1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
オリックス | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 右中 | 岡田 | 2 | 0 | 0 |
2 | 遊 | 荻野貴 | 2 | 0 | 0 |
3 | 中 | 清田 | 2 | 1 | 0 |
右 | 南竜 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 左 | 大松 | 3 | 0 | 0 |
左 | 神戸 | 0 | 0 | 0 | |
5 | 指 | 竹原 | 3 | 2 | 1 |
打 | 塀内 | 1 | 1 | 0 | |
6 | 三 | 細谷 | 4 | 1 | 0 |
7 | 捕 | 金澤 | 3 | 0 | 1 |
8 | 一 | 青野 | 3 | 1 | 1 |
9 | 二 | 高口 | 2 | 0 | 0 |
二 | 根元 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 26 | 6 | 3 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 坂口 | 4 | 1 | 1 |
2 | 右左 | 深江 | 2 | 0 | 0 |
打左 | 荒金 | 1 | 0 | 0 | |
3 | 二 | 後藤 | 2 | 1 | 1 |
走遊 | 大引 | 2 | 0 | 0 | |
4 | 指 | T−岡田 | 3 | 1 | 0 |
5 | 三 | バルディリス | 2 | 0 | 0 |
三 | 野中 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 一 | 由田 | 2 | 0 | 0 |
7 | 捕 | 伊藤 | 2 | 1 | 0 |
捕 | 前田大 | 2 | 1 | 0 | |
8 | 遊二 | 金子圭 | 4 | 1 | 0 |
9 | 左右 | 森山 | 3 | 2 | 0 |
計 | 30 | 8 | 2 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
大嶺 | 3 | 13 | 3 | 2 |
大谷 | 1 | 4 | 1 | 0 |
上野 | 1 | 3 | 1 | 0 |
山本徹 | 1 | 6 | 0 | 0 |
松本 | 1 | 4 | 1 | 0 |
山室 | 1 | 5 | 2 | 0 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
伊原 | 3 | 11 | 2 | 1 |
長谷川 | 2 | 11 | 3 | 2 |
古川 | 1 | 3 | 0 | 0 |
高宮 | 1 | 4 | 0 | 0 |
西川 | 1 | 5 | 1 | 0 |
ロッテが1日、阪神にFA移籍した小林宏の人的補償として、高浜卓也内野手(21)を獲得することを発表した。07年高校生ドラフト1巡目で、今季は実戦6試合で打率5割7分1厘とブレーク中の若手の加入。西村監督は「西岡がメジャーに行き、今江も故障で遅れている。(内野手が)戦力として必要ということです。かなり期待している。周りの選手たちにも刺激になる」と言った。当初は投手を獲得する方向だったが、2月下旬に方針転換した。手続きが完了し次第、1軍に合流する。7日からの関西遠征が有力だ。
高浜は甲子園で、沼沢球団本部長からロッテ移籍を伝えられた。「ビックリした。言葉が出なかった。3年間ケガで貢献できなかった。今年はやってやるぞという気持ちが強かった。ロッテで頑張ってFAを取って、阪神に『戻ってこい』と言ってもらえるよう頑張ります」と気丈に言った。
ロッテは1日、フリーエージェント(FA)で阪神に移籍した小林宏之投手(32)の補償選手として、高浜卓也内野手(21)を獲得すると正式に発表した。今江敏晃内野手(27)が、左ふくらはぎ肉離れで3月25日の楽天との開幕戦(Kスタ宮城)出場に黄信号がともる中、高浜の加入で正三塁手争いはさらに激化の様相だ。
ロッテは、昨季の首位打者だった西岡が米大リーグ、ツインズへ移籍し、日本シリーズMVPの今江は開幕戦出場が微妙。内野強化が急務の中、1軍出場経験こそないもののプロ4年目の阪神キャンプで急成長した三塁手、高浜を救世主に指名した。
「ビックリして言葉が出なかった。3年間けがで何1つできなかったので、今年はやるぞという気持ちだった」と高浜。石川晃球団運営本部長は「若くて将来性がある素晴らしい選手」と期待を寄せ、西村監督も「競争が活性化される」と大歓迎だ。
荻野貴と正遊撃手争いを展開中の細谷、根元はオープン戦などで三塁もこなしており、2月中に1軍昇格した青野も三塁手。ホットコーナーをめぐる争いは、高浜の加入でさらに過熱する。
ロッテ・大嶺が1日、対外試合に初登板し、3回を3安打2失点。今季は球威を取り戻すことをテーマに掲げており直球主体の組み立て。最速は138キロだったが、2回は全て浅い外野への飛球で3者凡退に。新球スプリットでT−岡田を二ゴロに仕留めた。「スプリットは思ったより使える。もっと直球で後ろにファウルを打たせるようにしたい」と開幕ローテーション入りへ、より直球を磨いていく。
ロッテは1日、阪神にフリーエージェント(FA)移籍した小林宏投手(32)の人的補償として、高浜卓也内野手(21)を獲得する意向を阪神に伝えた。当初の金銭補償から方針転換したことについて、西村監督は「西岡が抜け、今江もケガで出遅れている」と説明。高浜には「戦力として必要。打力はいいものを持っている」と強い期待感を示した。
昨年までのプロ3年間は故障続きで1軍出場がない高浜だが、今季は紅白、オープン戦など実戦6試合で打率.571とブレーク。遊撃と三塁を守れることが強みで、指揮官も「そこは激しく競争してるところだが、もう1人入ることでよりいいものになる」と相乗効果を口にする。
正三塁手の今江は左ふくらはぎの肉離れで開幕に間に合うか微妙で、外野から遊撃にコンバートされた荻野貴は送球の不安を露呈。この日のオリックスとの練習試合でも一塁の頭上を越す悪送球を犯し「自分のことで精一杯。まずは自分のことです」とライバル加入に表情を引き締めた。
「可能になれば、すぐにでも呼びたい」と西村監督は即1軍でテストする考え。早ければ3日からの広島・大阪遠征中にも合流する見込み。遊撃、三塁のサバイバルはますます激化していく。
ロッテ移籍が決まった阪神・高浜は動揺を隠せなかった。1日午前に阪神・沼沢正二球団本部長から移籍を通告され、広田神社への必勝祈願の球団行事を急きょキャンセル。甲子園で表情を失ったまま「何も考えていなかったことなので、ビックリというか言葉が出なかったです」とした。
4年目の今季は安芸の2次キャンプで1軍昇格。期待していた真弓監督も「もったいないよ、それはね。調子が良くて活躍していたから、予想はしていたけど」と悔やんだ。「FAで阪神に戻ってきて欲しいと思うくらいの活躍をして欲しい」と坂井オーナー。高浜も「戻ってこいと言われるくらいの選手になれるように頑張る。結果を残すだけ。それはロッテでも同じ」と前を向いた。
FAの人的補償で阪神からロッテ移籍が決まった高浜卓也内野手(21)が即1軍招集されることになった。球団は1日、小林宏の補償として高浜獲得を正式に発表。西村徳文監督(51)は「呼んで、見てみたいなと思います」とし、公示手続きが終わり次第、オープン戦などで起用し実力を見極める考えを明らかにした。
期待は即戦力だ。石川球団運営本部長は「当初は投手の獲得を考えていたが、キャンプで内野の層が手薄になった。この1週間で(方針が)ガラッと変わった。監督も高浜がいいということだった」と説明した。西岡の移籍に加え、左ふくらはぎ肉離れの今江も回復が遅れているため、内野手補強へ方針を転換。ここまで実戦6試合で14打数8安打と結果を残し、将来性も高く評価する高浜の獲得を決めた。
西村監督は「打つことに関してはいいものを持っている。期待しています。(1軍に)呼べるタイミングが分かれば、そこで見極めることになるでしょう」。過去3年は両膝の故障などに苦しんだが、今季は実戦出場しているようにコンディションに問題はなし。荻野貴、根元、細谷らの三遊間争いに、割って入る可能性は十分ある。
高浜の流出に真弓監督は頭を抱えた。「もったいないよ、そりゃ。予想もしていたけど…」。
1日朝に兵庫・広田神社で行われた必勝祈願には「縦じまを着るのがつらいだろう」との球団の配慮で不参加。指揮官から「(ロッテに)選ばれて行く訳だからチャンス」とエールを送られた高浜だが、ショックは隠せない。「言葉が出なかった。(ロッテについては)今のところは考えられない」。
2月19日に1軍キャンプに合流すると、実戦6試合で14打数8安打2打点と結果を残していただけに、チームにとっては痛すぎる“放出”となった。
ロッテが1日、阪神にFA移籍した小林宏の人的補償として、高浜卓也内野手(21)を獲得することを発表した。松本編成統括は「1ヶ月間、プロテクトにもれた選手の最新の力を調査した。最終的には西村監督の判断。ショート、サードも守れる左の大型選手。うちにはいないタイプ」と話した。
ロッテは1日、フリーエージェント(FA)宣言して阪神に移籍した小林宏投手(32)の補償選手として、高浜卓也内野手(21)を獲得する意向を阪神に伝えた。
ロッテは西岡が米大リーグ、ツインズに移籍し、内野強化を求めていた。石川球団運営本部長は「高浜選手は若くて将来性がある素晴らしい選手」とコメントを出した。
高浜は神奈川・横浜高から2008年に高校生ドラフト1巡目で阪神入団。故障もあり、昨年までの3年間で1軍出場はなかった。阪神の坂井オーナーは「ルールとはいえ、非常に残念。将来FAで阪神に戻ってきてくれるくらい頑張って欲しい」と話した。
FA選手の旧所属球団が補償として選手を求める場合、移籍先の球団がプロテクトする28人以外から1人を獲得できる。
ロッテ西村徳文監督(51)が1日、若手投手の踏ん張りを評価した。オリックスとの練習試合(8回終了)で6人の投手が相手打線を2点に抑え、成長をアピールした。先発の大嶺こそ2点を失ったが、2番手以降は走者を出しながらも無失点。「前回の内容を反省して、次につなげてくれたね。チームにとってもいいことです」。紅白戦、オープン戦と結果を残せていなかった若手が好投し、表情は明るかった。
オリックスとの練習試合に先発したロッテ大嶺祐太投手(22)が、3回2失点ながらも収穫を口にした。「直球も低めに投げられたし、変化球も完璧にとらえられたヒットはなかった」。オープン戦で取り組んできた直球の威力アップに手応えを得たムードだった。
巨人、中日でプレーし、中日監督も務めた与那嶺要氏が2月28日午後9時45分(日本時間1日午後4時45分)、前立腺がんのため米ハワイ州ホノルル市内で死去した。85歳。
人と人の関係を表す言葉のひとつに“ライバル(rival)”がある。川(river)とスペルが限りなく近い。ライバルは同じ川を使用する者を言い、このことから競争相手、好敵手などの意味に使われる。競争に敗れた人にはいく分かの“恨み”が残る。
昨季、中日を倒して5年ぶり4度目の日本シリーズを制した千葉ロッテ・マリーンズは、1950年に毎日オリオンズとして創設され2人のオーナーを経て、大毎オリオンズから東京オリオンズ(永田雅一オーナー)に変わった。チーム名は5年後にロッテ・オリオンズになり74年にロッテ・グループの総帥重光武雄がオーナーに就任した。以来、37年も頑張っている。
埼玉西武ライオンズは50年に西鉄ライオンズとして創設され4人のオーナーを経て5人目、楠根宗生のときチーム内の八百長試合(黒い霧事件)が発覚。楠根は退き、そのあと2人のオーナーを経て78年に経営権を西日本鉄道から西武鉄道に譲渡した。権勢を誇る堤義明がライオンズ史上8人目のオーナーに就任した。
ロッテ、西武の2大グループはほどなく野球以外の“活動領域”で“接触事故”を起した。ロッテ・グループはこの事故で痛手を負った。総帥重光の心は傷ついたが恨みごとを口に出さず一筋の光明をプロ野球のロッテに当てた。だが、心の一端はどこかで開かれ人から人に伝わる。
当時の監督(84−86年)、稲尾和久は投手陣補強のため西武の江夏豊に目をつけ、まだ使える、と判断して重光に獲得を要請した。だが、重光は、「稲尾さん、西武さんのお古をとるのは止めましょう」と、穏やかな口調で諭すように稲尾に言った。重光の一言でまだ使えるはずの江夏は投手生命を閉じた。あとでその話を稲尾から聞いた。
稲尾が3年で退いたあとロッテの監督はくるくる代わり、昨季からの西村徳文監督までの17シーズンに10人の監督が入れ替わっている。だれも重光の胸中を知らない。チームスローガンに「和」を掲げた西村監督になってなぜか千葉ロッテ・マリーンズは目を覚ました。まったくの偶然としか言いようがないのだが、ロッテは昨季の開幕からクライマックス・シリーズ(CS)までここというときに西武と顔を合わせて西武を破り、リーグ3位になった。
CSのファーストステージ(西武ドーム)で2位西武を6−5、5−4の1点差で連勝、ファイナルステージ(ヤフードーム)では6試合4勝2敗、最後の一戦に成瀬が7−0の完封勝ちしてリーグ1位のソフトバンクまで退けた。マスコミは“下克上”と書き立て、瀬戸山代表が重光の所へ報告に行ったら「(オーナーは)いままでに見たことがない笑顔で喜んでくれた」と驚いた。日本シリーズ優勝で重光は昨季“万感・満願”を果たした。ライバルの堤はプロ野球を去ってもう7年になる。
プロ野球はオープン戦を走り抜け、ペナントレースは3月25日に開幕する。パは「西・ロの戦い」、セは「巨・中の戦い」が“核”になる。(渋沢良一 元セ・リーグ事務局長)