わたしはかもめ2010年鴎の便り(7月)

便

7月15日

千葉ロッテ3−1オリックス(千葉マリン)

ロッテの吉見は内外角を丁寧に投げ分け、6回1失点で5月29日以来の勝利。打線は5回に西岡の犠飛で追い付き、6回2死三塁から失策で勝ち越した。小林宏は15セーブ目。オリックスは守備の乱れが長谷川の足を引っ張った。

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オリックス0100000001
千葉ロッテ00001101x3

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ロッテ吉見6回1失点で1ヶ月半ぶり勝利[ニッカン]

ロッテ吉見祐治投手(32)は身を乗り出して、仲間とハイタッチした。6回3安打1失点で3勝目。5月29日横浜戦以来1ヶ月半ぶりの白星には、充実感があった。強風の千葉マリンは初体験で、初回のオリックス・カブレラの右飛は「いったと思った」と本塁打を覚悟したほど。それでも風の特性をつかみ、利用できるようになると、変化球がキレた。

「早くアウトを欲しがらないように投げられた」とカウントを目いっぱい使った。前回のオリックス戦で初球を連打された反省を生かした。6月29日のソフトバンク戦でKOされ、3試合は中継ぎ登板だった男が、復活してみせた。

西本投手コーチのアドバイスも生きた。横浜から移籍直後、軸足の左足をプレートに乗せるように変えて体の突っ込みを抑えたが、再び悪い癖が出ていた。今回は「右足を着いてから投げろ」と言われ、さらに体を後ろに残す工夫をしていた。パ・リーグ相手に初の白星を挙げてカード勝ち越しに導き、西武との首位決戦に弾みをつけた。

◇岡田から0行進破り

岡田がゼロ行進を破る立役者となった。5回無死二塁、送りバントのつもりが内野安打に。「自分も生きようとは思わなかった。普通に三塁手に捕らせるバントをしようと思った。でも、セーフになってチームにとっても良かった」と喜んだ。直後の西岡の左犠飛で20イニングぶりの得点となり、試合の流れを変えた。

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ロッテ3戦で4点、打てなくても勝ち越し[サンスポ]

1点、0点、3点。3連戦で計4得点。普通は勝てない。“貧打”で多くの場合は3連敗だ。ところが、なぜか2勝1敗と勝ち越した。

「僕達はやるしかないんです。プレッシャーは感じるけど、やりがいはある」。15セーブ目を挙げた守護神・小林宏が胸を張った。

不思議な勝ちには理由がある。伊藤、薮田、小林宏。今季の“勝利の方程式”でもある『IYK』トリオが踏ん張った。13日の3連戦初戦は3人で1点差を守りきり辛勝。この日も1点リードの7回から伊藤、8回に薮田が登板して無失点で切り抜けると、その裏に打線が貴重な追加点。小林宏が9回を3人で締めた。

夏場を迎え、3人の疲労は極限状態。7月に入って薮田が逆転を許し、勝ちパターンの試合を落とすこともあった。それでも最近は互いの防御率を競い合い、必死でマウンドを守っている。「負けたくない」という気持ちが好投につながっている。

こんな勝ち方もある。16日からは3ゲーム差で追いかける西武との首位攻防3連戦(千葉マリン)。3連勝すれば6月4日以来の首位返り咲き。3戦4得点で勝ち越せるんだから…。

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ロッテ・吉見3勝!先発チャンスに一発快投[サンスポ]

吉見が、6回3安打1失点で3勝目。横浜から移籍後、連勝したがその後は4連敗。中継ぎにまわっていたが、小野が背中の張りを訴え11日に出場選手登録を抹消されたことで、再び先発のチャンスを手にしていた。左腕は「とにかく全力で抑えようと思った。自分の投球ができた」と満足そうだった。

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吉見“移籍対決”制した!パから初勝利!![スポニチ]

ボール球を投げる勇気がロッテ・吉見に47日ぶりの3勝目をもたらした。6回で移籍後最多109球を要し、4割近い42球がボール。今季ワースト4四球を与えながら3安打1失点に抑え、95球で完投したオリックス・長谷川との今季途中移籍対決を制した。

「今までは追い込んでからアウトを欲しがって勝負を急いでいた。今日はもう1球ボールでもいいとか、無理に勝負にいくのではなく冷静になって投げられました」。

3、5回はいずれも2死無走者からカブレラに四球。6月22日の同カード(千葉マリン)、1点を追う3回2死二塁ではカブレラに適時打を浴びた。四球でもいい状況で2ストライク1ボールと追い込み、結局フルカウントから痛打されたのとは対照的な姿だった。「四球は出さない方がいいけど、出してもいい状況もある」。厳しく攻めた結果だが、納得の四球でもあった。

横浜時代の昨季は88回1/3で32四死球。約2.8回に1個。今季ロッテ移籍後はここまで31回1/3で8四死球と約3.9回に1個と打たせて制球力を上げたが、2ストライク後に痛打される場面も目立った。カブレラに限らず、4回には山崎浩にも2死二塁から四球。それまで2打席凡退していた後続の坂口と勝負して一ゴロに打ち取った。移籍後2連勝から4連敗していた吉見が、小野の離脱でめぐってきた先発でパ相手の初勝利。その裏に無駄ではない四球が存在した。

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吉見、丁寧な投球で勝つ…ロッテ[報知]

ロッテの吉見は内外角を丁寧に投げ分け、6回1失点で5月29日以来の勝利。打線は5回に西岡の犠飛で追い付き、6回2死三塁から失策で勝ち越した。小林宏は15セーブ目。

老練に相手の打ち気をそらしていった。先発で4連敗して中継ぎに回っていたロッテの吉見は「冷静に、一歩引いて自分の投球を見ることができた」。2回に3安打を集められて1点を失ったが、それ以外は無安打に抑えた。

「先発も中継ぎも気持ちは変わらない。全力で抑えるだけ」吉見の冷静さを引き出したのは捕手の的場。ボール球を効果的に使ったリードに、吉見は「うまく引っ張ってくれた」と感謝した。

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吉見がパ・リーグ相手に初勝利[ニッカン]

ロッテ吉見祐治投手(32)が6回3安打1失点で3勝目を挙げた。「今までは早くアウトを欲しがってしまっていた。今日は、1球ボールになってもまだ投げられると、自分に余裕を持たせて投げることができた」と好投の要因を自己分析した。横浜から移籍後、パ・リーグ相手に初勝利となり「パに勝ててなかったので、何とかという気持ちはあった」とホッとしたように話した。

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西岡で20イニングぶりの得点[ニッカン]

ロッテが20イニングぶりに得点した。5回、的場が相手失策で出塁し、岡田がセーフティーバントでつなぐと、無死一、三塁のチャンスに西岡が左犠飛で1点を奪った。チャンスで1本が出ない展開が続き、西村監督も「何とか点をとってやらないといけない」と投手陣を気遣っていたが、ようやく1点を奪った。

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