わたしはかもめ2010年鴎の便り(5月)

便

5月14日

ロッテ・金泰均、首位決戦を前に不敵な笑み[サンスポ]

15日の巨人−ロッテ戦(東京ドーム)に先発予定の巨人・東野峻投手(23)は、ロッテの主砲・金泰均(キム・テギュン)内野手(27)に真っ向勝負を宣言。

そこまで言われたらバットで応えてあげましょう。金泰均は、巨人との首位決戦を前にニヤリと不敵な笑みを浮かべた。「東野?いい投手だけど僕にとっては初めて当たる投手の1人でしかないね。必ずいい結果につなげてみせるよ」。

東京ドーム。敵地であっても、その名を聞いただけでウキウキする。韓国代表として出場した2009年のWBCでは、同球場で行われた第1ラウンドで松坂(レッドソックス)から特大の本塁打。ロッテ移籍後も、日本ハムとのオープン戦(3月13日)でダルビッシュからソロアーチを放っている。

現在打率.302、打点はリーグトップの41。好調の金泰均をバックアップしようと、韓国メディアも動いた。18日の中日戦(千葉マリン)から、ロッテの主催試合全55試合が韓国の大手ケーブルテレビで生放送されることが決定。「励みになる」とやる気がさらに増した。

月間MVP投手?関係ない。東野を打ち崩すイメージは、すでにできている。

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ロッテ・成瀬、強力G打線「楽しみ」[サンスポ]

15日の巨人戦に先発予定の成瀬は14日、キャッチボールなどで1時間半汗を流した。現在12球団ワーストの13本塁打を被弾しており、12球団1位のチーム本塁打数(53本)を誇る巨人は難敵そうだが、「低めにしっかりコントロールできれば問題ない。巨人戦は1度も投げたことがないので楽しみ」と余裕の表情だった。

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荻野貴は巨人相手にも自信「盗塁は初球から」…ロッテ[報知]

巨人の原辰徳監督から徹底マークの標的になったロッテ・荻野貴だが、ビビる様子はまったくない。14日は千葉マリンで全体練習に参加。「盗塁は初球から行けたら行きます。止まりませんよ」と自信たっぷりに不敵な笑みを浮かべている。

「子供の頃は巨人ファンでした」と、カミングアウトした快足ルーキーだが、「プロに入ったら関係ない」と鼻息はかなり荒い。「巨人側が警戒している?素直に嬉しいですね」と余裕すら見せた。

首位同士の対決だけに注目度は高いが、西村監督は「周りの人たちがそう思うだけで、(いつもと)同じ気持ちでやります」と自然体を強調。ラミレス、小笠原らを擁する超重量打線相手に、お得意の機動力野球で勝機をつかみ取る。

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ロッテ、来年も石垣市で春季キャンプ実施[スポニチ]

ロッテは14日、来年の春季キャンプを引き続き沖縄県石垣市で行うと発表した。6月には新球場が完成予定で、瀬戸山社長は「(キャンプ中に)沖縄本島のチームと練習試合を行うこともある」と話した。

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得意ドームで、金泰均、巨人先輩に豪打見せつける[スポニチ]

ロッテ・金泰均が大好きな東京ドームで猛打を見せる。5月に入って7本塁打と上り調子の主砲は、15日からの巨人戦に向け「先輩の李承Yさんも自分もいい試合をしたい」。

東京ドームは昨春WBCの日本戦で松坂(レッドソックス)から特大弾を放ち、岩隈(楽天)から決勝打。今年3月13日の日本ハムとのオープン戦でもダルビッシュから豪快な一発を放った相性のいい球場で「日本の初めての球場では視界が普段と違って気になった。でも東京ドームだと心配ない」と自信をのぞかせた。

リーグトップ41打点と勝負強い打撃に韓国のテレビ局も注目。韓国大手ケーブルテレビのXTMが18日・中日戦(千葉マリン)からのロッテ主催全55試合を生中継するとあって「韓国の両親が自分のプレーを見られるようになったのは嬉しい」と話す金泰均が、尊敬する巨人・李承Yの前で豪快な打撃を見せつける。

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打球直撃の唐川、19日登板回避の可能性[スポニチ]

ロッテ・唐川が次回先発予定の19日の中日戦(千葉マリン)を回避する可能性が出てきた。

13日の横浜戦で右手に打球が直撃して降板。打撲と診断された中指と薬指の腫れは引いているものの西村監督は「昨日当たったばかりだし2、3日様子を見る。この時期に無理をさせることはない。まだまだ先は長い」。唐川はこの日、練習は行わず治療に専念した。

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交流戦首位対決第2R、原巨人、荻野貴厳戒令![スポニチ]

巨人は14日、交流戦2カード目のロッテ戦に向けて東京ドームで全体練習に臨んだ。首位決戦だった開幕カードの西武戦で1勝1敗。西武に代わって首位に立ったロッテを本拠地に迎え討つ原監督は「バランスが取れているチーム。どちらかと言えば攻撃、スピードです」と警戒を強めた。

指揮官がキーマンに挙げたのは、新人ながら打率.325、22盗塁を記録している荻野貴で「ドラフト1位でしょう。(昨年ドラフトで)菊池雄星に行かずに彼にいった。スカウトの目は正しかっただろうね」と称賛。捕手の阿部も「2番はだいぶ足が速いみたいだね」と荻野貴の快足ぶりに警戒を強めた。

一方、初戦先発はリーグトップの6勝で防御率1.66の東野。「1、2番を走者に出すと集中できなくなるし、3〜5番は長打がある。去年の中日みたいなイメージ」と対戦を前に気を引き締めた。なかでも主砲・金泰均についてはスコアラーから情報を収集。「内角に突っ込んでいきたい」と積極的に内角を突いて行く考えを示した。

昨年同カードは4試合で1勝1敗2分けだったが「打線はうちも負けてない。五分五分でしょう」と伊原ヘッドコーチ。リーグ戦に比べて順位の変動が激しくなる交流戦。それでも目の前の敵を倒すだけだ。パ・リーグ首位チームを連続して叩いて、巨人が一気に首位固めに入る。

荻野貴
「素直に嬉しい。巨人戦も今まで通り、自分のプレーを集中してやるだけ。出塁できるか分からないけど、出塁したら走れる時は走ります。」(原監督の評価は)

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巨人長野「楽しみ」ロッテ荻野貴と再戦[ニッカン]

ホンダVSトヨタのスピード対決だ。セ首位の巨人は15日、パ首位のロッテを東京ドームで迎え撃つ。チーム打率で両リーグトップのロッテ打線を、いかに封じるか。強力クリーンアップの前を打つ2番荻野貴司外野手(24)をいかに抑えるかがポイントになる。パ・トップ22盗塁の快足ルーキーはトヨタ自動車出身で、対する巨人には、ホンダ出身のドラフト1位ルーキー長野久義外野手(25)がいる。スピードなら負けない!

長野はワクワクしていた。ロッテ荻野貴とはホンダ時代の09年9月1日、都市対抗決勝で雌雄を決した。あれから約9ヶ月。東京ドームでチーム練習を終えると「投手と打者という直接対戦じゃないけど、どういうプレーをするのか楽しみですね」と素直な気持ちを口にした。

同決勝では、長野のホンダが4−2で荻野貴のトヨタ自動車に勝利。13年ぶりの栄冠を手にした。自らも2点打を放った長野だが、好敵手のプレーが目に焼きついている。「荻野は肩は強いし、足も速い。いい選手ですよ」と認めた。

共通点は多い。ともに社会人からドラフト1位入団。即戦力の右打ち外野手として、首位を走るチームのレギュラーを勝ち取った。2番定着の荻野貴に対し、長野は相手投手の左右次第だが、15日の初戦、ロッテは左腕成瀬が先発予定。2番長野の可能性は高い。お互い、強力クリーンアップにつなげられるかが勝負のカギとなりそうだ。

原監督もロッテ打線を警戒する。「バランスの取れたチームだけど、どちらかといえば攻撃かな。スピードもある」と、荻野貴に代表される機動力にも注意を向けた。ここまで荻野貴の22盗塁に対し、長野は6盗塁。数に開きはあるが、原監督は「長野には足がある。2番の適性はあると思う」と分析した。長野は「チームが勝てばいいんで、個人的に負けられないというのはないです」と話したが、盗塁については「常に狙いたい」と力強く宣言した。ホンダ仕込みの快足エンジンのギアを上げるつもりだ。

◇こちら「止まりませんよ」

荻野貴が真っ向勝負宣言した。巨人の先発は東野が予想される。11日に都内で行われた6球団代表選手による交流戦の会見に共に出席。東野も「足」を警戒していた。足を止めにかかってくることにも、荻野貴は「止まりませんよ」と力強い。実は幼い頃から巨人ファンだが、プロに入れば関係ない。巨人崩しに足で投手をかき回すつもりだ。「まずは塁に出ないと。出て初球からいけたらいきます」と言い切った。ここまで両リーグトップの22盗塁で、西武片岡との差は2。巨人との2連戦でも走り回って、盗塁王へ突き進む。

◇テギュン母国でも生中継

グラウンド外でも金泰均旋風が吹き荒れる。韓国の大手ケーブルテレビのXTMが18日の中日戦からロッテ主催の55試合を生中継する。XTMと交渉を続けてきた、代理店NBS代表取締役社長の金容基氏が14日、発表した。

1月と3月にも検討されていたが、テレビ局と折り合いがつかず延期。巨人の李承Yがロッテに在籍した04年も放送したが、李が不振で開幕から1ヶ月で2軍落ち。その影響もあり、テレビ局側が今回は慎重になっていた。だが金はここまで打率3割2厘、リーグ2位の10本塁打と堂々の成績。同社長は「間違いなく本塁打は30本以上打つし、悪い結果にはならない」とアピールし、放送が実現する形となった。

15日からの巨人戦を前に金は「両親や韓国のファンが見れるようになったのは嬉しい。(13日の横浜戦で)最後に逆方向に本塁打が打てたのでこれからよくなる」と笑顔で話した。

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父観戦、「活躍」で親孝行[朝日新聞]

ホームランボールを返してもらって欲しい。4日の日本ハム戦(千葉マリン)。5回の第3打席で左翼に5号ソロ本塁打を放った大松尚逸外野手(27)に頼まれた。特にメモリアルの一打でもない。誕生日などの記念日でもない。なのに、なぜ。不思議な顔をする私に大松はちょっと照れくさそうに話してくれた。「今日、父が試合を見に来てくれているのです。試合後、プレゼントしたいと思っています」。

この日、地元・石川県七尾市から父親や親族など30人が車で7時間ほどかけて応援に駆けつけていた。「今までそんなことをしたことはないですね。でも年を重ねるにつれて、親への感謝と何か親孝行をしないといけないという考えが強くなってきました」。

大松は中学校3年の時に母を病気で亡くしている。育ててくれた父への感謝の気持ちは昔から強かったが、ここ最近はさらに考えるようになっている。父の日や誕生日には必ずプレゼントを渡している。オフには親子水入らずの温泉旅行に誘う。それでもやはり父が1番喜ぶのは野球で活躍する息子の姿だという。

「何だかんだいっても野球で活躍することが父は1番喜んでくれます。最近は年5回ほど試合観戦に来てくれますが、結構父の前で打つことが出来ていますよ」。

この試合、ファンのご好意でホームランボールを返してもらった。そして直後の6回にもバックスクリーンに6号2ラン。ヒーローインタビューのお立ち台へと上がった。「父が観戦に来た日に2本ホームランを打てたのは嬉しいです。喜んでもらえたかなあと思います」。大勢の報道陣に囲まれた大松はホームランボールを2つ手に持ちながら、嬉しそうに話した。

最近、家族の会話が少なくなったとか、家庭内で起きた事件といった、家庭をめぐる暗い話題が多い。「悲しすぎる。母を子供の時に亡くし、本当に寂しかったし、つらかった。当たり前の生活がいかに幸せか、後になって感じた。だから子供達には親を大切にして欲しい。そういうメッセージも込めながらプレーするのも、使命かなと感じる」。

大松は母の日である9日に行われたオリックス戦(京セラドーム大阪)では、ピンクのリストバンドをつけてプレーした。そこには亡き母への感謝の気持ちとこの日、球場に集まった子供達への「お母さんを大切にしてね」というメッセージが込められていた。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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