ロッテ井口資仁内野手(36)が「鉄人」になる。11日、沖縄・名護市内で合同自主トレを公開。「常に全部出る気持ちでいる」と目標をフルイニング出場とし、チームメートにも奮起をうながした。「うちは痛くて休む選手が多いと感じていた。見本を見せたい」。143試合に出場した昨季だが、1試合の欠場は死球の影響だった。厳しい言葉は自らへの戒めでもある。「まずはリーグ優勝。次に日本一」。連覇を果たすためにも「痛がり」は許さない。
第2クールに突入した自主トレでは、短距離ダッシュで年下の選手をあおる勢いだ。トレーニングでは腹筋や背筋のメニューが格段に増えた。食事は肉を控え「シーズン中は魚ばかり。次の日に残らないように気をつけている」。強靱な肉体は日々の節制のたまものだ。
昨季日本一に輝いたロッテの野手現役最年長、井口資仁内野手(36)は11日、沖縄県名護市内で自主トレを公開。自身初となるフルイニング出場を宣言するとともに、連覇へ打率3割、20本塁打、100打点、出塁率4割を目標に掲げた。
今年37歳を迎えるベテランは、体力には絶対的な自信を持っている。さらにチームリーダーとして野手陣を引っ張る決意がそう言わせた。「フルイニング出場する気持ちを強く持ってやっていきたい。それに痛くて休む選手が去年、一昨年と多かった。自分が手本となってみせていきたい」。
井口はメジャー移籍した後輩との約束も2年越しで果たす。昨年主将に就任した西岡に「144試合出ろ。俺も出る」と叱咤激励した。その西岡はフルイニング出場でチームを引っ張った一方で、自身は死球の影響で1試合欠場。点差が離れた試合終盤の途中交代も4試合あった。ダイエー時代に2度全試合出場しているが、今年こそ1イニングたりとも休むつもりはない。故障や負傷にも弱音を吐かなかった西岡の根性を井口自らが受け継ぐ。
そのためには故障しない鉄人ボディーをつくり上げるしかない。
を目標に掲げて6日から沖縄で自主トレに臨んでいる。現在93キロの体重も、ベストの91キロに落としてキャンプインする。そして不動の3番としての役割も全うする。
「走者がいれば還し、走者がいなければ自分がつなぐ」。2年連続の100打点と出塁率4割はもちろん、ダイエー時代の04年以来となる3割、20本もノルマに課した。大型補強した星野楽天に加え、日本ハムには黄金ルーキー斎藤が入団した。井口は「去年以上にパ・リーグは盛り上がるし、その中で昨年日本一の意地を見せたい」と誓った。
ポスト西岡を狙うロッテ6年目の細谷が、井口の自主トレに初参加。オフの納会で井口に弟子入りを直訴したことで実現。「井口さんは二塁だし(二遊間コンビを組むために)アピールしていかないと。レギュラーを取りにいきます」と決意表明した。守備は阪神・鳥谷に学んでおり、早くも逆シングル捕球が上達。打撃を指導している井口も「僕もチームも期待している」と語った。
ロッテの井口資仁内野手(36)が“さかなクン”になって鉄人を目指す。沖縄・名護市で11日、阪神の鳥谷敬内野手(29)らと行っている自主トレを公開。自身初のフルイニング出場を目標に「やりたい気持ちは強く持っている。3割、20本塁打、100打点も打ちたい」と宣言。魚料理中心の食生活を徹底することで、タフな肉体を作り上げる。
美食の誘惑をはねのけて、ストイックな姿勢を貫く。沖縄といえば地元名産の「アグー豚」「石垣牛」などを用いた肉料理が有名。井口もロッテに移籍した09年石垣キャンプ当時は、興味津々だった。だが、今回は「あまり食べてませんね」と意外な反応。1年間をフルに戦い抜くために、最近では「(酒は)変な飲み方はしませんし、シーズンに入ったら、ほとんど魚」と、体にやさしい食生活に努めているという。
この日はロングティーやダッシュなどで汗を流したが、練習法は毎年新たな工夫を凝らしているという。「疲れは若い時よりたまりやすい」と入念なストレッチによるケアも大切なメニューだ。
37歳以上シーズンでのフルイニング出場は、達成すればパ・リーグでは初の快挙だ。昨季の欠場は1試合のみだったベテランは、「痛くて休む選手が、去年やおととしは多かった。自分が見本を見せていかなくちゃいけない」と鉄の意志でグラウンドに向かう。
ロッテ井口資仁内野手(36)が11日、沖縄・名護市内での自主トレを公開した。6日からスタートした自主トレは、この日が第2クールの初日。細谷や竹原らチームの若手や阪神鳥谷らとともに精力的に汗を流した。「オフは例年以上に忙しかったが、いい感じで調整できている。まずはリーグ優勝が目標。ドラフトでいい選手も入ってパ・リーグは去年に以上に注目されそうだけど、日本一のチームとして意地を見せたい」と決意を示した。
ロッテの6年目、細谷圭内野手(22)が遊撃の定位置奪取を目指す。11日、井口らと自主トレ中の沖縄・名護市で「ショートのレギュラーを取りたいです」とあらためて今季の目標を宣言した。井口や阪神鳥谷らの行う合同自主トレに参加するのは今回が初めて。「打撃は井口さん。守備は鳥谷さんから勉強したい」。先輩の技術を盗み、攻守ともにレベルアップを狙う。
ロッテの井口資仁内野手が11日、沖縄県名護市で練習を公開した。今季は日本ハムに注目新人の斎藤(早大)が入団し、楽天が星野新監督を迎えるなどパ・リーグに話題が多い。昨秋、チームを5年ぶりの日本シリーズ制覇に導いた主軸は「パが注目されている。昨年の日本一の意地を見せたい」と力強く語った。
毎年恒例となった阪神の鳥谷ら総勢8人でのトレーニングは、年を追うごとに内容が濃くなっている。この日も早朝から休む間もなく、下半身や体幹を中心に鍛えた。今季はフルイニング出場を果たした上で打率3割、20本塁打、100打点と高い目標を自らに課した。井口は「とにかく、リーグでトップを取らないと」と熱い口調だった。
12月で37歳を迎えるが、衰えは「特に感じていない」と力強い。「自分が見本となって見せていかないといけない」と、ことしも井口がチームを引っ張っていく。
ロッテの井口資仁内野手が11日、沖縄県名護市で練習を公開した。毎年恒例の阪神・鳥谷ら総勢8人でのトレーニングは、この日も早朝から休む間もなく、下半身や体幹を中心にトレーニングに励んだ。今季の目標は、フルイニング出場を果たした上で打率3割、20本塁打、100打点。井口は「とにかく、リーグでトップを取らないと」と熱い口調だった。
12月で37歳を迎えるが、衰えは「特に感じていない」と力強い。「自分が見本となって見せていかないといけない」と、チームを引っ張っていく覚悟だ。
今季は日本ハムに注目新人の斎藤(早大)が入団し、楽天が星野新監督を迎えるなどパ・リーグに話題が多い。昨秋、チームを5年ぶりの日本シリーズ制覇に導いた主軸は「パが注目されている。昨年の日本一の意地を見せたい」と宣言していた。
ロッテ・今岡誠内野手(36)が11日、高知県安芸市で本格始動した。昨年に続き、阪神時代から慣れ親しんだ安芸をスタートの地に選んだ今岡は、「昨年は阪神戦に出場できなかったので、今年は甲子園で何とか大暴れしたい」と古巣・虎撃ちを宣言。個人の数字目標としては打率3割を掲げた。
昨季はテスト入団でロッテ入りし、貴重なパーツとして移籍1年目で自身初の日本一を達成した今岡だが、やり残したのは古巣撃ち。「昨年は阪神戦に出られなかったからね。甲子園で何とか大暴れしたい」。その目は、真剣そのものだった。
昨季は阪神戦で打席に立つことができなかった。5月25日、甲子園での阪神戦を前に2軍行きを通告された。前日24日には出場機会がなく、その後も約4ヶ月間ファーム暮らしが続き、千葉マリンでの阪神戦出場もかなわなかった。だが、今季は“ロッテ・今岡”として聖地に立ちたい。「ホームランでも打てたら、気持ちいいだろうね」。今季の大きな目標の1つに設定した。
そして、テスト入団した昨年は、あえて個人としての数字の目標を封印していたが、自身初の日本一を達成したことで、今年はプレーヤー・今岡としての新たな目標を設定した。「指名打者や代打が多いと思うが、打数が多い少ないにかかわらず、打率は3割を目標にしたい」。移籍2年目の新たな意気込みだった。
そんな今岡が、昨年に続き、1年のスタートの地に選んだのが安芸。「応援してくれる方々も多いし、そういう声を聞いて励ましを受けながら、また1年間やっていこうという気持ちになれる」。ロッテ入りを目指し自主トレに励んでいた昨年、行きつけのうどん店で従業員全員から激励の寄せ書きをもらった。そのお礼に、この日、日本一のビールかけで着用したTシャツをプレゼント。交流のある地元の小学校にも挨拶に訪れるなど、旧交を温めた。ぬくもりをパワーに変えている。
2011年1月11日‐。縁起の良さを感じさせる1並びの日、節目のプロ15年目が幕を開けた。