わたしはかもめ2010年鴎の便り(9月)

便

9月2日

千葉ロッテ4−2東北楽天(千葉マリン)

ロッテが逃げ切り勝ちで2位タイに浮上した。1回、西岡の二塁打を足掛かりに井口の遊ゴロの間に先制すると3回には西岡が8号2ラン。成瀬は両サイドを丁寧に突き、8回途中まで2失点で11勝目を挙げた。楽天は反撃が遅かった。

123456789R
東北楽天0000000202
千葉ロッテ10200100x4

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西岡22度目猛打賞、張本と並ぶ歴代4位[ニッカン]

進化を証明する打球だった。3回無死三塁。ロッテ西岡剛内野手(26)がゆっくりと左打席に入り、カウント2−3からラズナーの136キロの外角直球を振り抜いた。7メートルの逆風にも負けず打球は左翼スタンドへ吸い込まれた。5月26日以来、約3ヶ月ぶりの8号2ランに「(本塁打は)やっぱり気分いいもんです」と久々の感触を喜んだ。

今季8本塁打のうち左打席では4本。そのうち左方向に3本と逆方向への強い打球が目立つ。09年までは通算44本中、左打席で29本。そのうち28本が右方向に引っ張った打球だった。今季から金森打撃コーチとともに「ひきつけて体の軸で回転して打つ」打法を実践。石田打撃投手によると「打撃ケージのネットをはみ出すファウルが少ない」と証言する。それだけ体の近くまでボールを呼び込んでいる。西岡も「目指しているスイングができた」と手応え十分だった。

5回にも二塁へ内野安打を放ち2試合連続の猛打賞。今季22度目は張本勲と並ぶ歴代4位タイとなった。安打数も169でリーグトップに躍り出た。「まだまだ増やしたい。打てたらそれだけ勝ちに貢献できる」と力強い。チームは首位西武と0.5ゲーム差でソフトバンクと同率2位に浮上。頼もしいチームリーダーはエンジン全開だ。

◇成瀬中5日11勝

成瀬が7回1/3を5安打2失点で11勝目を挙げた。チェンジアップが抜けるなど調子は良くなかったが、外角のボールゾーンからストライクに入るスライダー、インコースの直球を中心に組み立てた。この日先発予定だった唐川の抹消で1日登板が早まり、中5日となったが「任されたところで力になりたかった。みんなでカバーすることをモットーにやっている」と負けられない一戦で快投を演じてみせた。

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西岡22度目の猛打賞!ロッテ2位浮上[サンスポ]

ロッテは2日、楽天19回戦に4−2で勝ち、ソフトバンクと同率の2位に浮上した。チームを引っ張ったのは、8号2ランなど3打数3安打の西岡剛内野手(26)。歴代5位タイとなる22度目の猛打賞を記録するとともに、今季の安打数でも169でリーグ単独トップに躍り出た。

まるで打ち出の小槌。西岡がバットを振れば、安打が生まれる。3打数3安打で今季22度目の猛打賞。国内最多安打(3085本)を誇る張本勲氏らに並ぶ歴代5位の記録を打ち立てた。「張本さんと比較されるような選手ではないけれど、引退するまでに張本さんのような存在になれるよう、これから実績を残していきたい」。

1回に左中間二塁打を放ち、先制のホームを踏む。3回の第2打席では逆風を突いて左翼ポール際へ、5月26日の広島戦(マツダ)以来実に99日ぶりの8号2ラン。「呼びこんで強くたたけた。金森さん(打撃コーチ)が目指している打撃ができた」と自画自賛した。

5回は二塁内野安打で猛打賞。今季の安打数も169で単独トップに立った。上位3チームが0.5差にひしめくが、同様に田中(日本ハム)、川崎(ソフトバンク)との最多安打のタイトル争いも熾烈をきわめる。パでは、1994年のイチロー以来となるシーズン年間200安打にあと31本。残り21試合でも、決して夢ではない。

「ここまできたら貪欲に打っていきたい。それがチームの勝利につながる」。1試合約1.5本ペース。実現すれば、5年ぶりVも現実のものになるはずだ。

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ロッテ再び0.5差!成瀬がエースの意地で力投[スポニチ]

ロッテ・成瀬に満足感はなかった。それはエースとして最後まで投げ切れなかった悔しさからだった。

「中5日でも問題なかった。勝ったことは嬉しいけど、ああいう形で終わって申し訳ない」。8回途中でマウンドを降りた自分を責めたが、チームの緊急事態を救った。当初は唐川が登板予定だったが、右ひじの張りで出場選手登録を外れた。このため1日前倒しで先発となり、2日前に急遽通達された。「(調整するには)ギリギリだったけど、誰かが穴を埋めないと。唐川をフォローしないといけない」。加えて楽天戦は今季2戦2敗。最下位相手にエースのプライドに懸けても3度続けて負ける訳にはいかなかった。

直球主体の攻めの投球。その直球で7三振中4個奪った。千葉マリンに吹く風も利用した。普段の中堅からではなく、左翼から本塁方向に最大7メートル。「チェンジアップは風に負けてしまう」と判断。一塁側スタンドにはね返る風が追い風となって、鋭く曲がるスライダーを軸にした。右打者に対して外角のボールゾーンから真横に曲がってストライクゾーンに入る「バックドア」と呼ばれるスライダーは強力な武器になった。

疲労が見えた8回に1死満塁として降板し、7年目でプロ初ボークも記録した。それでも中5日で139球を投げて意地は見せた。「任された立場として、自分が力になりたかった」。チームもソフトバンクに並んで2位に再浮上。し烈な首位争いの中で頼られるからこそ、エースと呼ばれる。

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西岡22回目猛打賞!目標の200安打も見えた[スポニチ]

ロッテ・西岡が2試合連続の猛打賞で勝利に貢献した。

初回に左中間二塁打で先制のホームを踏むと、3回は左越えに8号2ラン。5月26日広島戦(マツダ)以来73試合ぶりの一発に「しっかりボールを呼び込めたから逆方向にも打てた。久しぶりで嬉しい」。5回も二塁内野安打。ロッテOBで東映時代の張本勲氏に並ぶ22度目の猛打賞に「張本さんと比べられるにはまだまだ。引退するまでに追いつきたい」と苦笑い。通算安打も169でリーグトップ。目標の200本安打も視界に入り「打てるように頑張りたい」と語った。

あと4度、イチローに追いつくか
ロッテの西岡が今季22度目(球団最多記録)の猛打賞。1試合3安打以上のシーズン最多記録は96年イチロー(オ)の26度で、西岡の22度は歴代5位タイ(パ3位タイ)。スイッチ打者としては98年松井稼頭央(西)の21度を抜くシーズン最多回数になった。

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成瀬、中5日緊急登板も7回途中2失点で11勝!…ロッテ[報知]

成瀬はマリン特有の風を利用した。「今日は思ったより風が強い」。スライダーの曲がりで、それに気付いた。いつもは縦に曲がる武器が、風の影響で横に曲がる。右打者の外角にボールから入るギリギリのストライクが決まった。

そして、相手打線が外角を意識するようになれば、今度は「内角を逆に使えた」。7回2死三塁のピンチも右打者の嶋には、内角への137キロ速球で空振り三振。7回までスコアボードに0を並べた。

それでも完封には届かなかった。8回1死満塁のピンチで降板。リリーフ陣に助けられ、5安打7三振の2失点で11勝目をマークした。

「今日のような投球は避けたい」とヒーローインタビューで苦笑いしたが、チームの危機は救った。この試合に登板予定だった唐川が右ひじの張りを訴えたため、2日前に急遽、6月25日の日本ハム戦(札幌D)以来となる中5日での登板が決定。「任された分、しっかりやるのがこういう立場」。エースは、自分のやるべきことをやってみせた。

首位の西武とは0.5ゲーム差の2位タイに浮上。千葉も埼玉には、暑さも熱さも負けはしない。

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西岡、張本に並んだ!今季22度目猛打賞!…ロッテ[報知]

ロッテの西岡が5月26日以来の一発となる8号2ランを含む3安打。1試合3安打以上を放つのは今季22度目で、張本勲(当時東映)に並びリーグ3位となった。

西岡は「比べられるものじゃないけど、引退するまでに張本さんに追い付けるように実績を残していきたい」。この日の2得点で今季99得点とし、リードオフマンとしてチームを牽引している。「とにかく塁に出て、得点していく」と力強かった。

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ロッテ、エース成瀬が踏ん張り2位浮上[サンスポ]

主戦の踏んばりで、ロッテが2位タイに浮上した。成瀬は「(楽天戦に)勝ち越さないといけない。ソフトバンクも負けていて、より一層負けられなかった」。

前回登板のソフトバンク戦では内角に狙った球が甘く入り、6回4失点。この日は内角を大胆に突いた。風の影響で、スライダーの曲がりもいつも以上に鋭い。「(後半は)甘くいった球でも打ち損じてくれた」。序盤からの厳しい攻めが最後まで生きた。

唐川が故障で抜けたため、2日前に中5日での先発を言われた。調整の変更を余儀なくされながら、7回1/3を2失点。「任された立場として、自分が力になりたかった」とエースとしての意地だった。

勝っても、西村監督は「何とか完封して欲しかった」。厳しい言葉の裏側に、成瀬への信頼感がよく出ていた。

西村監督
「素晴らしい。先輩方の記録を抜いていって欲しい。そういう記録はいいこと。」(西岡に)
福浦
「それまでの打席で内容が悪かった。得点圏で何とか走者をかえそうと、必死にバットを振った。」(6回に適時打)

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イチ越え見えた!ロッテ・西岡また猛打賞[サンスポ]

ロッテは主将の西岡がまたも猛打賞。打線を勢いづけると、投げては先発の成瀬が7回途中2失点の好投を見せ11勝目を挙げた。

西岡の勢いが止まらない。1回の第1打席で、楽天の先発ラズナーのカットボールをとらえ、左中間二塁打。清田の犠打で三進すると、続く井口の遊ゴロの間に先制のホームを踏んだ。

そして、3回無死三塁のチャンスで迎えた第2打席。ラズナーの136キロの直球をたたくと、打球は左翼席ポール際で弾んだ。5月26日の広島戦(マツダ)以来、実に99日ぶりの8号2ラン。試合の主導権を握る貴重な一振りだった。

西岡
「しっかり振り切れたので、打球が伸びてくれた。本塁打は久々ですが、勝利に貢献できればどんな当たりでもいい。残り試合も少ないし、目の前の試合に勝って、優勝をつかみ取りたい。それだけです。」

前日1日は4安打の固め打ち。球団新記録のシーズン「21度目」の猛打賞を記録し、20安打16得点の大勝劇に大貢献した。

5回の第3打席も二塁内野安打を放ち、あっさりと「22度目」の猛打賞を記録した。シーズン最後までこの集中力を保てば、イチローが1996年にマークしたプロ野球記録の「26度」を超えるかもしれない。

試合は初回、井口の遊ゴロの間に三塁走者の西岡が生還しロッテが先制すると、3回には西岡の2ラン、6回には金泰均の二塁打から福浦の適時打で加点した。先発の成瀬はキレのある直球を投げ込み7回途中まで投げ被安打5、7奪三振の好投だった。

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またまた猛打賞だ西岡22度目[ニッカン]

ロッテが2点差で逃げ切り、楽天3連戦を2勝1敗で勝ち越した。西岡剛内野手(26)が8号2ラン含む3安打。歴代4位タイとなる張本勲の猛打賞シーズン22度に並んだ。投げては先発の成瀬善久投手(24)が8回途中2失点と好投。西村監督は「今日は絶対に落とせなかった。明日からまた厳しい戦いです」と気を引き締めていた。

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