテは金泰均の2打席連続本塁打の活躍で2連勝。3回に左越えに3ランを放ち、4−4の5回には勝ち越しの7号ソロを放った。8回にも適時打を放ち、計5打点。2番手の古谷がプロ5年目で初勝利を挙げた。
金泰均は本拠地での初アーチ。「ホームで打ててなくて悔しい気持ちもあった。打てて嬉しい」と振り返った。ここ4試合で5本塁打と量産態勢に入ったが、本人は冷静だ。「今まで1回も本塁打を打とうと思ったことはない。打点が大事」と話した。
ロッテ金泰均内野手(27)が、同点に追いつかれた直後の5回裏、1死から2打席連続となる勝ち越しの7号ソロを放った。日本ハム先発の増井が投じた高めスライダーを右翼席へ運んだ。「真ん中付近にボールを投げてくれたおかげで、右に運ぶことができた」と、流れを再び引き寄せる1発を満足そうに振り返っていた。