わたしはかもめ2010年鴎の便り(11月)

便

11月16日

内野不足で西岡売り手市場、16億円入札も[ニッカン]

ポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍が容認されたロッテ西岡剛内野手(26)が破格の金額で落札される可能性が出てきた。16日、ロッテ瀬戸山隆三球団社長(57)が千葉マリンで会見し、「気持ち良く送り出してあげたい」と容認を発表。球団では17日にも日本野球機構(NPB)を通じて入札申請の手続きを行う予定。1500万〜2000万ドル(約12億〜16億円)と予想する米メディアもあり、大リーグ移籍はすんなりと決まりそうだ。

ロッテが正式にポスティング容認の会見を開く前から、噂は既に米国に飛び火していた。FOXスポーツの名物リポーター、ケン・ローゼンタール氏は、自らのツイッターで「ロッテが間もなく西岡のポスティングについて発表する。彼の代理人はビバリーヒルズ・スポーツ・カウンシルになる」と、代理人事務所にまで言及。既にドジャースやジャイアンツが獲得に乗り出すという報道もされており、注目は日増しに高まっている。

西岡への米国内での評価は二極化してきている。ヤフーのジェフ・パッサン記者は「今オフFA市場では内野の層が薄い。落札額は1500万〜2000万ドルになるだろう」とツイート。一方で、130試合以上プレーしたシーズンがこれまで2度しかないこと、ケガが多いことなどを不安視するメディアも多い。

また昨年打率2割6分だった選手が今年、首位打者になったことを今後への好材料とするか、フロックとするかで、見方が分かれている。前ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏もESPN電子版の中で「才能ある選手」とした上で「積極的な部分と消極的な部分の波がある。目立ちたがり屋で、今後の成長は、どの球団に入るかによる」と手厳しい。

ただ米球界関係者の中には、松井秀喜タイプの長距離打者より、イチロータイプのアベレージヒッターの方が移籍後、適応しやすいという評価がある。長距離打者は確実に本塁打数が減るからだ。逆に、今年の西岡のように本塁打数は11本と少ないが、OPS(出塁率+長打率)が9割を超える(9割4厘)ような選手は、移籍後に長打が減っても、成績の下降が少ないとみられており、そういう意味でも人気を集めそうだ。

◇球団社長「ごほうび」容認

ロッテ瀬戸山球団社長は「特例です。今年は全ての結果を出してくれた。特別なごほうびです」と話した。球団は17日にも入札申請する予定で、入札額については、西岡の夢をかなえてあげたいという理由から、特に下限を設けない。同社長は「お金の問題は全く考えていない。低い金額でも?もちろん」と後押しを約束した。その一方で「2、3年やって、一回り大きくなって帰ってきて欲しい」とも話し、成功して欲しいという思いと、すぐに帰ってきて欲しいという願いの矛盾が、ためらいを感じさせた。

西岡には石川球団運営本部長が15日に電話で伝えた。04年の契約更改からメジャー挑戦を希望していただけに、今までにないほどかしこまった声で「ありがとうございます。チームのためにも頑張ります」と話していたという。石川本部長は「西岡に代わる選手はいない。メジャー行きが決定したという前提でトレードを含めて補強を考えないといけない」と、チームを日本一に導いたキャプテンの穴埋めに取り掛かる構えを見せた。

◇根元が代役

根元が西岡の代役に名乗りを上げた。西岡の移籍容認で、遊撃のポジションに空きができることが濃厚。千葉マリンで秋季練習に励んでいた根元は「みんなチャンスだと思っていると思う。自分もプロ入り前は遊撃手だったし、プロ入り後も守っている。グラブも替えないでできる。今からしっかり準備しておきたい」。本職は二塁手だが、2月のキャンプでは遊撃手としてアピールできるように準備する考えだ。

◇FA行使せず、福浦残留

ロッテ福浦和也内野手(34)が16日、FA権を行使せずに残留することを決めた。金泰均に一塁のレギュラーを譲り、主にDHで起用。116試合の出場で打率2割9分5厘だった。「今シーズンのこと、今後のこと、自分を見つめなおす時間をつくりました。その中での結論はやはり自分はロッテでプレーをしたい、ロッテが好きだということでした」と話した。あと318本の2000本安打を、17年間在籍しているロッテで達成したい気持ちも強かった。契約について石川球団運営本部長は「複数年は提示していない。これから決めていく段階」と話した。

◇マーフィーとペン残留発表

ロッテは16日、ビル・マーフィー投手(29)とヘイデン・ペン投手(26)の残留を発表した。マーフィーは来日1年目で12勝を挙げるなど先発、中継ぎでフル回転。来季の推定年俸は85万ドル(約6800万円)で、約3000万円アップした。ペンは日本シリーズで1勝を挙げるなど、シーズン後半からの加入ながら、先発としてチームに貢献。推定年俸は60万ドル(約4800万円)で契約した。また、ブライアン・コーリー投手(37)ファン・ムニス外野手(34)には、契約を更新しない旨を通達した。

◇3人のテスト、17日実戦形式

ロッテは16日、秋季キャンプ中の千葉・鴨川で、ボブ・マクローリー投手(28=オリオールズ)、元西武ジョナ・ベイリス投手(30=アストロズ)、巨人を戦力外となった藤田宗一投手(38)の入団テストを行った。西村監督が見守る中、それぞれブルペンで60〜70球の投球。マクローリーはシーズンオフにもかかわらず最速148キロをマークし、「特長は真っ直ぐ。そこで生きてきた人間なので。感じはよかった」と自信を見せた。それでも西村監督は「1日では何も分からないですよ」と慎重な姿勢。石川球団運営本部長も「すぐに合否は出ないと思う」と話した。17日はシート打撃など実戦形式の練習に参加させる。

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西岡メジャー移籍容認、社長「成功して」[ニッカン]

ロッテは16日、瀬戸山隆三球団社長が会見を開き、西岡剛内野手(26)のポスティングによるメジャー挑戦を認めることを発表した。球団としては残留に向けて必死の説得を試みたが、西岡の意志が固いと判断。日本一へ貢献したご褒美として特例を認めることになった。瀬戸山社長は「オーナーとオーナー代行にも承認していただきました。チーム編成上、大きな穴があいてしまいますが、こうなったからには成功してもらいたい」と西岡にエールを送った。球団では17日にも申請する予定。入札金額の多少にかかわらず、受け入れる方針だ。

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西岡獲得へジャイアンツ&ドジャース入札か[サンスポ]

ロッテは16日、西岡剛内野手(26)がポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグへ移籍することを容認すると発表した。17日、日本野球機構を通じて入札申請の手続きを行い、週明けに最高額で落札した米球団が判明する見通し。現時点で、西岡にはナ・リーグ西地区のジャイアンツとドジャースが興味を示している。

西岡の新たな挑戦への扉が開いた。瀬戸山隆三球団社長は、米大リーグ挑戦を認めた理由について「今年はチームとしても、個人としても最高の成績を残してくれた。子供の頃からの夢をかなえさせてあげることが最大のご褒美」と説明。重光武雄オーナーには15日に了解を得たという。

ロッテは17日に入札申請手続きを行う予定。週明けの22、23日には最高額で入札した米球団が判明する見通しだ。瀬戸山球団社長は「お金の問題は考えていない」と入札額に関係なく受諾する意向を示し、西岡は球団広報を通じて「皆さまには私の夢への思いを理解していただき、本当に感謝をしています」とコメントを発表した。

だが、西岡の挑戦には苦戦が予想されている。最大の理由は、日本の内野手に対する評価が高くないこと。中でも遊撃手は、西武時代にゴールデングラブ賞を4度受賞した松井稼がメッツ1年目(2004年)に23失策を犯し、二塁へ転向させられた過去がある。

ある大リーグのスカウトは、松井稼と同じように人工芝の本拠地でプレーしてきた西岡の天然芝での守備力を不安視。打力を生かすため、06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックで守った二塁での獲得をフロントに進言したという。

現時点で獲得に興味を示しているのは、世界王者のジャイアンツとドジャースというナ・リーグ西地区のライバル球団。西岡の“西海岸の球団”という希望だけはかなうかもしれない。

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福浦「ロッテが好きだということ」残留を決断[スポニチ]

海外FA権を持つロッテ・福浦は権利を行使せずに残留することを表明。宣言期間最終日の決断で「自分を見つめ直す時間をつくりました。西村監督ともお話しさせてもらい、その中での結論はやはりロッテでプレーしたい、ロッテが好きだということでした」と語った。石川球団運営本部長も「チームへの貢献度が高い選手だし、残ってくれて良かった」と話していた。

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日本一のご褒美…西岡の米移籍容認は「特例」[スポニチ]

千葉マリンで会見したロッテ・瀬戸山球団社長は「苦しい決断」とした上で「個人的にも最高の結果を残し、チームを日本一に導いてくれた。私達がしてあげられるご褒美は彼の夢をかなえてあげること」。これまで球団としてはポスティングを認めてこなかった中、西岡には04年オフから毎年メジャー移籍の希望を伝えられてきた経緯も明かし、今回は「特例」であることを強調した。

15日に重光武雄オーナーらの了承を得て、同日に西岡本人に電話で伝えた石川球団運営本部長は「今までにないような緊張した声で“ロッテのために自分のために頑張ってきます”と言っていた」と話した。

今後は最高額を提示した大リーグ球団に独占交渉権が与えられる。瀬戸山社長は「お金の問題じゃない」と応札額に関係なく受諾する意向で「(米国で)2、3年やって(元メジャーの)井口のように一回り大きくなって帰ってきてもらいたい」とロッテ復帰を待望した。

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リプケン後継だ!オリオールズ西岡獲り参戦へ[スポニチ]

ロッテは16日、西岡剛内野手(26)のポスティング・システム(入札制度)での大リーグ移籍を容認すると発表した。

夢への扉が開いた。10日に球団へポスティング・システムを利用しての大リーグ移籍を申し入れてから7日目。移籍を容認された西岡はロッテへの深い感謝を示すと同時に、「今後どうなっていくかは、今日の時点では分かりません。ただ、夢に向かう第一歩を踏み出すことにはなったと思うので、経過をワクワクした気持ちで待ちたい」と心境を語った。

野球を始めた3歳から憧れ続けたメジャー移籍へ大きく前進したことで、海の向こうも動きが慌ただしくなってきた。56年ぶりに世界一に輝いたジャイアンツがすでに入札への参加を意思決定しているが、新たに浮上してきたのがオリオールズだ。オ軍は正遊撃手のイズタリスがFAで残留の可能性は現時点で五分五分。関係者によれば、西岡については早くから西武・中島とともに調査。遊撃手として十分に通用すると判断すると同時に、その打撃力を高く評価しているという。

オ軍の伝説の遊撃手といえば、大リーグ記録2632試合連続出場のカル・リプケン。今季にポストシーズンを含め全160試合にフルイニング出場した西岡は、「鉄人」の後継者として十分な資質を備える。二塁手ロバーツも持病の腰痛などに悩まされ今季はわずか59試合の出場。二塁、遊撃の両ポジションをこなせる西岡はオ軍の補強ポイントに合致している。

ロッテは17日に入札申請の手続きを行う予定。いよいよ西岡争奪戦のゴングが鳴る。

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最大8球団、西岡争奪戦、激化の様相[スポニチ]

ロッテは16日、西岡剛内野手(26)のポスティング・システム(入札制度)での大リーグ移籍を容認すると発表した。

17日に日本野球機構を通じて入札申請の手続きを行う。すでにジャイアンツ、パドレスなど西海岸の球団の応札が予想されている中、オリオールズとツインズ、さらにカージナルスの参戦も急浮上。最大8球団による争奪戦に発展する可能性も出てきた。

今季ア中地区を制した強豪ツインズも候補だ。正二塁手ハドソンがFAで移籍は決定的。今季26盗塁のスパンと1、2番を組める二塁手補強が急務だ。ツ軍は楽天・岩隈の入札にも参加したことが明らかになるなど、日本市場を注視している。

またカージナルスもここにきて急浮上。地元紙セントルイス・ディスパッチは16日付の電子版で「モゼリアクGMが西岡に興味を持っていることを認めた」と報道。カ軍は遊撃のライアンが今季打率.223、2本塁打と不振に陥ったため、ベテラン選手を含めた二遊間強化を模索している。

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ロッテ、新守護神候補ら3投手をテスト[スポニチ]

ロッテは16日、秋季キャンプ地の千葉・鴨川で前巨人の藤田、オリオールズ傘下2Aのマクローリー、元西武のベイリスの3投手の入団テストを行った。

3投手ともブルペン入りし、FA権を行使してメジャー移籍を目指す小林宏に代わる守護神候補の158キロ右腕マクローリーは最速で148キロを計測。視察した西村監督は「(3投手の合否は)まだ分かりません。明日も見させてもらう」とし、17日のシート打撃登板を経て合否を決める。合格すれば4年ぶりの古巣復帰となる藤田は「明日が本番です。ロッテのユニホームをまた着ることが自分の中で1番ですから」と抱負を語った。

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選手会、年金制度について12球団と協議[スポニチ]

日本プロ野球選手会は16日、大阪市内で選手年金制度について12球団側と協議し、現制度を解散する場合に現役選手やOBらに分配する一時金などについて大筋で方向性をまとめた。

現制度は12年3月で税制優遇が終了するなどの問題点を抱えており、選手会と12球団側が対応策を検討していた。選手会の新井貴浩会長(阪神)は「総会で選手の皆さんに説明して納得してもらう」と説明。12球団側は18日のオーナー会議、選手会は12月2日の総会で報告する。

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どうして?12球団、選手会へオールスター1試合増を提案[スポニチ]

プロ野球12球団が日本プロ野球選手会に対して来年のオールスター戦を1試合増の3試合とすることを提案していることが16日、分かった。4年連続赤字決算の日本野球機構(NPB)の財務体質改善が目的。今年のオールスター戦の収益は2試合で3億円余りで、3試合で5億円近くの収益を見込んでいる。

来年のオールスター戦は7月22日に第1戦(ナゴヤドーム)、23日に第2戦(千葉マリン)を行う予定だったが、23日の第2戦を東京ドームで行い、千葉マリンで24日に第3戦を開催する案を検討。試合増による出場選手への負担や過密日程による公式戦への影響など懸念もあり、18日の12球団代表者会議で問題点をクリアできるか検討する。

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西岡“限定ポスティング”容認…ロッテ[報知]

ロッテは16日、瀬戸山隆三球団社長が千葉マリンで会見を行い、西岡剛内野手(26)のポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ移籍を容認することを明らかにした。ロッテからのポスティングは初めてで、17日にもNPBを通じ申請の手続きを行う。同社長はチームの顔だった西岡に対し、短期間でのロッテ復帰を熱望した。

西岡の熱意が認められた。主将として、206安打と打率3割4分6厘でダブルタイトルを獲得し日本一に導いた奮闘が、球団の首を縦に振らせた。「非常に苦しい決断ではあったが、長年の夢をかなえてあげたい。最高のご褒美。特例です」と瀬戸山社長は話した。重光武雄オーナーからも了承を取り、15日中に本人に伝えた。

入札金額の大小問わず「快く送り出したい」とした同社長だったが、“ただし書き”も付け加えた。「2、3年向こうでやってもまだ30歳。一回り大きくなって帰ってきて、井口のように周りのいい手本になることを期待している。18日にじかに会ったときに、強烈に印象づけておきたい」。18日のプロ野球コンベンションの場で、早速、復帰オファーを出す構えだ。

感謝感激の西岡は、広報を通じて「皆様には私の夢への思いを理解していただき、本当に感謝をしています」と喜びのコメント。いつの日か日本に経験を還元するためにも、まずは新天地での成功をつかみ取る。

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11月中旬に148キロ助っ投テスト…ロッテ[報知]

ロッテは16日、千葉・鴨川での秋季キャンプで3投手の入団テストを行った。前オリオールズのボブ・マクローリー投手(28)=182センチ、93キロ、右投右打=は、西村監督の見守るブルペンで148キロの速球を披露、高い潜在能力をアピールした。

テスト初日は投球練習で直球を中心に約70球。米国での最後の実戦から2ヶ月以上もあいたが、「14日に来日して時差ボケでも、自分の投球はできた」と胸を張った。

指揮官は「今日の段階では分からない」と慎重だったが、松本編成統括は「この時期で148キロは速さを感じた」と“掘り出し物”に好感触だ。17日には実戦形式のテストを予定。メジャーでの実績はないが、マイナーでは抑えや中継ぎの経験が豊富で、守護神・小林宏が抜けるチームが獲得するか。

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藤田、4年ぶり古巣ロッテ復帰に自信[報知]

今オフに巨人を自由契約となった藤田宗一投手(38)は、4年ぶりの古巣復帰を目指してロッテのテストを受けた。ブルペンでは制球良く約60球を投げ、「もう1回、ここのユニホームを着たいというのがあった。普通にやれば、大丈夫と思っている」と自信をのぞかせた。昨季は西武でプレーした前アストロズのジョナ・ベイリス投手(30)=182センチ、93キロ、右投右打=も、「日本に戻ってきたい気持ちがあった。日本文化を尊敬している」と合格を熱望した。

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福浦FA行使せず残留[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(34)が16日、FA権を行使せずに残留することを決めた。13日の日韓クラブチャンピオンシップが終わり、本格的にFA権について悩んだが、「今シーズンの事、今後の事、自分を見つめ直す時間をつくりました。西村監督ともお話をさせてもらいました。その中での結論はやはり自分はロッテでプレーをしたい、ロッテが好きだという事でした」と決断の理由を明かした。今季は主にDH起用で116試合の出場。打率は2割9分5厘の成績を残していた。

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マーフィー、ペンと契約延長[ニッカン]

ロッテは16日、マーフィー、ペンの両投手と、来季も契約を結ぶと発表した。ともに1年契約で、マーフィーが年俸85万ドルで、ペンが60万ドル。マーフィーはシーズン途中から先発に定着し、12勝(6敗)を挙げた。8月にチームに加わったペンは、1勝3敗だった。

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西岡「本当に感謝」球団のメジャー移籍容認に[サンスポ]

プロ野球ロッテの西岡剛内野手は16日、球団がポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を容認したことを受け、「皆さまに夢への思いを理解していただき、本当に感謝しています」とコメントした。

球団は17日に入札申請の手続きを行う方針を示しており、子供の頃から憧れていたという大リーグ移籍へ大きく前進した。西岡は「今後どうなっていくかは、今日の時点では分からない。ただ、夢に向かう第一歩を踏み出すことにはなったと思うので、経過をわくわくした気持ちで待ちたい」と心境を語った。

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福浦は行使せず残留「ロッテが好きだ」[サンスポ]

海外フリーエージェント(FA)権を保持し、態度を明確にしていなかったロッテの福浦が16日、権利を行使せずに残留することを決めた。福浦は球団を通じ「今季のこと、今後のこと、自分を見つめ直す時間をつくりました。結論は自分はロッテでプレーしたい、ロッテが好きだということでした」とコメントした。

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“日本一のご褒美”ロッテ、西岡のメジャー移籍容認を発表[スポニチ]

プロ野球ロッテは16日、西岡剛内野手(26)のポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を容認すると発表した。17日に日本野球機構を通じて入札申請の手続きを行う。瀬戸山隆三球団社長は千葉マリンスタジアム内で記者会見し「苦しい決断だったけど、気持ち良く送り出してあげたい」と話した。

西岡は10日に球団へポスティングの利用を申し入れた。球団は慰留を続けていたが、西岡の意志は固いと判断。15日に重光武雄オーナーらの了承を得て、本人に伝えた。瀬戸山社長は「チームを引っ張り、個人的にも最高の結果を残した。ご褒美が彼の希望をかなえてあげること」と特例で認めた理由を説明した。

入札が行われ、獲得を希望する米球団の入札額をロッテが受諾すれば、最高額を提示した球団に独占交渉権が与えられる。瀬戸山社長は「お金の問題じゃない」と話し、入札額に関係なく受諾する考えを示した。

西岡は今季、206安打で最多安打と首位打者のタイトルを獲得。全試合にフルイニング出場し、主将としてチームの日本一に貢献した。

西岡
「皆さまには私の夢への思いを理解していただき、本当に感謝しています。夢に向かう第一歩を踏み出すことにはなったと思うので、これからの経過をわくわくした気持ちで待ちたいと思います。」
瀬戸山隆三球団社長
「来季はリーグ優勝して、マリン(本拠地球場)で日本一を決めようと言い続けたけど、彼(西岡)の一区切りついた思いが強かった。2、3年(米国で)やって、一回り大きくなって帰ってきてもらいたい。」
石川晃球団運営本部長
「昨日、電話で(容認を)伝えた。ありがとうございます、ロッテのために、自分のために頑張ってきますと言っていた。真摯に受けとめて、かしこまっていた。」

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西岡の強い希望尊重…ロッテそれでも「まだ覆したい」[スポニチ]

ロッテの石川球団運営本部長は、西岡のスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍容認を発表した後にも「まだ覆したい」と漏らした。今季は全試合にフルイニング出場。西岡の代わりは、今のチームには見当たらない。

ロッテはこれまでポスティングを認めてこなかった。今回も特例であることを強調する。それでも希望を受け入れたのは、西岡の強い思いがあったからだ。

瀬戸山球団社長がロッテの代表に就任した2004年オフに、すでに西岡は「若いうちに挑戦したい」と、メジャーへの憧れを語っていたという。今季が3年契約の最終年。昨年の契約更改で「初めて踏み込んだ話をした。結果を出したら、ちゃんとするからと言った」(瀬戸山社長)と、米球界入りへ強い決意をのぞかせていた。

今季は主将としてチームを引っ張った。瀬戸山社長は「彼が120パーセントやって、チームも日本一。次のステップアップを後押ししたい」。文句のつけようがない成績を残し、自らの力で容認の雰囲気をつくった。

石川本部長が「ここで育った選手。帰って来て欲しい」と言えば、瀬戸山社長も「2、3年やって、一回り大きくなって戻ってきてもらいたい」。手放したくない思いが、よく出ていた。

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選手会と12球団が年金制度を協議[スポニチ]

日本プロ野球選手会は16日、大阪市内で選手年金制度について12球団側と協議し、現制度を解散する場合に現役選手やOBらに分配する一時金などについて大筋で方向性をまとめた。12球団側は18日のオーナー会議、選手会は12月2日の総会で報告する。

現制度は2012年3月で税制優遇が終了するなどの問題点を抱えており、年金運営委員会のメンバーである選手会と12球団側が昨年から対応策を検討してきた。詳細は明らかにされなかったが、選手会の新井貴浩会長(阪神)は「総会で選手の皆さんに説明して納得してもらう」と話した。

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