西武が投手戦を制して3連勝。涌井は今季2度目の完封で、リーグトップに並ぶ11勝目。7安打を浴びたが、無四球で要所を締めた。打線は0−0の8回に代打石井義の適時打と、栗山の内野安打で2点。ロッテは渡辺俊を援護できず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ渡辺俊介投手(33)が8回に力尽きた。1死二塁から、石井義に外角高めの直球を打たれ先制点を与えると、続く上本に右前安打を許したところで無念の降板。2回から6回まで無安打と完ぺきな投球内容で7回1/3を2失点も、打線の援護がなかった。「(8回の)タイムリーですよね。もう少し低ければゴロになっていた思う」と失投を悔やんだ。
ロッテは本拠地では今季2戦2勝と相性のいい涌井から7安打を放ったが、今季4度目の零敗。13日のオリックス戦の三回から32イニング連続で適時打が出ておらず、好投した渡辺俊を援護することができなかった。西武とのゲーム差が「4」と開いた西村監督は「野手が先制点を取ってくれていれば(展開が)違った。チャンスであと1本が出ない」とため息をついた。
7回まで無失点と好投した渡辺俊を、ロッテ打線が見殺し。西武とのゲーム差は今季最大タイの4に広がった。
相手を上回る7安打も決め手を欠いて、7月に入って4度目の零敗。32イニング連続で適時打がなく、西村監督は「投手はよく投げてくれているし、先に点を取ってあげないと。チャンスはつくるけど、あと1本が出ない。先に出ていれば変わっていたと思う」と攻撃陣を嘆いた。
ぶぜんとした表情でマウンドを降りた。渡辺俊は1点を失い、8回1死一、三塁として降板。「(石井義の適時打は)もう少し低ければゴロになっていた。好投?負けたら一緒」。サブマリンの力投むなしく、西武とのゲーム差は今季最大タイの4に広がった。
打線も2回から7回まで毎回安打を記録し、再三得点圏に走者を進めたが、涌井の前に“あと1本”が出なかった。13日のオリックス戦(千葉)の2回に福浦が打って以来、32イニング、適時打が出ていない。今月4度目の零封負けに、西村監督も「チャンスはつくっているけど。最初に1本出ていればね」と嘆いた。
17日はエースの成瀬が先発。負ければ、ゲーム差は5に広がるばかりか、3位転落の可能性もある。「まだ先は長い。全員で勝ちにいきます」。ロッテが正念場を迎えた。
ロッテが完封負けで首位西武との直接対決の初戦を落とした。先発の渡辺俊介投手(33)が、8回途中2失点。7回まで無失点と流れを作ったが、打線の援護なく無念の降板となった。西武涌井の前に打線がチャンスを作りながらも、あと1本が出ず、西村監督は「走者を出しても1本出ないとね。先に点をとってあげないと」と嘆いた。
17日の西武14回戦(千葉マリン)に先発するロッテ成瀬善久投手(24)が16日、大物に激励された。元ロッテ監督で400勝投手の金田正一氏が目の前を通過。金田氏から「素晴らしいピッチングをするよ。金田よりうまい」と褒められ、成瀬は「ありがとうございます。頑張ります」と照れながら握手した。大投手からの期待に応えるピッチングで、9勝目を狙う。
完成から20年を迎えた千葉マリンスタジアム(千葉市)で、古くなった人工芝の張り替えなど大規模な改修工事費の一部に充てようと、千葉市は17日から募金を呼び掛ける。
市によると、人工芝は前回の張り替えから今年で8年目。スタジアムを所有する千葉市は財政難を抱えており、改修費の捻出は難題となっていた。1月には本拠地とするプロ野球ロッテのサブロー選手らが、張り替えを求める要望書を熊谷俊人市長に提出した。
17日に予定されているロッテ−西武戦からスタジアム内に募金箱を設置し、金融機関からの振り込みなどでも受け付ける。球団側が改修費を立て替え、市が約5億円を上限に分割返済する。