12月21日12月21日| 選手 | 年俸 | 前年比 |
|---|---|---|
| 福浦 | 1億円 | △5％ |
日本プロスポーツ大賞の表彰式が21日、都内で行われた。
功労賞とチームとしての殊勲賞のダブル受賞となったロッテ西村徳文監督（50）は「らしさ」全開だった。今季はベストファーザー賞、CS制覇、日本一、日韓王者、串間市民栄誉賞、千葉県知事特別賞、知事特別感謝状、正力賞など数々の栄冠を獲得。この日の受賞で「10冠」となった。それでも、白鵬、宮里藍に囲まれた会見では終始緊張した表情。「隣の人達がスーパースターだから、自分がここにいていいものかと思いましたよ。久しぶりに緊張しました」と、実直で律義な人柄が垣間見られた。
来季への戦いも始まっている。「まずは今年果たせなかったリーグ優勝を目指します」と宣言。西岡に代わる主将や、来季スローガンに関しては「現時点で結論は出ていないです。1つ1つ決めていきます。そんな急がせないでください」と余裕を見せながらも、しっかりと来季を見据えていた。
ロッテ福浦和也内野手（35）が2000安打への手形を手にした。この日、千葉マリンの球団事務所で契約更改し、3年3億円プラス出来高でサインした。現在1682安打で、3年での318安打は達成可能な数字。「このユニホームを着て、2000本安打を達成したいと思っているので、嬉しかった」と球団からの高評価を喜んだ。先日、堀と小坂の送別会を行った席で「お前は2000本打てよ」と言われた。「胸に伝わるものがあった」と、決意を新たにしていたところだった。石川球団運営本部長は「彼には野球に集中させたかった。幹部候補生でもあるしね。2000本？とことんまい進して欲しい。千葉県民、市民のためにね」と名球会入りへ後押しした。
21日、日本プロスポーツ大賞でロッテがチームとして5年ぶり殊勲賞、西村監督も功労賞に輝いた。同監督は正力賞や故郷の串間市民栄誉賞などを含め、ことしは数々の表彰で“10冠”を獲得。「チームとしても個人としても頑張った成果。来年もやらないといけないという気持ちが強くなった」と気を引き締めていた。
ロッテ・西村徳文監督（50）が21日、大型補強を繰り返すライバル球団に対して育成重視の“西村流”で対抗する考えを示した。
今季はルーキーの荻野貴や清田ら若手による底上げで日本一まで上り詰めた。今オフは現時点で、日本ハムからトレードで山本、高口を獲得したが、大型補強はない。「それなら現有戦力でやるしかない。いるメンバーでやりくりするのが監督の仕事」と己の手腕で挑む覚悟だ。
この日は都内でチームを代表して日本プロスポーツ大賞の殊勲賞、自身も功労賞を受賞した。「光栄ですね。まずはパ・リーグ優勝、そして2年連続の日本一」と来季に向けて思案をめぐらせている。
ロッテ・西村監督はチームの殊勲賞とダブル受賞。白鵬、宮里藍らと並んだ会見後「隣はスーパースター。僕がいていいのかな」とおどけた。
正力賞など表彰続きの今季は10冠となったが「もう忘れました。来年に向けて頭がいっぱい」。主将・西岡がツインズ移籍、守護神・小林宏もFA移籍が確実で戦力ダウンは否めない。各球団が着々と補強を進める中、連続日本一へ来季は厳しい戦いが待つが「現状のメンバーで何とかやりくりするのが監督としての仕事。スローガンは“和”が絶対的基本線」。主将制度廃止の可能性も示唆し、現有戦力の底上げで苦境を乗り切る。
生え抜き野手最年長となるロッテの福浦が千葉マリン内で契約更改交渉に臨み、500万円増の年俸1億円プラス出来高払いの3年契約で更改した。通算2000本安打まであと318本とする中での3年契約に、「地元千葉で17年間お世話になったので、（ロッテの）このユニホームで達成したい」と話した。36歳シーズンからの複数年を提示した石川運営本部長は「野球に集中させたかった。指導者になって欲しい」と将来的なコーチ、監督候補として期待をかけた。今季は一塁の定位置は金泰均に奪われたが「1試合でも守りたい」と来年1月9日から沖縄で自主トレを開始する。
ロッテ福浦和也内野手（35）が21日、千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改し、3年3億円プラス出来高でサインした。「びっくりしました。感謝してます」という福浦は通算1682安打。この3年契約で残り318本に迫っている2000本安打が見えてきた。「千葉出身で17年間やってきて、どうしてもこのユニホームを着て2000本を達成したいと思っていた」と、意欲を見せた。今オフは、いつも使っていた千葉マリンが人工芝の張り替えのため使えず、初めて沖縄での自主トレを敢行する。「しっかり体を鍛えて、来季は少しでも一塁を守る機会を増やしたい」と意気込んだ。
ロッテの福浦内野手が21日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸1億円プラス出来高払いの3年契約で更改した。今季は主に指名打者での出場だったが、勝負強い打撃で打率2割9分5厘、13本塁打、61打点をマークした。通算2000安打まであと318本として複数年契約を結び、福浦は「僕自身も2000安打を打ちたいというのがある。地元千葉で17年間お世話になったので、ここのユニホームを着て達成したい」と晴れやかな表情で意気込みを口にした。（金額は推定）