わたしはかもめ2010年鴎の便り(5月)

便

5月29日

千葉ロッテ5−0横浜(千葉マリン)

ロッテが4投手による無失点リレーで快勝した。先発の吉見は緩急を駆使し、6回を3安打無失点。継投も盤石だった。打線は2回、今江の2で先制。6回にサブローのソロ、8回には福浦の2ランで加点した。横浜は3連敗。

123456789R
横浜0000000000
千葉ロッテ02000102x5
今江
「打ったのはスライダー。今日は児童福祉施設の子供を招待している。最初の打席、しかも満塁のチャンスでいいところを見せることができて本当に良かった。相手投手の三浦さんは好投手。先制点を取る事ができて良かったです。」(2回先制2点適時二塁打)
サブロー
「打ったのはスライダー。ずっと低目をつかれていたが、最後に高く浮いてきたボールを打ち損じることなく、捉えることができた。三浦さんとの対戦はあまりないが、多分交流戦1年目にホームランを打たせてもらっていると思う。それ以来かな。吉見が古巣相手に頑張っているので、何とか援護してあげたかった。」(6回9号ソロ)

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ロッテ吉見2勝、古巣番長と投げ合い制し[ニッカン]

横浜からトレードで加入したロッテ吉見祐治投手(32)が、古巣相手に6回3安打無失点と好投し2勝目を飾った。「色々思う部分があった。見返したいとか、活躍して恩返ししたいとか…」と熱い気持ちをボールに込めた。130キロ後半の直球に得意のカーブ、スライダーで緩急をつけ、初回を3者凡退に仕留めると自然とガッツポーズが出た。

西本投手コーチのアドバイスが生きた。横浜時代はプレートにかけていた軸足の左足を、プレートに添わせて立つように変えた。体勢が安定することで、上半身が前に突っ込まなくなり制球力アップにつながった。同コーチは「アドバイスしたらすぐに自分のものにした」と感心する。横浜では「構想外」だった左腕が、新たな環境で飛躍のきっかけをつかんだ。

5回2死一、三塁のピンチも無失点で切り抜け、6回を無四死球で勝利へと導いた。西村監督は「意地があったんでしょう」とたたえた。横浜時代に最もお世話になったというエース三浦との投げ合いも制した。「1番仲が良かったので、いい投球を見せられて良かったです」と、本当の意味で巣立ちになったようだ。

サブロー
「吉見が古巣相手に頑張っていたので援護してあげたかった。」(6回に9号ソロ)
今江
「児童福祉施設の子供達を招待していたので、いいところで打てて良かったです。」2回先制適時二塁打)
福浦
「久しぶりのスタメン。後ろにつなぐ気持ちがホームランになった。」(8回4号ダメ押し2ラン)

◇表彰式

ロッテ・サブロー外野手(33)が横浜3回戦(千葉マリン)開始前に通算1000安打の連盟表彰を受けた。

◇贈呈

ロッテ今江敏晃内野手(26)が千葉県社会福祉協議会・千葉県児童福祉施設協議会から、多年にわたる子供達への支援活動に対して感謝状を贈られた。

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ハマ斬り!ロッテ・吉見、古巣に強烈恩返し[サンスポ]

古巣相手のマウンドでも落ち着いていた。吉見は武器のカーブを有効に使い、6回を3安打無失点。楽天、日本ハムを除く10球団からの勝利を達成した。

「色々な気持ちがあったけど、冷静に冷静にと思っていた。横浜に憎みなんてないし、育ててもらったからこそ勝ちたかった」。唯一のピンチだった5回2死一、三塁は、高めのスライダーで8番井手を遊ゴロ。「少し甘かったけど、気持ちで抑えられた」と汗をぬぐった。

わずか20日前まで横浜の一員だった。開幕5戦目(3月31日)の巨人戦(横浜)に先発したが、2回途中4失点でKOされ、翌日に2軍落ち。今月9日、ロッテへの金銭トレードを通告された。

悔しい思いを力に変えた。横浜時代は軸足の左足をプレートに乗せて投げていたが、西本投手コーチのアドバイスでプレートにぎりぎり触れる位置に修正した。以前より体重を乗せてためを作って投げられるようになり、制球力がアップ。この日は無四球だった。

左腕は移籍後2連勝。ロッテは首位西武に1.5ゲーム差と迫った。

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吉見「数センチ」の成長…古巣を6回零封![スポニチ]

ちょっとしたきっかけで投手は生まれ変わることがある。ロッテ・吉見が古巣を相手に6回3安打無失点。四球は1つも出さなかった。

移籍後2連勝。計12回でわずか1四球だ。横浜時代、制球難から崩れていた姿はない。なぜか…。

プレートの扱いを変えたことが要因だった。「プレートに足を乗せるのをやめたことで体が傾かず前に突っ込まなくなった」。幅15センチのプレート。横浜ではそこに軸足の左足を半分乗せて投球モーションに入っていた。傾斜を使って勢いをつけるためだが、一方で傾斜によって上体はどうしても前方に突っ込んだ。タメがつくれずリリースポイントはバラついて、制球難に苦しんできた。

西本投手コーチは最初のブルペン投球でそれを見抜いた。プレートの前面に左足の外側を触れるだけに変えさせた。体の傾きは解消され、軸足にタメをつくってから投げられるようになった。「最初の部分を直せば全て変わる。軸足にタメがつくれ体のターンもスムーズになり、ひじも出やすくなる」と西本コーチ。元々1メートル88の恵まれた体格。上半身の力は強く、傾斜がなくても球の威力は変わらず、制球難だけが改善された。

古巣相手に成長した姿を見せつけた左腕は「見返したい気持ちもあったし、活躍することが恩返しですから」と言った。3月31日、巨人戦(横浜)に1試合登板しただけで2軍落ちしたまま構想外となった古巣相手の快投。吉見は生まれ変わった。

西村監督
「吉見は(古巣相手に)本当に意地があったんじゃないか。よく頑張ってくれた。」
横浜村田
「腕が振れていたし、直球もよく走っていた。石川とか藤田とかも差し込まれていた。狙い球は絞っているはずなんですけどね。」(2回に左翼へ大飛球も吉見に2打数無安打)
横浜内川
「何か不思議な感じでした。」(吉見と同期入団。対戦も2打数無安打)

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サブロー&福浦、ベテランコンビが援護[スポニチ]

ロッテのサブローと福浦のベテランコンビが吉見を援護射撃した。

まずは6回にサブローが左中間へ9号ソロで「吉見が古巣相手に頑張っていたので何とか援護してあげたかった」。6試合ぶりに先発出場した福浦も8回に4号2ラン。右翼中段席への豪快な一発でトドメを刺し「久しぶりの先発で打ててよかった。吉見も古巣相手に好投していたので手助けできてよかった」と喜んだ。

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吉見「見返したい」どうだ!6回無失点で古巣斬り…ロッテ[報知]

複雑な思いは、ボールの中に封じ込めた。2点リードの5回、2死一、三塁。この日唯一のピンチを、遊ゴロでしのいだ吉見はマウンドでほえた。「見返したいという気持ちがあった。古巣なので違った嬉しさがありますね」。3週間前まで同じユニホームを着ていた元同僚から勝ち取った今季2勝目は、格別だった。

持ち味を発揮した。「気合が空回りしないよう『冷静に』と心がけた」。スライダー、チェンジアップを低めに集め、6回3安打無失点。1つの四球も出さず、警戒していた内川、村田も完璧に抑え込んだ。よく食事に連れて行ってもらうなど、「1番お世話になった」番長・三浦に投げ勝った。

移籍後初勝利を挙げた22日のヤクルト戦(千葉)の4日前、西本投手兼バッテリーチーフコーチから、直接プレートにかけていた軸足(左)を横に添えるよう勧められた。上体が前に突っ込まず、下半身にタメができた。軸足に体重が乗るようになり、左太ももに張りを感じたほどだ。制球が定まり、2試合計12回で与えた四球はわずかに1。「シュート回転がなくなった。言ってすぐできるんだから器用だよ」と西本コーチも舌を巻いた。

10日のトレードが決まった時、横浜関係者には涙ながらに別れを告げたというが、移籍後は、同級生の小林宏に食事に誘われ、シドニー五輪の戦友・渡辺俊からも千葉マリンの強風対策を教えてもらった。気遣いが嬉しい反面、「勝って、本当の意味でロッテの一員になりたい」と気が引き締まった。

チームは首位・西武に再び1.5差に迫ったが、唐川らの離脱で依然、先発陣の台所事情は苦しい。「次はもっと長いイニングを投げたい」。プロ10年目、32歳のベテランが頼もしく宣言した。

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ロッテ・今江、吉見を援護!活躍に満足顔[サンスポ]

ロッテの今江が強烈な先制打を放った。2回2死満塁、三浦の外へ逃げる球をとらえ、右越えの2点二塁打。古巣相手に先発した吉見を援護し、「吉見さんが気合が入っているのをひしひしと感じていたので、奮い立った」と胸を張った。

この日は、支援する児童福祉施設の子供達を試合に招待していた。「満塁のチャンスで、いいところを見せられて良かった」と活躍に満足顔だった。

西村監督
「意地があったのではないか。本当に頑張ってくれた。」(吉見に)
サブロー
「高く浮いた球を打ち損じず、とらえることができた。吉見が古巣相手に頑張っていたので、何とか援護したかった。」(9号ソロ)

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ロッテ・吉見、古巣横浜相手に意地の快投[サンスポ]

意地が伝わってくる見事な快投だった。ロッテの吉見が6回3安打無失点で、古巣の横浜から白星。「見返したいというのはもちろん、活躍することが恩返しだと思った。古巣相手なので嬉しい1勝」と笑みを広げた。

唯一のピンチとなった5回2死一、三塁、井手を遊ゴロに仕留めた。左腕は「少し甘かったが、気持ちで抑えられた」と気迫を強調した。

今季、横浜で開幕5戦目に先発したが、4失点で2回途中にKO。登板翌日に2軍落ちし、今月上旬にトレードが決まった。横浜関係者には、電話で涙ながらに別れを告げたという。

ロッテではコーチの指導を受け、プレートに軸足を掛けず、沿わせて立つようにした。「軸足を使ってためができ、制球が良くなった」と言う。制球難は影を潜め、四球なし。移籍後2連勝で、新天地と古巣の両方に存在感を示した。

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吉見「見返したいとか…」[ニッカン]

横浜からトレードで移籍したロッテ吉見祐治投手(32)が、古巣相手に6回3安打無失点と好投し2勝目を飾った。「色々思う部分があった。見返したいとか、活躍して恩返ししたいとか…」と熱い気持ちをボールに込めた。130キロ後半の直球に得意のカーブ、スライダーで緩急をつけ、1回を3者凡退に仕留めると自然とガッツポーズが出た。西村監督は「意地があったんでしょう」とたたえた。

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ロッテ・吉見が好投!古巣相手に2勝目[サンスポ]

横浜から金銭トレードでロッテに加入した吉見が古巣と初対戦。6回を3安打無四球無失点と好投し、今季2勝目をマークした。

吉見は初回から2イニング連続の三者凡退と順調な立ち上がり。5回に連打を浴び2死一、三塁のピンチをむかえたが井手を遊ゴロに打ち取ってしのいだ。吉見は今月上旬に金銭トレードで横浜からロッテに移籍。古巣に対し6回まで無四球の3安打しか許さず、計4イニングを三者凡退に打ち取る圧巻の投球を見せた。

また、ロッテ打線は2回、2死満塁から今江の適時二塁打で2点を先制。6回にはサブローの9号ソロで1点を追加し吉見を援護した。さらに8回には福浦の4号2ランで突き放し、5−0と快勝。対する横浜はわずか5安打に封じられて零敗、3連敗となった。

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また番長討ち!サブローが吉見へ援護弾[スポニチ]

ロッテ先発の吉見が古巣・横浜相手に6回3安打無四球無失点の好投。移籍2度目の登板で今季2勝目を挙げた。「吉見が古巣相手に頑張っているので、何とか援護してあげたかった」というサブローは2−0の6回1死、左中間スタンドへ9号ソロ。横浜先発の三浦との対戦について「多分交流戦1年目(05年5月)にホームランを打たせてもらっていると思う。それ以来かな」と振り返っていた。

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今江、招待したチビっ子の前で先制タイムリー[スポニチ]

ロッテは2回2死満塁から、今江のライトへの二塁打で先制した。「打ったのはスライダー。相手投手の三浦さんは好投手。先制点を取る事ができてよかったです」と振り返った今江は試合前、日頃の福祉活動を評価され、社会福祉法人千葉県社会福祉協議会・千葉県児童福祉施設協議会から感謝状を贈られた。「今日は児童福祉施設の子供を招待している。最初の打席、しかも満塁のチャンスでいいところを見せることができて本当に良かった」と喜んでいた。

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今江、子供達へ先制二塁打[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が2回に鮮やかな先制適時二塁打を放った。2死満塁の場面で、三浦のスライダーを強振し右翼へ2点打をマーク。試合前に千葉県社会福祉協議会・千葉県児童福祉施設協議会から、多年にわたる子供達への支援活動に対して感謝状を贈られたばかり。「児童福祉施設の子供を招待しているので、いいところを見せることができて良かった」と笑顔で話した。

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[疾走!千葉ロッテ荻野貴司日記]右ひざを手術[毎日新聞]

◇「早く元気な姿見せたい」

21日のヤクルト戦で二塁に盗塁した際、右ひざの半月板を損傷した。きちんと治すためにも手術することに決め、25日に入院。26日に手術を受けた。1週間ほど入院する必要がある。クリームがかった薄い緑色の病院服を着て、足には包帯が巻かれた状態で、ベッドで横になったり、病院内を歩いたり。まだ足を曲げることはできないけど、痛みはない。松葉杖を使わなくても歩ける。ずっとベッドで寝ていたら足の筋力が衰える。医師から「歩くように」と勧められ、できるだけ動くようにしている。病室にはテレビがあり、本や握力を鍛える道具も持ち込んだ。ごみ箱には菓子の空袋もたまっている。

春季キャンプで必死にアピールし、シーズンが始まり46試合突っ走ってきた。でもケガをして「今はゆっくり休むことしかできない」と思っている。チームから離れてしまい、結果がいつも気になる。携帯電話で途中経過を確認し誰が投げて打ったかチェックする。ケガをして悔しいけど、「今いるメンバーで何とか勝って欲しい」と本当に思う。病室に西村徳文監督からいただいた花が飾られている。ファンをはじめ多くの人に心配をかけている。早く戻って元気な姿を見せたい。(まとめ・荻野公一)

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