わたしはかもめ2010年鴎の便り(9月)

便

9月29日

千葉ロッテ3−2オリックス(千葉マリン)

ロッテは1−1の6回に今江の安打と犠打でつくった1死二塁で、金泰均が中前へ勝ち越し打を放った。8回には暴投で加点した。先発吉見は6回途中1失点と好投し、好救援の内が連日の勝利投手。オリックスは長谷川の力投実らず。

123456789R
オリックス0000100012
千葉ロッテ00001101x3

ページトップ

ロッテ○か△で30日にもCS出場決定[ニッカン]

ロッテが逆転クライマックスシリーズ(CS)進出へ「マジック1」に迫った。オリックスとの一戦は、1−1の同点の6回、7番に降格した金泰均内野手(28)が中前に決勝適時打を放った。3−1で逃げ切り、日本ハムと並び3位に浮上。30日の同カードで勝つか引き分ければCS出場が決まる。

不振にあえいでいた男がやってみせた。ロッテ金泰均が値千金の一打を放った。1−1の同点で迎えた6回1死二塁、長谷川の138キロ直球をとらえた。乾いた音が鳴り響いた打球は中前へのクリーンヒット。「大事な時期の大事な試合。勝ち越しのタイムリーが打てて本当にうれしいよ」と満面の笑みをみせた。

トンネルは長かった。開幕から4番を任され、前半戦終了時点で打率2割8分、18本塁打、73打点はリーグ1位。だが夏場の7月以降から調子を落とした。この日現在で打率は2割6分台だが、後半戦は53試合で本塁打3本。「打球が上がらない」と思い悩んだ時期もあった。

打撃練習では構えたバットの角度を変えたり、本来はすり足の打法を一本足に変えたりと、試行錯誤を重ねた。猛暑が続いた7月の千葉マリンの試合後には、室内ブルペンで居残り特打を続ける姿があった。それでも本調子には戻らず、8日のオリックス戦では故障以外では初めて4番を外され、28日には7番に降格。「シーズン最初が100としたら、落ちてきているのは確か。1年目で調整方法が難しかった」とこぼしたこともあった。だがこの日は、チームメートの支えに救われた。打席に入る前、代わりに4番を打つサブローからアドバイスを受けた。「内容は言えないけど、気持ちは楽になった。サブローさんに感謝しています」と選手会長の心遣いが力になった。

勝たなければいけない試合で、韓流助っ人の勝負強さが復活し、CS進出へ王手をかけた。30日のオリックス戦で勝つか引き分ければ突破が決まる。西村監督は「どんなことがあれ内容よりも勝つだけです」と気を入れ直した。この勢いで最終戦を飾り、西村ロッテの「和」を結実させる。

最終日決着は初
ロッテは30日のオリックス戦に勝つか引き分ければ、3年ぶりのCS進出が決まる。引き分けの場合は日本ハムと同率になるが、規定により直接対決で勝ち越しているロッテが上位となる。ロッテが負ければ日本ハムの進出となる。CSが始まった07年以降、進出がリーグ最終日までもつれたのは初めて。

◇内「明日も勝つ」

前日に今季初勝利を挙げた内が、2日連続の好リリーフで2連勝をマークした。5回1/3を1失点で降板した先発の吉見の後を受け、2番手で登板。1四球を許したものの安打は許さず、前夜の快投に続きチームの勝利に貢献した。お立ち台も2日連続となり「1球1球大事にいきました。勝ててよかったと思います。明日も勝って絶対にプレーオフにいきたい」と力強く話した。

西本投手コーチ
「昨日、今日だけではなく、1軍に上がってからきっちり抑えていた。140キロ後半の直球を内、外に使ってスライダーが生きた。」(2日続けて勝利投手の内について)

ページトップ

ロッテ、成瀬で決める…オリと相性抜群[サンスポ]

30日の大一番に先発するロッテ・成瀬は今季初の中4日での登板。しかし、オリックスには今季6戦6勝、防御率1.91と抜群の相性のよさを誇るだけに自信を滲ませた。「体力的に問題はない。西村監督の就任1年目にCSに進出できれば来年につながる。大事な試合を任せてもらったので、頑張るだけです」。エースのプライドをかけてマウンドに上がる。

ページトップ

ロッテCS「M1」!最終戦引き分け以上[サンスポ]

3位決定は最終戦へ−。ロッテは29日、オリックス23回戦(千葉マリン)に3−2で競り勝ち、すでに全日程を終えている3位日本ハムに同率で並んだ。6回に不振だった金泰均(キム・テギュン)内野手(27)が勝ち越しの中前適時打。ロッテは30日の今季最終戦に勝つか引き分けると、クライマックスシリーズ(CS)に進出する。

右翼席を埋めたファンが、総立ちになって勝利を願った。1点差の9回2死二塁のピンチ。プレッシャーに押しつぶされそうになる小林宏を、大歓声が後押しした。守護神が代打田口を中飛に打ち取ると、球場のボルテージは最高潮に達した。

「声援が力をくれたし助けてくれた。マリンでやっているという地の利がありますね」。接戦をものにして、西村監督も安堵の表情を浮かべた。

負けたら終わり。ロッテナイン全員に、見えない魔物が襲いかかる。チャンスを作っても、なかなか点が入らない。5回にはついに1点を先制された。その裏に清田の左前適時打で同点。6回には1死二塁から金泰均(キム・テギュン)の中前適時打で、ついに勝ち越しに成功した。

「プレッシャーは感じていた。でも誰かがやらなきゃいけなかった」と金泰均。開幕から4番に座り続けたが、後半戦は調子を落として打率も急降下。前日28日には打順が7番に下がった。「日本の投手は打てない」と弱音も吐いたが、その度に声をかけ、美味しい韓国料理店を紹介してくれたのが西村監督。不調でも使い続けてくれた指揮官へ、恩返しの一打でもあった。

30日は今季最終戦。日本ハムには今季13勝10敗1分けと勝ち越しているため、引き分けでもCS進出が決まる。指揮官は「絶対に勝ちます」と短い言葉に力を込めた。

ページトップ

ロッテCS王手!西村監督「全てをぶつける」[スポニチ]

泥臭くても、不格好でも勝てばいい。最後は1点差の薄氷の勝利で3年ぶりのCS進出に王手をかけたロッテ・西村監督は「勝てば良しとしないと。ここまで来たら内容は抜きにして勝つことが大事」と振り返った。

大事な局面でチームを救ったのは不振にあえいできた金泰均だ。同点の6回1死二塁。甘く入ってきた直球をライナーで中前に運んだ。12打席ぶり安打が決勝打。前日に続き7番に降格した助っ人は「凄く大事な試合の大事な状況で打てて嬉しい。後半戦で自分がもっと頑張っていたらチームはもっと楽な戦いができた。申し訳ないと思っているし、これから頑張ってCSに出て日本シリーズも勝ちたい」と胸を張った。

4番として開幕ダッシュに貢献したが、相手の厳しいマークに加え、夏場でも比較的涼しい韓国とは違う猛暑で体調を崩し、打撃不振に陥った。幼少の頃から続けてきたすり足打法にも迷いが生じ、左足を上げて打つなど試行錯誤を続けても調子が上がらない。三ゴロ、遊ゴロなど引っかけるシーンが増える中、引きつけて中堅から右方向に打ち返す練習を繰り返し、大一番で本来の打撃を取り戻した。

30日の今季最終戦に勝つか、引き分ければCS進出が決まる。プロ7年目で初の中4日で先発する成瀬は「力を出し切りたい」。開幕投手を務めたエースが最後も締める意気込みだ。指揮官は「今年のすべてをぶつけます。僕が審判にぶつかっていったら退場になりますけどね」と笑いを誘いながら闘志を高めた。今季144試合目。生まれ変わったロッテの真価が問われる大一番。スローガン「和」の通り、一丸となってCS出場をつかんでみせる。

今岡
「1軍復帰してから初ヒットだし、いいところで打てて良かった。」(8回に代打で中前打。約5ヶ月ぶりの安打で追加点を演出)

◇○か△でCS決定

ロッテが勝ち、既に全日程を終了した日本ハムと並び3位タイに浮上した。30日のオリックス戦(千葉マリン)に○か△で07年以来3年ぶりのCS進出が決まる。引き分けの場合、74勝67敗3分け(勝率.525)で日本ハムと同率で並ぶが、規定により今季直接対戦で13勝10敗1分けと勝ち越しているロッテが上位となる。なおロッテが千葉マリンでシーズン最終戦を行うのは08年以来10度目。過去の星取りは●○○○○○○○○の8勝1敗。96年ダイエー戦から8連勝中だが30日はどうか。

ページトップ

「気持ちで投げた」内、また好救援!2日連続白星[スポニチ]

ロッテ・内が連日の好救援で2日連続の勝利投手となった。

同点の6回無死一塁で登板し、北川を二ゴロ併殺に仕留めてピンチ脱出。2回を無安打無失点に抑えて流れを呼び込んだ。「(今まで)休み(2軍)が多かったから、しっかり投げないと」と振り返った。前日も2回1/3を投げただけに肩の張りもあるが、「それは言ってられない。気持ちで投げた」と頼もしかった。

ページトップ

金泰均V打!CS出場マジック「1」!…ロッテ[報知]

1敗もできないロッテがオリックスに勝ち、ついにCS出場マジックを「1」とした。同点の6回1死二塁で金泰均が中前に決勝の適時打。2番手の内が連夜の好救援でリードを保つと、9回は守護神・小林宏が一打同点のピンチをしのいだ。30日のこのカードで勝つか引き分けると、3位が決定し、3年ぶりのCS進出となる。

全員が祈っていた。1点差に迫られた9回2死二塁。負ければその瞬間、CS出場が消える。守護神・小林宏が代打・田口へ投じた7球目。舞い上がった打球が中堅・岡田のグラブに収まった瞬間、マジックは、ついに「1」になった。西村監督は「負けたら終わりの状況で、内容抜きにして勝つことだけ。(選手の)気持ちの表れです」と目を細めた。

苦しみ抜いた助っ人砲がチームを救った。同点の6回1死二塁。打席には28日から4番を外され7番に降格した金泰均。「状況によってはバントも考えていた。何とかしようという気持ちだった」。長谷川が投げた低めの直球に反応した。鋭いライナーが中前に飛んだ瞬間、一塁ベンチも右翼席も総立ちになった。中前適時打で、虎の子の1点を奪った。

「すごく大事な試合で打てて嬉しい。自分が早い時期に打っていれば、チームはもっと楽に勝てていた」。苦しんだ。春先に爆発したバットが、季節が夏になると、湿り出した。「メンタルが崩れると、打撃のバランスも崩れてしまう」。打率は2割6分台を低迷した。

「外国人選手だから結果を残さないといけないというプレッシャーがある。シーズン序盤はまだ良かったが、こういう(CS争いの)状況で余計に重圧がかかっている」。14日のソフトバンク戦(千葉)で、ケガ以外で初めてスタメンを外れたときは「楽に感じた」と漏らした。

金泰均に代わって28日から4番に入ったサブローの言葉に救われた。18日の楽天戦(Kスタ)の練習中。「残り10試合だから、頑張ろう」と話しかけられ、アドバイスをもらった。「サブローさんの一言が力になりました。感謝しています」。スローガン「和」の心が、疲弊し切っていたWBC韓国代表の4番まで務めた男の心を癒やした。

30日のオリックス戦(千葉)で勝つか引き分ければ、3年ぶりのCS出場が決まる。「負けると思って試合に入ったことはない。勝つと信じてる」。ラスト1試合。総力を結集して、次のステージへの切符をつかみ取る。

ページトップ

ロッテ・西村監督「ここまで来たら勝つだけ」[サンスポ]

一球ごとに、総立ちの右翼席から大歓声が起こる。最後は1点差。ロッテが何とか逃げ切った。「ここまで来たら、内容は抜き。勝つだけ」という西村監督の言葉が全てを表す。

0−0から5回に1点を先制される。その直後だった。1死から西岡が四球で出塁して二盗。続く清田の浅い左前打で一気に生還した。バットを折りながらの一打に、清田は「とにかく負けられない。どんな形でもいい」と言う。

続く6回には、今江の中前打と福浦の犠打で1死二塁。ここで2試合連続で7番に入った金泰均が中前へと運び、勝ち越しの走者を迎え入れた。夏場に体調不良から調子を崩した。不振が長引き、重圧が重くのしかかっていた。「そういう状況が来たら、バントでも何でも走者を進めようと思っている。チームの頼りになって嬉しい」。元4番も、なりふり構っていない。

最終戦に勝てば3位で、負ければ4位。西村監督は「今年の全てをぶつけます」と力強く締めくくった。生まれ変わったロッテの真価が、問われる大一番だ。

ページトップ

ロッテ逃げ切り!CS進出かけ最終戦へ[サンスポ]

ロッテが1点差で逃げ切り2連勝。クライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。あす30日の最終戦で勝つか引き分ければCS進出が決まり、負ければ日本ハムがCSに進出する。

負けは許されない。敗れればクライマックスシリーズ進出の道が絶たれる大一番で、先発の吉見が奮闘した。

「チームに勢いをつけるためにも、自分の投球をしたい。大事な試合で投げられることの喜びを感じる。何とか結果を出したい」。左腕は強い意気込みを見せた。

1回、四球で先頭を出したが、続く森山を遊ゴロ併殺打に取り緊張から解き放たれた。2回、3回を3者凡退。4回に連打で2死二、三塁とされたが、荒金を右飛に打ち取り、ピンチを脱した。

今年5月に金銭トレードで横浜から入団。初めてロッテのユニホームを身にまとい「見返してやる」と誓った。先発ローテーションの一角として、この日までで6勝(7敗)をマーク。大事な一戦の先発に指名され、この日の登板に全力を注いだ。

ところが5回、連打で1死一、三塁とされ、森山の二ゴロの間に1点を先制された。しかし味方がその裏、1死二塁から清田の左前適時打で1点を返し同点。6回には金泰均(キム・テギュン)が勝ち越し適時打を放ち逆転に成功した。その後1点を追加し3−1で迎えた9回、小林宏が適時打を浴び1点差に迫られるが、何とか逃げ切った。

ページトップ

金泰均勝ち越し打!ロッテ、CS進出へあと“0.5勝”[スポニチ]

プロ野球、ロッテ―オリックス23回戦は29日、千葉マリンスタジアムで行われ、ロッテが3−2で勝ち、3位の日本ハムに並んだ。ロッテは30日のオリックス戦に勝つか引き分けるとCS進出が決まる。

レギュラーシーズンの全日程を終了した日本ハムと0.5ゲーム差で迎えたオリックス戦。絶対に負けられない一戦に先発したロッテ・吉見は初回、先頭の坂口に四球を与えたものの、続く森山を遊ゴロ併殺に。2死から後藤に中前打を許し、北川に四球を与える不安定な内容ながら一輝を見逃し三振に仕留め、何とか無失点で切り抜けた。

その裏、ロッテは西岡が左中間二塁打で出塁。清田の送りバントで1死三塁としたが、井口が一邪飛、サブローは四球で2死一、三塁となったが、今江が左飛に倒れ、無得点に終わった。

吉見は2、3回と3者凡退。4回のピンチもしのいいだが、5回に1死一、三塁から森山の二ゴロで、一塁走者の挟殺プレーの間に1点を失った。しかし、その裏、1死二塁から清田の左前適時打で同点に追いついた。

ロッテは6回1死二塁から金泰均の中前適時打で1点を勝ち越し。8回には2死一、二塁からワイルドピッチで二走・田中雅が一気に生還。貴重な3点目を加えた。

9回、ロッテは守護神の小林宏が1点を失い、なお2死二塁のピンチを招いたが、辛くも逃げきった。

ページトップ

CS王手!「勝てばよし」監督[ニッカン]

ロッテが逃げ切り、CS進出へ王手をかけた。1−1の同点で迎えた6回、1死一塁から金泰均内野手(28)が中前へ勝ち越しの適時打。投げては2番手で登板した内竜也(25)が2日続けて好救援で2勝目を挙げた。西村監督は「勝てばよしとするしかない。プレッシャーのかかった試合だったけど、みんな気持ちの入った表れだった」と目を細めた。

ページトップ

清田が無理やり打ち!同点だ![ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(24)が、0−1の5回、1死二塁から同点の適時打を放った。オリックス長谷川の内角直球に詰まりながらも左前に運んだ。先制された直後の同点打に「ショートが二塁ベースに入ったのが見えたので、ショート方面に打てばヒットになると思い無理やり打ちました。思惑通り、ヒットになりましたね」と、してやったりだった。

ページトップ