わたしはかもめ2010年鴎の便り(6月)

便

6月1日

千葉ロッテ11−0巨人(千葉マリン)

ロッテが12安打11得点で3連勝。1回に1点を先制し、3回に今江の2ランなどで3点。4回には金泰均の2ランなどで5点を加えた。マーフィーは7回4安打無失点で4連勝。巨人は今季最多失点を喫し、連勝が3で止まった。

123456789R
巨人0000000000
千葉ロッテ10350200x11
金泰均
「打ったのはストレート。ずっと体のバランスがよくなく、いい打席を迎えることができていなかった。しかし、ウエートなどで体のバランスを整え直すことができ、いい感じで打席に入ることができ、いいホームランを打つことができた。」(4回13号2ラン)
西岡
「打ったのはスライダーかカットボールかな。とにかく打つことだけしか考えていなかった。前の試合で連続試合安打が止まり、ちょっと楽な気持ちで打席に入れた。その結果、いい打撃が出来ている。」(4回適時打)
大松
「打ったのはチェンジアップ。テギュンが激走でセカンドまで行ってくれた。その気迫に自分は応えたかった。前回、東京ドームで巨人に2敗しているので、この2連戦は取り返す気持ちで戦っています。」(3回適時二塁打)
今江
「打ったのはストレート。チャンスでの打席だったし、西岡がしっかりと走者を進めてくれたので、何とか返したかった。中学のボーイズリーグの大先輩の内海投手から、初めてホームランを打てたのがとても嬉しいです。」(3回3号2ラン)
金田正一氏
「私の野球人生においてこんな幸せなことはない。ロッテ、巨人と私の中で忘れられない思い出となっている両球団の試合での始球式。本当に嬉しかった。今度はぜひ日本シリーズで投げさせてもらいたい思う。」(始球式を務め)

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ロッテ3連続完封!先発4人不在も10人で[ニッカン]

ロッテがセ・リーグ首位の巨人打線を今季初の無得点に抑え、パ・リーグ、交流戦ともに単独首位に立った。先発ビル・マーフィー投手(29)が7回4安打無失点、救援の橋本と古谷は安打を許さず、横浜との2連戦に続く、3試合連続の完封勝ち。唐川や荻野貴らケガ人が続いて台所事情が苦しい中、強力なマリンガン打線の陰に隠れがちだった投手陣が奮闘。貯金を今季最多の13に増やした。巨人は先発の内海哲也投手(28)が3回途中で5安打4失点と今季最短で降板。今季最多の11失点で完敗した。

ロッテの先発マーフィーは2回から別人のような投球を披露した。1回は制球が定まらず、2四球で1死一、二塁。4番ラミレスを何とか併殺打に打ち取って切り抜けた。2回以降は、本来のカーブ中心の投球から、「走っていた」という直球を軸にした投球に切り替え、12球団トップの78本塁打の巨人打線を7回まで4安打に封じた。

ロッテの外国人投手では57年ぶりとなる開幕から無傷の4連勝。入団テストで合格し、故障者の代役で中継ぎから先発に回った1年目の助っ人左腕の力投の裏に、西本聖投手兼バッテリーチーフコーチ(53)の援護があった。1回終了時。「2試合やられているだけに、気合が入りすぎて力んでいた」と見て、リリースポイントを修正した。1回で2つの四球を出したマーフィーだが、2回以降の6イニングは1つと落ち着いた。

西本コーチは、来日当初はワインドアップで投げていたマーフィーに「熱くなってしまうクセがある」と指摘し、セットポジションから投げるように指示している。横浜から金銭トレードで移籍してきた吉見にも、プレートの立ち位置を変えるなど助言して制球を安定させている。マーフィーには「どういたしまして」などと日本語で話しかけるなど、積極的な会話で和やかなムードをつくり出している。

唐川、大嶺、小野、川越と先発投手4人が欠け、2番を務めた荻野貴や早坂が離脱する苦しい台所事情に、試合前のベンチ前やベース上などには清めの塩が盛られていた。始球式では400勝投手で、ロッテの元監督金田正一氏が登板し盛り上げた。前回は完敗した巨人戦で3試合連続の無失点リレーで3連勝。ロッテが再び快走ロードを走り始めた。

大松
「東京ドームで巨人に連敗していたので、この2連戦は取り返すつもりで戦った。」(3回に追加点となる適時打)

◇マリン7連勝

ロッテが5月29日横浜戦から3試合連続完封勝ち。ロッテの3試合連続完封勝ちは51年5月30日大映戦6−0、6月1日東急戦6−0、2日東急戦2−0以来2度目。ロッテは現在29イニング連続無失点。連続無失点の球団記録は33イニング(過去3度)で、2日の巨人戦で連続無失点の球団記録とプロ野球記録の4試合連続完封勝ちに挑戦する。今季の交流戦球場別の成績を出すと

千葉マリン
7勝0敗、防御率1.38
他球場
3勝5敗、防御率4.92

千葉マリンでの交流戦は防御率1点台で7連勝。

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今江が火付け弾!ボーイズL先輩内海から[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が打線に勢いをつける豪快な一振りをみせた。1点リードで迎えた3回、内海の高めの直球を完璧にとらえ、左翼席中段まで運んだ。中学時代のボーイズリーグの先輩から放った1発に「内海さんから初めて打てて嬉しい。完璧でした。久しぶりの感触」と素直に喜んだ。今季2試合目の2番できっちりと結果を出し、11点の猛攻となったロッテ打線に火をつけた。

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ロッテ、11点奪取!交流戦も単独首位[サンスポ]

「真の強力打線」はオレ達だ−。ロッテは1日、交流戦の巨人3回戦(千葉マリン)に11−0で快勝。今季2度目の2番に座った今江敏晃内野手(26)が2ランを放つなど2安打2打点。打線は12安打の猛攻で巨人投手陣を攻略した。先発のビル・マーフィー投手(29)も7回4安打無失点で開幕から無傷の4連勝。貯金を今季最多の13とし、交流戦とパ・リーグの「ダブル単独首位」に立った。

M党の歓声とG党のため息が幕張の夜空に交錯する。平日の千葉マリンでは今季最多となる2万8879観衆が、ロッテの圧勝劇を見届けた。交流戦は本拠地7戦全勝。右翼席のファンは応援歌を絶叫しながら勝利の余韻に浸った。

「東京ドームで2つやられていましたからね。今日は絶対勝つんだという強い気持ちが、勝利に結びついたと思います」。西村監督も快勝に胸を張った。

この試合まで12球団トップの打率.290を誇るロッテと、12球団トップの本塁打78本を量産していた巨人。「真の強力打線決定戦」は、ロッテの“4回KO勝ち”だ。

1回に1点を先制。3回には今江が5月16日以来の一発となる3号2ランなどで3点を追加し、内海を早々にマウンドから降ろした。

「中学の時、京都田辺ボーイズで一緒にプレーしていた大先輩から初めて本塁打を打てた。ホンマ嬉しい」と今江。4回には金泰均(キム・テギュン)の13号2ランなどで5点を奪い、とどめを刺した。

衣替えの6月。気持ちを変えた。チームは好調を維持しているが、唐川が5月13日に右手骨折。開幕から2番に座っていたD1位の荻野貴(トヨタ自動車)も同21日に右ひざを負傷して離脱するなど、故障者が続出した。

この日、午前中に千葉県内の神社でお清めした塩を球場に持ち込んだ。試合前には西村監督が本塁、二塁、中堅など故障者が出た場所に盛って練習した。ベンチ横の塩は試合中もそのまま。今季初めての“お清め”だった。

西武が敗れたため、5月14日以来のリーグ首位。貯金5で交流戦も単独首位に立った。「今は順位とか関係ない。一戦一戦、やるだけです」と西村監督。巨人から「強力打線」の看板をいただいたロッテが、マリンでガンガン打ちまくる。

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ロッテ・マーフィー4連勝!57年ぶり快挙[サンスポ]

気合を入れるときは米国人でも丸刈りにするらしい。巨人戦を前に、頭を丸めてきたマーフィーが7回4安打無失点の快投を見せた。

「試合前から燃えていたよ。巨人をやっつけるつもりだったんだ」。球団の外国人投手が無傷の4連勝を記録するのは、1953年のカイリー(毎日)以来、57年ぶりの快挙だ。

1回に1死一、二塁のピンチを招いたが、ラミレスを遊ゴロ併殺打に仕留めると、2回は3者連続三振。強力打線を完璧に料理した。

最大の武器は落差のあるカーブ。しかし、マウンドに上がり「今日はストレートがいい」と判断した。140キロ台後半の直球でグイグイ勝負。荒れ球も功を奏し、巨人打線に的を絞らせなかった。

故障者などのチーム事情で中継ぎから先発に回ったが、マーフィーが先発した試合は4連勝。左腕が投げればチームは勝つ−。これをロッテの“マーフィーの法則”という。

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ロッテ・西岡、円陣効果2安打[サンスポ]

リーグ首位打者の西岡が気を吐いた。1回、左翼線への二塁打で出塁後に先制のホームを踏むと4回にも中前適時打。その後、井口の左犠飛で得点するなど3打数2安打1打点2得点の活躍で打率は.359にアップ。5月15、16日の対戦では連敗を喫しただけに「試合前に円陣を組み東京ドームでやられているからやり返そう、という話をしたんです」と胸を張った。

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54年ぶり3連戦連続完封!パ&交流戦ダブル首位…ロッテ[報知]

記録ずくめの大勝だ。中継ぎから転向したマーフィーは打線の大量援護も受け、7回4安打無失点の好投で今季4勝目。ロッテの外国人投手が開幕から無傷の4連勝を飾るのは、53年のカイリー(当時は毎日)以来57年ぶりだ。さらに、球団では56年6月以来、54年ぶりの3戦連続完封。貯金を今季最多の13に伸ばして5月14日以来、18日ぶりのパ・リーグ首位に返り咲いただけでなく、交流戦10勝5敗で単独首位にも浮上した。

自然体で臨んだのが功を奏した。前回登板の広島戦(5月26日)では、自慢のカーブを多投して7回11奪三振。だが、「自分の1番いいボールを投げていこうと思った」と無心でマウンドに上がった。この日の答えは真っ直ぐ。結果的に巨人打線の裏をかくことになり、2回にはすべて直球で3者連続空振り三振を奪った。

実に不思議な投手だ。セットアッパーとして期待されて加入したが、本職では18試合で15回1/3を投げて18安打10四死球で15失点、防御率7.04。だが、小野、川越の相次ぐ故障により、急場しのぎで配置転換された先発では4戦4勝。「先発だと、ストライク先行で自分自身のピッチングができるからかな」と、本人も首をかしげるほどだ。

打線も火を噴いた。内海を3回途中で早々とマウンドから引きずり降ろすと、一方的に打ちまくり、12安打11得点の大暴れ。東京Dでの対戦で2連敗を喫した借りを、ひとまず返した。

これで千葉マリンでの交流戦は今季負けなしの7連勝。荻野貴、唐川ら負傷での離脱者が相次ぐチーム状況を打破しようと、この日はベンチ前などに清めの塩が盛られたが、重苦しかった空気はどこ吹く風。盤石の強さを誇る地元で、ロッテが再び上昇気流に乗った。

ビル・マーフィー(William Murphy)
1981年5月9日、米カリフォルニア州生まれ。29歳。カリフォルニア大リバーサイド校から、02年にアスレチックスに入団し、04年にダイヤモンドバックスへ移籍。07年にメジャー初昇格。大リーグ通算成績は、18試合に登板し勝敗なしの防御率4.08。入団テストを経て今季からロッテ入り。180センチ、86キロ。左投左打。推定年俸4050万円。

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ダブル単独首位!強いロッテに“マーフィーの法則”[スポニチ]

ロッテが交流戦とリーグ戦のダブル単独首位に立った。1日の巨人戦で打線が12安打の猛攻を見せ11−0と圧勝。投げても先発のビル・マーフィー投手(29)が7回無失点で4勝目を挙げた。球団の外国人投手としては1953年のカイリー以来57年ぶりの開幕4連勝。チームも51年以来59年ぶりの3試合連続の完封勝利と記録ずくめの勝利でセの王者を圧倒した。

また勝った。右翼席には「救世主」のボード。ロッテ・マーフィーが7回4安打無失点で開幕4連勝だ。チームを59年ぶりの3試合連続完封、そして交流戦とペナントレースのダブル単独首位に導いた。「試合前から、みんなが巨人をやっつける気持ちで1つになっていた。里崎がいいリードをしてくれるし、彼のおかげ。本当に感謝している」。

チームは巨人に5月15、16日の東京ドームで連敗。2試合で計8本塁打を浴びていただけに、マーフィーも長打力を警戒し、初回に2四球。だが、ラミレスを遊ゴロ併殺に仕留めて波に乗った。

持ち味は大きく縦に割れるカーブとチェンジアップのコンビネーション。ただ序盤はカーブの制球が不安定で「1番いいと思った」という140キロ台中盤の直球を中心に組み立て、重量打線を翻ろうした。4回までの打者15人中、初球ボールが10人とカウントが不利になっても動じない。適度な荒れ球で的を絞らせず三塁を踏ませなかった。

昨秋、テスト入団。メジャーでも登板経験はあるが、おごりはない。今春の石垣島キャンプでは外国人は免除される夜間練習も連日志願参加した勤勉助っ人だ。シーズン中もクイック投法ができずに盗塁を許すと、西本投手兼バッテリーチーフに教えを請い、すぐにフォームを修正。左のセットアッパーとして守護神・小林宏につなぐ勝利の方程式を担ってきた。

先発陣に負傷離脱者が出て緊急配置転換されても慌てない。先発4試合25イニングでわずか3失点。普段は報道陣に日本語で挨拶する陽気な助っ人は「前髪が薄くなってきたから中途半端は格好悪い」と自前のバリカンで丸刈りにして試合に臨む。日米で流行した成功に導くための「マーフィーの法則」は知らないと苦笑いするが、先発での勝利の法則を築いている。

一時帰国中の最愛のナタリー夫人(28)は近日中に再来日予定。「いい報告ができるし(再来日が)待ちきれないぐらい楽しみ」。マーフィーの勝利の法則は、まだまだ続いていく。

ビル・マーフィー
1981年5月9日、米カリフォルニア州生まれの29歳。カリフォルニア大リバーサイド校から02年ドラフト3巡目でアスレチックス入団。07年にDバックスでメジャー昇格。08年はブルージェイズ3Aでプレーし、09年に再昇格。メジャー通算18試合で0勝0敗、防御率4.08。オフにロッテにテスト入団。年俸45万ドル(約4000万円)で1年契約を結んだ。1メートル80、86キロ。左投げ左打ち。

◇3戦連続完封は59年ぶり

ロッテの3試合連続完封勝利は、毎日時代の56年6月9日から13日の近鉄戦以来だが、この時は2試合目が5回降雨コールドゲーム。全て9イニング以上の試合となると、51年5月30日の大映戦から6月2日の東急戦で達成して以来59年ぶり2度目の球団タイ記録になった。連続完封勝利のプロ野球記録は06年中日まで16度ある4試合となっており、今日の巨人戦でタイ記録に挑戦する。この日は11点を奪う大勝。交流戦で11点以上の完封勝利は

05-05-08
ロ18−0横
05-05-24
ロ11−0巨
06-06-08
中16−0ロ
10-06-01
ロ11−0巨

と4度目で、ロッテが3度も記録している。

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今江、初の“先輩”討ち!11得点でG圧倒[スポニチ]

ロッテ打線が序盤で巨人・内海を攻略した。京都田辺ボーイズで1年後輩だった今江は3回に2ランを放ち「内海さんから初めてホームランを打てて嬉しい」。3回途中でKOすると、12安打11得点で圧倒した。

負傷離脱者が続出しており、前日に千葉市内の神社でおはらいを受けた清めの塩を本塁、マウンド、二塁、中堅、ベンチに盛って出陣し大勝。西村監督は「全員がいい仕事をした」と満足そうだった。

サブロー
「チャンスで打てて良かった。誕生日は毎年1本は打っているんじゃないかな。」(34歳誕生日に6回の中前適時打など2安打)
金泰均
「最近ずっと体のバランスが悪かったけど、整え直していいホームランを打つことができた。」(4回に中越え13号2ラン)

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3試合連続完封で首位浮上[ニッカン]

ロッテが3試合連続の完封で3連勝を飾り、単独首位に浮上した。打線が12安打11得点と爆発し、投げては4度目の先発となるマーフィーが7回無失点で4勝目を挙げた。投打ががっちりかみ合っての勝利に、西村監督は「打つ方は申し分ないですね。全員で勝とうという気持ちの表れだった」と目を細めた。

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ロッテ、巨人に雪辱!リーグ、交流戦ともに首位[スポニチ]

前回は打ち負けて2連敗を喫した巨人に、派手にお返しをした。ロッテが、12安打で11得点。パ・リーグ、交流戦ともに、単独首位に立った。

1−0の3回に今江の2ランなどで3点。内海をこの回途中で早々とKOすると、4回には失策や金泰均の13号2ランなどで5点。前半の大量得点で、巨人の戦意をそいだ。今江が「(前回は)衝撃的な2連敗だった。絶対に(2連戦の)頭を取ろうと(主将の)西岡を中心に円陣で言っていた」と胸を張れば、西村監督も「みんな、本当に(借りを返す)強い気持ちで戦えた」。

首位には立ったが、ケガ人が続いて台所事情は苦しい。2番を務めていた荻野貴や早坂、投手陣にも離脱者が多い。この日、試合前にはベンチやマウンドなどに清めの盛り塩が置かれた。重い空気の中、今季2度目の2番に入った今江が1回に犠打を決めた上に、豪快な一発も披露。「いい仕事をしてくれた」と指揮官を喜ばせた。

守っても、故障者の代役で中継ぎから先発に回ったマーフィーを中心に3試合連続の無失点リレー。貯金を今季最多の13に増やした。

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ロッテ・マーフィー4連勝!57年ぶり快挙[サンスポ]

ロッテのマーフィーが7回無失点で4勝目。球団によると、外国人投手で開幕から黒星なしの4連勝は57年ぶりとなった。

1回は制球が定まらず、2四球で1死一、二塁。ここでラミレスに4球直球を続け、併殺打に打ち取った。「真っ直ぐが走っていた。一番良かった」。二回以降は本来のカーブ中心から、直球を軸にした投球に切り替え、凡打の山を築いた。安定感抜群の左腕は「いいリードをしてくれた」と女房役の里崎に感謝していた。

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ロッテ11点大勝!強力打線対決でG圧倒[サンスポ]

ロッテが巨人に11得点で大勝。打線は巨人の先発・内海と2番手のオビスポを攻め込み、4回までに9点を奪って試合を決めた。先発のマーフィーは巨人打線を7回4安打に抑えて4勝目。西武が横浜に敗れたため、ロッテが5月14日以来のパ・リーグ首位に浮上した。

ロッテか巨人か。「真の強力打線」決定戦。答えはすぐに出た。7−0の4回2死一塁。金泰均(キム・テギュン)の13号2ランが幕張の夜空に描かれた。勝負あり、だ。

巨人との交流戦3戦目。東京ドームで行われた2試合では完敗していただけに、この試合にかける思いは強かった。

「ずっと体のバランスがよくなかった。ウエートなどでバランスを整えたことで、今日はいい感じで打席に入ることができました」と金泰均が笑った。

この試合まで12球団トップのチーム打率.290を誇るロッテと、12球団トップの本塁打78本を量産している巨人。強力打線の直接対決。爆発したのはロッテだった。

1点リードの3回には今江の2ランなどで3点を挙げ、先発の内海をKO。4回にも金泰均の2ランなどで5点を奪い、序盤で試合を決めた。

6月は、塩での“お清め”から始まった。ロッテは好調を維持しているが、唐川が打球を右手に受け骨折。開幕から2番に座っていたD1位の荻野貴(トヨタ自動車)も盗塁の際に右ひざを負傷して離脱するなど故障者が続出。この日は試合前、今季初めてベンチ、本塁、二塁、中堅など故障が出た場所に塩を盛って臨んだ。

打線だけではない。先発のマーフィーも7回を4安打無失点に抑えて4勝目を挙げた。試合が終わってみれば11−0。投打がガッチリとかみ合い、王者・巨人を圧倒した。

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ロッテ・今江、大先輩・G内海から初本塁打[サンスポ]

ロッテの今江が1−0の3回に5月16日以来の一発となる3号2ランを放った。

先頭の南が二塁打で出塁し、続く西岡の犠打で1死三塁。「西岡が(走者を)進めてくれたので、何とかかえしたかった」。内海の139キロの甘い直球を完璧にとらえ、左翼席中段にたたき込んだ。

「(中学時代の)ボーイズリーグの大先輩の内海投手から、初めて本塁打を打てたので、とても嬉しい」と喜んでいた。

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今江が3号2ラン[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が、1点リードで迎えた3回、1死三塁から左翼へ3号2ランを放った。巨人内海の高め直球を完璧にとらえた。今季の交流戦では巨人に東京ドームで連敗。嫌なイメージを一掃する一打に「チャンスでの打席だったし、何とか返したかった」と喜んだ。

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成瀬が巨人にリベンジ誓う[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(24)が巨人打線にリベンジだ。2日の巨人4回戦(千葉マリン)に先発予定で、今季交流戦で2度目の対戦となる。前回登板した15日の巨人1回戦(東京ドーム)では、3被弾を浴びKOされた。嫌なイメージにも「千葉マリンで気持ちよく投げられる。攻めていきたい」と巻き返しを誓った。

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ロッテドラ4ルーキー「そんなに簡単なものじゃない」[スポニチ]

ロッテのドラフト4位・清田が、金森打撃兼野手チーフコーチとマンツーマンで50分間の早出特打を行った。5月24日の1軍昇格後は連日、早出特打に汗を流しているルーキーは「いつもより長かった。でも全然しんどくないです」。金森コーチの指導で、ミートポイントを右腰近辺まで引きつける新打法に挑戦中。「そんなに簡単なものじゃない。徐々にやっていければいいです」。親友の同僚、ドラフト1位・荻野貴は右ひざ手術でリハビリ中。5月29日に見舞った清田が、荻野貴の分までアピールを続ける。

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カギは初物、助っ人、ドーム以外?巨人封じマーフィーの法則[夕刊フジ]

巨人は1日のロッテ戦(千葉マリン)で、守っては今季ワーストの11失点、攻めては今季初の完封負けを喫した。初対戦で巨人打線を封じたのが、ロッテの新外国人左腕ビル・マーフィー投手(29)。メジャーでは通算18試合に登板し勝ち星ナシ。今季年俸わずか4000万円(金額は推定、以下同)の男が、スタメン野手年俸総額19億9700万円の黄金打線を7回4安打6奪三振無失点と手玉に取った。

「巨人打線は初物に弱い」。伝説のように語られてきたが、実際に今季の日本ハムは、5月18日に新外国人ケッペルが7回3安打1失点、翌19日にはルーキー増井が6回1/3、1失点の快投を演じ、巨人に連勝している。

ロッテ戦をネット裏で偵察したヤクルト・片岡スコアラーは「マーフィーの場合、怖がらずにどんどん向かっていったのが功を奏したのではないか。巨人打線は基本的にああいうタイプの投手に弱い。外国人ということも良かったのかも。日本人にとっては、どうしても有名で怖い打者が並んでいる訳だから」と指摘した。ビビったら負けだ。その点、マーフィーにとっては小笠原もラミレスも「WHO?」という訳。

本紙評論家、須藤豊氏は「マーフィーは米国人らしいファイティングスピリットにあふれていた。5回に女房役の里崎が死球を食らったせいかどうか分からないが、6回に小笠原の顔付近へ投じた。危うく避けた直後に左翼線二塁打を放ってみせた小笠原はただ者ではないが、それ以降巨人投手陣の攻めは真ん中や外角へ集まり痛打されたのだから勝負にならない」とバッサリ。

一方、好リードでマーフィーを支えた里崎は「巨人打線を抑えられる条件?東京ドームじゃないことでしょ!あそこは打ち損ないが本塁打になってしまうから意識過剰にもなる。パの球場なら、逆方向の本塁打なんてまずない。セの球団は風の強い千葉マリンが嫌だろうけど、同じくらいウチのバッテリーは東京ドームが嫌」とぶちまけた。

確かに、ロッテは5月15、16日の東京ドームでの巨人戦では、先発した成瀬、大嶺が炎上し連敗を喫している。日本ハムが巨人に連勝したのは広い札幌ドームだった。

巨人の超強力打線封じの法則は(1)初物(2)外国人投手(3)東京ドームでないこと!?

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