わたしはかもめ2010年鴎の便り(10月)

便

10月9日

CSファーストS

◇埼玉西武5−6千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテが終盤にもつれた試合を制して先勝。9回に金泰均、里崎の適時打など5安打を集めて4点差を追い付き、延長11回に福浦が決勝のソロ本塁打を放った。8回に登板した内の乱調と拙守で4点を失ったが、その後は伊藤、小林宏が無失点でつないだ。西武は救援陣が崩れた痛い敗戦。シコースキー、小野寺がリードを守れず、土肥が痛打された。

1234567891011R
千葉ロッテ000000014016
埼玉西武010000040005
西村監督
「明日決めるつもりで。1勝1敗なんて言ってられない。第3戦引き分けたら終わりなのでね。」
西岡
「2死だったし、何とかしようと狙ってました。狙わないと、あんな本塁打、打てないでしょ。」(8回に同点アーチ)
成瀬
「今日は勝てたことが大きい。一発を浴びてから粘り強い投球が出来たと思う。」(8回途中まで投げ、2失点と好投)

ページトップ

ポストシーズン男福浦が11回V弾/CS[ニッカン]

ベテランの一振りで王手をかけた。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが開幕し、ロッテが逆転勝ちで先勝した。4点を追う9回に5安打を集中して同点に追いつくと、延長11回には先頭の福浦和也内野手(34)が決勝の右越え本塁打を放った。日本シリーズ、CSなど短期決戦に強いポストシーズン男が、またも本領を発揮した。10日の第2戦でロッテが勝てば、ソフトバンクとのCSファイナルステージ(14日〜・福岡ヤフードーム)進出が決まる。

いつも冷静な福浦が右手で何度もガッツポーズした。5−5の同点で迎えた延長11回無死。土肥の2球目のスライダーを綺麗にすくい上げた。打球はロッテファンの待つ右翼席に飛んでいった。シーソーゲームの行方を決める劇的な一打。「完璧でした。塁に出るだけ。みんなで諦めないで出し切った結果です」。無欲を強調し、控えめに笑った。

クライマックスの名前通りの死闘だった。7回までは投手戦。終盤にドラマが待っていた。1−1の同点で迎えた8回、内の乱調で4失点。敗色濃厚となった9回、マリンガン打線が火を噴いた。3連打と里崎の中前適時打で一挙4点を奪って同点。福浦も1死一塁から中前打でつなぎ「最高です。9回みんなで追いついて、みんなでつかんだ勝利です」と勢いそのままに、最後を締めた。

西村監督の期待にズバリ応えた。決勝ソロの場面、マウンドには左腕の土肥が登場。ベンチにはレギュラーシーズン最終戦で2安打を放った今岡が、右の代打として控えていた。それでも、西村監督は「迷いはなかった。左でも打ってくれると思った」と福浦を左打席へ送り出した。レギュラーシーズンで打率1割8分2厘しか打てていない左腕から今季初の本塁打。ベンチでは「監督の直感、スゲー」と声も上がった。対左腕は前半戦90試合で7打席だったが、後半戦54試合では48打席と大幅増。得点圏打率3割を超える勝負強い打撃力に信頼も厚かった。

福浦のハートが、西村監督の心を揺さぶった。9月17日の仙台(Kスタ宮城)での移動日練習。同15日に右足甲を打撲し、金森打撃コーチから休養を勧められた。だが、志願して参加し、オリックスT−岡田のようなすり足打法を導入するなど、痛みを隠す方法を試行錯誤した。試合後のアイシングは欠かせず、9回に金泰均の中前打で二塁から生還した後は、右足を引きずりながらベンチへ戻った。「ケガなんて言ってられないでしょう。短期決戦なんだから」。悲壮な決意が決勝の一振りに結実した。

ファイナルステージ進出へ西村監督は「明日勝ちにいきます」と力を込めた。延長での本塁打はCS史上初。それでも福浦は「(強運を)持ってる?いや里(里崎)の方がもってるよ。いきなり復帰して同点打打つんだから」と謙遜したが、ポストシーズン男健在を証明した。

ページトップ

成瀬8回途中2失点好投で勝利呼ぶ/CS[ニッカン]

成瀬善久投手(24)が粘りの投球で勝利を呼び込んだ。2回、警戒していた中村に先制ソロを許したが、その後は0点で切り抜け、8回、先頭のフェルナンデスに安打を許したところで降板した。「今日は勝てたことが大きい。リラックスして投げられた。四球が多かったのは注意を払った結果。初戦を落とすと苦しくなるので勝てて良かった」と、チームの逆転勝ちを喜んだ。

ページトップ

里崎2ヶ月ぶり打席で殊勲の2打点/CS[ニッカン]

里崎智也捕手(34)が9回に起死回生の同点2点適時打を放った。金泰均の2点打で2点差に詰め寄り、なお1死満塁。続いたフォークの2球目を中前打とした。背筋痛で8月10日に出場選手登録を抹消。1軍試合は、同5日の楽天戦以来。8回の守備からの出場で、約2ヶ月ぶりの打席での殊勲打だった。8回の守備では失策が失点につながっており「あのまま負けていたら雰囲気が悪かった。こういう勝ち方ができてよかった」と、満足そうだった。

ページトップ

守護神・小林宏が復活の2回0封/CS[ニッカン]

試合終了と同時に握りしめた右拳には、小林宏投手(32)の喜びと、悔しさがこもっていた。2イニングを無失点で切り抜け、チームに勝利をもたらした守護神は「とにかく強いボールを投げようと思った。納得のいくボールが投げられた」と胸を張った。

レギュラーシーズンの144試合目に、守護神失格を言い渡された男の復活劇だった。「もちろん悔しさはありました。でもその前に不甲斐ない投球をしたのは自分でしたから」。体が開き、直球がシュート回転する悪いクセが出ていた。ブルペンでの投球練習で、最後まで捕手のミットを左目で見ることで、体の開きを矯正した。

1年間、投手陣のキャプテンとしてまとめてきた。CS進出を決めるマウンドに小林宏がいなかったのは、チームにとっては緊急事態だった。サブローら、野手のチームメートも心配して声をかけてきたほど。どん底からはい上がった守護神の姿は、ロッテの3位からの逆襲を予感させた。

ページトップ

西岡8回同点弾「狙って打った」/CS[ニッカン]

西岡剛内野手(26)の1発が劇的勝利の口火となった。0−1の8回2死走者なし、カウント1−3からの直球を強振。「2死だったので本塁打を狙った。めったにないことですが、狙わないとあそこまで飛ばない。集中力で打った」と言う打球は、ライナーでバックスクリーンに飛び込んだ。涌井からの本塁打は08年9月18日以来。「9回は諦めない気持ちを再確認できた」と勝利に酔いしれた。

ページトップ

福浦V弾!ロッテ、大逆転で下克上へ王手[サンスポ]

大逆転で下克上王手だ! パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(西武ドーム)が、9日開幕。ロッテ(リーグ3位)は延長11回、福浦和也内野手(34)の決勝本塁打で西武(同2位)に6−5で競り勝ち、ファイナルステージ進出に王手をかけた。10日の第2戦に勝てば、リーグ覇者ソフトバンクとのファイナルステージ(14日開幕、ヤフードーム)進出が決まる。

西武ドームに描かれた美しいアーチを、満員御礼3万3918人の観衆が食い入るようにみつめる。地鳴りのような歓声と悲鳴が渦巻く。福浦が右手で何度もガッツポーズをしながら、ダイヤモンドを駆け抜けた。「打った瞬間完璧だった。みんな諦めずに力を出し切った結果。最高の勝ち方ができました」。

5−5で迎えた延長11回。この回からマウンドには左腕・土肥。先頭で打席に入った福浦は今季、右投手には打率.318だったが、左は.182。相手先発が左腕の試合では、スタメンから外れることも多かった。それでも「監督が代えずに使ってくれた」と125キロのスライダーを右翼席に運んで恩返しした。

今季16本塁打のうち、5本が同点の場面で放っている。キラリと光るここぞの勝負強さで、第1戦の勝利を呼び込んだ。

プロ17年目の34歳。体は年々思うように動かなくなっていく。それでも、打撃練習前の30分間にボールやゴムを使って体幹を鍛え、衰えに抵抗している。9月15日のソフトバンク戦(千葉マリン)では、一塁の守備中に走者に右足甲を踏まれ途中交代。今でもスパイクの歯の跡がくっきり残り、ベンチ裏では足を引きずって歩くが「痛いなんて言ってられない」。努力と根性の塊だ。

チームも、CSまでの道のりは決して平坦ではなかった。レギュラーシーズン3試合を残し、1つでも負ければ4位となる状況から3連勝。最終戦でキップをもぎとった。

この日も8回にミスが絡んで4失点したが、諦めない。9回に3連打を含む5安打で、CS最多タイとなる4点を返す大逆転劇につなげた。これこそが、2010年のチームスローガンに掲げた「和」なのだ。「4点差なら普通シュンとなるけど、うちのチームは違う。最後まで諦めずに戦ってくれた」と西村監督も胸を張った。

10日、第2戦に勝利すればソフトバンクとのファイナルステージ(ヤフードーム)進出が決まる。負けられない試合は手慣れたもの。勢いそのままに獅子の息の根を止め、次は史上初となる3位からの日本シリーズ進出を狙う。

ページトップ

さすが主将!ロッテ・西岡「狙って」打った[サンスポ]

ロッテ・西岡剛内野手(26)が9日、西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(西武ドーム)で値千金の1号本塁打。完封ペースだった涌井秀章投手(24)に、バックスクリーン弾を浴びせて試合の流れを一変。主将の一振りがミラクル勝利の呼び水となった。

143キロの速球を完璧にとらえた。西岡のバットから放たれた白球は、バックスクリーンに消えた。「涌井はボールを低めに集めていい投球をしていたし、2死だったので本塁打を狙いました。試合の流れを変えるには一発しかないと思った。あんな大きな本塁打は狙わないと打てないです」。

1点を追う8回。出塁を何よりも優先させるリードオフマンが、この打席ばかりは考えを変えた。鬼気迫る投球を続ける涌井の前に打線は沈黙。自身も二ゴロ、右飛、三振と翻弄され続けた。この相手から連打は難しい。それなら…一か八か。集中力をMAXに高め、カウント0−1からの2球目を鮮やかに仕留め、狙い澄ました一発で相手エースを打ち崩した。「1、2、3で振ったら当たってくれた。集中力で打った本塁打です」と自画自賛した。初めて首位打者(.346)、最多安打(206本)のタイトルを獲得。今季輝きを放ち続けた男は、ポストシーズンも妥協を許さず戦い続けている。

4点差を追いついた9回1死一、三塁には強い当たりの左飛。生還すれば勝ち越せたが、三走の岡田はタッチアップが遅れて本塁で憤死した。主将はすかさず「短期決戦ではミスは許されない。チームとして反省しなければいけない」と苦言を呈した。ファイナルステージに王手をかけたが、慢心などかけらもない。西岡は「明日取らないと意味がない。明日も勝ちます」と笑顔を見せることなく、言い切った。

ページトップ

ロッテ・成瀬、8回途中2失点「粘れた」[サンスポ]

投げ負ける訳にはかない。先発の成瀬が粘りの投球で、横浜高の1年後輩の涌井と息づまる投手戦を演じた。「試合に勝ったことが大きい。四球が多かったのは注意を払って投げたから。思ったよりリラックスして投げられたし、一発は打たれたけど、粘れたと思う」。

2回に中村に先制の一発を浴び、4四球を与えるなどその後もピンチを招いたが、要所を締めて7回0/3で7安打2失点。先発の役割はしっかりと果たした。

先発コマが足りないチーム状況から、ファイナルステージに進出した場合には中4日で14日の第1戦に先発する可能性が高い。フル回転を余儀なくされるが、エースは「言われたところで投げるだけです」と頼もしかった。

ページトップ

福浦V弾!里崎同点打!ミラクル大逆転で王手[スポニチ]

ミラクル逆転劇で王手だ!「マニュライフ生命パ・リーグ・クライマックスシリーズ(CS)」は9日、ファーストステージ(3試合制)第1戦を行い、リーグ3位のロッテが同2位の西武に6−5で逆転勝ちして先勝した。ロッテは1−5の9回に里崎智也捕手(34)の2点適時打などで4点を返し同点。延長11回に福浦和也内野手(34)が決勝本塁打を放った。ロッテは10日の第2戦に勝てば、14日からソフトバンクと対戦するファイナルステージ(ヤフードーム)進出が決まる。

完璧な一撃だった。同点の延長11回。先頭の福浦には左対左でも代打はない。ただ、出塁すれば代走を送ることを西村監督から耳打ちされた。そして2球目のスライダーを右翼席に運ぶ。打った直後に右拳を突き上げ、ゆっくりとダイヤモンドを1周した。「先頭だし塁に出ることだけを考えていた。(足は)痛いと言っていたら(シーズンが)終わる。今季は“和”のスローガンでやってきたし、みんな最後まで諦めないでやった結果です」。

9月15日のソフトバンク戦(千葉マリン)で右足甲を打撲。腫れはいまだに残り、試合後のアイシングは欠かせない。今季は金泰均の加入でDHや代打と出番が限られるが、シーズンではチームトップタイの勝利打点11。勝負強い打撃を大一番でも見せつけて、CSファーストS突破に王手をかけた。

そんな劇的な一撃を呼んだのは、土壇場でチーム一丸となって見せた驚異的な粘り腰だった。ミスが重なって4点勝ち越された直後の9回。昨季までの同僚・シコースキーを攻め立て、1死満塁から金泰均の中前2点打で二塁走者・福浦は足を引きずりながら生還し、2点差。大松が四球を選び、なお1死満塁。途中出場の里崎が中前に運び、単打ばかり5本をつないで同点に追いついた。

背部痛で2軍調整が続いた里崎は8月5日の楽天戦(Kスタ宮城)以来となる1軍での打席で値千金の一打。「気負いはなかった。自分の打撃をしようと思っていた」。患部の状態は「見たままです」と多くを語らないように万全ではない。多くの選手が満身創痍でも、全員がゲームセットまで諦めずに戦う「和」の精神でミラクル大逆転勝利。西村監督は「普通なら4点差でシュンとなるが、最後まで捨てない。今季を象徴するゲームだった。明日も勝ちにいくしかない」。シーズン最後に3連勝で3位をつかんだ勢いそのままに、ファイナルS進出を一気に決める。

金泰均
「シーズンでは好機で打てなかったけど、それはCSまで続かないと思っていた。誰も諦めていない雰囲気が打たせてくれたヒットだと思う。」(9回に2点中前打)

ページトップ

涌井に勝った成瀬「リラックスして投げられた」[スポニチ]

ロッテ・成瀬は、8回途中2失点と先発の役割は果たした。2回に中村に先制ソロを浴びたが、崩れなかった。3回から6回までをわずか1安打に抑え「自分としては粘れたと思う」と味方の援護を待った。

8回無死一塁で、中村を迎えて降板。「今日はチームが勝てたことが大きい。思ったよりリラックスして投げられた」と胸をなで下ろした。今季の横浜高の後輩・涌井との投げ合いは3勝1敗。西武ドームでは3月20日の開幕戦で敗れていたが、この日も先輩の意地を見せた。チームがファーストSを突破すれば、中4日で14日のファイナルS初戦・ソフトバンク戦(ヤフードーム)で先発する可能性もある。

ページトップ

小林宏、久しぶりの好投、2回零封に手応え[スポニチ]

ロッテ守護神の小林宏が延長10回から2イニングを1安打無失点。逆転勝ちで勝利投手になり「マウンドに上がったら気持ちで負けないようにした」と胸を張った。シーズン終盤は不振で、1日のシーズン最終戦のオリックス戦(千葉マリン)は、2点リードの9回に3年目の伊藤が登板。「悔しかった。不甲斐ない投球をしているのでチームがこういう(3位)状況になった。今日はチャンスをもらえて嬉しい」と話した右腕は、久しぶりの好投に手応えを感じていた。

ページトップ

西岡、狙い通りの一発で流れ変えた[スポニチ]

ロッテ・西岡が狙い通りの一発を放った。1点を追う8回2死。涌井の真ん中低め143キロの直球をバックスクリーンへ運んだ。「流れが変わると思って、滅多にないが、本塁打を狙っていた」の言葉通り、静まり返っていたベンチを活気づけ、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。それまでの3打席で快音がなく「涌井も低めに集めていい投球だった。(8回は)1、2の3で振った」と冷静に振り返ったが、ここ一番での勝負強さを見せた。

ページトップ

岡田の“判断ミス”遅れたタッチアップ[スポニチ]

「短期決戦ではああいうミスは許されない」。逆転勝利にも西岡は喜んでいなかった。それほど命取りになりかねないミスを、50メートル5秒6でチーム1、2位を争う岡田が犯した。9回に4点差を追いつき、なおも1死一、三塁。西岡はライナー性の打球を左翼の定位置まで運んだ。三塁走者は代走・岡田。犠直で勝ち越しのホームを踏んでいるはずが、まさかの本塁憤死。西岡は一塁ベース付近でしゃがみ込み、怒声を上げた。

西武の内野陣が中間守備を敷いたため、ロッテベンチは打った瞬間に走らせる「ギャンブルスタート」のサインを送った。「内野へのライナーなら併殺もしようがないという指示」。岡田はそう解釈して勢いよく飛び出した。しかし外野への打球となって三塁に1度戻ったためタッチアップが完全に遅れた。ギャンブルスタートといえども、打球の行方は確認できたはず。アンツーカーを越える3メートル以上も飛び出したのは明らかな判断ミスだった。

ページトップ

誰も諦めてなかった/CS[ニッカン]

ロッテの西岡剛内野手(26)が、西武涌井から同点ソロ本塁打を放った。8回2死走者なしで、カウント1−3からの直球を強振すると打球はバックスクリーンまで届いた。「2死だったので本塁打を狙った。滅多にないことですが、狙わないとあそこまで飛ばない。集中力で打った」と振り返り、「誰も諦めていなかった。全員でそれ(粘りの野球)を再確認できた」。今後に向けて、手応えをつかんだ様子だった。

ページトップ

成瀬粘りの投球…2失点/CS[ニッカン]

ロッテ先発の成瀬善久投手(24)が粘りの投球を見せた。2回、西武中村に先制のソロ本塁打を許したが、計8三振を奪うなど8回途中2失点で、2番手の内にマウンドを譲った。「本塁打は打たれたが、その後は粘れた。初戦で勝てないと苦しくなる。勝てたことが大きい」と、逆転勝利を喜んでいた。

ページトップ

いつか打てると…金泰均/CS[ニッカン]

ロッテ金泰均内野手(28)が、4点を追う9回1死満塁から2点中前打を放った。「点差はあったが、誰も諦めている者はいなかった。シーズンでは打てなかったが(不振が)このまま続くとは思っていなかった」と話していた。

ページトップ

久々打席で里崎殊勲打!/CS[ニッカン]

ロッテの里崎智也捕手(34)が、9回に同点の2点打を放った。金泰均の一打で2点差として、なお1死満塁の場面で、西武小野寺のフォークボールを中前に運んだ。背中の張りで戦列を離れていたが、8回の守備から出場。約2カ月ぶりの打席での殊勲打を「気負いはなかった。走者をかえそうと言うか、自分の打撃をしようと思った」と満足そうに振り返った。

ページトップ

小林宏がピシャリ締めた/CS[ニッカン]

ロッテの小林宏之投手(32)が、延長10回から登板し2イニングを無失点で切り抜け、「とにかく強いボールを投げようと思った。納得のいくボールが投げられた」と胸を張った。レギュラーシーズン終盤に不安定な投球が続いたが、大事な場面で徹底した投げ込みを繰り返した成果が出た。「シーズン最後が不甲斐ない投球だったので。チャンスをもらえて嬉しい」と喜んでいた。

ページトップ

「最高の勝ち方」ロッテ“和”の力で逆転[サンスポ]

必死に食らい付き、最後に決めたのは福浦だった。5−5の延長11回。右越えに決勝のソロ本塁打を放った。「諦めずにやった結果」。劇的な試合で先勝したロッテナインの思いを代弁した。

11回。先頭で打席に入り、甘く入った変化球をとらえた。打った瞬間、右手で何度もガッツポーズをつくる。短期決戦に「バントでも、進塁打でも何でもやる」と臨み、この一発も「塁に出るだけ」と無欲だった。

9月中旬に痛めた右足甲に腫れは残っている。試合後のアイシングは欠かせない。足を引きずる姿も見られるが「(今季の)先は短いんで」と、ベテランは悲壮な思いで一振りに懸けている。

チームは8回に4点を失い、敗色濃厚だった。直後の9回に1死一塁から3連打で2点を奪い、四球を挟んで里崎が2点打。単打ばかり5本を集め、土壇場で追い付いた。西村監督は「普通なら4点差でシュンとなる。最後まで捨てない。今季を象徴するゲームだった」とうなずいた。

勢いづく逆転劇に、福浦も「スローガンの『和』の通り、力を合わせて勝利につながった。最高の勝ち方」と笑顔を見せた。弾みを付けるには、これ以上ない形だった。

金泰均
「誰1人、諦めていなかった。シーズンでは打てなかったが(不振が)このまま続くとは思っていなかった。」(9回に2点中前打)
成瀬
「本塁打は打たれたが、その後は粘れた。初戦で勝てないと苦しくなる。勝てたことが大きい。」(8回途中2失点)

ページトップ

ロッテ・西岡が貴重な同点弾「1、2の3で」[サンスポ]

ロッテの西岡が8回、完封ペースで突き進む涌井から同点ソロを放った。2死走者なしでボールが先行した場面。西岡は「滅多にはないが、本塁打を狙っていた」と言う。140キロ台の直球をバックスクリーンまで豪快にはじき返した。

「それまで封じられていたから。1、2の3で振った」と西岡。チームの勝利にもつながり「誰も諦めていなかった。全員でそれ(粘りの野球)を再確認できた」と胸を張った。

ページトップ

劇勝も素直に喜べないロッテ「細かいミスはたくさん」[スポニチ]

逆転勝ちしたロッテだが、青山総合ベンチコーチは「まだまだ課題がある」と手厳しかった。8回に4点勝ち越されたのもミスから。1死満塁から佐藤の三ゴロで今江の本塁送球はワンバウンドで一塁方向にそれた。里崎の好捕で本塁アウトも併殺なら無失点だった。「細かいミスはたくさんある。しっかり反省しないと」。西村監督は勝ってかぶとの尾を締めた。

ページトップ

ロッテ、2戦目は助っ人左腕 気合のそり上げで準備万端![スポニチ]

ロッテはマーフィーで一気にCSファーストS突破を狙う。10日の第2戦に先発する助っ人左腕は「ファンも多いし、エキサイティングな気持ち。準備万端だよ」。シーズン途中に中継ぎから先発に転向して成瀬に次ぐ12勝をマークした自信は大きい。7日にT字カミソリで髪をそり上げて気合も十分で「成瀬の投球を目に焼き付けて、一球一球集中して投げたい」と意気込んだ。

ページトップ

ミラクルロッテ!11回福浦V弾で王手!!…CSファーストS第1戦[報知]

3位のロッテがミラクル勝利でファーストステージ(第1S)突破へ王手をかけた。4点ビハインドの9回に金泰均と里崎の2点打など、5安打を集中し4点を挙げて同点。延長11回に福浦が右翼スタンドへソロ本塁打を放ち、敵地での初戦を制した。ペナント終盤から「逆転負け」が続く西武は、シコースキー、小野寺ら救援陣の不調が響いた。

高々と舞い上がった打球は、チームカラーの黒一色に染まった右翼スタンドに消えていった。福浦は手応えをかみしめるようにダイヤモンドを駆けた。ベンチでは満面の笑みで仲間が迎えてくれた。「今年は『和』でやってきた。最高の勝ち方です」。プロ17年目のベテランが、ここ一番で大仕事をやってのけた。

5−5の同点で迎えた延長11回無死。5番手の左腕・土肥の真ん中に入ってきたスライダーを振り抜いた。「打った瞬間入ると思った」。右手一本の美しいフォロースルーが、福浦の確信を示していた。値千金の勝ち越し弾に「最高です」と何度も声を震わせた。

今季、左投手には55打数10安打の打率1割8分2厘と苦戦。土肥にも3打数無安打、2三振と抑えられていた。ベンチには右の切り札・今岡も残っていたが、西村監督に迷いはなかった。「福浦なら打ってくれると思った。代えるつもりは全くなかった」。

ミラクルの序章は8回に幕を開けた。そこまで3安打に封じられていた涌井から西岡が同点ソロアーチ。だがその裏、2番手の内がつかまり、点差は4に開いた。右翼席が「無理かも」という空気で静まり返るなか、ロッテベンチは違った。

「誰も諦めてなかっためてなかった」と福浦。9回。先頭の井口が左前打で出塁すると、1死から福浦、今江、金泰均の3連打で瞬く間に2点差。さらに1死満塁とし、8月5日の楽天戦(Kスタ)以来約2ヶ月ぶりの打席となった里崎が、中前に同点適時打を放った。

6月7日のヤクルト戦(神宮)で見せたプロ新記録の10者連続安打を彷彿とさせるマリンガン打線の“波状攻撃”。指揮官も「普通なら8回に4点取られたところで“シュン”となってしまうところ。最後までゲームを捨てない、今年のチームを象徴した試合だった」と目を細めた。スローガン「和」通りの一丸野球が、土壇場で力を発揮した。

10日の試合で勝てば、ファイナルステージ(最終S)進出が決まる。福浦は言った。「僕達は3位。チャレンジャー精神を持ってやる」。西村監督も「明日決める?当然でしょう。勝ちにいきます」と声を張り上げた。いざ福岡へ。勢いのままに突っ走る。

ページトップ

狙い打ち西岡弾!3打席無安打の涌井にフルスイング勝負!…CSファーストS第1戦[報知]

胸の高鳴りを抑えきれなかった。一塁ベースを回った西岡は、ロッテ・ファンで埋まった右翼席に向かって、思いっ切り右拳を突き上げた。1点を追う8回2死から、バックスクリーンへ同点ソロだ。「1点差で2アウトだったので、流れを考えて大きな当たりを狙っていった。いい集中力で打てた」。劣勢ムードを打ち砕き、大逆転劇の序章で主役を演じた。

無走者の場面とあって、迷いはなかった。今季自身初の首位打者(打率.346)に輝いたリードオフマンが、フルスイングで勝負を挑んだ。3打席目まで無安打に抑え込まれた涌井の直球、真ん中低めへの143キロを豪快にすくい上げた。「(涌井は)すごく低めに集めて、最初の3打席は封じ込まれた感じがした。狙わないと、あんなに大きなホームランは打てません」。天性の打撃センスがイメージ通りの一撃を生んだ。

8年目を迎えて新たに主将としてチームを引っ張り、この大一番でも頼もしい姿は変わらなかった。同点に追いついた9回1死一、三塁から左飛を放ったが、タッチアップがワンテンポ遅れた三塁走者・岡田が本塁憤死。「短期決戦ではミスは許されない」と直後に怒りの形相を浮かべ、ナインに無言の“ゲキ”を飛ばした。

驚異的な粘りの逆転勝ちに西岡は、「諦めずに勝負することを、全員が改めて再確認できた」と言い切った。大切なCS初戦で鮮やかな打撃とリーダーシップを披露。ユニホームの左胸につけられた、キャプテンを表す「C」マークが輝きを増していた。

ページトップ

ロッテ「和」の力で逆転!福浦が劇的決勝弾[スポニチ]

必死に食らい付き、最後に決めたのは福浦だった。5−5の延長11回。右越えに決勝のソロ本塁打を放った。「諦めずにやった結果」。劇的な試合で先勝したロッテナインの思いを代弁した。

11回。先頭で打席に入り、甘く入った変化球をとらえた。打った瞬間、右手で何度もガッツポーズをつくる。短期決戦に「バントでも、進塁打でも何でもやる」と臨み、この一発も「塁に出るだけ」と無欲だった。

9月中旬に痛めた右足甲に腫れは残っている。試合後のアイシングは欠かせない。足を引きずる姿も見られるが「(今季の)先は短いんで」と、ベテランは悲壮な思いで一振りに懸けている。

チームは8回に4点を失い、敗色濃厚だった。直後の9回に1死一塁から3連打で2点を奪い、四球を挟んで里崎が2点打。単打ばかり5本を集め、土壇場で追い付いた。西村監督は「普通なら4点差でシュンとなる。最後まで捨てない。今季を象徴するゲームだった」とうなずいた。

勢いづく逆転劇に、福浦も「スローガンの『和』の通り、力を合わせて勝利につながった。最高の勝ち方」と笑顔を見せた。弾みを付けるには、これ以上ない形だった。

ページトップ

「気持ちで」で2回無失点…小林宏が“存在感”[スポニチ]

レギュラーシーズン終盤に不安定な投球が続いたロッテの小林宏が、延長10回からの2イニングを抑えて存在感を見せた。球速こそ140キロ台に乗らない球が続いたが、「気持ちで負けないようにした」と右腕。この舞台に備え、徹底した投げ込みを繰り返した成果がしびれる場面で出た。「シーズン最後が不甲斐ない投球だったので。チャンスをもらえて嬉しい」。久しぶりに白い歯がのぞいた。

ページトップ

戦列復帰の里崎、土壇場で“大仕事”[スポニチ]

背中の張りから戦列に復帰したロッテの里崎が大仕事をした。9回、2点差としてなお1死満塁の場面で、小野寺のフォークボールを中前にはじき返して同点に。土壇場での一振りで、チームを救った。里崎は「気負いはなかった。走者をかえそうと言うか、自分の打撃をしようと思った」と興奮気味。劣勢をはね返した勝利を「負けてたら雰囲気が悪くなっていたからね」と満足そうに振り返った。

ページトップ

決勝弾の福浦「諦めずにやった結果」…ロッテ[報知]

ロッテの福浦が5−5の延長11回右越えに決勝のソロ本塁打を放った。「諦めずにやった結果」とナインの思いを代弁した。先頭で打席に入り、甘く入った変化球をとらえた。打った瞬間、右手で何度もガッツポーズをつくった。

チームは8回に4点を失い、敗色濃厚だった。直後の9回に1死一塁から3連打で2点を奪い、四球を挟んで里崎が2点打。単打ばかり5本を集め、土壇場で追い付いた。西村監督は「普通なら4点差でシュンとなる。最後まで捨てない。今季を象徴するゲームだった」と胸を張った。

ページトップ

殊勲だ福浦!11回決勝弾/CS[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(34)が、5−5の同点で迎えた延長11回、決勝弾を放ちファイナルステージ進出へ王手をかけた。8回に内の乱調で4失点も、9回に追いつき、最後はベテランの一振りで決めた。粘り勝ちに西村監督は「投手が踏ん張りきれなくても、野手がしっかりかえしてくれた。今年のチームを象徴するゲーム。明日勝つしかないでしょう」と、第2戦を見据えていた。

ページトップ

福浦一発で決めた!ロッテCSファイナルへ王手[サンスポ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)の西武−ロッテは9日、西武ドームで開幕し、福浦の一発で延長11回に勝ち越したロッテが6−5で競り勝ってファイナルステージ進出に王手を掛けた。

ロッテは0−1と1点を追う8回2死、主将の西岡が甘く入ったストレートをセンターバックスクリーンにライナーで弾き返し試合を振り出しに戻した。8回裏に4点の勝ち越しを許し、1−5と敗色濃厚だったロッテはその直後、先頭の井口が左前に運んでチャンスメイク。1死後、福浦と今江が連打で1死満塁。さらに7番金が中前に運ぶ2点適時打でまず2点差。さらに途中出場の里崎が起死回生の同点中前打で続いた。なおも1死一、三塁から西岡が左に打ち上げたが、レフト佐藤の好返球で三走岡田は本塁憤死と勝ち越しはならず。

試合はそのまま延長戦に突入。ロッテは11回、福浦が西武5番手、土肥の真ん中に入ったスライダーを振り抜き、右翼席に運ぶソロ本塁打で待望の勝ち越し点。最後は10回から登板の小林宏が守り切って4時間超の大熱戦に終止符を打った。

西村監督
「最後まで、何が起きるか分からない。諦めないで戦ってくれた。今日はそれが大きかった。王手か何か分からないけど、明日勝つしかない。そのつもりでやる。」

ページトップ

西岡、執念の一撃!涌井、痛恨の1球[スポニチ]

先頭打者は1人も許さず、三塁も踏ませなかった。あと4人で完封勝利という8回2死。西武・涌井のストレートをセンターバックスクリーンへ運んだのは、首位打者西岡だった。

1ストライク3ボールからの低めのストレート。難しい球だったが、これをすくい上げると、西武のセンター・栗山の頭上を白球は超えていった。

二塁ベースを回ったところでガッツポーズを見せた西岡は「成瀬が頑張っているので、何とか援護をしたかった。その気持ちだけ。いい感じで振り抜けたと思います」。

しかし、ベンチに戻るとその表情は「まだ勝った訳ではない」といわんばかりに厳しいものだった。

ページトップ

西岡「気持ち」で同点弾/CS[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(26)が0−1の8回、同点ソロ本塁打を放った。カウント1−3から低めの143キロ直球をとらえた打球は、バックスクリーンへライナーで飛び込んだ。好投を続けていた西武涌井から価値ある1発を放ち「(先発の)成瀬が頑張っているので何とか援護したかった。その気持ちだけ。良い感じで振り抜けたと思います」と手応え十分だった。

ページトップ

横浜が投手コーチに元ロッテ黒木氏招聘[ニッカン]

身売り問題に揺れる横浜が元ロッテの黒木知宏氏(36)を来季の1軍投手コーチとして招聘することが9日、分かった。球団関係者は「お願いはしているが、まだ返事はいただいていない」とし、オファーを出している事実を認めた。94年ドラフト2位でロッテに入団。98年には13勝を挙げて最多勝を獲得するなど、闘志あふれる投球スタイルで人気を集め、ロッテのエースとして通算76勝を記録した。尾花監督とは黒木氏がロッテに入団した当時の投手コーチという間柄にある。07年の引退後は野球解説者として活動しており、もし就任が決まれば、指導者を務めるのは初となる。

横浜の今季チーム防御率はリーグワーストの4.88と低迷。昨季の4.36を上回り、3年連続最下位に沈んだ最大の要因となった。最大の懸案事項である投手陣再建に向け、すでに今季限りで引退する木塚敦志投手(33)の2軍投手コーチ転身が決定している。今季コーチ陣の配置転換も含めて、大幅なてこ入れが検討されていた。

また、来季の打撃コーチには98年優勝時などに打撃コーチを務め、今季は中国・天津の監督に派遣されていた高木由一氏(61)が復帰する。杉村繁打撃チーフコーチ(53)は1、2軍巡回コーチに転身し、波留敏夫打撃コーチ(40)も配置転換が濃厚。来季の1軍打撃コーチは高木氏の1人体制で臨む方針だ。

ページトップ

助けてジョニー!横浜投手コーチに黒木氏[スポニチ]

横浜が来季の1軍投手コーチとして元ロッテのエース、黒木知宏氏(36=野球評論家)に就任要請をしていることが9日、分かった。

横浜は今季両リーグワーストの防御率4.88で3年連続の最下位に低迷。チーム再建には投手陣の整備が急務で、コーチ歴はないものの卓越した野球理論を持つ黒木氏に白羽の矢を立てた。黒木氏は入団1、2年目に当時ロッテで投手コーチを務めていた横浜・尾花高夫監督(53)に指導を受けた縁がある。

チームの抜本的改革へ、横浜が動いた。黒木氏へ来季の1軍投手コーチの就任を要請。投手陣再建を託したのはロッテで現役時代、闘争心を前面に出す投球スタイルで野球ファンを魅了した「魂のエース」だった。

横浜は今季55年ぶりのシーズン95敗を喫するなど、プロ野球史上初の3年連続90敗以上で最下位に沈んだ。ロッテ、ヤクルト、ソフトバンク、巨人の4球団で投手コーチとしてリーグ優勝7回、日本一4回の実績を評価された尾花監督が今季から指揮官に就任。開幕前には昨季の685失点を踏まえ、「100点は減らせる。その上に50点減らして優勝争いしたい」と語っていたが、昨季を下回る両リーグワーストの防御率4.88、743失点と状況は好転しなかった。

低迷の要因は先発陣の不振に尽きる。2ケタ勝利はロッテから移籍した清水のみ。エースの三浦は右肩痛もあって、わずか3勝。若手の伸び悩みも深刻だ。先発の軸として期待された寺原が4勝。08年の新人時に6勝を挙げた3年目の小林太が未勝利、2年目の藤江も2勝に終わった。

既に今月に入り、複数回にわたって尾花監督と会談。チームの現状把握などに努めているものとみられる。現役引退時には「素晴らしい経験をさせてもらった。それを今度は違う形で伝えていきたい」と話すなど、将来的に指導者となる夢を描く黒木氏の今後の動向が注目される。

黒木知宏(くろき・ともひろ)
1973年(昭48)12月13日、宮崎県生まれの36歳。延岡学園では3年夏の甲子園に出場。新王子製紙春日井を経て、94年ドラフト2位でロッテに入団。95年6月30日の日本ハム戦(東京ドーム)で完封でプロ初勝利を挙げた。98年には最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。07年を最後に現役引退。通算成績は199試合で76勝68敗1セーブ、防御率3.43。

ページトップ

なぜ?横浜、「ジョニー」黒木氏に投手コーチ要請の背景[スポニチ]

横浜が来季の1軍投手コーチとして元ロッテのエース、黒木知宏氏(36=野球評論家)に就任要請をしていることが9日、分かった。

「ジョニー」の愛称で多くのファンから愛された黒木氏にとって、尾花監督は恩師の1人でもある。入団1、2年目の95、96年に当時ロッテの投手コーチだった尾花監督から受けた指導が、3年目から5年連続2ケタ勝利を挙げてエースとなる礎となった。

黒木氏はコーチ歴こそないが、ここ数年は北京五輪、大リーグなどにも精力的に現地に赴き、視野を広げることで指導者への足場を固めてきた。

横浜の球団関係者は「マウンドさばき、強気に攻める姿勢は若手の良い手本になる。理論もしっかりしている。今の投手陣に足りない部分を補ってもらいたい」と話し、その評価は高い。また明るいキャラクターで三浦と同い年の36歳。青年コーチとして、投手陣の兄貴的存在、精神的支柱としても球団は大きな期待を寄せている。

ページトップ

試合前には大沢氏しのんで両軍が黙祷[スポニチ]

試合前には、7日に胆のう癌のため死去した元日本ハム監督の大沢啓二氏(享年78)をしのんで、両チームの選手がベンチ前に整列し、1分間の黙祷がささげられた。

大型スクリーンには故人の生前の様子が映し出され、今季の開催イベント「ライオンズ・クラシック2010第2章〜実力のパ、名選手・名勝負〜」の際に使用されたインタビュー映像も放映された。西武関係者は「昨日の時点で黙祷をささげようと決まりました。大沢さんはパ・リーグの発展にご尽力を尽くされた方ですし、ロッテの監督もやられていましたから」と話した。

ページトップ

大沢親分しのび試合前に黙祷[報知]

日本ハムなどで監督を務めた故・大沢啓二さん(享年78歳)をしのび、試合開始直前に全選手、関係者、ファンが黙祷をささげた。発案した西武関係者は「ロッテの監督もなさっていましたし、パ・リーグの発展に貢献された方なので」と説明。バックスクリーンには在りし日の姿が映し出され、黙祷が終わるとスタンドから、これまでの功労をたたえるような拍手が沸き起こった。

ページトップ

元ロッテ監督だった、親分しのび黙祷[スポニチ]

胆のう癌のため7日死去した元日本ハム監督の大沢啓二氏をしのび、パ・リーグ、クライマックスシリーズ(CS)、西武―ロッテの試合前に黙祷がささげられた。1971年7月から翌72年にロッテの監督も務めた大沢氏。大型スクリーンには生前の様子が映し出され、両チームの選手がベンチ前に整列。プロ野球の発展に大きく貢献した故人の冥福を祈った。

ページトップ