わたしはかもめ2010年鴎の便り(6月)

便

6月20日

千葉ロッテ3x−1東北楽天(千葉ロッテ)

ロッテが逆転勝ち。0−1の7回に里崎の二塁打で同点とし、なお2死二、三塁から今江の右前打で2点を勝ち越した。マーフィーは制球に苦しんだが7回1失点で、無傷の6連勝。楽天は2回の先制後は攻め手を欠いた。

123456789R
東北楽天0100000001
千葉ロッテ00000030x3
里崎
「打ったのはストレート。バントを失敗しているので、とにかくランナーを送ることと簡単にはアウトにならないことを心がけた。ヒットはたまたま。同点につながる一打を打つ事ができて良かった。その後、チームも逆転。チーム一丸のいい逆転。『和』を象徴するようないい攻撃ができたと思う。」(7回同点適時二塁打、4月4日以来の猛打賞)

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マーフィー来日1年目無傷6勝外国人タイ[ニッカン]

ロッテのビル・マーフィー投手(29)が“鼻カーブ”で快挙を引き寄せた。0−1の7回2死一、三塁。追加点を与えたくない場面で勝負球として高めから鋭く曲がるカーブを投じ、1番聖沢を投ゴロに仕留めた。7回3安打1失点で役目を終えた直後、打線が逆転して開幕6連勝。来日1年目の外国人としては史上3人目のプロ野球タイ、チームでは53年のカイリー以来57年ぶりの記録に「気分は最高」と喜んだ。

この“鼻カーブ”は西本投手兼バッテリーコーチ直伝だ。入団テストで合格した左腕のカーブが、すっぽ抜けやすいと見抜いた同コーチは、顔の近くで腕を振るように指導。その合図として「鼻の前で親指と人さし指をひねるポーズ」を使ってイメージさせた。顔の近くで腕を鋭く振ることで、制球も安定し変化のキレも増すという。風速10メートル前後の強風の中「慌てて投げてしまった」序盤は制球に苦しんで2回に押し出し四球で1失点も、“鼻カーブ”でリズムを取り戻した。

14日に再来日したナタリー夫人の前で、来日後最多となる130球の熱投。快挙達成にも「攻撃陣や里崎のリードがあってのこと」と謙虚さを忘れない助っ人の快投は、まだまだ続きそうだ。

ファルケン以来3人目、オール先発は初
来日1年目のマーフィーが無傷の6連勝。外国人投手の開幕からの連勝記録には88年郭泰源(西武)の10連勝があるが、来日1年目の外国人投手が来日初登板から6連勝は53年カイリー(毎日)09年ファルケンボーグ(ソフトバンク)に並ぶ記録。カイリーは先発で5勝、リリーフで1勝、ファルケンボーグはリリーフで6勝に対し、マーフィーは6勝全て先発で記録した。

◇今江、汚名返上V打

今江が汚名返上の決勝打だ。7回2死二、三塁から永井の真ん中直球を右前へ。前日19日は腰痛のため今季初の欠場。万全ではないが2番で先発復帰した。3打席目まではバント失敗などチャンスで結果が出なかったが、決勝打は「絶対に打ってやろう」と気迫の一打だった。

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ロッテ・マーフィー、開幕から無傷6連勝[サンスポ]

ロッテ・マーフィーが7回1失点の力投で、開幕から無傷の6連勝。1953年にカイリーがマークした球団の外国人投手の連勝記録に並んだ。2回に押し出し四球で先制点を許したが、3回以降は本来の投球を取り戻し1安打無失点。左腕は「6連勝できたのはチームがしっかりしているから。今日は父の日だし、時間を見て両親に電話するよ」と満足そうだった。

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ロッテ今江、痛みに耐えて息子に贈る決勝打[サンスポ]

痛みはなかった。いや、感じなかった。“3度”失敗していたロッテ・今江が、最後にしっかりと決めた。

「初め(1回)はバントを失敗して、その後の2度のチャンス(3、5回)でも打てず、やばいなと思っていた。本当に嬉しいです」。同点の7回2死二、三塁。永井から右前へ勝ち越し2点適時打。一塁ベース上でガッツポーズを繰り返した。

腰痛をおしての強行出場だった。17日から張りを訴え、別メニュー調整。前日19日の楽天戦は今季初めて欠場した。しかし、4番の金泰均(キム・テギュン)が右太もも裏の張りを訴えてスタメンから外れたこともあって、西村監督の出場打診に「出ます」と即答。痛み止めの薬を服用して試合に臨んだ。

強行出場はパパの意地だった。一人息子の陸斗君(4)から、父の日のプレゼントとして折り紙で作られたメダルと、似顔絵入りのキーホルダーをすでにもらっていた。

「息子にいいプレゼントができた。胸を張って家に帰れますね」。首位・西武と2.5ゲーム差をキープする価値ある一撃。父の日は“パパのすごさ”を見せる日でもある。

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マーフィー、球団史上57年ぶりの開幕6連勝![スポニチ]

ロッテ・マーフィーが7回1失点。球団外国人投手では53年のカイリー以来のタイ記録となる開幕6連勝を飾った。序盤は風速9メートル前後の強風に苦しんで制球を乱し2回に押し出し四球で先制点を献上。それでも14日に再来日したナタリー夫人(28)が見守る中、すぐに立ち直って逆転勝利を呼び込んだ。

「負けなしの6勝は最高。それも里崎捕手のリード、攻撃陣の助けがあってこそ」。米国の父・ボブさん(57)にもささげる白星で「今日は父の日。プレゼントは贈ったけど、ありがとうと電話するよ」と上機嫌だった。

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攻守に絶妙スパイス、里崎、悪い流れ断ち切った![スポニチ]

ロッテ・里崎がバットとリードでチームをもり立てた。1点を追う7回無死一、二塁。初球の送りバントはファウル、2球目は見逃して2ストライクと追い込まれてから粘った。フルカウントからの8球目を右翼線に同点二塁打。今季2度目の猛打賞で悪い流れを断ち切り、逆転勝利につなげた。

「バントを失敗していたし、とにかく走者を進めること、簡単にアウトにならないことを心掛けた。勝てて良かった」。主砲・金泰均が右太腿裏の張りを訴えて今季初のスタメン落ち。中盤まで好機を生かせず重苦しいムードが漂ったが、焦らず終盤の逆転劇につなげた。守っても制球に苦しんだマーフィーを懸命にリード。「料理の味付けとリードは同じ。目立たなくていい。素材(投手)の良さを引き出すだけ」と謙虚な扇の要は、攻守に絶妙なスパイスを利かせている。

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スタメン強行の今江、持ち前の勝負強さ発揮[スポニチ]

腰痛で19日に今季初めて欠場したロッテ・今江が、痛み止めの薬を服用してスタメン復帰。同点に追いついた7回2死二、三塁で決勝2点右前打して得点圏打率・413の勝負強さを見せつけた。

長男・陸斗君(4)からは手作りメダルや似顔絵入りキーホルダーなど父の日のプレゼントをもらって臨んだ一戦。「お礼のプレゼントができた。胸を張って家に帰れます」と笑顔だった。

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マーフィー、外国人で57年ぶり開幕6連勝!球団タイ記録!!…ロッテ[報知]

強風が吹き荒れても、不敗神話はビクともしなかった。開幕から無敗の6連勝を成し遂げたマーフィーは「最高です。6勝0敗はなかなかできることじゃない」とお立ち台で胸を張った。外国人投手の開幕6連勝は、毎日時代の53年のカイリーに並ぶ球団タイ記録で、来日1年目では昨季のファルケンボーグ(ソ)に次いでプロ野球3人目の快挙だ。

未知の世界にうまく適応した。今季3度目となる本拠地での先発で、初めて風速10メートル級の“マリン風”を体験。「序盤は風の影響で変化球のコントロールに苦しんだ」と、2回は押し出し四球を含む3四球と大乱調だった。

それでも最少失点で切り抜けると、「慌てずにいこう」と3回以降は冷静さを取り戻して修正。チェンジアップやカーブで緩急を生かし、7回を3安打1失点、今季最多130球の力投がその裏の逆転劇を呼び込んだ。

14日に再来日したナタリー夫人から英和辞典をプレゼントしてもらった。「みんなとなるべく日本語で話そうと頑張ってます」と勉強中だ。来日1年目の慣れない環境にとけ込む努力が、成功のカギになっている。

父の日とあって母国・米国の父・ボブさん(57)には試合後、電話して、感謝の言葉を伝えたという。記録にも記憶にも残る白星で、最高の親孝行ができた。

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マーフィー6連勝、今江V打![ニッカン]

ロッテが逆転勝ちで接戦をものにした。先発のビル・マーフィー投手(29)が、7回1失点と好投し、開幕から無傷の6連勝。打っては今江敏晃内野手(26)が7回裏に決勝の2点打を放ち、投打がかみ合った。西村監督は「昨日、今日と同じ展開だったけど7回によく逆転してくれました」と目を細めた。

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ロッテ・今江、汚名返上の勝ち越し打![サンスポ]

汚名返上の一打だった。ロッテの今江は7回に勝ち越しの2点打。「(1打席目は)バントを失敗して、2、3打席目も(走者を置いて)打てず、やばいなと思っていた」。ほっとした表情を見せた。

0−1の7回に里崎の適時二塁打で追い付き、なお2死二、三塁。「それまで引っ掛けていた。逆方向の意識だった」と、外角の直球を狙い通りに右前へ運んだ。

腰痛を抱えている。前日は「全試合出たいけど、迷惑を掛けると思って」と自ら欠場を申し出た。この日は痛み止めの薬をのんでプレー。「試合に出たら、万全かどうかは関係ない。チームの勝利に貢献できて良かった」。

2番でつなぎの仕事をしながら、走者をかえす打撃も目立つ。得点圏打率は4割を超えている。「前は絶対に打ってやろうと思っていた。今年はちょっと(気持ちを)緩めて打席に入っている。元々“メンタル”は強くないので」。勝負強さの秘訣を明かす。

4歳の子供からは似顔絵など、父の日の贈り物をもらった。「胸を張って家に帰りたい。息子にいいプレゼントができた」。優しい父の顔だった。

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ロッテ・マーフィー来日6連勝!7回1失点[サンスポ]

ロッテは先発のマーフィーが7回を投げ3安打1失点で、53年カイリー(毎日)、09年ファルケンボーグ(ソフトバンク)に並ぶプロ野球タイ記録の来日6連勝を達成した。

マーフィーは2回表、2つの四球と草野の安打で2死満塁のピンチを迎え、1番聖沢には何と押し出し四球。制球を乱し、自滅で1点を失った。

1点を追うロッテは7回裏、無死一、二塁から里崎が適時二塁打を放ち同点、さらに今江の2点適時打で一気に逆転に成功。好投するマーフィーを援護した。

マーフィーは3回以降、ほぼパーフェクトピッチングを披露。3回から6回までは4イニング連続で三者凡退に抑え、結局7回を3安打1失点の好投で来日6連勝となった。

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