わたしはかもめ2010年鴎の便り(11月)

便

11月3日

日本シリーズ第4戦

◇千葉ロッテ3−4中日(千葉マリン)

中日が延長戦を制した。3−3の11回、英智の安打と犠打で2死二塁とし、大島の三塁打で勝ち越した。3点を先行されながら4回に和田の適時二塁打などで2点を返し、5回に併殺の間に1点を挙げ同点に。投手陣は2番手以降が無失点でしのいだ。ロッテは4回以降、無得点。9回1死二塁、10回無死二、三塁のサヨナラ機も逃した。

1234567891011R
中日000210000014
千葉ロッテ003000000003

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ロッテ2度のサヨナラ機あと1歩/日本S[ニッカン]

ロッテは2度のサヨナラ機にあと1本が出なかった。3回、西岡剛内野手(26)の左翼線二塁打と井口資仁内野手(35)で3点を先制したが、4回以降は無得点。9回1死二塁で、西岡は空振り三振。10回1死満塁では、福浦和也内野手(34)が三直の併殺に倒れた。8〜10回は毎回得点圏に走者を進めるなど押し気味だったが、好機を生かせず、日本シリーズ制覇へ王手をかけられなかった。

紙一重の差だった。9回2死二塁の場面で左打席には西岡。中日浅尾の2球目の外角直球をとらえた。逆方向への力強い打球は、サヨナラ本塁打かと思われたが、わずかに左翼ポールの左側にそれファウル。一塁ベース手前でガッツポーズした西岡はがっくり。結局、空振り三振に倒れ、バットを地面に思い切りたたきつけて悔しがった。本塁打ならサヨナラで一気に王手だった。それでも試合後には「野球のルールなので、それが結果です」と潔かった。

10回には1死満塁から福浦の打球は三塁手の正面を突いて併殺となった。サヨナラのチャンスを2度逸し、流れを失った。看板の打線があと1歩のところで攻めきれなかったが、西村監督は「そういうこともありますよ。まだ2勝2敗のタイですから」と、穏やかな表情も見せた。ミスが続いたと指摘されると「誰がいけなかったとかそういうことを言うつもりは一切ありません」と語気を強めた。

西村監督は勝ちにこだわって早めに動いた。4回、先発の唐川が連打を浴びて1失点。ブランコの右飛で1死三塁となると、「久しぶりだったし、直球が高めに浮き始めていたので代えるしかなかった」と、唐川をスパッとあきらめ、左腕古谷にスイッチした。勝ち上がってきたCSから日本シリーズまで我慢強く「静」の姿勢を貫いていたが、この日は序盤で「動」に変わり、勝負をかけた。4回にも、無死一塁からDH今岡の代打で左の根元を起用。中盤にもかかわらず、代打に犠打を命じてチャンスメーク。「シーズンとは違うことをしないといけない時もある」と話したように、1点をもぎとる姿勢を前面に出し、勝ちにいった。

この負けで本拠地での胴上げはなくなった。それでも、今日、勝てば王手をかけられる。第6戦の先発には、ポストシーズン3連勝のエース成瀬が控え、有利な状況に立てる。西村監督は「とにかく明日切り替えてやるだけです」と、2度繰り返した。全員で前を向いて目の前の一戦を勝ちにいく。

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ロッテ打め打め…サヨナラ好機2度も逃す[サンスポ]

痛恨…、あと1本が出ず。ロッテは、日本シリーズ第4戦で延長11回の末、3−4で中日に敗れた。延長10回1死満塁で、福浦和也内野手(34)の三直が併殺となり、絶好のサヨナラ機を逃した。これで対戦成績は2勝2敗の五分。4日こそ、本拠地・千葉マリンで日本一へ王手をかける。

最大のチャンスを逃した。延長10回1死満塁。マウンドには浅尾に代わって左腕・高橋。打席には今季左投手に打率.182と苦しんだ福浦がそのまま向かった。フルカウントからの8球目。141キロの直球を振り抜いたが、打球は無情にも三塁手・堂上直のグラブに収まった。三走・清田が帰塁できず、痛恨の無得点に終わった。

「結果的にああなったらしようがない。また明日やり返します」。天を仰いだ福浦は、第5戦での雪辱を誓った。

2勝1敗で迎えた第4戦。3回には井口の2ランなどで3点を先制したが、4回に2失点。5回にも失策がからみ1点を失い、同点に追いつかれた。9回2死二塁で西岡が三振に倒れるなど、再三のチャンスを生かせない嫌なムードの中、11回に伊藤が大島に勝ち越しの中越え適時三塁打を浴びた。

「あそこ(10回1死満塁の場面)はもう福浦しかいなかった。実績も経験もある選手ですから。まあまだこれでタイですから。切り替えて明日やりますよ」。西村監督はシリーズ史上、3番目に長い4時間41分の激闘を終え、目を充血させながらも第5戦を見据えた。4日、千葉マリンでの今季最後の試合で今度こそ、日本一に王手をかける。

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ロッテ・ペン、低め投球でCSの雪辱だ[サンスポ]

第5戦の先発が濃厚なロッテ・ペンは3日、キャッチボールやノックなどで調整した。ソフトバンクとのCSファイナルステージでは第2戦に先発し、3回3失点(自責1)で敗戦投手に。雪辱を期す右腕は「和田やブランコの前の荒木や井端を塁に出さないようにしたい。しっかりボールを低めに集めたい」と意気込んだ。

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ロッテ・井口、日本S球団最多安打にあと2[サンスポ]

井口が第3戦の2本の二塁打に続き、この日も1回に二塁打、3回に2ラン。シリーズタイ記録となる4打数連続長打をマークした。10回にも右前打し、今シリーズは通算18打数10安打(打率.556)。毎日時代の1950年に別当薫が記録した日本シリーズの球団最多安打記録(12)にあと2と迫った。しかし、勝利にはつながらず「投手も頑張っているし、気持ちを切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。

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ロッテ王手ならず…西村監督不運に泣く[スポニチ]

最後の一押しが足りなかった。1本出ればサヨナラ勝ちという場面を逃した直後に決勝点を許して2勝2敗。王手に失敗したロッテの西村監督は「そういう時もありますよ。負けてもまだタイでしょ」と自分に言い聞かせるように声を絞り出した。

2度のサヨナラ機。不運もあった。9回2死二塁、西岡の打球は、いつもと違う右翼から左翼へ吹く風に流されて数十センチ左に切れてファウルに。延長10回1死満塁では福浦がフルカウントまで粘った末に三直。三塁ベース付近への打球を捕球した堂上直はそのまま三塁ベースを踏んで併殺で終わった。決勝点を許したのはその直後の延長11回だった。

先発・唐川が本来の出来でないと判断して4回途中で見切った。古谷をワンポイントで投入し、小野にスイッチ。ミスが重なった5回に同点とされたが6、7回は踏ん張って流れを失わなかった。積極的な継投の中で誤算といえば、延長戦が12回までのシーズン中とは違う点か。今シリーズは第7戦まで延長15回まで戦う。8回から内、10回から伊藤を投入したが、2イニング目となった11回に伊藤がつかまった。「15回まであるので投手も野手も、起用法はシーズン中とは違うものが出てくる」と指揮官。延長戦で守護神・小林宏、薮田を起用しないまま敗れ、後味の悪さが残った。

指揮官は「明日もここ(千葉マリン)で試合ができる。切り替えてやります」と言った。第5戦は今季最後の本拠地での戦い。大声援を味方に、今度こそ日本一に王手をかける。

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井口4戦連続マルチ、4打席連続長打も…[スポニチ]

ロッテ・井口が一発を含む3安打で4試合連続マルチ安打をマークした。初回に左翼線二塁打を放つと、3回2死二塁では右翼席にうまく運ぶ今シリーズ2号2ラン。前日の第3戦でも第3、4打席に二塁打を放っており、98年日本シリーズの佐伯(横浜)以来となる4打席連続長打もマークした。ただ勝利にはつながらず、「しようがないですね。負ければ1点差も2点差も一緒。あと1本出てたら勝てた試合だったが切り替えるしかない」と唇をかんだ。

同点の延長10回無死一塁では右前打で敵失も誘って二、三塁の好機をお膳立てした。今シリーズ通算18打数10安打、打率.556。バットでチームを引っ張る35歳ベテランは「自分としてはいい感じでできている。明日も続けていければいい」。地元胴上げはなくなったが、落ち込んでいる暇はない。

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「僕のミスです」小野痛恨のサイン見落とし[スポニチ]

どんなにベテランでも日本シリーズは冷静でいられない時もある。プロ17年目のロッテ・小野だ。1点リードの5回無死一、二塁。ロッテ内野陣はバントシフトを敷き、捕手の里崎は二塁牽制のサイン。ところが小野がサインを見落として本塁へ投球してしまった。

「こんな大事な試合で…。僕のミスです。反省してます」。二塁牽制は二塁の井口がベースに入る。一塁・金泰均と三塁・今江は打者に向かってチャージ。遊撃・西岡は三塁のカバーに入るため一塁はがら空きになる。小野の投球を荒木が三塁前にバント。処理をした今江は一塁に送球できずに無死満塁のピンチを招いた。その結果、続く井端を二ゴロ併殺に打ち取ったが、三塁走者に同点のホームを踏まれた。

伏線はあった。この回、小野は先頭・谷繁の投ゴロをお手玉。フィールディングに自信がある右腕の動揺は隠せず、続く大島には死球を与え、そしてサインの見落とし。「エラーを引きずってしまった。冷静になれなかった」と振り返った35歳。3回1/3のロングリリーフで失点はその1点だけ。だがその1点で同点とされたことが敗戦につながった。

井口
「牽制のサインが出ていた。(遊撃の)剛も三塁に向かって動いていたし。サインプレーがうまくいかないとああいうプレーになる。」(5回無死一、二塁のプレーについて)

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唐川、平成生まれ初登板も試合つくれず[スポニチ]

ロッテ先発の唐川は3回1/3を投げ、5安打2失点。平成生まれの投手では史上初めて日本シリーズのマウンドに上がった21歳右腕だったが、役目を果たせずに降板した。「大事な試合に投げさせてもらったのに、試合がつくれず、悔しいし、色々ともったいなかった」。

右ひじの違和感により、1軍では8月26日の西武戦(千葉マリン)以来、69日ぶり。直前の宮崎合宿中には指のまめをつぶすアクシデントにも見舞われるなど、本来の状態には遠かった。

同一球団の投手が1試合に2度牽制
ロッテは3回唐川、6回小野が牽制で一塁走者を刺した。シリーズで同一球団の投手が1試合に2度牽制で刺すのは珍しく、54年第3戦で大島(中=2度)、01年第4戦で前田、ニューマン(ヤ)が記録したのに次いで3度目。
伊藤
「2イニング目でも気持ちに変化はありませんでした。(10回の絶好機を逸した直後でも)マウンドに上がるイメージはできていました。」(延長11回に決勝点を許し)
岡田
「もう少しで捕れたけど、1点もやれない前進守備だからしようがない。定位置なら捕れていたと思うけど、仕方がないです。」(決勝三塁打が頭上を越え)

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清田、好機つぶして反省も次戦へ切り替え[スポニチ]

ロッテ・清田が自身の走塁を悔やんだ。延長10回1死満塁、三塁走者で福浦の三直に対して帰塁することができず、併殺で好機を一瞬でつぶしてしまった。「ライナーバックでした。ちゃんと戻っていても際どかったですけど…」とがっくり。それでも8回には先頭で左前打を放つなどバットでは好調をキープ。「バッティングの状態は凄くいいです」と次戦に備えていた。

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西岡、惜しくもファウルでバット叩きつけた[スポニチ]

ロッテ・西岡が3回に先制打を放ったが、その後は無安打でチームも黒星。「切り替えていきたい」と言うしかなかった。3−3の9回2死二塁では、1ボールからの2球目を左翼ポール際へ大飛球。一塁ベースを回ったところで派手なガッツポーズもみせたが惜しくもファウル。結局空振り三振に倒れ、バットを地面に思い切り叩きつけて悔しがった主将は「明日(4日)もホームだし勝ち越して名古屋にいきたい」と力を込めた。

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第5戦濃厚なペン「低めに球を集める」[スポニチ]

4日の第5戦(千葉マリン)の先発が濃厚なロッテ・ペンはマーフィーとのキャッチボールなどで調整。外野でフリー打撃の打球を受ける際は、球場に流れる音楽に合わせて踊るなどリラックスムードを漂わせた。シーズン途中の7月に入団したため中日とは初対決。「僕はパワーピッチャーだけど、注意深く低めに球を集めることが大事」と静かに闘志を燃やした。

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西岡サヨナラ好機で三振、バットたたき付け真っ二つ…ロッテ[報知]

ミスに不運も本拠V消えた うつむきながらベンチへと引き揚げた。最後の打者となった西岡は、硬い表情のまま「これで2勝2敗。明日はホームなので、勝ち越して名古屋にいきたい」と必死に前を向いた。

シーズンでは206安打を放ち、打率3割4分6厘で首位打者に輝いたバットから、快音が止まった。3回に左翼線適時打を放つも、そのほかの打席は凡退。9回2死二塁では、2球目を左翼ポール際へはじき返し、サヨナラ弾と思ってガッツポーズを披露したが、まさかのファウル。結局、空振り三振に倒れた。「1本出たら勝てる場面だったので…」。地面にたたき付けたバットは、真っ二つに折れた。日本シリーズの打率は1割5分8厘と不振は深刻だ。

攻守に出たミスも痛かった。1点リードの5回の守備。無死一、二塁で今江が荒木の犠打を捕球するも一塁ががら空き。本来、一塁のカバーに回るはずの井口は西岡とともに二塁ベース付近でぼう然…。実は牽制のサインが出ていたが、小野が間違ってホームに投げたのが原因だった。「(直前の自分の)エラーを引きずっていて、サインミスしてしまった」。これがきっかけで同点とされ、西村監督も「ミスが出たら失点になる」と渋い表情だ。

延長10回。1死満塁のサヨナラ機で、福浦が三直併殺。これで流れは中日に。直後に伊藤が大島に決勝打を許した。延長15回を考え、守護神・小林宏や薮田を投入できず、指揮官も「15回あると、投手も野手も使い方が変わってくる」と采配の難しさを強調した。

本拠地での胴上げはなくなったが、もう1試合は慣れたグラウンドで戦うことができる。西村監督は「明日切り替えてやります」と言い切った。

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唐川誤算4回持たず無念2失点降板…ロッテ[報知]

唐川はガックリと肩を落とした。プロ3年目の21歳右腕は、第4戦の先発を任されたが、3回1/3を5安打2失点で降板。平成生まれで初の日本シリーズ登板を飾れなかった。「(気持ちは)いつもと同じような感じだった。自分でも調子はいいとは思わなかった」とうな垂れた。

ぶっつけ本番の大一番だった。9月上旬に右ひじを故障。復帰後の実戦登板は、10月27日の日本ハムとの練習試合(サンマリン)のみで、1軍登板は8月26日の西武戦(千葉)以来の約2か月ぶりだった。安定感を買って抜てきした西村監督は「久しぶりの登板ということもあって、球が高めに浮いていた」と残念がった。

実戦から遠ざかっていた“ハンデ”もあったが、「その影響があったとは思わない」と言い訳しなかった。夢の初舞台は、ほろ苦い思い出となった。

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小野、ベテランらしからぬミス[スポニチ]

ロッテは5回に小野のミスが重なって同点とされた。先頭打者のゴロ処理を失敗して出塁を許したのが始まり。さらに無死一、二塁から、小野が二塁への牽制サインを見落として投球し、三塁前へのバントで一塁ベースががら空きに。これで満塁とされて、失点につながった。小野は「失策をひきずってずるずるいってしまった。サインミスをした」とがっくり。大量失点こそ防いだが、ベテランらしからぬミスが接戦では手痛かった。

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チャンス活かせず…ロッテ延長で力尽きる[サンスポ]

必死にしのいできたロッテの救援陣が、最後に力尽きた。3−3の延長11回。5番手の伊藤が勝ち越し打を浴びた。西村監督は「負けても五分。どうこう言うつもりはない」と、具体的な敗因は挙げなかった。

伊藤は1死から英智に右前打を許し、犠打で2死二塁。思い切った前進守備を敷いたが、大島の打球は無情にも中堅手の頭上を越えていった。ただ、敗戦の責任を救援陣に求めるのは酷だ。4回途中から継投に入り、そこまでは1失点でしのいでいた。指揮官は「中継ぎ陣は頑張ってくれた」とねぎらった。

看板の打線が好機を生かせなかった。8〜10回まで毎回得点圏に走者を送る。9回には2死二塁で西岡が空振り三振に倒れ、バットをたたきつけて悔しがった。10回には無死二、三塁とするも無得点。1死満塁からは中日が左腕の高橋を投入してきたが「実績がある。あそこは福浦しかいない」(西村監督)と代打を送らなかった。結果は、ライナーが三塁手の正面を突き、併殺に。

本拠地での胴上げは消えたが、指揮官は「明日もここでできる」とあくまで前向き。切り替えに終始した。

西村監督
「負けても五分。負け越している訳じゃない。切り替えてやるだけ。短期決戦でミスが出たら、そう(負けにつながることに)なる。ただ、ここにきて責めてもしょうがない。どうこう言うつもりはありません。」
福浦
「結果的にああなったら、しょうがない。」(延長10回1死満塁でライナーが正面を突き、併殺)
岡田
「前進守備じゃなかったら(捕れていた)というのもある。真正面で1番難しい打球だったが、捕りたかった。」(大島の勝ち越し打が頭上を越え)
伊藤
「外のボールから入ろうと思ったら、中に入った。投げミスです。」(延長11回に勝ち越し打を許し)

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2失点の唐川、現状で持てる力は発揮[スポニチ]

直前の宮崎合宿で指のまめをつぶした影響か、ロッテの唐川は序盤で帽子のつばが白くなるほどロージンバッグを多用した。右ひじの張りで戦列を離れていた右腕にとっては、ただでさえ8月26日以来の登板。複数の不安要素を抱え、苦心しながらも、4回途中までを2失点と現状で持てる力は発揮した。

大舞台、しかも出身地での開催だ。「投げてみたい」と登板を待ちわびていた。1回、重圧で制球を乱すこともなく、走者を背負いながらも無失点で立ち上がると、2回は3奪三振。球速は140キロに満たなくても、数字以上の伸びで、うち2三振を直球で奪った。

3回には牽制で走者を刺してピンチの芽を摘む。新人時代の交流戦では中日に機動力で崩されただけに、成長ぶりが際立った。相手打線が2巡目の中軸に回った4回に2失点したが、21歳の右腕は24歳年上の山本昌相手にリードを保った。

「大事な試合に投げさせてもらったのに、試合がつくれず、あっという間に終わってしまい、悔しいし、色々ともったいなかった」と言うものの、今シリーズの他の先発に比べ、大きく見劣りする内容ではなかった。

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井口、好調維持の2ラン!4試合全てでマルチ[スポニチ]

ロッテの井口が、シリーズタイ記録となる4打数連続長打をマークした。第3戦の4回と7回の二塁打に続き、この日も1回に二塁打、3回に2ランを放って、1998年の第5戦と第6戦で佐伯(横浜)が打ち立てた数字に並んだ。井口は「自分の打撃はいい感じでできている」と言う。チームは接戦に敗れて地元胴上げはなくなったが、「投手も頑張っていたし、しょうがない。切り替えるしかない」と話した。

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もう少しで殊勲打も…西岡「切り替えていきたい」[スポニチ]

第3戦までは計2安打に抑えられていたロッテの西岡が3回に先制打を放った。ただ、その後は無安打でチームも黒星。「切り替えていきたい」と言うしかなかった。3−3の9回2死二塁では、フェアならサヨナラ打と思われた一発もファウルで、その後空振り三振に倒れた。バットを地面に思い切りたたきつけて悔しがった主将は「負けて2勝2敗のタイになった。明日もホームだし、勝ち越して名古屋にいきたい」と力を込めた。

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「ミスターロッテ」有藤氏が始球式…日本S第4戦[報知]

往年の強打者で「ミスターロッテ」と呼ばれ、監督も務めた有藤通世氏が、現役時代と同じ背番号「8」のユニホームで始球式を務めた。投球後は、ファンの声援に両手を上げて応えた。「これだけの大観衆が注目している中で始球式をさせていただき、野球人冥利に尽きる。みんなで力を合わせて、日本一を勝ち取って欲しい」とエールを送った。

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西岡、サヨナラ機に三振…ロッテ[報知]

第3戦までは計2安打に抑えられていたロッテの西岡が3回に先制打を放った。しかし、その後は安打が出ず、チームも黒星。「切り替えていきたい」と言うしかなかった。3−3の9回2死二塁では、空振り三振に倒れた。バットを地面に思い切りたたきつけて悔しがった主将は「負けて2勝2敗のタイになった。明日もホームだし、勝ち越して名古屋にいきたい」と前を向いた。

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西岡サヨナラ打逃した/日本S[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(26)が、わずか数センチでサヨナラ打を逃した。3−3で迎えた9回裏2死二塁。2球目の速球をとらえた打球は左翼ポール際へ飛んだ。西岡は一塁へ走りながらガッツポーズをするも、ファウル。結局はカウント2−3から空振り三振に倒れた。第2打席では先制適時打を放ったが、勝利に結び付かなかった。西岡は「(ファウルは)それが結果なんで仕方がないです。今日負けて2勝2敗になったけど、まだホームでの試合が残っている。何とか勝ち越して(名古屋へ)行きたい」と、気持ちを切り替えるように話していた。

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伊藤悔やむ…投げミス/日本S[ニッカン]

6回から中日打線を0封してきたロッテ中継ぎ陣だったが、11回に力尽きた。2死二塁から5番手伊藤義弘投手(28)が中日大島に決勝の適時三塁打を打たれた。試合後は「外を狙ったボールが真ん中に入った。投げミスです」と悔しがった。

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井口「これでタイ」/日本S[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が3回、日本シリーズ2本目となる本塁打を放ったが、勝利には結びつかなかった。5回には自らも絡んだ牽制のサインミスが、失点につながる場面もあったが、試合後は「これでタイですしね。まだまだこれからです。1点差でも10点差でも同じですから。打撃はいい感じできている。まず明日、チームとして先制できればいい」と、早くも第5戦を見据えていた。

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西村監督は切り替える/日本S[ニッカン]

ロッテが1点差で惜敗し、本拠地での胴上げはなくなった。序盤で3点リードする展開も、先発の唐川侑己投手(21)が、4回途中2失点で降板。5回に同点とされると、延長11回、5番手の伊藤が力尽き大島に決勝打を浴びた。接戦を落としたが、西村監督は「唐川は球が高めに浮き始めてたので。その後の救援陣はよく投げてくれました。明日切り替えていきますよ」と、穏やかな表情で話した。

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西岡が先制の二塁打/日本S[ニッカン]

ロッテの西岡剛内野手(26)が、左翼線へ先制の二塁打を放った。3回1死走者なしから中前打で出塁した岡田が、西岡の初球に暴投で二塁へ。このチャンスで西岡は、甘く入ったスライダーを逃さなかった。第3戦までは計2安打に抑えられていただけに「今まで迷惑を掛けていた。いいところで打って、チームに貢献できて良かった」と、ホッとした様子だった。

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井口流して2ラン/日本S[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が3回、トレードマークの流し打ちで右越え2ランを放った。先制打の西岡を二塁に置いて、中日山本昌の投じた外角直球を振り抜くと、打球は右翼ポール際へと吸い込まれた。「軽く合わせた感じだったが、よく伸びてくれた。ライトスタンドのファンが呼び込んでくれたと思います」と振り返った。

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唐川4回もたず「悔しい」/日本S[ニッカン]

ロッテの先発を任されたのは21歳の唐川侑己。だが4回に森野、和田の連続長打を浴びるなどし、マウンドを降りた。3回1/3を5安打2失点の内容に「大事な試合に投げさせてもらったのに、試合が作れず、あっという間に終わってしまい、悔しいし、色々ともったいなかったです」と話した。

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ミスターロッテ有藤氏が始球式/日本S[ニッカン]

「ミスターロッテ」と呼ばれ、87〜89年にはロッテ監督も務めた有藤通世氏(63)が、現役時代と同じ背番号8のユニホーム姿で始球式を行った。「これだけの大観衆が注目している中で始球式をさせていただき、野球人冥利に尽きる。みんなで力を合わせて、日本一を勝ち取って欲しい」とエールを送った。

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