わたしはかもめ2010年鴎の便り(5月)

便

5月12日

横浜1−2千葉ロッテ(横浜)

ロッテが接戦を制した。2回に大松の7号ソロで先制し、1−1の4回にサブローの7号ソロで勝ち越した。渡辺俊は6回1失点で、4月3日以来の3勝目。継投も決まった。横浜は清水の好投に打線が応えられず、3連敗。

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◇古巣に「やられた」

横浜の先発・清水は「本当にくやしい」と唇をかんだ。昨季まで在籍したロッテ相手に、ソロ2本の失点に抑えて味方の反撃を待ったが、力投は報われなかった。「中6日だったので状態はよかった」の言葉通り、最速145キロをマーク。主砲・金泰均は無安打2三振に抑え込んだ。それだけに、大松とサブローに打たれた本塁打に悔いが残るようで、「(古巣が相手だと)意識しないようにしたつもり。失投じゃないが、あの2発にやられてしまった」と清水。ロッテに勝てば、現在の12球団に、消滅した近鉄を加えた13球団からの白星という記録達成だったが、それも持ち越しになった。

西村監督
「清水も絶対に負けたくない、という気持ちできていたが大松、サブローがよく打ってくれた。」

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緩急の俊介、苦しみながらも1失点3勝[ニッカン]

ロッテの渡辺俊介投手(33)が苦しみながらも3勝目を挙げた。6回被安打7も要所を締め1失点。4月3日以来、5試合ぶりの勝ち星に「あまり実感がないです」と控えめに喜んだ。

元ロッテのエースに投げ勝った。横浜のマウンドには清水。「直(清水)さんが投げてるのを見たら、多少意識しちゃいました」と言った。だが集中力を切らさず、横浜打線のタイミングをずらした。左打者には外のカーブを有効に活用。5回1死二塁では、ここ5試合で打率5割7分1厘と絶好調の石川に4球中3球カーブで攻め左飛。続く下園には、一転して直球主体で左飛に打ち取りピンチを脱した。「里崎がリードでうまく引き出してくれた」と女房役に感謝した。

09年は3勝13敗と大きく負け越し。この日まで3連敗中で、嫌な思いが頭をよぎったが「自分のできることをやるだけ」と言い聞かせ臨んだ一戦だった。西村監督も「俊介がよく投げてくれました」と交流戦初戦を白星で飾り、ご満悦。10年目のサブマリンが横浜で浮上のきっかけをつかんだ。

西本投手コーチ
「良く粘ってくれた。気持ちの面で躍動感がでていた。交流戦初戦の勝利は大きい。」(6回1失点で3勝目の渡辺俊に)
唐川
「横浜スタジアムは狭いぞって言われました。僕も打てるかも?入らないと思います。」(昨年までロッテに在籍した横浜の早川に挨拶し)

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ロッテ・大松&サブロー、清水へ感謝弾![サンスポ]

元同僚エースを返り討ち!ロッテは12日、横浜1回戦(横浜)に2−1で競り勝った。昨オフにトレードで横浜へ移籍した清水直行投手(34)に5安打に抑えられたが、大松尚逸外野手(27)が先制本塁打を放ち、サブロー外野手(33)が勝ち越し弾。2005、06年の交流戦王者が白星発進した。

マウンドには、昨季まで苦楽をともにした清水がいた。「絶対に抑えてやる」。「打ち崩してやる」。両者の思いが交錯する中、ロッテが横浜の空に2本のアーチを描いた。

2回、先頭の大松が144キロの直球を右翼席に運んだ。先制の7号ソロに「少し詰まったけど、次につながる本塁打だった。お世話になった(清水)直さんから打てて、めちゃくちゃ嬉しい。配球面とか、色々なことを教わりました」。

レギュラーに定着する前から、打席に向かう際には「オレだったらこういう攻め方をする」と投手目線からのアドバイスをもらった。5番に座る今でも「本当に勉強になった」と、教えは心に刻んでいる。

同点の4回はサブローが決勝の7号ソロ。2死から138キロの直球を左翼席へ運んだ。札幌ドーム開場1年目の2001年、7月14日の西武戦で延長10回に満塁弾を放ち、ロッテの同球場初勝利をもたらした。その試合で救援し、勝利投手になったのが清水だった。

「一緒に笑い、一緒に泣いた直さん。対戦できてほんまに楽しかった」。

昨季までの同僚から挙げた大きな1勝に、西村監督は「直が絶対負けたくないと思う中、大松とサブローがよく打ってくれた」と満足そう。昨季は9勝12敗3分けと負け越した交流戦で、今季は最高のスタートを切った。

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渡辺俊3勝!必勝リレーで逃げ切った…ロッテ[報知]

ロッテが接戦を制した。2回に大松の7号ソロで先制し、1−1の4回にサブローの7号ソロで勝ち越した。渡辺俊は6回1失点で、4月3日以来の3勝目。継投も決まった。横浜は清水の好投に打線が応えられず、3連敗。

大味な試合が多かったロッテだが、この日はロースコアの接戦を制した。西村監督は「うちの必勝リレー。全員、よく投げてくれた」と中継ぎ陣をねぎらった。

7回から伊藤、薮田、小林宏とつないだ。8回を3者三振で抑えた薮田は「(野手陣と投手陣が)お互いが助け合わないと。助け合いがいい結果を生む」と充実した表情だった。勝ち越しの7号ソロを放ったサブローも「こういう試合を勝てたのは勢いだけじゃない。去年はひっくり返されていた」と中継ぎ陣をたたえていた。

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ロッテ、元エースにキツい一発「でもダメージ与え切れていない」[スポニチ]

ロッテは2本塁打で元同僚エースの清水を返り討ちにした。2回に大松が横浜スタジアムでは3年越しの4戦連発となる先制ソロ。同点の4回は昨オフ、清水から選手会長を引き継いだサブローが決勝ソロを放ち、3月3日のオープン戦(千葉マリン)に続いて白星を奪った。

「対戦を楽しみにしていたし楽しかった。次の対戦でも打ちたいですね」とサブロー。昨年まで試合中、ベンチで清水から投手心理や配球を教わっていた大松も恩返しの一発に「メチャクチャ嬉しい。でもダメージを与え切れていないし、次も打てるように頑張る」と振り返った。

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渡辺俊、39日ぶり白星、でもあの人に打たれたのは「悔しい」[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が6回1失点で4月3日、オリックス戦(京セラドーム)以来39日ぶりの3勝目を挙げた。7安打を浴びるなど再三ピンチを背負ったが「細かいことを考えず、強い気持ちで打ち取ることだけ考えた。サト(里崎)がうまくリードしてくれた」。昨年まで先発陣を支え合った清水に投げ勝ったことには「多少、意識しました。ヒットを打たれたのは悔しい」と話した。

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ロッテ・西村監督、中継ぎ投手ねぎらう[サンスポ]

大味な試合が多かったロッテだが、この日はロースコアの接戦を制した。西村監督は「うちの必勝リレー。全員、よく投げてくれた」と中継ぎ陣をねぎらった。

7回から伊藤、薮田、小林宏とつないだ。8回を3者三振で抑えた薮田は「(野手陣と投手陣が)お互いが助け合わないと。助け合いがいい結果を生む」と充実した表情だった。勝ち越しの7号ソロを放ったサブローも「こういう試合を勝てたのは勢いだけじゃない。去年はひっくり返されていた」と中継ぎ陣をたたえていた。

サブロー
「(打った清水は去年まで)うちのエースで、チームをまとめてくれた人。いい投手と対戦できて楽しかった。」(同点の4回に7号ソロ)

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ロッテ・渡辺俊、元同僚に投げ勝ち久々白星[サンスポ]

昨季は3勝に終わった。今年は幸先よく2勝を挙げたが、そこから白星が遠い。ロッテの渡辺俊は、4月3日以来の勝利となる3勝目に「少しほっとしています」と本音を漏らした。

6回を投げ、先頭打者に3度出塁を許した。ただ、連打は許さない。本塁打が出やすい球場で、いつも以上に「緩急を使って投げた」。粘り強く1失点にまとめた。

西本投手兼バッテリーチーフコーチは「気持ちが出ていた。躍動感が出ていた」と評した。勝てなくて悩み、試行錯誤する。それが裏目に出るという悪循環に陥ったのが去年。この日は、とにかく無心だった。サブマリン右腕は「細かいところは気にしなかった。打者を打ち取ろうという気持ちだけだった」。

投げ合う相手は清水。「負けたくない気持ちがあった」と去年までの同僚に投げ勝ち、つかんだ1勝だった。

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渡辺俊が前エース清水に勝つ[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(33)が、6回1失点で3勝目を挙げた。4回以外は毎回走者を背負いながらも要所を締め、5試合ぶりの勝ち星。元チームメートの清水との投げ合いには「多少意識したけど、集中力を切らさず投げた」と冷静だった。西村監督も「久しぶりに競った試合をものにできた」と、好ゲームに目を細めた。

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ロッテ、大松&サブロー弾で横浜・清水沈める[サンスポ]

いきなりの先制パンチだ。2回、昨季までロッテのエースとして活躍した横浜・清水から、大松が右翼席に先制の7号ソロ。ロッテファンが大歓声を送る中、背番号「10」が悠々とダイヤモンドを一周した。「元チームメートで色々とお世話になった直さん(清水)から打てたこともあって、めちゃくちゃ嬉しい。横浜スタジアムは実は相性がいいんです」。

昨年の横浜との交流戦では、チームトップの打率.400をマーク。わずか2試合しか行われていない横浜スタジアムでも3本塁打を放つなど、大暴れした。

9日のオリックス戦まで打率.308と5番の役割を果たしてきた。昨季までは左投手が先発する際はスタメンから外れたが、今季はこれまでの全39試合に出場。「相手が左でも使ってくれている。そんな監督の期待に応えたいんです」と試合後の素振りを欠かさない。

同点に追いつかれた4回には、2死からサブローが7号勝ち越しソロ。「昨年まで一緒に笑い、一緒に泣いた直さん。対戦するのが楽しみだったので、打てて嬉しい」と笑顔を見せた。

先発の渡辺俊も6回7安打1失点と好投。交流戦初戦を白星で飾るため、勝ち星から1ヶ月遠ざかっていた右腕が意地を見せた。

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サブロー勝ち越し弾!横浜・清水“全球団制覇”ならず[スポニチ]

プロ野球セ・パ交流戦、横浜−ロッテは12日、横浜スタジアムで行われ、ロッテが2−1で接戦を制した。

横浜は昨年オフ、ロッテから移籍した清水が先発。古巣に勝てば、パ全球団から白星、消滅した近鉄を含め、13球団からの勝利だったが、8回2失点の好投も実らなかった。

ロッテは2回、5番・大松の右越えに7号ソロで先制。大松は「打ったのはストレート。色々とお世話になった直さん(清水)から打てたということもあって、メチャクチャ嬉しい」と笑顔。横浜はその裏2死三塁から金城の中前適時打で同点に追いついたが、ロッテは4回、サブローの7号ソロで1点を勝ち越した。サブローは「昨年まで一緒に笑い、一緒に泣いた直さん(清水)がマウンドにおる。この交流戦であの人と対戦するのが本当に楽しみだったので打てて嬉しいわ」と話した。

ロッテは先発の渡辺俊が6回1失点で3勝目。伊藤、薮田、小林宏とつなぐ“勝利の方程式”で逃げ切った。渡辺俊は元同僚との対戦に「なるべく意識しないようにしていたけど負けたくなかった」と話した。

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サブローも清水直撃ち[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(33)が4回、2死から追加点となる左翼越え7号ソロを放った。2回に1点を返され同点とされたが、再び流れを引き寄せる一撃。「この交流戦で清水直さんと当たるのが本当に楽しみだったので、打てて嬉しいわ」と素直に喜んでいた。

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大松先制!有言実行アーチ[ニッカン]

ロッテ大松尚逸外野手(27)が有言実行弾だ。2回無死、横浜清水直の内角直球をとらえ、先制の右翼越え7号ソロを放った。試合前に横浜スタジアムでの相性のよさを話していたが「元チームメートで色々お世話になった直さん(清水)から打ててメチャクチャ嬉しいです」と興奮気味に話した。

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キャンプの日韓交流を協議[スポニチ]

日本野球機構の下田事務局長は12日、春季キャンプの期間中に日本と韓国の球団による非公式のリーグ戦を行うことなどの構想について、韓国野球委員会と協議することを明らかにした。13日に渡韓する。

近年、沖縄県や九州でキャンプを行っている韓国プロ野球の球団が日本のチームと頻繁に練習試合を行っており、複数の球団を集めたリーグ戦開催の可能性を探る。

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清水VS渡辺、平成の名勝負?因縁の戦い第1幕は俊介に軍配[夕刊フジ]

12日の交流戦開幕戦。横浜−ロッテ戦(横浜)は、まさに「交流戦ならでは」の、ライバル同士の投げ合いが実現した。

横浜の先発は清水直行投手(35)。昨季までロッテのエースとして10年間で93勝を挙げ、交換トレードで横浜へ。

ロッテの先発は渡辺俊介投手(33)。球団内では「俊介」と呼ばれるのが普通だが、清水はあくまで「渡辺」で貫くなど、チーム内でも一線を画した間柄だった。

対抗意識の源流とされるのが、ロッテが日本一に輝いた2005年だ。15勝4敗の渡辺が投手陣で最高の評価を受け、10勝11敗の清水は陰に隠れる形に。だが「清水は不満だったはず。自分が他球団のエース級と投げ合って、ほぼ五分だったから優勝できた、という自負があったから」とロッテ関係者は解説する。

清水は古巣との対決を「周りには注目されるけど、意識はあまりしないようにしていた」。8回を投げ、ソロ本塁打2本で2失点のみと好投。普段から打席に入るセ・リーグの投手として、2安打に送りバントも決め、八面六臂の活躍だったが、打線の援護なく敗戦投手に。「仕方ないですね。結果がこうなんで、悔しいです」と話した。

一方の渡辺は6回1失点で、清水より先に降板したが勝ち投手に。試合後は「なるべく意識しないようにしていたけど、負けたくない気持ちは強かったです。マウンドで直さん(清水)が投げているのを見ると…」と、偽らざる心境を語った。

清水には安打も浴び、「ちょっと悔しかったです」。不慣れな自身の打席では、無安打のうえ犠打の失敗も。それでも「本塁打が出やすい球場なので、かなり意識して投げた」と渡辺。清水とは対照的に1発を許さず、投げ合いを制した。

静かに燃えた2つのプライド。「これで終わりじゃない」と清水は次のロッテ戦を見据える。1度限りではもったいない、新たな名勝負の予感だ。

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