わたしはかもめ2010年鴎の便り(10月)

便

10月14日

福岡ソフトバンク1−3千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテは2回、今岡の二塁打と金泰均の右前打で無死一、三塁と攻め、大松が右越えに先制3ラン。これが決勝点となった。先発の成瀬は序盤のピンチを切り抜けると尻上がりに調子を上げ、1失点で完投した。ソフトバンクは中軸が無安打に抑えられ、5回の川崎の左前打による1点だけ。杉内も3回以降は踏ん張っただけに2回の投球が悔やまれた。

123456789R
千葉ロッテ0300000003
福岡ソフトバンク0000100001
西村監督
「成瀬しかいないでしょ。素晴らしい投球をしてくれた。球数が気になったけど、絶対落とせない試合だったから。」

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成瀬初中4日も1失点9K完投勝ち/CS[ニッカン]

ロッテのエース左腕が期待に応えた。成瀬善久投手(25)が今季3度目の「開幕」試合となるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦に先発。1失点完投勝利を挙げた。プロ初となる中4日での先発をものともせず、4安打9奪三振の快投だった。ロッテはファーストステージからCS3連勝。リーグ優勝のソフトバンクには1勝のアドバンテージがあるため、これで1勝1敗のタイとなった。

新しい成瀬の船出だった。1回、安打と2四球で2死満塁のピンチ。6番ペタジーニにはカウント2−2から2球続けて直球。思いきり腕を振った140キロにバットは空を切った。6回には小久保、多村、ペタジーニの主軸を3者連続三振。全て空振りで仕留めた。7回で既に球数は100球を超えたが、8回にベンチに下がった際、西村監督に聞かれる前に「行きます」と自ら志願して9回のマウンドに立った。1失点完投。「テンションが上がっていて、最後までいくことしか頭になかった」と力強く言い放った。

3度目の“開幕戦”で得た価値ある白星だった。3月20日のシーズン開幕戦は西武涌井との対戦で敗戦。9日のCSファーストステージでも第1戦を任されたが7回0/3を2失点で勝敗はつかず。エースとして1年間ローテを支えてきた左腕が、三度目の正直でついに勝利を手にした。13日は25歳の誕生日。調整が終わるとチームメートから「ハッピーバースデー」の歌で祝福され、翌日には自らの勝利で祝ってみせた。

新球で投球の幅も広がった。これまでの直球、チェンジアップ、スライダーの3種類に加え、110キロ台のカーブを披露した。2回、田上への初球は空振り。6回、小久保への初球は見逃されボール。8回、川崎への2球目。わずかにタイミングをずらし、中飛に仕留めた。

シーズン途中で負けが続いても「他の変化球を投げようとするとバランスが崩れる」と、決してスタイルは変えなかった。だが、練習のブルペンで西本投手兼バッテリーチーフコーチから「カーブも使えるんだから、投げてみたらいい」と勧められ、シーズン終盤でカーブを試投。ファーストステージの西武戦でも、中島への初球にカーブで空振りを奪うなど、確実に相手の意表を突いた。登板前日「カーブなんて難しくて投げられないですよ。スライダーってことにしといてください」と隠したが、間違いなく大一番用の秘策だった。それほど勝ちにこだわっていた。

プロ初の中4日での先発登板も関係なかった。134球の熱投に「中盤から球が走ってきた。中4日の割にいい球がいっていた」と満足そうな表情。西村監督も「うちのエースらしい素晴らしい投球をしてくれました」と惜しみなくねぎらった。1位チームに1勝のアドバンテージがあるため、これで1勝1敗のタイ。だがエース対決に投げ勝っての完投は、1勝以上に価値ある勝利だった。

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8番大松が杉内粉砕の決勝3ラン/CS[ニッカン]

ロッテ大松尚逸外野手(28)の3ランが、ソフトバンク杉内を粉砕した。2回無死一、三塁、カウント0−1から甘く入ったスライダーを逃さなかった。大きな弧を描く打球は、右翼スタンドに吸い込まれた。CSファーストステージ西武戦を劇的逆転の連続で勝ち上がったチームに、念願の先制点をもたらすアーチだった。

「久々に手応えがあった」と言う本塁打は、8月28日に福岡で同じ杉内から放った球団通算7000号以来。「今岡さん、テギュン(金泰均)がつないでくれて、できたチャンス。自分も何とか後ろにつなぎたいという気持ちで打席に入りました。内野も下がっていたので内野ゴロでも点が入るし、犠飛でもいいと気楽に打席に入れた。高めのボールは積極的に打っていこうと思っていた。結果は出来過ぎですけどね」と笑顔で言った。

激闘の経験が追い風になっている。「僕達は、西武との厳しい戦いに勝ってここに来ている。そういう自信が各自にある。だから、終盤になっても諦めないし、最後まで何が起こるか分からないと気を抜かないようにしている」と、チームにみなぎる空気を明かす。待ち受けたソフトバンク以上の勢いは確実にある。そんなチームに、序盤の3点は大きな勇気になった。

試合前、西村監督から「今日も8番です。実力で取り返せ」と打順と期待を言い渡された。4番も経験した男にとって、燃えるに足る激励だった。「(杉内対策で)唯一の左打者。使ってもらっているので、意気に感じないといけない。取り返さないと」と主軸の打撃を誓っていた。西村監督は「大きい本塁打でした」と、大きくうなずいた。

◇西岡、吉兆二ゴロ

西岡が、吉兆の二ゴロにニンマリだ。前日13日には「初球は見逃す」宣言をしていたが、1回の初球を打って二ゴロに倒れた。「スライダー、チェンジアップなら見逃したけど、真っ直ぐなら打つつもりでした。西武ドームの2試合、第1打席が二ゴロだったので、『二ゴロなら勝てる』と言われていた。明日も二ゴロを打とうかな」と笑っていた。

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6番今岡CS初登場DH先発二塁打/CS[ニッカン]

ロッテ今岡誠内野手(36)の安打が先制の起点となった。2回の先頭で初球の直球を右中間を破る二塁打とし、大松の3ランにつなげた。CSファーストステージは出番がなかったが、左腕杉内対策で、6番DHでスタメン出場。首脳陣の期待に応える初打席だった。「初球?いつもと同じように積極的に行くつもりでしたよ。チームが勝てばいいんですよ」と、チームの勝利を何よりも喜んだ。西村監督は「マリンでの最終戦でも先発で使っていて、最初から決めていた」。1日オリックス戦で左腕伊原から安打を放ったベテランに、杉内突破口の期待をかけ、「チャンスを作ってくれた」と満足そうだった。

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ロッテ先勝!恐怖の8番、大松V3ラン![サンスポ]

びっくり弾だ!大松だ!!パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)第1戦は14日、ヤフードームで開幕。ロッテ(レギュラーシーズン3位)がソフトバンク(同優勝)を3−1で下した。優勝チームには1勝のアドバンテージがあるため、対戦成績は1勝1敗。2回に大松尚逸外野手(28)が右翼席へ先制3ランを放ち、エースの成瀬善久投手(25)が1失点完投した。

8番打者がヤフードームに美しい放物線を描いた。ロッテ・今岡、金泰均(キム・テギュン)の連打で作った二回無死一、三塁の好機。大松が杉内の2球目、126キロのスライダーを真っ赤に染まった右翼席に運んだ。静まりかえる敵地で、背番号10は両手に残った感触をかみしめるように、ゆっくりとベースを1周した。「入ったという手応えがありました。内野ゴロでも1点入るし、楽な気持ちで打席に立てたのがよかったと思う」。

意外性たっぷりの一発だった。今季は期待を背負って開幕から5番を任されたが、8月に入ると打率は2割台半ばに急降下。シーズン終盤は下位が定位置になった。8月28日のソフトバンク戦で杉内から球団通算7000号となる16号3ランを放って球団史に名を刻んだが、本塁打はそれ以来、28試合ぶりだった。

プロ6年目の28歳のラッキーカラーはピンク。ピンクのアンダーパンツをはいて試合に臨むこともある。練習用バットも青とピンクがあり、調子が悪いと感じるとピンクを使う。この日のフリー打撃では両方を試した。

試合前は西村監督から「今日も8番だ。自分の実力で、もう1度(5番を)取り返してみろ」と叱咤された。両打ちの西岡を除けば、左打者で先発メンバーに名を連ねたのは大松だけ。「先発が左でも使ってくれている。意気に感じて結果を出そうと思った」という恩返しの一発で勝利に導いた。

チームはレギュラーシーズン終盤、日本ハム、オリックスと3位争いを繰り広げ、9月28日の楽天戦から3連勝。10月1日のシーズン最終戦で3位を決め、西武(レギュラーシーズン2位)とのCSファーストステージでは2試合連続の逆転勝ちでファイナルステージに乗り込んだ。

試合前のミーティングでは、金森打撃コーチが「チリの救出劇を見たか?あの33人のチームワークのように、俺達も一致団結して戦おう」と気合を注入。今季1勝4敗と苦手にしていた杉内に土を付け、連勝を6に伸ばした。それでも西村監督はソフトバンクに1勝のアドバンテージがあるため、「まだ1勝1敗ですからね。絶対落とせないゲームで勝ててよかったけど、ここからです」と気を引き締めた。

15日の第2戦は今季4試合で0勝3敗、防御率1.13とカモにされたリーグ最多勝(17勝)左腕の和田が立ちはだかる。今の勢いならば、打倒和田も夢ではない。

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ロッテ・大松、欠かさない“予習&復習”[サンスポ]

後半戦は不振を極めたロッテ・大松だが、“予習”と“復習”は欠かさずに続けてきた。遠征先の宿舎では、若手に混じって試合後の居残り練習に参加。翌日の先発投手をイメージしながら素振りを行った。ヒーローになったこの日も試合後にブルペンへ直行。打席でのボールの見逃し方や、凡打になった理由を考えながらバットを振った。金森打撃コーチは「勉強も予習と復習が大事。大松はよくやっている」とうなずいた。

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CS初!!本塁打ビデオ判定[サンスポ]

CSで初めて本塁打のビデオ判定が行われた。8回、サブローの打球は中堅フェンス上部ではね返り、グラウンドに落ちた。「二塁打」と判定された後、審判団が協議してビデオ判定へ。打球がフェンス最上部に当たったことが確認され、「二塁打」として再開された。サブローは「入っていれば、より楽な展開になったんだろうけど、勝ったからね」と苦笑いだった。

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ロッテ・ペン気合十分「自分も抑える」[サンスポ]

第2戦に先発するロッテの右腕ペンは14日、キャッチボールなどで最終調整した。7月に加入して8試合で1勝3敗。9月26日のオリックス戦(京セラドーム)で先発して以来の実戦になる。「長い期間先発していないが、準備はしっかりできている。チームの勢いに乗って自分も抑えたい」。前日13日に26歳の誕生日を迎え、気合十分だった。

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ロッテ・今岡、杉内対策ズバリ[サンスポ]

6番DHで先発したロッテ・今岡がきっちり仕事を果たした。2回に右中間二塁打を放ってチャンスメーク。大松の先制3ランを呼びこんだ。左腕杉内対策で、福浦に代わってスタメン。9月中旬に1軍復帰後、レギュラーシーズン最終戦に続く2度目の先発出場で結果を出した。「常に準備をしているし、ベンチでも試合に出ている気持ちでいる。勝ったことがなによりです」。百戦錬磨の36歳の存在が心強い。

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成瀬で並んだ!ロッテ止まらん下剋上6連勝[スポニチ]

ファイナルステージ第1戦は14日、レギュラーシーズン3位のロッテが成瀬善久投手(25)の散発4安打1失点の快投で、ソフトバンクを下した。プロ7年目で先発では初の中4日となったが、134球の完投勝利でエースの意地を見せた。これでロッテはシーズン終盤、西武とのファーストステージと合わせ破竹の6連勝。リーグ覇者として1勝のアドバンテージを持つソフトバンクと対戦成績を1勝1敗とした。

これぞエースという成瀬の投球だった。先発では自身初の中4日でもスタミナは十分で、8回にこの日最速の142キロをマーク。西村監督に9回も続投を志願して134球を投げ抜き、1失点完投で杉内とのエース左腕対決を制した。「テンションが上がっていたし、最後は球数関係なく投げ抜いてやろうと思っていました。中4日の割に直球が走っていてびっくり。打たれて当たり前と開き直って投げたのが良かった」。

初回は慎重になった分、2四球などで2死満塁のピンチを招いたが、ペタジーニを直球で空振り三振。5回に1点を返されるとギアをトップに入れた。直球は大半が130キロ台後半でも球速以上に切れがあり、カウント球にも勝負球にも使って強気に内角を突く。走者を背負うとクイック投法のタイミングを変えて幻惑した。さらに、これまでは120キロ台のチェンジアップとスライダーしかなかった変化球。9月からブルペンでしか投げていなかった110キロ台のカーブを今CSで使い始めたことで投球の幅が広がった。6回以降はパーフェクト。今季0勝4敗と苦手にしていた強力打線を手玉に取った。

13日に25歳の誕生日を迎えた左腕が、1日遅れでつかんだ大きなバースデー白星。「今日の勝利は自信になった」と振り返ったのは、エース道を追究してきたからだった。昨季までのエース、清水が横浜に移籍。小林宏はクローザーに配置転換された。押し出されるようにして自身初の開幕投手を務めたが2失点完投負け。以降もエース対決が続き、思うように白星が伸びなかった。

「エースってのはどんな存在なのか?」。自問自答を続けた1年間。西武とのCSファーストS(西武ドーム)初戦の先発前に「こういう試合で勝つのがエース」という答えを導き出した。結果は8回途中2失点。自身に白星はつかず、投げ合った横浜高の1年後輩・涌井から翌日の試合前練習中に「惜しかったですね、(もう少しで)負け投手だったのに」と皮肉られても意に介さなかったのは、チームの勝利に貢献しエースの責任を果たした充実感があったからだった。その自信を胸に中4日で快投し、3度目の“開幕投手”で初白星。チームをシーズン終盤からCSを含め今季初の6連勝に導き、西村監督も「本当にエースらしい、素晴らしい投球だった」と称えた。

最終第6戦までもつれ込めば再び中4日で先発する成瀬は言う。「流れをつくれた。明日からが大事」。シーズン3位からの日本シリーズ進出へ、史上最大の下克上に向けエースが勢いをつけた。

初の両ステージ開幕投手
成瀬がファーストS第1戦から中4日で先発し、4安打1失点で完投勝利を挙げた。04年以降のプレーオフ、CSで、両ステージで開幕投手を務めたのは成瀬が初めてとなる。また中4日以内で先発したのは成瀬が13人目で、勝利投手となったのは07年ダルビッシュ(日)08年涌井(西)に次ぎ3人目。前記両投手はいずれも第2ステージ内での中4日登板で、両ステージをまたがり、違うチーム相手に勝ったのは今回の成瀬が初めてだ。

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28戦ぶり一発で決めた!今岡発の大松3ラン[スポニチ]

試合後の素振りルーム。ロッテ・大松は両手に残る感触を確かめながら汗びっしょりでバットを振った。大一番で飛び出した先制3ラン。今季4敗を喫した左腕・杉内に対し8人並べた右打者。先発オーダーでただ1人、左で出場した8番打者が粉砕した。

「杉内さんだったので早い回に何とかして点が欲しかった。結果は出来過ぎ。ただ1人左で使ってくれた監督の期待に応えたかった」。2回、今岡、金泰均の連打で無死一、三塁。ソフトバンクの内野陣は併殺狙いのシフトだった。「内野が後ろに守ってたので、ゴロでも犠飛でも良かったから凄い楽な気持ちだった」。目付けを高くし、2球目の高めにきたスライダーを完璧に打ち砕いた。8月28日の同カード(ヤフードーム)で同じ杉内から放って以来、28試合ぶりの一発。ファーストSでは終盤の逆転に次ぐ逆転。ただソフトバンクは救援陣が鉄壁で、井口も「西武とは同じ展開にならない。早めに先発を降ろさないと」と話していただけに、理想的な序盤の一撃だった。

開幕から5番を任されたが、8月中旬から徐々に打順が降格。9月28日楽天戦(千葉マリン)からは8番まで下がった。本来は体の前で打つプルヒッター。だが今季から広角に打つため球をより引きつける打撃に変えた。ところがバランスを崩して得意の内角のさばき方にさえ苦しみ、普段は雄弁に理論を語る男が「打ち方が分からない」と漏らすこともあった。

だがCSファーストS第2戦で2安打。軸足に体重が残せるようになり、手応えをつかんだ。試合前には西村監督から「自分の実力で5番を取り返せ」とゲキを飛ばされ「全て自分のせい。調子を上げて取り返したい」と言った。

そして、大松の3ランを呼び込んだのはベテラン今岡だった。先頭で右中間二塁打。杉内の初球、外角直球をとらえた。「いつも通りですよ」。かつて悪球打ちの名人といわれ、初球から積極的に打つ持ち味は変わらない。初回に変化球の制球に苦しむ杉内を見て直球を狙い打った。右足甲痛を抱える福浦に代わって「6番 DH」でCS初出場。昨オフ阪神を戦力外になり、ロッテに拾われた男は「チームが勝てばいい」を繰り返した。第2戦は杉内と双璧の左腕・和田との対戦。それでも左の大松が打つ。右の今岡も打つ。そしてロッテが勝つ。

青山総合ベンチコーチ
「杉内に対しては基本的に直球に振り負けないようにという指示。変化球の制球が悪かったから余計直球に狙いを絞れた。そんな中で大松は甘いスライダーを一発で仕留めてくれた。」
金泰均
「杉内の球がよかったので、バットを短く持った。バントしようかとも思ったが、上手でないので打った。」(2回無死二塁から右前打でつなぎ)

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サブローCS初のビデオ判定打は「二塁打」[スポニチ]

ロッテ・サブローがCS初のビデオ判定打を放った。8回、先頭で打席に入ると金沢の直球を中越えへ。打球はフェンス最上部に当たり、グラウンドに戻った。「二塁打」と判定した後、審判団が協議してビデオ判定を行ったが、結果は二塁打のまま。試合に勝ったこともあり、サブローは「目を向けたらはね返ってボールが落ちてきていた。どっちかは分かりませんでした。こんなもんでしょ」と納得していた。

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西岡あれっ?直球勝負要求も凡退で苦笑い[スポニチ]

ロッテ・西岡が4打数無安打2三振と抑え込まれた。今季対戦打率.389と相性のいい杉内に対し、前日には「初球はスライダーかチェンジアップが来ると思うので見逃したい」と暗に直球勝負を要求。その通り、初球は140キロの直球が来たが、二ゴロに倒れてベンチで苦笑い。「真っ直ぐなら打つつもりだったので」と振り返った。05年の日本一を知る主将は「これでやっとイーブン。明日からまた初戦のつもりで戦う」と切り替えていた。

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的場“恩返し”の古巣討ち!成瀬を好リード[スポニチ]

昨オフにソフトバンクを戦力外となったロッテ・的場が、古巣を相手に成瀬を好リードした。4番・小久保には初回に5球直球を続けたのをはじめ、速球主体で4打数無安打に抑えて「いつも変化球を打たれていたので速球で押した。ボール球のチェンジアップを要求してうまくいきました」と笑顔を見せた。10年間在籍した古巣と大舞台で対戦して「いいところを見せて日本シリーズにいきたい」と恩返しを誓っていた。

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ペン「準備万端」成瀬に続き26歳自ら祝う[スポニチ]

ロッテはペンが成瀬に続く。第3戦に先発予定だったファーストSは、チームが連勝して突破したため登板間隔が空いたが「準備は万端で楽しみにしている。ソフトバンクは強力打線だけど、うちも勢いがあるし、自分も乗っていきたい」。成瀬と同じ13日が誕生日で26歳を迎えたばかりの助っ人右腕は、成瀬に続いて自ら2日遅れのバースデー白星をつかむ。

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コーリー残留あるかも、ケガで無念の離脱も[スポニチ]

昨秋ロッテにテスト入団したコーリーが右太腿裏を痛めたため、成田空港発の航空機で米国に帰国した。シーズン当初は中継ぎも、夏場から先発を務めて4勝をマーク。日本シリーズに進出した場合は先発の可能性もあったが、ケガで無念の離脱となった。来季の契約について石川球団運営本部長は「まだ決まっていない。年俸も高くないし残留の可能性はある」と説明した。

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男だ成瀬!中4日も9K完投1勝!6回以降は完全…ロッテ[報知]

これがスーパーエースの証明だ。レギュラーシーズン3位のロッテが、リーグ覇者のソフトバンクを下した。ファーストステージから中4日で先発した成瀬は、1失点9奪三振の完投。2回に大松の1号であげた3点を守りきり、杉内との左腕対決を制した。ソフトバンクが1勝のアドバンテージを持つため、対戦成績はこれで1勝1敗。ポストシーズンに入って負け知らず、西村ロッテの下克上が止まらない。

その全身からエースのオーラが漂っていた。2点のリードで迎えた最終回。成瀬は、それが当たり前のようにマウンドに向かった。

8回を終えた時点で投球数は120球。「(9回も)いけますよ」。ベンチに戻った成瀬は、西村監督と目が合うなり自らそう告げた。その言葉通り、ソフトバンク最後の攻撃を簡単に3人で片付け、4安打9奪三振で1失点完投勝ち。「最後までいきたい気持ちが強かった。球数は関係なく投げ抜いてやろうと。攻めのピッチングができました」。心地よい疲労感の中、134球の熱投を気持ちよさそうに振り返った。

頼もしかった。初回こそ2四球などで2死満塁のピンチを招いたが、ペタジーニを空振り三振に仕留めて波に乗った。中盤からはストレートが走った。5回に1点を許したが、続く6回には小久保、多村、ペタジーニを3者連続空振り三振斬りし、相手に反撃モードを許さない。6回以降は1人の走者も出さない圧巻の投球だった。

未知の領域だった。第1Sの初戦(9日、対西武)に続く先発のマウンド。中4日の先発登板はプロ初だったが、「前回、いいピッチングができていたので早く投げたかった」。試合前のブルペンでの調子は良くなかったと言うが、「前回よりも球がよくて自分でもビックリしている」とおどけて見せた。

相性の悪さも吹き飛ばした。ソフトバンク戦は今季、5試合に登板して白星なしの4敗。相手は今季途中まで3年越しの6連敗を喫していたエース・杉内。「打たれて当たり前、と開き直ってやりました」。07年のCS第1S3回戦(千葉)でソフトバンクを5安打完封した勝負強さを、ここ1番で再現して見せた。

ナインの「和」からも力をもらった。前日(13日)は25歳の誕生日。ひそかに期待していた「お誕生日ケーキ」こそなかったが、練習後のロッカールームで選手らが「ハッピー・バースデー」を歌ってくれた。決戦を前にモチベーションは最高潮に達していた。

西村監督も「絶対に落とせないゲームなので最後まで成瀬だった。ウチのエースらしいピッチングをしてくれた」と最大級の賛辞を贈った。成瀬は「ここにきて調子が上がってきた。早く投げたい」と再び中4日での登板を志願。第2Sの行方が第6戦(19日)までもつれた場合、マウンドに再びその雄姿を見せることになるのだが…。「次に投げる前に早く決めて欲しい。4連勝したい」。これがエースの本音のようだ。

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西村マジックだ!左打者唯一の先発・大松がV弾!…ロッテ[報知]

全員の思いを乗せた大松の打球は高々と舞い上がり、真っ赤に染まったスタンドに消えた。「早い回に点を取らないといけなかった。最高の結果になった」。絶対に欲しかった先制点を、左の大砲が意地でもぎ取った。

2回無死一、三塁。「内野ゴロでもゲッツー崩れがある。とにかくバットに当てれば」。2球目。杉内の真ん中に入ったスライダーを懐まで呼び込んで、フルスイングではじき返した。打球は右翼ポール際に飛び込む1号3ラン。8月28日の一戦で放った球団通算7000号以来、同じ杉内から、同じヤフーDで貴重な一発となった。

全ての逆境をはね返した。第1Sでは西武Dの半分がロッテファンで埋まったが、ヤフーDはホークスファンで包囲された、いわゆる完全“アウェー”状態。シーズン1位のソフトバンクにはすでに1勝の「アドバンテージ」が与えられている。2戦目に待っているのは、今季4戦で3勝を献上し防御率1.13と抑え込まれている和田。つまり、この初戦を落とせば、最終S突破は風前の灯火となるところだった。

さらに「SBM」こと摂津、ファルケンボーグ、馬原からは今季計6点しか奪えていない。勝つには、何としても6回までに杉内を攻略する必要があった。12日の練習後、指揮官は「先に点を奪い、有利な展開にしておかないと厳しい」と、先制点を奪うことを厳命。ナインも口々に「先発を打たないといけない」と「先手必勝」を強調していた。

西村監督は今江を5番に上げ、西武との第1S初戦で左腕・土肥から決勝弾を放ったヒーロー福浦に代え、「6番・指名打者」で今岡を起用。福浦の対左投手の相性(打率.182)と、足の状態を考えて、思い切った決断を下した。2回、その今岡が右中間二塁打を放ちチャンスメーク。大松の一発を演出し、指揮官は「理想的な点の取り方」とうなずいた。

試合前には大松に「今日も8番でいく。(クリーンアップは)実力で取り返せ」と猛ゲキを飛ばした。シーズン序盤は5番に座り、特大弾を連発していた大松だが、気温の上昇とともに調子を落とし、8月中旬から下位に下がっていた。「右打者が8人の中で左1人で使ってもらった。結果を出してはい上がってこいというメッセージ。意気に感じました」と大松。苦しんでいたスラッガーを、指揮官は“魔法の一言”でよみがえらせた。

これで、1敗でもすればAクラス絶望だった9月28日の楽天戦(千葉)から6連勝。完全に波に乗った形だが、西村監督は「やっと1勝1敗。バントミスとか細かいところをしっかりやらないと」と、表情を引き締めていた。

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ロッテ勢い止まらず!大松3ランで主導権[サンスポ]

西武には逆転で2連勝した。だが、今回は盤石の救援陣を持つソフトバンクが相手。西村監督は「理想的な点の取り方だった」とうなずいた。2回。ロッテが大松の3ランで先制した。

今岡、金泰均の連打で無死一、三塁。杉内の甘く入ったスライダーを逃さず、強振した。高々と舞い上がった打球は右翼席に吸い込まれる。ワンチャンスを生かし、大松は「早い回で何とか点を取らないといけなかった。最高の結果になって良かった」と笑顔だった。

レギュラーシーズンは苦しんだ。球をより引きつける打撃に変えたが、不振に陥る。普段は雄弁に理論を語る男が「打ち方が分からない」と漏らすこともあった。試合後も打撃投手相手に打ち込む日々。感覚が確かなものとなってきたのは数日前だった。「変えるのは勇気がいること。やり続けて良かった」。心から出た言葉だった。

西武を劇的な形で下し、ファイナルステージも第1戦を制した。大松は「厳しい戦いを勝ち抜いてきた。各自、自信を持っている」と言う。ロッテの勢いに陰りは見えない。

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25歳誕生日翌日…成瀬“攻めの投球”で1失点完投[スポニチ]

8回を120球で投げ終えたロッテの成瀬は、ベンチで西村監督を見るなり「(9回も)行けますよ」と力強く告げた。プロ初の中4日の先発マウンド。第1戦の大役を4安打1失点の完投で鮮やかに飾った。

「最後は球数は関係なく投げ抜いてやろうと思った」と左腕は振り返る。相手は今季0勝4敗と相性が悪いソフトバンク。この日は代名詞のチェンジアップから直球中心の配球に変え、打者の懐を攻め立てた。5回は134キロ直球で松中から見逃しの三振を奪った。

「球速は出ていないが、自分の中で良かった。攻めの投球ができた」と言う。これができずにレギュラーシーズンは苦しんだ。13勝を挙げたが負け数は11。9月からはブルペンでしか投げていなかったカーブを使うなど試行錯誤した。「エース」として託された5日前のファーストステージ初戦。高校の後輩、涌井との壮絶な投げ合いで取り戻したのが「攻めの投球」だった。

「本当にうちのエースだ」と西村監督も絶賛する。「相手の勢いを止められて良かった。これでスタートラインです」とは成瀬。13日に25歳の誕生日を迎えたばかりだが、マウンド姿にも、言葉にも「エース」の頼もしさがあった。

西本投手兼バッテリーチーフコーチ
「さすがエースという投球をやってくれた。7回くらいから落ち着きが出ていた。」(成瀬に)

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ここぞでベテラン…今岡が先制点呼ぶ二塁打[スポニチ]

ロッテの今岡が2回に先制点の足掛かりとなる二塁打。「自分のことより、とにかく勝てて良かった」と安堵した。「いつものこと。自然にいった」と初球の直球を、うまく右中間にはじき返した。相手が左腕の杉内で、福浦に代わって6番・指名打者。9月中旬に1軍に復帰後、レギュラーシーズン最終戦に続く2度目の先発出場となった。「出ていない時でも準備はしている」と話すベテランが、突破口を開いた。

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大松「最高の結果」苦しんだ末の先制3ラン!…ロッテ[報知]

西武には逆転で2連勝したが、今回は盤石の救援陣を持つソフトバンクが相手。西村監督は「理想的な点の取り方だった」とうなずいた。2回。ロッテが大松の3ランで先制した。

今岡、金泰均の連打で無死一、三塁。杉内の甘く入ったスライダーを逃さず、強振した。ワンチャンスを生かし、大松は「早い回で何とか点を取らないといけなかった。最高の結果になって良かった」と笑顔だった。

レギュラーシーズンは苦しんだ。普段は雄弁に理論を語る男が「打ち方が分からない」と漏らすこともあった。感覚が確かなものとなってきたのは数日前だった。「変えるのは勇気がいること。やり続けて良かった」。心から出た言葉だった。大松は「厳しい戦いを勝ち抜いてきた。各自、自信を持っている」と言う。ロッテの勢いは止まらない。

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これぞエース!成瀬4安打1失点完投勝利…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬が4安打1失点の完投で初戦を飾った。相手は今季0勝4敗と相性が悪いソフトバンクだったが、この日は代名詞のチェンジアップから直球中心の配球に変え、打者の懐を攻め立てた。「最後は球数は関係なく投げ抜いてやろうと思った」と左腕。「球速は出ていないが、自分の中で良かった。攻めの投球ができた」と振り返った。西村監督も「本当にうちのエースだ」と絶賛した。

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的場「リードがはまった」古巣相手に好リード…ロッテ[報知]

昨季、ソフトバンクから戦力外通告を受けたロッテの的場が、巧みなリードで成瀬の完投を引き出した。古巣と大舞台での対戦を実現し「去年までお世話になったチーム。恩返しというか、いいところを見せたかった」としんみり話した。特に4番小久保は速球主体の攻めで4打数無安打。的場は「いつも変化球を打たれていたので、速球で押した。次の打席でも考えてきてくれたし、リードがはまった」と充実した表情だった。

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中4日も成瀬1失点完投!ロッテタイに…パCSファイナルS第1戦[報知]

ロッテが左腕エース・成瀬の好投で、大事なCSファイナルステージ初戦に勝利し、1勝のアドバンテージが与えられているソフトバンクに並んだ。

2回に今岡と金泰均の連打で無死一、三塁とし大松が右翼席へ運び3点を先制。8回には先頭サブローの中越え打がCS初のVTR判定に、二塁打と確認され追加点を奪えなかった。

しかし、先発の成瀬には3点で十分だった。自身初の中4日での登板も5回に川崎の左前適時打で1点を返されるが、6回以降は安打を許さず134球9奪三振の完投で白星を挙げた。

ロッテ・西村監督
「成瀬は本当にうちのエース。素晴らしい投球をしてくれた。絶対に落とせない試合だったので最後まで成瀬だった。これでやっと1勝1敗。また明日から1試合1試合です。」
ソフトバンク・秋山監督
「(杉内は)あまりよくなかった。立ち上がりの調子がいまいちで、そこをうまいことやられた。成瀬は中4日でよく投げた。いい投球をした。明日からガチンコだね。」

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サブロー、中越え打がCS初のビデオ判定…ロッテ[報知]

CSで初めて本塁打のビデオ判定が行われた。8回、サブローの打球は中堅フェンスの上部付近ではね返り、グラウンドにポトリ。「二塁打」と判定した後、審判団が協議しビデオ判定を行った。打球はフェンス最上部に当たったことが確認され、「二塁打」として試合を再開した。

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ロッテ、大松が決めた!CS突破へまず1勝[サンスポ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが開幕、ロッテは大松の一振りで試合を決め、3−1で勝利した。

ヤフードームに美しい放物線を描いた。2回無死一、三塁。大松が杉内の126キロのスライダーを、真っ赤に染まった右翼席に運んだ。静まりかえる敵地で、背番号10はゆっくりとダイヤモンドを一周した。「みんながつないでくれてできたチャンス。自分も何とか後ろにつなぎたいという気持ちで打席に入りました。結果はでき過ぎですけどね」。

1回、先発では自身初の中4日でマウンドに立った成瀬が、2死満塁のピンチを背負うもペタジーニを空振り三振。直後の2回に今岡、金泰均(キム・テギュン)の連打でチャンスメークすると、続く大松の3ランで一気に3点を先制した。

レギュラーシーズン3位のロッテは、CSファーストステージで同2位の西武に2試合連続で逆転勝ちし、勢いそのままに敵地に乗り込んだ。シーズン残り3戦で1試合でも負ければ4位となる…そんなプレッシャーに打ち勝ち、ここまで来た。負けられない試合はもう慣れている。

ソフトバンクに1勝のアドバンテージがあるため、ロッテは第1戦で負ければ一気に不利になる。西村監督も「初戦を何とかして勝ちにいくしかない。それしかないでしょう」と初戦の重要性を説いた。

5回1死二塁から川崎の左前適時打で1失点しリードは2点に縮まったが、思惑通りの展開でロッテが試合を優位に運んだ。

8回には、本塁打かと思われたサブローの大飛球が、ビデオ判定の結果二塁打となる場面もあった。

打線の援護は大松の本塁打だけだったが、成瀬はソフトバンク打線を9回4安打1失点に抑える好投で、チームに勝利をもたらした。

西村監督
「成瀬は本当にうちのエース。素晴らしい投球をしてくれた。絶対に落とせない試合だったので最後まで成瀬だった。これでやっと1勝1敗。また明日から1試合1試合です。」

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西村監督も絶賛「成瀬は本当にうちのエース」[スポニチ]

中4日で先発したロッテ・成瀬の投球数は8回を終えて120球。通常なら9回から抑えの小林宏が登板する場面だったが、西村監督はあえて成瀬を9回のマウンドに送り出した。

その期待に応え3者凡退でゲームセット。指揮官は「成瀬は本当にうちのエース。素晴らしい投球をしてくれた。絶対に落とせない試合だったので最後まで成瀬だった」と絶賛した。

リーグ優勝したソフトバンクには1勝のアドバンテージがあったが、これで互角に。西村監督は「また明日から1試合1試合です」と気を引き締めていた。

ソフトバンク・秋山監督
「(杉内は)あまりよくなかった。立ち上がりの調子がいまいちで、そこをうまいことやられた。成瀬は中4日でよく投げた。いい投球をした。明日からガチンコだね。」

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大松が貴重な先制3ラン!ロッテ勢いに乗って勝つ[スポニチ]

西武には逆転で2連勝した。だが、今回は盤石の救援陣を持つソフトバンクが相手。「序盤に点を取らないと」と誰もが口にした。2回。ロッテが大松の3ランで、大きな先制点を手にした。

今岡、金泰均の連打で無死一、三塁の絶好機だった。大松は「自分も何とか後ろにつなぎたい気持ちで打席に入った」と言う。杉内の甘く入ったスライダーを逃さず、強振。高々と舞い上がった打球は、長い滞空時間を経て右翼席に吸い込まれた。

レギュラーシーズンは苦しんだ。広角に打てるようにと、球をより引きつける打撃に変えたが不振に陥る。得意にしていたはずの内角のさばき方にさえ苦しみ、普段は雄弁に理論を語る男が「打ち方が分からない」と漏らすこともあった。試合後も打撃投手相手に打ち込む日々。感覚が確かなものとなってきたのは数日前だった。「変えるのは勇気がいること。やり続けて良かった」。心から出た言葉だった。

打順は降格し、代打を送られたこともあった。「自分が不甲斐ないから」と、悔しさをぐっとこらえていた大松が大きな仕事をやってのけ、第1戦の勝利に貢献した。

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西村監督「今日は成瀬」/CS[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(50)は完投した成瀬をべた褒めした。「ほんとにウチのエースらしい、素晴らしい投球をしてくれました。今日は成瀬しかいないでしょう。球数は気になりましたが、絶対に落とせない試合だったので、最後まで成瀬ということです」と、頬を紅潮させながら話した。エースの快投で会心の勝利だったが「バント失敗も2つあったので、そのへんからやっていかないといけませんね」と、かぶとの緒を締めるのも忘れなかった。

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西岡「ダメージ与えた」/CS[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(26)が、先勝を喜んだ。自身は、CS3試合目で初めて無安打に終わったが、チームの勝利に「これでイーブンになった。相手にダメージを与えられた」と気迫あふれる表情で話した。

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成瀬「1番の投球!」/CS[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が、プロ入り初めての中4日で完投勝利を飾った。1回、2死満塁のピンチを切り抜けると、尻上がりに調子を上げた。直球の制球が良く、6回には小久保、多村、ペタジーニを3者三振に仕留めるなど、圧巻の投球だった。「シーズン開幕やファーストステージの初戦とか、いい場所で投げさせてもらえてるので嬉しい。今日は、その中でも1番の投球だったと思う」と胸を張った。

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先勝!中4日成瀬が完投/CS[ニッカン]

リーグ3位のロッテが3−1で同1位ソフトバンクに先勝し、1勝のアドバンテージのあるソフトバンクとの対戦成績を1勝1敗とした。先発成瀬が中4日の登板で好投し、4安打1失点で完投勝利を飾った。2回無死一、三塁で大松が先制の右越え3ランを放ち、試合の主導権を握って、逃げ切った。

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サブローがビデオ判定打/CS[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(34)が8回にバックスクリーンに向かう大飛球を放ったが、フェンスの最上部に跳ね返り、インフィールドに戻った。本塁打にも見える当たりだったが、ビデオ判定の結果、二塁打となった。サブローは「打球は見ていなかった。(見たら)跳ね返ったところで、分からなかった」と話した。西村監督も「あそこは1番分からないところだよね」と、惜しんだ。

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出来すぎ!大松が先制弾/CS[ニッカン]

ロッテ大松尚逸外野手(28)が2回、先制の3ランを放った。今岡、金の連続安打で無死一、三塁。カウント0−1からのスライダーを振り抜き、右翼席へアーチを架けた。2試合連続逆転勝利でファイナルステージに進出したロッテは、今CS3試合目で初の先取点を奪った。大松は「今岡さん、テギュンがつないでくれて、出来たチャンス。自分も何とか後ろにつなぎたいという気持ちで打席に入りました。結果は出来過ぎですけどね」とコメントした。

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今岡が3ラン呼んだ!/CS[ニッカン]

ロッテ今岡誠内野手(36)が先制の起点となる安打を放った。2回先頭打者で、右中間を破る二塁打を放った。大松の3ランにつながる貴重な安打。6番DHでの先発起用の期待に応えた。「チームが勝てばいいんですよ」と、先勝にご機嫌だった。

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CS真っ最中ですが…ロッテ・コーリーが帰国[スポニチ]

ロッテは14日、コーリーが米国に帰国したと発表した。CS、日本シリーズでの登板予定がないためで来季の契約は未定。新外国人のコーリーは14試合に登板し、4勝4敗、防御率4.87だった。

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