日本ハムが3連勝。3回に稲葉の15号2ランで先制。田中が6回に右前適時打、8回にも適時二塁打してリードを広げた。来日1年目のウルフが初先発で6回途中1失点で2勝目。ロッテは相手の好守にも阻まれ、反撃はならなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
投打がかみ合わずロッテが競り負けた。先発吉見祐治投手(32)が3回に稲葉に2ランを浴びるなど、5回1/3を3失点で降板。毎回安打を許しリズムを作れず「点の取られ方が悪い。3者凡退が1度もなかった」と悔やんだ。
攻撃陣もあと1歩及ばなかった。0−3の6回に福浦の適時打で1点返して反撃開始。だが、2点差の7回1死一、二塁。2試合連続猛打賞で絶好調だった西岡の三塁後方へのフライで大松が飛び出し、併殺打でチェンジ。直後の8回に3番手の古谷が田中に痛恨の適時二塁打を浴び、追い上げムードが止まった。
首位西武が大勝でゲーム差は1.5となったが、ソフトバンクも敗れ2位はキープした。4日はダルビッシュとの対戦。西村徳文監督(50)は「厳しい戦いが続くと思う。誰が相手であろうとやるしかない」と力を込めた。
西岡が85年の落合博満以来、球団25年ぶりの100得点を達成した。6回、先頭で中前に安打を放ち出塁。2死一、三塁から福浦の左前適時打で生還した。3試合連続の猛打賞は逃したが、目標としていた節目の記録に到達。「チームに貢献できればいい。(100得点は)通過点としてまだまだこれから優勝目指してやっていきたい」と話した。
投打がかみ合わなかった。先発の吉見は毎回走者を背負う苦しい投球で、6回途中8安打3失点で6敗目。野手も5安打1得点と援護できなかった。西村監督は「こういう試合もある。厳しい戦いが続きますね」とため息。ソフトバンクが負けたため同率2位は変わらないが、首位西武とのゲーム差は1.5に広がった。
西岡の奮闘も及ばずロッテの連勝は2で止まり、首位・西武とは1.5ゲーム差に広がった。
西岡は初回に中前打。3回は遊ゴロに倒れて連続打数安打は7で止まったが、6回にも中前打で出塁し、福浦の左前打で生還した。これが今季100得点目で、チームでは85年落合(現中日監督)以来3人目の大台到達。しかし、2点を追う7回1死一、二塁では三塁後方への小飛球を超美技に阻まれ好機を逃した。ソフトバンクも敗れたため同率2位は守ったものの痛い敗戦。西村監督は「厳しい戦いが続くし、先制点を取るまで何とか踏ん張って欲しい」と先発陣に奮起を促した。
ロッテは8回以外は毎回走者を出しながら、攻めきれなかった。西村監督は「そういう試合もあるでしょう」と淡々と話した。特に、中盤の好機を生かし切れなかったのが響いた。5〜7回は毎回得点圏に走者を置きながら、6回に挙げた1点のみ。指揮官は「何とか、早めに点を取っていかないといけない」と5回に捕手の的場に代打を送るなど、攻めの采配に出たが実らなかった。連勝が2で止まり、首位西武とは1.5ゲーム差となった。
流れを引き寄せられなかったロッテが日本ハム3連戦の初戦を落とした。先発の吉見祐治投手(32)が、6回途中3失点で降板。2点差に詰め寄った7回1死一、二塁から1番西岡剛内野手(26)の三塁後方のフライで大松が飛び出し、併殺打となり追い上げムードが止まった。西村監督は「そういう試合もあるでしょう。早めに何とか点をとらないといけなかった」と相手に先制点を与えてしまったことを嘆いた。
ロッテ福浦和也内野手(34)が0−3で迎えた6回、2死一、三塁から適時打を放った。先発の吉見が6回途中3失点で降板する苦しい展開だったが、反撃ののろしを挙げる一打。日本ハム先発のウルフを引きずり下ろし「流れを変える意味でも初球から振っていこうと思っていた。力みなくいい感じで打つことができた」と喜んだ。