6月11日6月11日ロッテ・今江敏晃内野手（26）が11日、元同僚をたたいての交流戦逆転優勝に望みをつなぐと誓った。12日の阪神戦（千葉）の予想先発は久保。前回の同カード（甲子園）では2安打し、「久保？最近チームに迷惑をかけているし、絶対打ちたい」と元チームメート攻略へ意気込んだ。
カギは「目」だ。10日の広島戦は6打数1安打。「いい時は右目でボールを見ているけど、昨日は左で見ていたからバットが遠回りしていた」。試合後、好調時のボールのとらえ方を映像で確認。この日は若手の打撃練習に志願参加し、「修正できた」と自信を見せた。
逆転Vには2戦2勝が最低条件。「序盤に点を取って投手を楽にさせるのがロッテのいい形」。交流戦打率3割6分4厘の今江が「右目」で久保を射抜く。
ロッテは投手陣総力戦で交流戦逆転Vを狙う。10日の広島戦（千葉マリン）では延長12回の死闘の末に敗れて首位西武、オリックスに1.5ゲーム差の4位に転落したが、残り2戦2勝で上位3チームが敗れれば、優勝の可能性もある。投手の継投について西村徳文監督（50）は「残り2試合全力でぶつかります。（ベンチ入りの投手）前倒しで投入？あるかも分からないですね」と明言は避けたが、先発転向後5戦5勝のビル・マーフィー投手（29）も中継ぎ待機させることを示唆した。
12日の阪神3回戦（千葉マリン）に先発が予想される吉見が、フォーム修正して猛虎打線に挑む。同球場でキャッチボールと短距離ダッシュで最終調整。移籍後初黒星を喫した5日の中日戦（ナゴヤドーム）では、上体が突っ込み高めに球が浮いた。「投げよう投げようとして、力んでしまっていた。阪神打線？長打もあるし抜け目ないけど、自分と阪神戦10勝目（8敗）を目指す。
ロッテ・今江が11日、休日を返上し、フリー打撃などで1時間、汗を流した。9日からの広島2連戦（千葉マリン）で11打数1安打に終わり「責任を感じている」と黙々とバットを振った。チームは現在交流戦4位だが、残り2試合に全勝すれば優勝の可能性がある。阪神には前回甲子園で連敗しているだけに「絶対勝ちたい。打ちます」と意気込みを口にした。
交流戦4位で残り2戦全勝プラス上位3チームの連敗が優勝条件。西村監督は「残り2試合なのでいいかたちで終わりたいというのは、どこの監督も同じだと思いますよ」と控えめな言葉ながら諦めない姿勢を見せた。
千葉マリンのピックアップメンバーによる練習には前日リリーフ失敗した守護神・小林宏、今江が志願の参加。12日からの阪神戦に指揮官は「甲子園で2つ負けたけど、借りを返す」と意気込んだ。
ロッテは14日に予定されていた西村監督らの宮崎県訪問の自粛を決めた。口蹄疫被害に対し東国原知事に直接、義援金を手渡す予定だったが事態が深刻化。西村監督は「自粛させていただく方がよいのではないかという結論に至った」と話した。
12日の阪神戦（千葉マリン）後のチャリティーオークションと義援金寄付は予定通り実施。指揮官は「1日でも早くこの事態が沈静化するよう心から願っている。機会を改めてぜひ訪問させていただきたい」と話した。
ロッテ今江敏晃内野手（26）が志願の休日返上練習だ。11日の千葉マリンでの練習に主力野手は参加しなかったが、広島2連戦で11打数1安打と不振だった今江は、10日の試合後に金森打撃コーチに申し出て参加。「ボールの見方を修正しました。昨日チャンスで打てなかったのも、責任を感じたので。でも、もう大丈夫です」と打率3割をキープする2番打者は復調をアピールした。
ロッテは11日、千葉マリンスタジアム内でスカウト会議を行い、既に明言している斎藤佑樹投手（早大）のドラフト会議での1位指名を再確認した。斎藤以外には、約150人をリストアップ。ただ、松本編成統括は「今は外れ1位も考えていない」と話した。
ロッテは11日、14日に予定されていた西村監督らの宮崎訪問を自粛すると発表した。宮崎県内で発生した口蹄疫被害に対し、東国原知事に直接義援金を手渡すとしていた。
西村監督は「口蹄疫問題のさらなる深刻化の一報を受け、今回の訪問を自粛させていただく方がよいという結論に至った。また、機会を設けて訪問をさせていただきたい」とコメントした。