わたしはかもめ2011年鴎の便り(5月)

便

5月14日

千葉ロッテ4−0東北楽天(QVCマリン)

ロッテの唐川が今季2度目の完封で4勝目。ストライク先行で打たせて取り、4安打に封じた。打線は1回1死一、二塁から金泰均の左前打と今江の右犠飛で2点を先制。6回には福浦が4点打を放った。楽天は打線が精彩を欠いた。

123456789R
東北楽天0000000000
千葉ロッテ20000200x4

◇福浦代打で2点打

千葉ロッテの福浦が6回に代打で2点適時打を放った。2死二、三塁から、外角のスライダーを中前に運び「バットの先に引っかかってくれた。みんながつくってくれたチャンス。みんなの気持ちが伝わった」と実感を込めた。

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唐川完封4勝目、ハーラー&防御率2冠[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が今季2度目の完封で、ハーラートップタイに並ぶ4勝目を挙げた。楽天打線を散発4安打。得点圏に走者を進めたのは1度だけという危なげない投球だった。この快投で防御率は1.14となり、ソフトバンク和田を抜き1位に返り咲いた。若き右腕エースの快投で、チームは交流戦前の勝ち越しを確定させた。

楽天山崎の打球が伊志嶺のグラブに収まると、唐川は小さく帽子に手をやった。今季2度目の完封。ハーラートップタイの4勝目にも、派手なガッツポーズはない。マウンドさばき同様に、冷静に喜びをかみしめた。「毎度ありがとうございます」。本拠地のお立ち台は早くも3度目。全てに余裕が漂っていた。

初回、味方のファインプレーで流れに乗った。楽天先頭聖沢の三遊間のライナーを、高口が好捕。「先頭打者はすごく大事。あれで楽になった」。俊足の聖沢は塁に出せば嫌な選手。味方のファインプレーが、その後の投球にリズムを生んだ。「(野手の間を)球が抜けなければいいと思った」と開き直れた。

今季の唐川は「立ち上がり」がテーマだ。「昨季まであまり立ち上がりがよくなかった」。試合前の投球数を増やすなどして、工夫してマウンドに上がる。「試行錯誤をしている」。ここまで5試合で2回までの失点は0。昨季は11試合中6試合で失点。今季の成長を感じさせる数字だ。

立ち上がりを抑えれば、自分にも、チームにも流れがくる。この日も打線が初回に先制点を挙げた。唐川が投げる試合は必ず味方が序盤に点を取る。今季は5試合中4試合で2回までに攻撃陣が得点を挙げた。守りのリズムが攻撃にもリズムをもたらし、結果的に自分を楽にする。西村監督も「去年と一番違うのは、気持ちの面」とマウンド上での余裕を感じ取っている。

散発4安打。三塁を踏ませない圧巻の投球で、防御率1.14はソフトバンクの和田を抜き再びトップに立った。チームも交流戦前の貯金が確定。4勝はエース成瀬を上回りチーム首位。大車輪の活躍にも「今日はそんなにいいと思うところがなかった」と辛口の自己採点。今季の唐川は何とも頼もしい。

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岡田美守“三塁打”捕った読んだ打球方向[ニッカン]

ロッテ岡田幸文外野手(26)が守備のビッグプレーで、好投の唐川を援護した。6回表、右中間を襲った楽天聖沢のライナーを中堅から20メートル以上も激走した。「(グラブに)入ってくれと思いながら走った」。最後は背走しながらダイビングキャッチした。

西村監督が「岡田のプレーが大きい。投手を救った」と絶賛した守備は、鋭い読みが生んだ。岡田は「3ボール1ストライクの時点で、打者は思いきり振ってくる。(左打者の聖沢の)インコースなら打球は右中間を意識する」。捕手が構えたミットの位置で予測していた方向への打球に、自然と足が出た。「真っすぐ落下地点まで走れた。半歩の違いが大きい」。50メートル5秒6の俊足でも、初動が遅れては強い打球に追いつけない。読み勝ちだった。

直前の5回の攻撃でロッテはチャンスをつぶした。高口の“本塁打”がビデオ判定で取り消され、2死二塁の好機でも相手の好返球で得点を奪えなかった。2点をリードしながら、嫌な空気が漂いかけていた。聖沢は俊足。抜けていれば無死三塁のピンチ。流れは楽天に傾いたかもしれない。

岡田のプレーで流れを引き戻したロッテは、その裏に2点を追加し、試合を決めた。「守備から流れをつくれる働きをしたい」。その言葉通りの仕事だった。

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ロッテ・唐川2冠だ!完封トップタイ4勝![サンスポ]

堂々の投手2冠だ。ロッテ・唐川侑己投手(21)が14日、楽天5回戦で今季2度目の完封(4安打)で、ハーラーダービーのトップに並ぶ4勝目(1敗)をあげた。防御率も1.14として1位の座を奪回。「今だけですよ」と謙遜しきりだが、自己初の2ケタ勝利も近づいた。一方、0−4で敗れた楽天は、66イニング連続で適時打が出ないという深刻な状況だ。

クールというか、テレ屋ならではというか。

伸びのある直球やスライダー、チェンジアップを中心に、三塁を踏ませぬ散発4安打の完封勝利。それでも唐川は勝利の瞬間にも、駆け寄ってきた捕手の里崎に向け、帽子のつばに右手を添えて会釈しただけだった。

「終始苦しかったです。良かったところ?ええと…そんなに良くなかったですね。球が野手の間を抜けないようにと思って投げました」。中堅・岡田をはじめ野手の再三の好守にも助けられただけに、景気のいいコメントは出ずじまい。だが楽天には、今季初先発の4月13日(QVCマリン)で6回1/3を6安打4失点。唯一の黒星をつけられていた相手に雪辱できた。

4連勝でハーラー首位タイに躍り出た。完封は4月20日の西武2回戦(同)以来2度目。防御率は1.14とし、ソフトバンク・和田を抜き首位の座に返り咲いた。自己初の2ケタ勝利へ順風満帆だ。

「今だけですよ。ただチームの力になれているならいいです。好調の要因?大事なところでしっかりコントロールをつけて投げることができていることですかね」。ほんの少しのぞかせた自負。西村監督からは「ナイスピッチング!」とたたえられていた。

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ロッテ・高口、通算3号ビデオ判定で幻に[サンスポ]

「9番・遊撃」で今季初スタメンのロッテ・高口が5回、左翼ポール際に大飛球を放った。1度は本塁打とされたが、ビデオ判定の結果、取り消されてファウルに。打ち直した結果は三ゴロ失だった。今季初、通算3号が幻となり「打ったときは全力疾走で打球は見ていなかった。気持ちを切り替えたけど、しようがない」と肩を落とした。

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唐川、今季2度目の完封!4勝、防御率1.14で2冠[スポニチ]

勝利の瞬間も、派手なガッツポーズはない。最後の打球の行方を見届けたロッテの唐川は、ペコリとお辞儀をした。被安打4で、今季早くも2度目の完封劇。本拠地で今季3度目のお立ち台に上がった21歳には、右のエースとしての風格が漂っていた。

「毎度ありがとうございます!個人の成績は今だけですが、チームの力になれているならいいことだと思う」。リーグトップタイの4勝目に、防御率1.14も1位に返り咲いた。堂々の2冠だ。

チームは前カードを3試合連続雨天中止。ナイター登板の予定だった唐川は、2度登板日が変更となり中9日でのデーゲームとなった。調整の難しさから、左打者の内角への直球がシュート回転するなど苦心のマウンド。そこで、打たせて取る投球を選択した。

唯一得点圏に走者を背負った3回1死二塁。内角低めを突いた直球で鉄平を三ゴロ、松井稼も直球で左飛に仕留めた。前々回の4月27日オリックス戦(QVCマリン)では自己最多12三振を奪ったが、この日は三振はわずかに3つ。本調子ではない分、テンポを重視し、その結果、野手が好守を連発した。「野手の間を抜けないように投げた。いいプレーで助けてくれた」と感謝したが、調子に応じて力勝負と打たせて取る投球の使い分けができるようになったのが、4年目の成長だ。

昨季は右手中指骨折などで2度の戦線離脱。「チームが苦しいときに投げられなかった」と悔しさを胸に刻んだ。春季キャンプでは、昨季まで本格的に行わなかった筋力トレーニングを取り入れた。1年間、先発ローテーションを守り抜く強い体をつくるためだ。芽生えた自覚。左のエース・成瀬と並ぶ、誰もが認める2本柱となった。

「大事なところでしっかりコントロールをつけられるようになった」。投げる度に自信を深めている唐川の存在感は、日増しに大きくなっている。

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岡田超美技!俊足、冷静な判断「それだけで最初の一歩が違ってくる」[スポニチ]

50メートル5秒6の快足に、冷静な判断が加わったからこその超美技だった。

ロッテの中堅・岡田は、6回先頭・聖沢の右中間へのライナーをダイビングキャッチ。約20メートル疾走し、トップスピードのまま右手を目いっぱい伸ばした。グラブの先で収めると同時に前転。仰向けになってもボールを離さず「グラブが届く範囲なら、何が何でも食らいつくのが僕の持ち味」と誇らしげだった。

打者は左の聖沢だったが、左方向への打球が多い傾向から、初球は定位置より左中間よりに守った。だが、打者有利の3ボール1ストライクになったことで「思い切り振ってくる。内角球だったら右中間へ飛びやすい」と、わずかに中堅の定位置方向へ移動した。そして5球目。捕手の里崎が内角にミットを構えるのを見て、重心の意識を左足に置いた。「それだけで、最初の一歩が違ってくる」と落下地点へ最短距離で走り込んだ。スタートがコンマ数秒遅ければ、捕球できなかったはず。2点差の中盤で、次の1点が勝負の行方を左右する局面。西村監督が「岡田のプレーが大きかった。抜けたら三塁打だからね」と称えたビッグプレーだった。

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大丈夫か…荻野貴欠場、西村監督「去年痛めた場所とは違う」[スポニチ]

ロッテの荻野貴が右膝の違和感で今季初めて欠場した。13日の楽天戦(QVCマリン)の走塁の際に痛め、この日の試合前練習はアップのみで切り上げた。昨年5月に右膝を手術し、復活した今季は外野から遊撃に転向。「2番・遊撃」で開幕からフルイニング出場を続け、リーグトップの14盗塁をマークしていた。西村監督は「去年痛めた場所とは違う。無理はさせられないので、大事を取った」と説明した。

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唐川、今季2度目の完封!再び2冠…ロッテ[報知]

派手なガッツポーズはなかった。唐川は勝利の瞬間、捕手・里崎に軽く一礼しただけ。貫禄たっぷりの振る舞いだった。今年3度目となる本拠地のお立ち台に上がり、「個人の成績は今だけですけど、チームの力になれているのはいいこと。“毎度”ありがとうございます」と笑いを誘った。

今季2度目の完封勝ちで、リーグトップタイの4勝目。防御率もソフトバンク・和田を抜いて再びトップの1.14と2冠に返り咲いた。「左バッターへの内角球がシュートしてしまっていたので、しっかり低めを意識した」と丁寧な投球を心がけて、9回を4安打の快投だ。味方の好守にも助けられて、最後まで三塁を踏ませなかった。

「メニューが多くて大変ですよ」と笑いながら、先発投手陣ではただ1人、毎日の全体練習後に陸上用のハードルを使った練習に励んでいる。足でまたいだり体を沈めてくぐったり、バランス感覚の強化や股関節の可動域を広げる狙いで地味な動作を繰り返す。「自分の一番の持ち味は柔軟性だと思っているので」。努力で培ったしなやかフォームが、今季の好投を支えている。

成瀬に並ぶローテの柱は、すでに4勝1敗で自身の貯金を3に増やした。西村監督が「ちょっと終盤は球が浮いてきたが、ナイスピッチングですよ」と、あえて注文を付けるあたりに期待の大きさがにじみ出る。

若き右腕は「大事なところでしっかりコントロールをつけられているのが、(好調の)理由だと思う」と涼しい表情で振り返った。6勝止まりの昨季は、右手中指の骨折や右ひじ痛と故障に泣いた。シーズン通してローテを守り抜く向上心が快投の源だ。

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ロッテ・唐川、完封に余裕の表情[サンスポ]

今季5試合目で、早くも2度目の完封だった。リーグトップタイの4勝目に、防御率も1位に返り咲き。ロッテの唐川は「チームの力になれているなら、いいこと」と余裕の表情だった。

安定しない球筋を、制球でカバーした。左打者の内角への直球がシュート回転してしまっていたという。球筋をすぐに変えることができない分「低めを意識した」と振り返った。コースは甘くなっても、高く浮くことはなかった。

唯一得点圏に走者を背負ったのは3回1死二塁。内角低めの直球で鉄平を詰まらせ、三ゴロ。松井稼を左飛に仕留めた。連打を許さず、単打ばかりの4安打に抑えた。

好調の要因を問われ「大事なところで、しっかりとコントロールができている」と自信を見せる。今季の唐川は、崩れない。

西村監督
「岡田の6回のプレーが大きかった。抜けていれば三塁打。投手を救った。」(岡田の好守備に)
岡田
「投手を助けたい気持ちが強い。グラブが届けば、何が何でも食らい付くのが僕の持ち味。」(6回に右中間の当たりに飛び付き好捕)
福浦
「バットの先に引っ掛かってくれた。みんながつくってくれたチャンス。みんなの気持ちが伝わった。」(6回に代打で2点打)

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ロッテ・高口の本塁打、ビデオ判定でファウル[サンスポ]

今季初先発のロッテの高口が5回に左翼ポール際に大飛球を放った。1度は本塁打と判定されたが、ビデオ判定でファウルに変更となった。

結局、三塁手の失策で塁に出たが、通算3本目の本塁打が幻となった。「打った瞬間に全力疾走して、打球は見ていなかった。しょうがない」と気持ちを切り替えていた。

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ロッテ・荻野貴が今季初の欠場、前日に負傷[サンスポ]

ロッテの荻野貴が、右膝の違和感で今季初めて欠場した。前日(13日)の楽天戦の走塁中に痛めていた。

荻野貴は昨年5月に右膝を手術し、今季になって復活。外野から遊撃に転向し、開幕からフルイニング出場を続けていた。西村監督は「去年痛めた場所とは違う。無理はさせられないので、大事を取った」と話した。

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岡田ダイビングで唐川救った[ニッカン]

ロッテのセンター岡田幸文外野手(26)が、守備でのビッグプレーで唐川を援護した。6回、先頭の聖沢の右中間へのライナーを20メートル走ってダイビングキャッチ。抜けていれば三塁打になろうかという当たりを、アウトにした。殊勲の岡田は「常に守備からリズムをつくれるように考えている。投手を助けられてよかった」と満足げな表情。西村監督も「岡田のプレーが大きい。ピッチャーを救ったね」と、この日のキーポイントに挙げた。

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2度目完封の唐川が野手に感謝[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が今季2度目の完封で、ハーラー・トップタイに並ぶ4勝目を挙げた。1回には高口隆行内野手(27)、6回には岡田幸文外野手(26)と味方のファインプレーにも助けられ、終わってみれば楽天打線を散発4安打。得点圏に走者を進めたのは1度だけという危なげない投球だった。「野手のいいプレーに助けられた。それに尽きます」と振り返った。

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テギュンの適時打で初回に先制[ニッカン]

ロッテが1回、金泰均内野手(28)の左前適時打で1点を先制した。1死一、二塁から楽天塩見の内角直球をジャストミート。ライナー性の鋭い打球が左前に抜け、二塁走者の伊志嶺が本塁に生還した。殊勲の金は「打ったのはストレート。久しぶりにいい感じで打つことができた。昨日は投手を援護できなかったので、今日は早い回に得点を挙げられてよかった」とコメントした。続く今江も犠飛を放ち、ロッテが初回に2点のリードを奪った。

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荻野貴が右ひざの張りで先発外[ニッカン]

ロッテ荻野貴司内野手(25)が、右ひざの張りを訴え楽天戦のスタメンを外れた。試合前練習では軽いアップこそ行ったが、その後の打撃練習や守備練習には参加しなかった。西村監督は「右ひざに強い張りがある。疲れもたまってくる時期だし、たいしたことはないと思うが、スタメンを外す。去年のケガとは場所が違うが、そのこともあるので大事を取った」と説明した。

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[疾走!千葉ロッテ荻野貴司日記]母の日のメール[毎日新聞]

◇活躍がプレゼント

「おはよーう^o^ がんばるわぁ^o^ あっ今日は母の日かぁ^o^ 活躍してる姿をプレゼントしまぁす^o^ワラ」

8日の「母の日」の朝、母に送ったメール。ちょうど地元関西の球場でオリックス戦があり、応援に来てくれることになっていた。

今年3月、母は36年間続けた教師の仕事を退職した。その時に兄弟姉妹4人で花とか贈ったし、贈るものもないなと思っていた。

この日の試合結果は、4打数2安打1盗塁。数字だけ見るといいけど、内容はあまり良くなかった。でも、元気にプレーしている姿を見せられてよかった。試合後、球場の外で母に会えたが、バスが待っていたのであまり話はできなかった。一言、「ありがとう」と伝えた。

今季22試合(12日現在)で打率2割5分3厘、盗塁11個。失策は6と両リーグで1番多い。打率は、昨年に比べ1割ほど低い。打つ時の感覚が1日1日違うのが原因。練習で取り組む打撃ができる日と、そうでない日がある。波を無くし、調子を上げていきたい。

ショートの守備は、これから。アドバイスをもらうこともあるけど、基本的には自分でやるしかない。上手な選手のプレーを見て、練習でまねして体に覚え込ませる。(まとめ・荻野公一)

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