ロッテのドラフト1位・伊志嶺翔大外野手(22)=東海大=が20日、神奈川・平塚市の東海大キャンパスで瀬戸山隆三球団社長から指名挨拶を受けた。背番号は「5」に決定。50メートル走5秒7の俊足は盗塁王奪取を宣言した。
魅力はその快足だ。即戦力ルーキーとして期待の高い伊志嶺は、初対面の瀬戸山球団社長から盗塁王を目指すようハッパをかけられ、大きくうなずいた。
「自分のセールスポイントは足。守備でも攻撃でも存分に生かしてプレーしたい。盗塁王が1つの目標です」。ロッテでの盗塁王は、米大リーグ移籍を目指す西岡が2005、06年に獲得したタイトル。次代を担うスピードスターとしての自覚は十分だ。
背番号はドライチに相応しい「5」に決定。瀬戸山社長からは、今季まで5番を20年間着けていた堀が持つ球団歴代3位の通算安打数「1827」超えも期待された。
「ミスター・ロッテといわれた堀さんの背番号。今後は伊志嶺の背番号といわれるよう頑張りたい」と目を輝かせた。
5年ぶりに日本一に輝いたロッテが21日午前11時から、千葉市・幕張新都心で日本一パレードを行う。JR京葉線海浜幕張駅から徒歩15分の美浜プロムナードをスタートし、メッセ大通り、幕張メッセ前の国際大通りを経由して千葉マリンスタジアム前までの約1.6キロ。西村徳文監督(50)や選手らがオープンカーなどに分乗し、ファンと日本一の喜びを分かち合う。その後、同球場で日本一報告会を開く。
ロッテのドラフト1位、東海大・伊志嶺翔大外野手(22)が“ミスター・ロッテ”の伝承を誓った。神奈川・湘南キャンパスで20日、瀬戸山隆三球団社長らから指名挨拶を受け、背番号は「5」に決定。今季限りで戦力外となった堀幸一が20年間背負ってきた番号を受け継ぐことになった。
「ミスター・ロッテと言われた堀さんの背番号で、ファンに愛されてきた。今度は伊志嶺の番号と言われるように、堀さんの全ての記録を超えたい」。50メートル5秒7の快足で将来の盗塁王を目標に掲げ、シュアな打撃で大ベテランの通算1827安打にも照準を定めた。
ポスティングでメジャー移籍を目指す西岡と重なる俊足好打の逸材だ。瀬戸山社長は「背番号7を検討?しませんでした。(入札の行方が)まだどうなるか分からない部分もあるので」と言いながら、「スタートから1軍で頑張って欲しい」と高い期待を寄せた。
ロッテは今ドラフトで、4位の小池、育成1位の黒沢と3人の「ショウタ」を指名。(大嶺)翔太を入れると4人になるため、伊志嶺の登録名を愛称の「マイケル」にする案も浮上。米歌手マイケル・ジャクソン似であることからの珍プランだったが、本人は「さすがにちょっと恥ずかしい。まだ世界のマイケルには太刀打ちできないです」。まずは幕張のエンターテイナーとして、駆け上がる。
50メートル5秒7の俊足が売りの伊志嶺(東海大)が神奈川県平塚市の東海大で、ロッテ・瀬戸山球団社長らから指名挨拶を受けた。
メジャー移籍する西岡に代わるスピードスター候補として、球団は9月に戦力外通告を受けた堀が20年間つけていた背番号5を用意。既に契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円の最高条件も提示している。盗塁王を目標に掲げた伊志嶺は「ミスターロッテと言われた堀さんの番号。伊志嶺の番号と言われるように頑張りたい」と決意表明。公私ともに仲がいい日本ハム1位指名の斎藤(早大)との対戦も心待ちにしており、「やるからには負けたくない」と明治神宮大会決勝のリベンジを誓った。
ロッテは20日、千葉マリンでコーチ陣の契約更改交渉を行った。西本聖投手兼バッテリーチーフコーチ(54)は2軍への配置転換を正式に通達され了承。チームは唐川、大嶺に続く若手投手が伸び悩んでおり「若い選手を育てるのも大事な仕事。2軍のコーチはやったことがなかったし、自分にとってもいい経験、財産になる。1人でも多くの選手を1軍に送り出したい」と話した。
ロッテの日本一祝賀パレードが21日、午前11時から本拠地・千葉マリン周辺で行われる。幕張ベイタウンをスタートし、メッセ大通りや国際大通りを通って幕張海浜公園までのコース。前回日本一となった05年は千葉市中心部と幕張新都心の2ヶ所で行い、計24万人が詰めかけた。今回はパレード後に千葉マリンでファン感謝イベントを兼ねた優勝報告会を開催。メジャー挑戦する主将・西岡がファンに挨拶する予定だ。
ロッテのドラフト1位、東海大・伊志嶺翔大外野手(4年=沖縄尚学)が20日、神奈川・平塚市の東海大で2度目の指名挨拶を受けた。ドラフト会議直後の10月29日にも指名あいさつを受けていたが、前回はスカウトのみで、今回は瀬戸山球団社長が同席した。瀬戸山社長は「スタートから1軍で頑張って欲しい。背番号は5。今日、正式に伝えました。三拍子そろった選手。新人なんだけど、チームを引っ張って欲しい。盗塁を頭に入れているようなので、レギュラーになって、盗塁王目指して欲しい。堀さんが(91年から今季まで)20年付けていた背番号。堀さんの安打(1827安打)を超えて欲しい」と、50メートル5秒7の新スピードスター候補生と握手を交わし、ご機嫌だった。
ドラフト会議でロッテから1位指名された東海大の伊志嶺翔大外野手が20日、神奈川県平塚市の東海大で、瀬戸山隆三球団社長らから指名の挨拶を受けた。
球団は、9月に戦力外通告を受けた堀が長くつけていた背番号5を用意。伊志嶺は背番号について「ミスターロッテと言われた堀さんの番号で、ファンから愛された。今度は伊志嶺の番号と言われるように頑張りたい」と表情を引き締めた。
公私ともに仲がいい斎藤(早大)と対戦する可能性もある。「やるからには負けたくない。切磋琢磨して高め合っていければ」と力を込めた。
ロッテは20日、育成ドラフト2位で指名した神奈川・立花学園高の山口祥吾投手(18)=176センチ、70キロ、左投げ左打ち=と支度金100万円、年俸240万円で仮契約した。(金額は推定)
ロッテのコーチ陣が20日、契約更改交渉を行い、西本投手兼バッテリーチーフコーチが来季から2軍のコーチに配置転換されることが決まった。21日にも、来季の全コーチ陣が発表される。西本コーチは「若い選手を育てるのも大事な仕事。今まで2軍コーチをやったことがないので、自分にとってもいい経験になる」と意欲を見せた。
秋季キャンプ最終日の19日、千葉市美浜区の稲毛屋内練習場で3時間、練習に汗を流した。ぼちぼちかな。ひざの調子は、順調に良くなり続けている訳ではない。行ったり来たり。
第4クールから1軍の選手と一緒に練習している。今日も清田育宏選手ら外野陣4人で同じメニューに取り組んだ。ボールを後方に投げてもらい捕球。みんな笑顔が絶えずリラックスした様子。腹筋や側筋、背筋など基礎トレーニングも。合間には18日解禁のボージョレ・ヌーボーの話から「白ワインは魚に合うのかな」と問われ、「別に何でもいいんじゃないですか」とたわいのない会話をした。その後は、フォームをチェックしながら引き付けを意識してフリー打撃。7割ぐらいの力でダッシュや短距離のランニングをやっている。ケガをした右ひざの筋肉が弱いのでどうしても逆の足に体重を乗せて走ってしまう。右ひざは左に比べ2センチほど細い。まだ腫れることがあり、ひざの調子が良くならないと、どうしてももう一歩超えた練習ができない。
20日から練習はなく21日には日本一のパレードに参加する。その後は休み。秋季キャンプはリハビリという感じだった。時間を見つけて個人練習していこうと思っている。(まとめ・荻野公一)