9月23日9月23日ソフトバンクが4連勝。2点を先制された直後の1回、松田の勝ち越しの2点二塁打など5安打に3四球が絡んで一挙8点を奪った。和田は7回3失点10奪三振でリーグトップに並ぶ17勝目を挙げた。ロッテは優勝の可能性が消えた。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 福岡ソフトバンク | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | x | 9 |
ロッテが大敗し、優勝の可能性が消滅した。先発ブライアン・コーリー投手（36）がわずか1死しか取れず降板。6失点で4敗目を喫し、「チームに申し訳ないし、自分にも失望している」と落胆した。
流れを変えたのは、犠打の処理だ。1回無死一塁。2番本多のバントを、体勢を崩しながらも一塁に投げたが、ややそれた。捕球した井口の足がベースから離れたとの判定でセーフ。これでリズムを崩し、その後は制球が定まらずに押し出し四球など2四球、2安打でKOされた。「バント処理がすべてかなと思う」と勝敗を分けたプレーを悔やんだ。
5年ぶりのリーグ優勝はなくなったが、西村監督は「どういう状況であれ、1試合1試合勝つしかない」とCS進出へ向け、言葉に力を込めた。
井口の2打席連発は空砲となった。1回1死二塁から和田の外角直球に逆らわず、右越え16号2ラン。3回は1死から高めのスライダーを引っ張り、左翼スタンドへ放り込んだ。これで今季和田との対戦成績は11打数5安打で打率4割5分5厘。だが先発が崩れての逆転負けに「（和田は）いい投手なんで最少失点に抑えないと。これからはCSが最大の目標」と切り替えていた。
球団新記録を連発するロッテ・西岡の勢いも、ソフトバンク打線の総合力に吹き飛ばされた。1回、和田から右前打。今季の安打数を198本とし、井口の2ランで生還。今季119得点とし、落合（現中日監督）が持つ球団シーズン最多得点を抜いた。
だが、その裏に一挙8点を返され、優勝の可能性が完全に消滅した。「気持ちを切り替えてまたあしたから」と西岡。21日に今季26度目の1試合3安打以上をマークし、イチロー（現マリナーズ）のプロ野球記録に並んだ。その先輩から「抜いてから喜べ」と激励され、「イチローさんから言葉をもらえて光栄。あまりないことですしね」と、まだ残るクライマックスシリーズ進出へ闘志を燃やした。
試合のなかった日本ハムと同率3位となり、残り5試合。Aクラスも自身の記録も譲れない。夢を現実にするため、西岡は全力でバットを振り続ける。
ロッテ・井口は1回に右翼席へ2ラン、3回にも左中間席へソロ本塁打でこの日の全打点をマークし、今季102打点。2003年以来2度目の100打点超えを果たした。それでもチームは先発投手が踏ん張れず大敗。「残り5試合1つも落とせない。とにかくクライマックスシリーズに出ることがここからは最大の目標です」と気合を入れ直していた。
ロッテは初回に2点を先制しながら、先発コーリーが初回にバント処理のミスから6失点。優勝の可能性が完全に消滅し、CS争いでも日本ハムに再び3位に並ばれた。ここにきて打線が得点した直後に投手陣が失点するケースが目立ち、西村監督は「ここ何試合も同じ失敗をしている。点を取った後は0に抑えないと」。残り5試合に向け「最後の望み（CS進出）は残っている。1つになってやるしかない」と必死に前を向いた。
ロッテ・西岡が初回に今季198安打目となる右前打。井口の2ランで先制のホームを踏み、85年の落合を抜いてシーズン119得点の球団新記録も樹立した。「何年も破られていなかった記録だし、偉大な先輩を抜いたので素直に嬉しい」。しかし安打はこの1本だけで200本安打、プロ野球記録となるシーズン27度目の猛打賞は、明日25日のオリックス戦（京セラドーム）以降に持ち越された。
ロッテが逆転負けで、リーグ優勝の可能性が消滅した。1回に井口資仁内野手（35）の2ランで先制したが、その裏、先発のブライアン・コーリー投手（36）が6失点。1回に8失点で主導権を握られ、西村監督は「ここ何試合か同じ失敗をしている。残り5試合でしっかりやっていかないといけない」と嘆いた。
ロッテのブライアン・コーリー投手（36）が、1回途中6失点で降板した。無死一塁から犠打の処理を悪送球、1死満塁から押し出し四球を与えるなど自滅し、わずか28球でKOとなった。2点先制された直後の大量失点に「チームの勢いを止めるようなピッチングになってしまった。コメントのしようがない」と肩を落とした。
ロッテ井口資仁内野手（35）が1回、先制の16号2ランを放った。カウント2−2からの外角直球をとらえ、右翼ポール際へ運んだ。ソフトバンク和田から25イニングぶりの得点で「初回のチャンスで先制することができたのは、とても意義のあること」と納得の1発だった。
ロッテの西岡は1回に井口の2ランでホームを踏んで今季119得点とし、並んでいた落合（現中日監督）を抜いて球団新記録となった。
西岡は「偉大な選手のものを抜けたのは素直に嬉しい」。21日には今季26度目の1試合3安打以上をマークし、イチロー（現マリナーズ）のプロ野球記録に並んだ。その先輩からの「抜いてから喜べ」という激励のコメントには「光栄なこと。イチローさんから言葉をもらえるだけで嬉しい」と話した。
ロッテは優勝の可能性が完全に消滅した。大敗で試合のなかった日本ハムに3位に並ばれた。
1回に井口の2ランで先制するも、その直後の無死一塁でバントを処理した先発コーリーの一塁への送球がそれる。無死一、二塁とされ、犠打を挟んで2四球2安打で4失点。代わった吉見も打たれ、1回だけで大量8点を失った。西村監督は「（ミスで）傷口を広げれば、こういう形になる」と言うしかなかった。
春先は快進撃を見せたが、夏前から戦いぶりは苦しくなった。新人の荻野貴ら主力が故障で相次いで離脱。打線が点を取っても、投手陣が踏ん張れない。今季何度も見た負け試合の形に、指揮官は「野手が何とか先制してくれているのに。同じ失敗が続いている」と表情を曇らせた。監督は「どういう状況であれ、勝つしかない」と締めた。CS進出へ、残すは5試合。
ロッテは優勝の可能性が完全に消滅した。大敗で試合のなかった日本ハムに3位に並ばれた。1回に井口の2ランで先制するも、先発コーリーが2四球2安打で4失点。代わった吉見も打たれ、1回だけで大量8点を失った。
春先は快進撃を見せたが、新人の荻野貴ら主力が故障で相次いで離脱すると、戦いぶりが苦しくなった。CS進出へ残すは5試合。西村監督は「どういう状況であれ、勝つしかない」と締めた。
ロッテは優勝の可能性が完全に消滅した。大敗で試合のなかった日本ハムに3位に並ばれた。
1回に井口の2ランで先制するも、その直後の無死一塁でバントを処理した先発コーリーの一塁への送球がそれる。無死一、二塁とされ、犠打を挟んで2四球2安打で4失点。代わった吉見も打たれ、1回だけで大量8点を失った。西村監督は「（ミスで）傷口を広げれば、こういう形になる」と言うしかなかった。
春先は快進撃を見せたが、夏前から戦いぶりは苦しくなった。新人の荻野貴ら主力が故障で相次いで離脱。打線が点を取っても、投手陣が踏ん張れない。今季何度も見た負け試合の形に、指揮官は「野手が何とか先制してくれているのに。同じ失敗が続いている」と表情を曇らせた。監督は「どういう状況であれ、勝つしかない」と締めた。黄色信号が灯っているCS進出へ、残すは5試合。
ロッテがソフトバンク先発の和田から4月8日の3回戦の初回以来、25イニングぶり得点を奪った。
1死二塁から飛び出した井口の先制16号2ランは右翼ポールに直撃。「打ったのはストレート。チームとして全然、和田から点を取れていなかったので、初回の最初のチャンスで先制をすることが出来たのは、とても意義のあることだと思う」としてやったりの表情だった。
しかし、ロッテ先発のコーリーが初回、わずか3分の1で4失点KO。クライマックスシリーズへ落とせないゲームに痛すぎる逆転劇となった。
井口は3回にも2打席連続のソロを放ち1人気を吐いた。「こういう展開になったら、1点ずつ返していくしかない。気持ちを切らさず集中して1点ずつ返していけば、まだ分からない」と前を向いたが、打線は以後和田の前に沈黙。痛い敗戦となった。
ロッテの西岡が初回、右前打で出塁。シーズン200安打まで大リーグ、マリナーズのイチローと同じくあと2本に迫った。パ・リーグではそのイチローが94年に210安打を打って以来、16年ぶりの快挙となる。
クライマックスシリーズに出場するためにはどうしても負けられないロッテだが、この西岡のヒットで流れを呼び込み、井口の先制2点本塁打につながった。
生還した西岡はこれで119得点となり、落合（現中日監督）を抜いて球団新記録となった。
西岡は「偉大な選手のものを抜けたのは素直に嬉しい」。21日には今季26度目の1試合3安打以上をマークし、イチロー（現マリナーズ）のプロ野球記録に並んだ。その先輩からの「抜いてから喜べ」という激励のコメントには「光栄なこと。イチローさんから言葉をもらえるだけで嬉しい」と話した。
マリナーズのイチロー外野手（36）が、22日（日本時間23日）のブルージェイズ戦で1安打を放ち、10年連続200安打達成へあと2本とした。ブ軍投手陣の厳しい攻めをかいくぐり、第4打席の8回に中前打した。自身が日本で打ち立てたシーズン最多猛打賞26回に並んだロッテ・西岡剛内野手（26）には辛口のエールで「イチロー超え」を厳命。前人未到の大記録達成が目前でも、背中を追ってくる若手の存在も楽しむ余裕だ。
周囲の期待や記録への重圧を超越したところにイチローの集中力はあった。8回。内角2球で簡単に2ストライクと追い込まれた。凡退した前3打席は、内角速球を見せられ、内外角にボールを散らされていた。内か外か迷ってもおかしくない場面。だが、3球続いた外のボール球を見極めた後、やや甘く入った低めの球をライナーで中前へ運んだ。 ブ軍ガストン監督は「イチローにはとにかく内角の速球で攻めろという指示を出していた」と明かした。だが、前日の4安打で加速したイチローを全打席打ち取るのは難しい。「彼は試合の中で修正し、フィールドのどこへでも打ち返してしまう。うまくいった」と1安打に抑えたことを納得するほどだった。
10年連続200安打へまた1歩前進した。日本の報道陣も約45人とさらに増えた。だが、イチローには周囲の喧騒も関係ない。ブ軍史上初の50本塁打に王手をかけている主砲バティスタが強振するたびに起こるファンの歓声に「あるべき光景というふうに見てますけどね。見てる人が楽しんでいる訳わけだからいいですよね。プレーオフに関係ないチームだけど、本来あるべき姿だと思う」と語った。自らも優勝争いから脱落したチームの中で、記録と向き合っている。自らと重ね合わせ、客観的に自分を見つめて楽しむ余裕がある。
日本球界では、自身がオリックス時代の96年に作った年間猛打賞26回の記録にロッテ・西岡が並んだ。「はよ、抜けって。抜いて大喜びしろって。まだ、早いよ」と笑った。そして「憧れの存在」とされていることに「どこ見てんだ、オレの。ムネ（ソフトバンク・川崎）と変わんねーぞ、それじゃあ」と続けた。自らの背中を追い、一部の記録であっても超えようとする存在が出てきている。それは36歳のイチローにとって、大きな刺激でもある。
あと2本。イチローは自然体のまま大記録へ歩を進めていく。