1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
白組 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 清田 | 4 | 1 | 0 |
2 | 遊 | 荻野貴 | 3 | 1 | 0 |
3 | 二指 | 井口 | 3 | 1 | 0 |
4 | 指一 | 福浦 | 3 | 0 | 0 |
5 | 左右 | 竹原 | 3 | 0 | 0 |
6 | 捕指 | 里崎 | 3 | 0 | 0 |
7 | 三指 | 今岡 | 3 | 1 | 0 |
8 | 右左 | 南竜 | 3 | 2 | 1 |
9 | 指三 | 青野 | 2 | 0 | 0 |
10 | 一二 | 塀内 | 3 | 0 | 0 |
11 | 指捕 | 小池 | 2 | 1 | 0 |
計 | 32 | 7 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 指中 | 伊志嶺 | 3 | 1 | 1 |
2 | 中右 | 岡田 | 3 | 2 | 1 |
3 | 右指 | サブロー | 3 | 1 | 0 |
4 | 一指 | 金泰均 | 3 | 1 | 1 |
5 | 指左 | 大松 | 3 | 1 | 0 |
6 | 遊三 | 細谷 | 2 | 0 | 0 |
7 | 捕指 | 金澤 | 2 | 0 | 0 |
8 | 左一 | 神戸 | 3 | 1 | 2 |
9 | 三遊 | 根元 | 2 | 1 | 0 |
10 | 二 | 高口 | 3 | 1 | 0 |
11 | 指捕 | 的場 | 2 | 0 | 0 |
計 | 29 | 9 | 5 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
マーフィー | 2 | 9 | 3 | 2 |
唐川 | 2 | 10 | 4 | 3 |
ペン | 2 | 8 | 2 | 0 |
伊藤 | 1 | 3 | 0 | 0 |
古谷 | 1 | 3 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
成瀬 | 2 | 7 | 1 | 0 |
渡辺俊 | 2 | 7 | 1 | 1 |
薮田 | 2 | 7 | 1 | 0 |
川越 | 1 | 5 | 3 | 0 |
吉見 | 2 | 8 | 1 | 0 |
22日の紅白戦で二塁ベース上を襲った伊志嶺の痛烈な打球。ロッテ荻野貴司内野手(25)は、右足をためらいなく蹴り出し、ボールへと飛び込んだ。「体が自然と動いてくれた」。遊撃の守備位置で初めて見せたダイビングキャッチ。素早く起き上がると、力強い送球で俊足のルーキーを一塁でアウトにしてみせた。
この石垣キャンプ、自らの右足と闘ってきた。昨年5月に右膝半月板を損傷。回復を感じてはいたが、内心では怖さが抜けなかった。シートノックや紅白戦で送球がばらついたり、球際の弱さが目についていたのは、全ては「右足を踏ん張り切れていない」(上川内野守備走塁コーチ)という理由だった。だからこそ、右足で踏み切ったことは価値がある。これまで使い切れていなかった右足が生み出した1つのプレーが、自信を呼び戻した。「膝の状態は良くなっている。ほぼ全力でいけるぐらいですよ」。自主トレからキャンプを通じて「8割程度」で停滞していた針が、ファインプレーをきっかけに大きく進んだ。
1回には9ヶ月ぶりの盗塁も記録し、7回の第3打席では紅白戦15打席目で初安打も飛び出した。「ようやくここまできたかなという感じです」。遊撃の定位置奪取に、大きな1歩を踏み出した1日となった。
荻野貴司内野手(25)が、西村監督をうならせるプレーで完全復活を印象づけた。紅白戦に紅組の「2番・遊撃」で先発出場。初回1死一塁から決めた盗塁は、昨年5月21日のヤクルト戦(千葉)で右膝を故障して以来、約9ヶ月ぶりの“第一歩”。「足の状態がだいぶよかったんで、いい感じでスタートが切れた。ほぼ全力でいける」。余裕のタイミングで二塁に滑り込んだ。
正遊撃手の本命候補は守備も光った。初回先頭で伊志嶺が放った二遊間への当たりを、横っ跳びで好捕。俊足ルーキーに内野安打を許さず、「早くショートのポジションに慣れるように、出してもらった試合ではいいプレーをしたい」と納得の表情を浮かべた。7回には4試合あった紅白戦の15打席目で初安打。走攻守に存在感を発揮だ。
西村監督は「あの走りなら、本人の不安はないんじゃないかな。100%に近いものを出してくれた」とうなずいた。昨年は故障まで46試合出場で打率3割2分6厘、25盗塁をマークしながら、日本一の歓喜に立ち会えなかった。つらいリハビリの日々を乗り越え、シーズン開幕に照準を合わせ加速していく。
スタートを切ったロッテ・荻野貴にもう迷いはなかった。初回1死一塁、打者・井口の2球目。瞬時にトップギアに入ると、楽々と二塁を陥れた。昨年5月21日のヤクルト戦(千葉マリン)以来、277日ぶりの盗塁。「自信をつけたかったので良かった。ほぼ全力で走れる。ようやく兆しが見えてきた感じです」。
新人だった昨季、開幕から46試合で25盗塁。新人王当確ともされた鮮烈デビューも、5月に右膝を手術。右脚の筋力が極端に衰えて体の左右のバランスが崩れた。リハビリでは手術前の脚力を取り戻すため、体幹を強化。バランスを整えることに心を砕いた。キャンプでは医者のゴーサインは出ているものの「まだ怖さがある」と第2クール前後までは、再発に対する恐怖心が取り除けないでいた。それが実戦4試合目でようやく吹っ切れた。西村監督も「まだ1番いい時までいっていないけどスタート、スライディングと不安がなくなったのでは」とうなずいた。
中堅からコンバートされた遊撃の守備でも見せた。初回、ドラフト1位・伊志嶺(東海大)の中堅へ抜けそうな打球に飛びついて捕球。素早く体勢を立て直して一塁へ送球し、俊足ルーキーの出塁を阻んだ。ここまで不安定だった守りでも、存在感を示した。7回は実戦15打席目でようやく初安打もマークと、初もの尽くしの1日となった。
26日の日本ハムとのオープン戦(名護)は、斎藤との対戦が濃厚だが「紅白戦と同じようにやれることをやりたい」と平常心を強調した。荻野貴はブレることなく、一歩ずつ輝きを取り戻していく。
ロッテ・成瀬が紅白戦に初登板。先頭の清田に左前打を浴びたものの、2回1安打無失点とほぼ完璧に抑えた。昨季終盤から使いだしたカーブ1球を含め、30球を投じた左腕は「要所でいい投球ができた。ストライク先行でリズム良く投げられた」と振り返った。開幕投手の大本命の好投に西村監督は「十分でしょう。エースですから自分でやることは分かっていると思う」と満足げだった。
ロッテからフリーエージェント(FA)権を行使して阪神へ移籍した小林宏投手(32)の人的補償を求めている件で、ロッテ・石川晃球団運営本部長は22日、「23日夜に瀬戸山球団社長を含めた編成の会議を開いて結論を出す」と語り、発表は24日以降にずれ込むことになった。当初は23日までに発表する予定だった。ロッテは阪神が提出したプロテクト名簿から外れた選手のうち、獲得希望候補をすでに投手2人に絞っている。
ロッテ荻野貴司内野手(25)が22日、紅白戦で9ヶ月ぶりとなる盗塁を決めた。1回1死一塁で二盗を成功。西村監督を「ずっと見ていたけど、スタート、途中の走り、スライディング、あの走りなら本人も(足の)不安はないでしょう」と喜ばせた。第3打席には紅白戦初安打も記録。右膝半月板損傷からの完全復活をアピールした。
ロッテ渡辺俊介投手(34)が紅白戦初登板で手応えをつかんだ。白組の2番手として3回から登板。先頭の南竜にいきなり本塁打を浴びたが、後続をしっかり打ち取った。2回を投げて1安打1失点の内容を「だいたい予定通り。右打者への新しい組み立てを試せたのがよかった」と振り返った。
ロッテ成瀬善久投手(25)がエースの貫禄を見せた。22日、紅白戦に初登板し、2回打者7人を1安打に抑えた。「ストライク先行でリズムよく投げることをテーマにしていたが、いいテンポで投げられた。走者を出しても0点に抑えたことはよかったね」と納得の表情で振り返った。
ロッテ服部泰卓投手(28)が22日、石垣キャンプから緊急帰京した。前日の紅白戦で投球中に左脇腹に違和感を発症。石垣市内の病院で検査を行った結果、左肋間筋挫傷と診断され、帰京して再検査を行うことになった。紅白戦では白組の5番手として登板し、1回打者10人に対して6安打5失点という乱調ぶりだった。