わたしはかもめ2010年鴎の便り(9月)

便

9月28日

千葉ロッテ7−2東北楽天(千葉マリン)

ロッテが快勝した。1回にサブローの2ランで先制し、2回には西岡が2点二塁打。4−2の7回には今江の2ランなどで3点を加えた。5回途中から救援した内が7回までを完璧に抑え、今季初勝利。楽天は9残塁の拙攻だった。

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東北楽天0002000002
千葉ロッテ22000030x7

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ロッテCSへM2残り2戦○△以上で逆転[ニッカン]

ロッテが逆転クライマックスシリーズ進出へ「マジック2」だ。楽天に7−2で快勝し、全日程を終了した3位日本ハムと0.5ゲーム差。残り2試合を2勝か1勝1分けで3位が決まる状況に持ち込んだ。今季初の4番に起用されたサブロー外野手(34)が1回に先制2ランで流れをつかむと、5回途中から登板した内竜也投手(25)が2回1/3を無安打無失点で今季初勝利。142試合目にして新しい力がチームに勢いを与えた。

ロッテは142試合目にして投打の「今季初」で楽天を蹴散らした。まずは打でサブローだ。1回2死二塁から楽天川井の真ん中スライダーをとらえた打球は、バックスクリーン左へ吸い込まれた。ゆっくりとダイヤモンドを回ると「打った瞬間入ると思った。自分でもびっくりです」。今季初の4番でいきなり結果を出した。

この日の打撃練習前に西村監督から4番を告げられた。負けられない試合で、選手会長として責任も感じていた。だが試合になれば「何も考えないでいこうと思った」と34歳のベテランは平常心で臨んだ。8月28日には右太もも裏を痛めて登録を抹消されるなど、チームに貢献できずに不甲斐ない思いもあった。それだけに「あまり調子はよくない中、監督が4番に使ってくれたし気持ちで応えたかった」と気迫を見せた。

投では2番手の内が圧巻だった。5回2死から2番手で登板、2回1/3を無安打無失点で今季初勝利を挙げた。最速149キロの直球を主体に、キレ味鋭いスライダーで楽天打線を封じた。先発したマーフィーの早期降板を、しっかりとカバーしてみせた。

03年ドラフト1位で入団も、07年11月に右肩を手術するなど、6年間で3勝と苦労を味わった。昨年8月にプロ初勝利を挙げたが、勝負の年と臨んだ今季も1軍と2軍を行き来し、思うような結果を残せなかった。それでも「いつでもやってやろうという気持ちはありました」と出番を待った。

本拠地の千葉で迎えた3連戦。試合前にはファンに配られたブルーバンドをチーム全員に配るなど球場全体も1つになった。日本ハムも勝ち、負けられない状況は変わらない。それでも西村監督は「今日は選手がうまく対応してくれた。内もいい働きをしてくれた。みんなが絶対に負けられない気持ちを出してくれている」と全員をねぎらった。残り2戦。文字通り全員野球でCS進出を勝ち取りにいく。

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ロッテ・西岡203安打!イチ超えあと8[サンスポ]

パ・リーグは最後まで熱い。28日、4位ロッテが楽天24回戦に7−2で快勝。ロッテが残り2試合を2勝か1勝1分けで乗り切れば、逆転でクライマックスシリーズ(CS)に進出する。

ロッテの西岡が2安打2打点の活躍。リーグトップの打率を.345にあげ、今季の安打数を203本とした。1994年にオリックス時代のイチロー(現マリナーズ)が記録したシーズン210安打まで残り2試合で7本となったが「記録よりもチームが勝つことなので」とクライマックスシリーズ進出へチームバッティングを優先させる。

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ロッテ、「和」で勝った!熱パだ3位争い[サンスポ]

パ・リーグは最後まで熱い。28日、4位ロッテが楽天24回戦に7−2で快勝。一方、3位日本ハムは最終戦となったオリックス24回戦(京セラドーム)にダルビッシュ有投手(24)を中継ぎで投入し、こちらも4−0と快勝。両者の差は0.5ゲームのまま。ロッテが残り2試合を2勝か1勝1分けで乗り切れば、逆転でクライマックスシリーズ(CS)に進出する。

大歓声が球場を包み込む。スタンドには興奮で泣き出すファンがいた。グラウンドでは男達が笑っていた。

「みんな、気持ちが前面に出たプレーをしてくれた」。笑顔でナインを出迎えた西村監督。いつもより握手する右手に力がこもった。

残り3試合。指揮官は執念の采配でチームに気合を入れた。この日、今季初めて4番にサブロー、主に2番の今江を5番に据えた。“勝負手”だった。

「1つも負けることは許されない中、打順の変更によく対応してくれた」。1回、サブローが左翼席へ先制2ラン。今江も7回にダメ押しの2ランを放つなど3安打。2人で4打点の荒稼ぎだ。「監督が4番で使ってくれた。その気持ちに応えたかった」。サブローの声のトーンはいつもより高かった。

チームスローガンに「和」を掲げた2010年。シーズン途中、故障者が続出したが全員でカバーしてきた。この日、球団側は選手、コーチ、球場に駆けつけたファン全員に「和」と記されたブルーのゴム製バンドを配った。みんな、手首にはめて一緒に戦った。

「もう1度、和の力で戦う。みんなでやる」と西村監督。ロッテがCSに進出するには、29日からのオリックス2連戦(千葉マリン)を2勝、もしくは1勝1分けが条件だ。

残り2試合。1敗すればその瞬間…いや、勝てばいい。“CS進出マジック1.5”。幸せの黄色いハンカチならぬ「CSを呼ぶブルーのゴムバンド」でロッテは負けない。

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打線組み替え奏功!サブロー今季初4番でV弾[スポニチ]

負ければCS進出が消滅していた一戦で、ロッテの西村監督が執念のタクトを振るった。4番に今季初めてサブローを起用。調子が上がらない金泰均と大松を7、8番に下げるなど大幅に打線を組み替え、それが的中した。「もう1つも負けられない中で(打順変更に)選手がうまく対応してくれました。初回の2ランが大きかったですね。みんな絶対に勝つという気持ちが出ていました」。

開幕前は打順固定を明言したが、なりふり構っていられない。26日のオリックス戦(京セラドーム)と同じなのは1、3、9番だけ。初回にサブローの2ランで先制すると2回は金泰均と大松が四死球でチャンスメークし、絶好調・西岡の2点二塁打につなげた。継投もチームの勝利を最優先。勝利投手の権利目前の5回にマーフィーが2死一、二塁にすると内を投入してピンチを脱した。

右太腿裏痛を抱えながらプレーを続けるサブローは「絶不調の僕を4番で使ってくれたし、期待に何とか応えたかった」。指名打者を除くと8月22日のオリックス戦(千葉マリン)以来となるフル出場で、8回は右中間への大飛球を背走して好捕。指揮官の思いは選手に伝わり、一丸の勝利を引き寄せた。

残り2試合も負けは許されない。指揮官は「絶対に負けられない。同じ状況の試合が続くけど、みんなで勝ちにいく」と何度も繰り返した。1勝1分けでも3位が確定するが、連勝で3年ぶりのAクラスをつかみ取る。

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ロッテ、2勝か1勝1分けでCS出場[スポニチ]

3位日本ハムが全日程を終了し、4位ロッテが0.5ゲーム差で残り2試合。ロッテは29、30日オリックス戦で連勝すれば勝率で日本ハムを上回る。1勝1分けなら74勝67敗3分けの勝率.525で並び、規定により当該カードで勝ち越しているロッテが上位。1敗するか2分けなら日本ハムが3位となる。

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ロッテ、中継ぎ右腕ようやく納得の仕事「自分の勝ちは別にいい」[スポニチ]

ロッテの内が2点差に迫られた5回2死一、二塁から登板。嶋を3球三振に仕留めてピンチを脱し、2回1/3を完璧に抑える好救援で今季初勝利を挙げた。

右肩手術を乗り越えた昨季は31試合に登板し3勝。中継ぎの一角を期待された今季はここまで防御率6.43と思うような成績が残せていなかった。「やってやろうという気持ちはあったけど、気持ちと裏腹に…」。

ようやく大事な一戦で結果を出し「自分の勝ちは別にいい。チームが勝ったことが凄く嬉しい」。西村監督も「内がいい仕事をしてくれた」と称えた。

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今季初4番サブローV弾!逆転CSいけるぞ!…ロッテ[報知]

気合勝ちだった。先に日本ハムがオリックスに勝ったため、負ければCS出場が消滅していた。勝って危機を脱した西村監督は「選手がよく頑張ってくれた。よくやってくれましたよ」と声を震わせた。

指揮官の采配が当たった。不振の金泰均を7番に下げ、4番にチーム2位の18本塁打のサブロー、5番に試合前まで得点圏打率3割6分2厘の今江を置いた。昨年10月6日の楽天戦(千葉)以来の重責を担ったサブローは、初回2死二塁で先制の19号2ランをぶちかました。

「(4番は)練習前に言われた。最近、あまり結果が出ていない中で、監督に大事な試合の4番を任された。気持ちが入った」。今江も7回、2死二塁で試合を決める9号2ランを放つなど、3安打2打点で期待に応えた。

2失点の先発マーフィーを5回、2死から連続四球を与えたところで内に代えた。チーム最多タイの12勝を挙げている左腕を、勝利投手の権利を得る手前で降板させた。「残り3試合ですから。もう少し早めという考えもあった。内がいい働きをしてくれた」。内は2回1/3を無安打でリリーフ。

指揮官は24日の全体練習前、ナインを輪にして声を張り上げた。「最後まで全員で戦いましょう!」。今季掲げたスローガン「和」をナインに重ねて意識させた。

CS出場には、29日からのオリックス2連戦で、「1勝1分け」か「2勝」が条件となる。「気持ちが強い方が最終的に勝つ。負けられない戦い。“みんな”で勝ちにいきます」と西村監督。2連勝で次のステージへの扉を開けてみせる。

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ロッテ・内が好救援!1人の走者も出さず[サンスポ]

5回2死一、二塁で登板したロッテの2番手、内が7回まで無失点。「いつでもいける準備はしていた」と、1人の走者も出さない好救援だった。今季初勝利にも「自分のことはいい。チームが勝ったことが嬉しい」と控えめに喜んだ。

昨季は中継ぎで31試合に登板し3勝を挙げたが、今季はこの試合まで防御率6.43とくすぶっていた。「やってやろうという気持ちはあったけど、気持ちと裏腹に…」。歯がゆい思いをしてきた右腕が、ようやく好結果を出した。

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ロッテ、必勝の采配実る!CSへ総力戦[サンスポ]

必勝の思いを采配に託した。ロッテは故障を抱えるサブローを4番に起用。先発マーフィーを五回途中で代え、福浦には今季2つ目のバントを命じた。西村監督は「負けられない中、よくやってくれた」と話した。

1回2死二塁。練習中に今季初の4番を言われたサブローが早速、期待に応える。浮いた変化球を左中間席に運んだ。先制弾に「(4番の)責任を感じていた。打てて良かった」と静かに喜んだ。

投手起用も積極的だった。4−2の5回2死一、二塁でマーフィーから内にスイッチ。その内が嶋から空振り三振を奪い、7回まで無失点。打順の変更も含めた采配に、柔軟だった選手に指揮官は「みんな、うまく対応してくれた」と言った。

3位になるには、残り2試合を2勝か1勝1分けが条件。西村監督は「みんなでやる」と繰り返す。選手会長のサブローは「1〜9回、全部違う投手を使ったっていい。みんなやってくれる」。総力戦でCS出場権をつかみにいく。

今江
「1点でも多く取りたいと思っていた。最高の結果になって良かった。」(7回に2ラン)
西岡
「初回にサブローさんの本塁打で、ベンチが一気に盛り上がった。とにかく負けられない。」(2回に2点二塁打)
マーフィー
「低めに集めて持ち味は出せたけど、ボール球が多すぎた。」(5回途中までで8四球を出し、2失点)

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西村監督がサブローと内を称賛[ニッカン]

ロッテが7得点を奪って快勝した。1回、今季初の4番に座ったサブロー外野手(34)が先制の19号2ランで勢いづけた。投げては4回途中から2番手で登板した内竜也投手(25)が、2回3分の1を投げ無安打無失点で今季初勝利を挙げた。西村監督は「ほんとに負けられない状況で、サブローの2ランは大きかった。内もいい働きをしてくれた」と、投打のヒーローをたたえた。

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時間がタイト、トライアウト日程検討課題に[スポニチ]

12球団代表者会議が28日、都内で開かれ、選手会が求めていたトライアウトの日程について検討した。

今年は第1回が11月10日(西武ドーム)の予定で、日本シリーズが第7戦(11月7日)までもつれると3日後の実施となる。選手会はシリーズ出場選手が戦力外通告を受けた場合、トライアウトを受けるかなど判断する時間がないと指摘していた。今季はシリーズ出場球団が速やかに対応し、来年以降は日程に余裕を持たせることで選手会側に理解を求めることになった。

◇NPB、3年ぶりの黒字予算に

日本野球機構(NPB)は28日、都内で臨時総会を開き、10月から始まる新年度の予算を承認した。事業規模は本年度より3億円多い43億円。12球団の年会費を7000万円から1億円に値上げしたことで、3年ぶりの黒字予算となった。6日の総会では、11月の日韓クラブチャンピオンシップの収支見込みが赤字になっていたため楽天などが見直しを要求。チケット収入増や経費削減で黒字化し、オールスター戦についても収益率を見直すなどして承認を得た。

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サブローが今季初の4番[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(34)が1回、2死二塁から先制の19号2ランを放った。楽天川井の真ん中スライダーをとらえ、バックスクリーン左まで運んだ。今季初の4番に座り1打席目できっちり仕事を果たし「最近あまり結果が出ていない中で、監督に大事な試合の4番を任された。当然気合が入るし、気持ちが入る。いきなりのチャンスで最高の結果が出てよかった」と納得の一打だった。なおサブローの4番は、09年10月8日の楽天戦(千葉マリン)以来となる。

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プロ野球オーナー会議、選手年金問題を協議[スポニチ]

プロ野球の臨時オーナー会議が28日、東京都内で開かれ、問題を抱える選手年金制度について、解散などの方針を早急に固めることで一致した。議長を務めた巨人の滝鼻卓雄オーナーは「個人的には11月のオーナー会議で方向性を出したいと思っている」と語った。

税制優遇がある現行制度が2012年3月に終了するほか、年5.5%に設定している保証利回りが実際は大きく下回っているため、積み立て不足に陥っている。この日は現制度を解散した場合にOBや選手らに支払う分配金の試算をもとに協議。新制度移行後に資金不足が発生した場合、各球団がそれを補う拠出が可能かどうかについても話し合われたとみられる。

選手年金制度は選手、監督、コーチ、審判員が対象。日本野球機構(NPB)は今後固める方針を11月中にOBに説明し、3分の2以上の賛同を得たいとしている。

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NPB、3年ぶり黒字予算を承認[サンスポ]

プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は28日、東京都内で臨時総会を開き、10月から始まる来年度の予算を承認した。12球団がNPBに毎年支払う会費を7000万円から1億円に値上げしたことで、3年ぶりの黒字予算となった。事業規模は本年度より3億円多い43億円。

今月6日の総会では、11月に開催する日韓クラブチャンピオンシップの収支見込みが赤字になっていたため、楽天などが見直しを要求。チケットなどによる収入を増やし、経費を削減する数値目標に修正して黒字化した。

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